看護部・院長ブログ紹介_vol.91

医療現場では、患者や利用者の多様なニーズに応えるため、それぞれの専門性を活かした独自のアプローチが求められています。本記事では、心の医療における包括的な視点、地域に根差した健康増進活動、そして文化の壁を越えた育児支援という、異なる領域で活躍する医療機関の取り組みをご紹介します。精神科医療における医学と心理学の融合、地域イベントを通じた予防医学の実践、国際的な背景を持つ家族への寄り添い方。これらの実践例が、看護師としての新たな視点や学びにつながれば幸いです。

※1※2 調査方法:インターネット調査/調査期間:2024年2月7日~2月13日/調査概要:「看護師転職サイト」を対象としたユーザー満足度調査/調査対象:男女、全国、看護師・准看護師資格保有者かつ対象看護師転職サイト利用経験者、20~29歳 107s(※1)、20~34歳 175s(※2)/調査実施:株式会社エクスクリエ/比較対象サービス:「看護師転職サイト」主要10サービス(専用サイトのあるサービスのみ・求人結果の表示ページは除く)

(1)江戸川篠崎こどもと大人のメンタルクリニックの院長ブログ

都営新宿線篠崎駅から徒歩1分に位置する「江戸川篠崎こどもと大人のメンタルクリニック」は、児童思春期精神科・精神科・心療内科を標榜し、幅広い方々の心の健康をサポートしています。

▲画像提供:江戸川篠崎こどもと大人のメンタルクリニック

同院の三木敏功院長は、精神科専門医・子どものこころ専門医であると同時に、臨床心理士・公認心理師の資格も併せ持つスペシャリストです。今回は、その豊かな知見から綴られたブログ記事《こころを診る医師として──臨床心理士・公認心理師の視点から》をご紹介します。

この記事では、三木院長が精神科医としての診療に加え、なぜ心理専門職の資格を取得するに至ったのか、その想いが綴られていました。そこには「こころの問題により丁寧に向き合いたい」という強い気持ちがあったそうです。

資格取得および臨床心理学の訓練を通して、医学的な診断や薬物療法だけでは捉えきれない患者さんの「語られない思い」や「背景にある心の動き」に気づけるようになったとのこと。「医学」と「心理学」の両面からアプローチし、より包括的な診療を心がけているという院長の言葉からは、患者さんへの真摯な姿勢がうかがえるでしょう。

日々患者さんに接し、治療への反応や心の機微を最も間近で見ている看護師の皆さんにとって、この記事は新たな視点をもたらすかもしれません。医師が「医学」と「心理学」の視点をどのように使い分け、また統合して包括的な診療を行っているのか。そのプロセスを知ることは、精神科のチーム医療に不可欠な情報共有のあり方や、患者さんの言葉にならない訴えをケアに繋げるヒントとなるはずです。

▲画像提供:江戸川篠崎こどもと大人のメンタルクリニック

(2)わだ内科・胃と腸クリニックのブログ

大分県大分市にて、消化器疾患から一般内科まで幅広く対応するわだ内科・胃と腸クリニック。
消化器内視鏡専門医、肝臓専門医である院長のもと、胃カメラや大腸カメラなどの内視鏡検査や腹部超音波検査を通じて胃がんや大腸がん、肝臓がんなどの早期発見・早期治療に取り組んでいます。
また各種健診、予防接種まで対応しており、患者さんの健康を総合的にサポートする体制が整っているのが特長です。

そんな同クリニックが注力するのは、生活習慣病の予防医学。
その取り組みの一つとして、こちらの記事《2025年健康相談&栄養相談のご報告(トリニータホームゲーム)》では、J2リーグ大分トリニータのホームゲームにて出張健康相談が実施された際の様子が記されているのでご紹介しましょう。
大分県立看護科学大学とのコラボ企画という出張健康相談は、2023年、2024年に続き3回目で、地域貢献活動の一環として行われたとのことです。
クリニックに常勤する管理栄養士も参加し、健康相談だけでなく栄養相談のブースも設けられたのだそう。
「血圧が高いと言われたがどうすれば」「体重を落とすための食事は」といった日常的な悩みから、専門である胃腸や肝臓に関するものまで、さまざまな相談が寄せられたといいます。
サポーターの健康意識の高さに、院長も驚いたそうです。
また、これまでブースを訪れた方が今年も立ち寄り、その後の経過を報告してくれるという、継続的な関わりならではのうれしい場面もあったとのこと。

▲画像提供:わだ内科・胃と腸クリニック

地域との繋がりを再確認できる素晴らしい一日になったそうですよ。
病院やクリニック内での仕事に留まらず、地域活動を通じて看護師としてのフィールドを広げたい方は、参考にしてみてはいかがでしょう。

(3)のんの助産院ののんの日記

のんの助産院は、日々頑張るママ・パパの居場所として、さまざまな育児サポートを提供している、奈良県香芝市にある助産院です。同院では産後ケア、母乳相談、ベビー一時保育、育児相談、沐浴サービスなど幅広いサービスを展開し、新生児から1歳前後のお子さんとその家族を包括的にサポートしています。

▲橋本歩美 助産師/画像提供:のんの助産院

特に注目したいのが、手ぶら入院システムです。ベビー用品からママ用品まですべて完備されており、母子健康手帳だけを持参すれば利用できる環境が整っています。また、理由を問わない一時預かりサービスや、心身のリフレッシュを支えるサポート体制も魅力的な取り組みといえるでしょう。

そんな同院の活動の一つとして、ここではブログ『のんの日記』の記事《アウトリーチ》に注目してみました。

この記事では、海外から短期滞在中のファミリーへのアウトリーチサービスの様子が綴られています。7歳のお兄ちゃんと1ヶ月の双子ちゃんがいるご家庭で、パパの仕事中に子守をサポートするという依頼でした。言語の壁があり、ママとのコミュニケーションはGoogle翻訳を活用しながら行われたそうですが、育児の悩みは国や言葉を超えて共通していることを実感したのだとか。

授乳や体重増加、抱っこの仕方など、どの国のママも同じような不安を抱えていることが記されており、一つ一つ丁寧に対応したそうです。4回のサービス利用を通じて、最終日には別れを惜しむほどの関係性が築かれたことが記事から読み取れます。

記事では、同院のアウトリーチサービスが単なる母乳ケアにとどまらず、育児相談、ベビーの発達チェック、離乳食相談、短時間の休息サポートなど多岐にわたることも紹介されています。外出が困難な方や交通手段に制約がある方にとって、自宅で専門的なケアを受けられるこのサービスは非常に価値のあるものといえるでしょう。

文化や言語の違いを超えて、母親としての共通の悩みに寄り添う姿勢は、看護師として学ぶべき重要な視点といえるのではないでしょうか。

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