看護師がインシデントで落ち込む理由とは?おすすめのセルフケア方法を紹介

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インシデントを起こしてしまい、気持ちが落ち込んでしまう看護師は多いのではないでしょうか。
ここでは、看護師がインシデントで落ち込む理由や、おすすめのセルフケア方法などについて詳しく紹介します。
この記事を最後まで読み終えてもらえれば、適切な対策やセルフケアを取り入れることで、辛い気持ちを軽減するのに役立つでしょう。
インシデントが原因で気持ちが落ち込んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

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ミスは誰にでも起こりえる、大切なことは引きずらないこと

医療・介護の現場では、ちょっとした不注意や知識不足、思い違い、疲労といったさまざまな原因によってミスが起こる可能性があります。
人間が起こすミスは「ヒューマンエラー」とも呼ばれ、適切な対策を講じても完全にゼロにするのは難しいです。
しかし、ミスによる気持ちの落ち込みを引きずってしまうと、判断力や集中力が落ち、次のミスを招きかねません。
そのため、改善すべき点は冷静に受け止め、気持ちを切り替えていくことが大切です。

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看護師がインシデントで落ち込む理由

インシデントを起こした看護師の多くは精神的なショックを受け、自分を責めてしまいがちです。
ここでは、看護師がインシデントで落ち込む理由について、下記のように分かりやすく解説します。

  • 責任感が強いから
  • 先輩看護師から厳しく指導されたから
  • 知識・スキル不足で自信をなくしたから
  • 看護師に向いていないと感じたから

どのような理由で気持ちの落ち込みが生じるのか、確認してみましょう。

責任感が強いから

看護師は患者様の命を預かるため、責任感が求められます。
インシデントを起こすと、「自分のせいで患者様を危険にさらしてしまった」「治療に影響が出てしまったらどうしよう」など罪悪感に悩まされるものです。
真面目で責任感の強い人ほど、自分自身を必要以上に責めてしまい、きもちが落ち込みやすい傾向にあるでしょう。

先輩看護師から厳しく指導されたから

インシデントを起こした後、先輩看護師から厳しい指導を受け、心が折れてしまう看護師は多いです。
特に重大なインシデントだと、患者様の命に関わる可能性もあるため、先輩看護師の口調が強く感じられてしまうかもしれません。
しかし、先輩看護師が「インシデントの再発を防ぎたい」という思いから、厳しい言葉を書けることもあるため、過度に気にしすぎないことが大切です。

知識・スキル不足で自信をなくしたから

インシデントの経験を通じて、知識やスキル不足を痛感する看護師は少なくありません。
実際に、臨床経験の浅い看護師ほどインシデントを起こしやすいことは統計データから分かっています。
ただし、業務に必要な知識やスキルは、看護師経験を積みながら学んでいくことができるものです。
インシデントを成長のきっかけだと捉え、前向きに自己研鑽に励む姿勢が重要と言えるでしょう。

看護師に向いていないと感じたから

インシデントを起こしたことで、「自分は看護師に向いていない」「看護師を辞めたほうがいい」と落ち込んでしまうケースは珍しくありません。
特にミスを繰り返したり、先輩看護師からの指摘が続いたりすると、自己否定の気持ちが強まりやすいです。
中にはインシデントを恐れて出勤できなくなってしまい、退職を選択する看護師もいます。

インシデントで落ち込む看護師のNGマインド

インシデントを起こした後は落ち込むものですが、考え方次第でその後の成長スピードが大きく変わります。
インシデントで落ち込む看護師のNGマインドは下記のとおりです。

  • 自分を過度に責める
  • 悩みを一人で抱え込む
  • 周囲の目を気にして不安になる
  • 再発防止について考えない
  • 他責思考に陥る

それぞれのNGマインドについて詳しく紹介するので、当てはまるものはないかチェックしてみましょう。

自分を過度に責める

インシデントによって気持ちが落ち込むのは自然なことですが、「自分なんて看護師失格だ」「現場で働かないほうがいい」と自分を強く攻めすぎるのはNGです。
必要以上に自分を追い込むと冷静な振り返りができず、再発防止の妨げになります。
また、ネガティブな思考はメンタルダウンから回復するのに時間がかかる原因にもなりかねません。

悩みを一人で抱え込む

インシデント後に「自分だけでなんとかしなきゃ」と抱え込むのは危険です。
悩みを共有せずに一人で反省し続けると、精神的に追い詰められてしまい、次のミスにもつながることもあります。
同僚や先輩に相談することで、客観的なアドバイスをもらえるだけでなく、「自分だけじゃない」と気持ちが軽くなりやすいでしょう。

周囲の目を気にして不安になる

インシデント直後は先輩看護師や同僚から注目される場面もあるかもしれません。
しかし、他のスタッフも日々の業務で忙しく、いつまでもインシデントを気にしている人は少ないものです。
周囲の目を気にして不安になるよりも、自分自身の成長に目を向け、適切な対策を取り入れることで、周囲から信頼を取り戻せます。

再発防止について考えない

インシデントを起こして気持ちが落ち込むあまり、インシデントそのものに対して「終わったこと」として片付けてしまうのはおすすめしません。
再発防止策を考えないままでは、同じミスを繰り返すリスクが高まります。
インシデントレポートを形式だけで終わらせず、次の行動につなげることが大切です。

他責思考に陥る

「ミスをしたのは忙しかったせい」「先輩看護師がしっかり確認してくれなかったから」など、他人や環境を責めるのは避けましょう。
業務量や職場の体制など、個人の努力では解決できない要因があるのは事実です。
しかし、他責思考のままでは自分の成長や再発防止につながらないため、自分の行動を振り返る視点が欠かせません。

インシデントで落ち込む看護師におすすめのセルフケア方法

インシデント後は、強いストレスや自己否定に悩む看護師も少なくありません。
しかし、気持ちの落ち込みを放置してしまうと、心身の不調や仕事への意欲低下につながります。
ここでは、インシデントで落ち込む看護師におすすめのセルフケア方法を紹介するので、試してみましょう。

気持ちが落ち込む原因を分析する

インシデントを起こした直後は、下記のような理由から気持ちが落ち込みやすいです。

  • 看護師として自信をなくしてしまった
  • 先輩看護師に厳しく指導された
  • またミスを繰り返しそうで怖い

なぜ気持ちが落ち込んでいるのか冷静に振り返り、明確にすることで、気持ちの整理や次の行動に活かせるでしょう。

信頼できる人に相談する

インシデントを一人で抱え込むと、気持ちがどんどん沈み込んでしまうため、信頼できる先輩看護師や同僚に相談するのがおすすめです。
自分の気持ちを言葉にすると、客観的に状況を見つめ直すのに役立つでしょう。
また、同じような経験をしたことがある人の言葉は、気持ちを共有でき、心の支えになります。
職場で話しにくい場合、家族や友人など、職場外の人に相談するのも良いでしょう。

仕事とプライベートを線引きする

退勤後もインシデントについて何度も思い出してしまうケースは珍しくありません。
しかし、仕事のことをプライベートまで引きずってしまうと、心が休まる時間がなくなります。
意識的に仕事とプライベートを線引きし、自分の時間を確保することで、精神的な回復につながるでしょう。

しっかり休息をとる

心が落ち込んでいるときほど、十分な睡眠と休息をとることが大切です。
疲労や睡眠不足は思考力や集中力を低下させ、さらにネガティブな感情を強めてしまいます。
休むことに罪悪感を抱く看護師も多いですが、心身を回復されることで、前向きな気持ちで業務に取り組めるようになるでしょう。

気持ちを切り替える

インシデントによって落ち込んだり、自己嫌悪に陥ったりしている状態では、業務での集中力が散漫になり、さらなるミスやインシデントを引き起こすリスクが高まります。
また、メンタルが不安定だと、冷静な判断ができなくなるケースもあるでしょう。
健全な精神状態を保てるように、意識的に気持ちを切り替えることが大切です。

看護師がインシデントから立ち直るには

インシデントを起こしてしまい、なかなか気持ちを切り替えられずにいる看護師は少なくありません。
そこで、看護師がインシデントから立ち直るには、下記の方法を取り入れてみましょう。

  • インシデントが起きた原因・状況を分析する
  • 再発防止の対策を講じる
  • 勉強会・研修でスキルアップする

気軽に取り組みやすいものをお伝えするので、インシデント後に気持ちが落ち込んでいる方は早速お役立てください。

インシデントが起きた原因・状況を分析する

インシデントが起きた後は自己否定をするのではなく、原因や状況を客観的に分析してみましょう。
感情的な落ち込みから立ち直るための最初の一歩として有効です。
特に自分側の要因以外にも、業務フローや人員体制、環境要因など複数の視点で振り返ることで、「インシデントが起きた原因が自分だけのせいではない」と理解できます。

▼関連記事
インシデントレポートの書き方や例文を紹介!書く際のポイントとは?

再発防止の対策を講じる

インシデントの原因が把握できたら、次は再発防止に向けた具体的な対策を立てます。
例えば、「ダブルチェック体制を徹底する」「申し送りの方法を改善する」など、実践的な行動に落とし込むことが重要です。
また、再発防止の対策はインシデントレポートへの記載にとどまらず、実際の行動に移すことも欠かせません。

勉強会・研修でスキルアップする

臨床経験の浅い看護師が引き起こすインシデントの原因は、知識・スキル不足であるケースが少なくありません。
不足している知識・スキルは、勉強会や研修に参加することで補えます。
同じミスを防げるだけでなく、自信を取り戻すのにも役立つでしょう。

看護師がインシデントで落ち込むことについてよくある質問

ここでは、看護師がインシデントで落ち込むことについてよくある質問を紹介します。

重大なインシデントを起こした自分は看護師に向いていませんか?

患者様の生命を危険にさらしてしまう重大なインシデントを起こし、「自分は看護師に向いていない」と感じるのは自然なことです。
しかし、優秀なベテラン看護師であっても、長く働く中でさまざまなミスを経験してきています。
向き・不向きは、業務中のミスの重大さや回数では決まるものではありません。
大切なのは、インシデントを起こした原因を分析し、再発防止に努める姿勢を持ち続けることと言えるでしょう。

インシデントを起こして休職後に復職しても問題ありませんか?

インシデント後に強いストレスを抱え、心身を休めるために一時的に休職する看護師は少なくありません。
休職中に冷静に振り返りを行い、再発防止策や自分の働き方を見直すことで、以前よりも良いパフォーマンスを発揮できます。
十分に休息をとって心身が回復した状態で復職すれば、全く問題ないでしょう。

インシデントで職場に居づらくなってしまいました。転職も選択肢の1つでしょうか?

インシデントを起こし、「職場の人に迷惑をかけてしまった」と申し訳なさを感じるのは自然な感情です。
インシデントの起こった原因を振り返り、適切な対策を講じて同じミスは繰り返さないようにしましょう。
また、環境を変えて解決できることと、転職とは別の方法で解決できることを区別することで、より良い選択ができるようになります。
ただし、気持ちが落ち込んでいるときは状況を客観視できないケースも珍しくありません。
もしも今の状況を第三者目線で整理したい場合は、レバウェル看護のキャリアアドバイザーに相談してみるのも良いでしょう。
相談のみの利用も可能なので、転職すべきなのかどうかも含めて第三者の意見を参考にしながら、今後の選択を考えられます。

まとめ

看護師として働くうえで、インシデントは誰でも起こす可能性があります。
責任感の強さや自信の喪失、厳しい指導といったさまざまな理由によって、気持ちが落ち込んでしまう看護師は少なくありません。
しかし、必要以上に自分を責めるのではなく、原因を分析し、成長へつなげることが大切です。
また、気持ちが落ち込んだ際は、信頼できる人に相談したり、仕事とプライベートをしっかり線引きしたりといったセルフケアも取り入れてみましょう。

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この記事を書いた人
村山 夕梨恵
看護師ライター
看護学校卒業後、公立病院の循環器内科・脳神経内科の混合病棟に配属。特別養護老人ホームやデイサービス・訪問看護の事業所への転職を経験する。 現在はフリーランスの看護師ライター/Webディレクターに転向。看護師転職/美容医療/審美歯科/介護分野に関するコンテンツ作成に従事。
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