臨床に必要な教育を提供し、現場で活きる専門人材を育てる組織

本記事では、男女の更年期を前向きなステップに変える知識の普及に尽くす協会、認知症予防の資格認定を通じて専門人材の育成に力を入れる学会、医療・介護現場で役立てられる、姿勢・活動の調整のノウハウを指導する研究会を紹介しています。各組織が提供する先進的な学びは、看護に確かな根拠と自信をもたらしてくれるでしょう。より専門性の高いケアを展開していきたい看護師さんは、ぜひ内容をご覧ください。

※1※2 調査方法:インターネット調査/調査期間:2024年2月7日~2月13日/調査概要:「看護師転職サイト」を対象としたユーザー満足度調査/調査対象:男女、全国、看護師・准看護師資格保有者かつ対象看護師転職サイト利用経験者、20~29歳 107s(※1)、20~34歳 175s(※2)/調査実施:株式会社エクスクリエ/比較対象サービス:「看護師転職サイト」主要10サービス(専用サイトのあるサービスのみ・求人結果の表示ページは除く)

一般社団法人 幸年期マチュアライフ協会

▲画像提供:一般社団法人 幸年期マチュアライフ協会

一般社団法人 幸年期マチュアライフ協会は、男女の更年期のあらゆる「不」を解消し、健やかなウェルビーイングの実現を目指す協会です。
年齢を重ね、人生・心身ともに成熟を迎える「マチュア世代」が、更年期を人生の次なるステップと捉え、ポジティブに乗り越えられるよう、男女の更年期の正しい知識と心地よい過ごし方の普及に尽力しています。

主な取り組みとして、更年期を幸せに前向きに生きる「幸年期」にするためのセミナーや、独自のツールを用いたワークショップを開催。
また、一般の方と医療従事者を対象とした「ファシリテーター資格制度」も設けており、社会全体の意識改革を見据えた啓発活動を進めています。
憂うつになりがちな更年期という期間を、人生を彩り豊かにする幸年期へシフトさせる同協会の活動は、マチュア世代の不安や揺らぎを解消し、幸せに導く重要なステップといえます。

現場で更年期症状に悩む患者さんと向き合う看護師さんにとっても、ここで得られる先進的な知識やアプローチは、一人ひとりに寄り添う看護の力をさらに高めるヒントになるでしょう。

更年期が幸年期になるカードゲームを活用したセミナー・ワークショップ

▲画像提供:一般社団法人 幸年期マチュアライフ協会

同協会が開催する「更年期が幸年期になるカードゲームを活用したセミナー・ワークショップ」は、カードゲームという親しみやすいツールを用いた革新的な体験型学習プログラムです。
カリキュラムは、更年期に関する基礎を学ぶ座学と、カードゲームを用いたワークショップを組み合わせた形で展開されています。

使用するカードゲームは、毎年2000名(男女各1000名)を対象とした定性調査の結果を基に同協会が独自で開発したもの。
中には、象徴的な症状・説明が書かれた「症状カード」と、それらの症状を前向きに解決するモノ・コトを記した「アクションカード」が収められています。
ゲームを通じてこれらのカードに触れることで、男女の更年期症状を正しく理解し、日常生活を前向きに変える貴重な気付きを得ることができます。

また、ワークショップ内では、相談者役とアドバイス役に分かれたロールプレイングも実施。
具体的な対策を言葉にして議論を交わすことで、更年期を前向きに捉えるマインドと実践的な行動力が養われます。

過去には、更年期が原因で離職や休職を余儀なくされる「更年期ロス」に焦点を当てた企業研修を行っています。
参加者からは、「心の準備ができた」「自分のことや当事者への配慮を考えるようになった」といった声が寄せられ、人々にプラスな変化をもたらしています。

同プログラムは、各組織の課題に合わせて柔軟にカスタマイズできるため、スタッフ間の相互理解を深める研修に最適です。
さらに、セミナー・ワークショップ内のディスカッションを円滑に進める専門家を育てる「ファシリテーター資格制度」を取得すれば、院内のスキルアップ研修として積極的に取り入れることも可能となります。

更年期症状に悩む患者さんの心身を深く理解し、医療現場のチーム連携も強化したい看護師さんは、ぜひ同プログラムの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

また、更年期を知るきっかけとして「更年期検定」も提供開始されています。男女の更年期への正しい知識を身につけ、前向きな「幸年期」として過ごすための第一歩として、ぜひチェックしてみてください。

一般社団法人 日本認知症予防学会

一般社団法人 日本認知症予防学会は、認知症の発症を予防する「第一次予防」から、早期発見・早期治療・早期対応を目指す「第二次予防」、そして進行を遅らせる「第三次予防」に至るまでの包括的なアプローチを社会に浸透させることを目的に活動している学会です。
活動においては、「エビデンスの創出」「人材育成」「多職種協働・地域連携」を3本柱に掲げ、認知症予防の教育や普及啓発に努めています。

具体的なアクションとしては、定期的な学会集会の開催に加え、認知症予防専門医や認知症予防ナース、認知症予防専門薬剤師といった、医療従事者のスキル向上を後押しする養成講座を実施。
多様な専門職が集結してともに学び、専門性の高い資格を通じて理解を深めることで、人々が日常のあらゆるシーンで小さな変化に気付き、予防や早期発見・早期治療が自然と叶う社会の実現を目指しています。

超高齢化社会を迎えた今、地域の人々へ最善のケアを届けたいと願う医療従事者にとって、同学会が提供する学びや活動は、的確なケアを導き出す心強い後ろ盾となるでしょう。

一歩進んだケアの実践を後押しする「認知症予防ナース」

現代は医療の進歩に伴い、認知症は早期の適切なアプローチによって、発症や進行をコントロールできる時代を迎えています。
こうした背景から認知症予防の重要性が一層高まる中、専門的な知見と実践スキルを兼ね備えた看護師を育成するべく創設されたのが、「認知症予防ナース」の認定制度です。
患者さんに最も近い距離で寄り添い、些細な変化を汲み取れる立場にある看護師にとって、同資格での学びは、これからの認知症ケアをより良い方向へと進化させる大きなきっかけとなるでしょう。

資格認定の要件は、看護師免許を保有する同学会の会員であり、指定された30単位を取得すること。単位は、同学会が主催する教育セミナーや小テスト、学会集会への参加などを通じて付与される仕組みとなっています。
認知症の各ステージに応じた知識や予防スキルを体系的に学べるため、現場でのアセスメントに自信を持ち、主体的に最適なケアを実践できるようになります。

日々の認知症ケアに携わる中で、さらに一歩踏み込んだ専門性を身につけたいと感じている看護師さんは、ぜひ同資格の概要をチェックしてみてください。

姿勢・活動ケア研究会

姿勢・活動ケア研究会は、高齢者や障がい、難病を抱える方々のあらゆる場面における姿勢と活動を支え、心身機能やQOL(生活の質)の向上を図っている研究会です。
ベッド上でのポジショニングから、車いす・杖・歩行器を用いた動作まで、対象者の生活全般を見据えた姿勢・活動の調整を推進する働きかけとして、交流会やセミナーを開催しています。

▲画像提供:姿勢・活動ケア研究会

同研究会が注力しているのは、個人の姿勢・活動ケアに関する技術を底上げしながら、職種の垣根を越えて連携できる人材を育てること。
教育活動では、姿勢や呼吸、筋緊張といった身体機能への気付きを促すだけでなく、周囲全体を観察して環境を調整するコツや、リスクマネジメント能力といったチーム内で活かせるスキルもお伝えしています。

また、こうした交流会やセミナーは、ネットワーク構築の場としても機能しています。
地域や組織の枠を越えた仲間と情報交換を重ねることで、他職種への理解を深め、新たな視点やヒントを得ることができるでしょう。

患者さんが安全・快適に過ごせる姿勢と動作を理解し、チーム医療としてのケアの質も高めていきたい方は、ぜひ同研究会の活動内容を確認してみてください。

「姿勢・活動ケア研究会交流会」や「シーティングセミナー(車いすの姿勢調整)」

▲画像提供:姿勢・活動ケア研究会

同研究会は、医療・介護ケアに携わる方々の技術向上と負担軽減を目的とした、さまざまな交流会やセミナーを実施しています。

過去に開催された「姿勢・活動ケア研究会交流会」では、摂食・嚥下にフォーカスし、快適かつ安全な食事介助を行ううえで欠かせない姿勢調整に着目したプログラムを実施。適切な姿勢づくりのために食事環境を観察する視点や、褥瘡予防の重要性を深く掘り下げています。
講演後には、ベッド・車いす等の福祉用具の体験会も設けられ、患者さん目線の感覚を五感でリアルに学び取れる有意義な時間となっています。

また、「シーティングセミナー(車いすの姿勢調整)」も行っており、姿勢変換型車いすの姿勢調整というテーマで、ベッドでのポジショニングから車いすの姿勢調整までの流れをレクチャーしています。
こちらのセミナーは、豊富な実技を盛り込んだ充実した内容となっており、参加者の方々も非常に熱心に取り組まれています。
実際の活動レポートからも、参加者が休憩時間に自主的に練習を重ねる姿や、予定時間を延長して講義が行われている様子が見て取れ、終始会場が熱気に包まれていることが伝わってきます。

座学だけにとどまらず、自らの手と身体を動かして体感できるカリキュラムは、技術の鍛錬やモチベーションに良い刺激を与えてくれるでしょう。
患者さんの小さなサインや変化を感じ取り、臨床現場で最善の介助を行いたい看護師さんは、ぜひ同研究会の学びの場へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

\ 働き方に悩みはありませんか /
お読みいただきありがとうございました!
いいね・シェアで編集部が喜びます

記事の制作について

「レバウェル看護 看護師さん向けお役立ち情報」では、
記事の制作・公開にあたってのポリシーを定めています。
詳細は下記よりご確認いただけます。

看護師さん向けお役立ち情報 コンテンツ制作ポリシー

看護師の転職で「レバウェル看護」が選ばれる理由

レバウェル看護の新着求人

編集部Pick up

人気記事ランキング

タグから記事を探す

キャリア

働く場所

選考対策

資格

その他

読みもの

連載

LINE

レバウェル看護は相談からでもOK!

\ 登録はカンタン1分! /

無料まずは相談してみる