
「現場の意見を聞いてくれる環境で活躍したい」30年以上の経験があるベテラン看護師Tさん(61歳)の場合
Tさんは61歳のベテラン看護師です。定年後は非常勤として働き、趣味を楽しむ費用にあてていました。しかし、現在の職場の看護体制や方向性が気になり、上司に改善案を伝えても取り上げてもらえないことから、ストレスを感じるようになりました。転職を考えようにも、入職したいと思えるような職場に出会えなかったとのこと。アドバイザーは、Tさんが職場に求める働きやすさを一緒に考え、希望条件に適した事業所を2つご紹介しました。
61歳のベテラン看護師であるTさんは、定年を迎えたあと、趣味の乗馬を楽しむ費用のために、非常勤で施設に勤めていました。ずっと第一線で頑張ってこられたTさんは、現在の職場での看護体制の曖昧さや、方向性のなさが気になってしまったようです。上司に改善案を伝えても、Tさんの提案が取り上げられることなく、状況は一向に変わりませんでした。
そのような環境にストレスを感じるようになったTさんは、転職を考えるようになりました。インターネットで求人を探していたTさんは、いくつか条件のあう事業所に面接に行きましたが、「ここで働きたい!」と思えるような職場にはなかなか出会えなかったそうです。
「1人で悩むより転職に詳しい人に相談してみようかな」と思ったTさんは、今回レバウェル看護にご連絡をくださいました。
私は、Tさんにとっての「働きやすさ」とはどのようなものなのかを、一緒に考えてみることにしました。
これまでの経験や転職先への希望などを詳しくお伺いしてみると、Tさんが職場に求めているのは、「職員の意見を聞き、改善できる点は改善していく柔軟さのある環境」だということがわかりました。
そこで、上下関係や職種を問わず、職員同士が密なコミュニケーションが取れている事業所をいくつかあたってみることにしました。その中で、Tさんのご自宅から遠くなく、「非常勤でもいい」とおっしゃってくださる施設が2つ見つかりました。
Tさんには、その2つの事業所に見学へ行っていただき、管理者と面談をし、在籍中のスタッフともお話をしてもらいました。そこで1人の管理責任者がTさんの人柄をとても評価し、「管理者をやってもらえないか」とお願いされたそうです。
Tさんもその事業所の雰囲気やスタッフの人柄を気に入っていました。しかし、定年退職して趣味に生きようと思っていたため、予想外の選択肢に悩んでしまいました。
私は、アドバイザーとしてできるだけTさんの思いに近づけるよう、Tさんの立場に立って考えてみました。
一般病院で15年、総合病院で19年勤め、管理職も経験し、特別養護老人ホームの立ち上げにも携ったTさん。お話をしていると、看護師としてやりがいと誇りをもって仕事に取り組んできたのだと感じます。
もし、今回の誘いを断ってほかのところでパート勤務を始めたとしても、心のどこかに「あの職場で仕事をしていたら」という思いが残るのではないだろうか…。私なりに考えてみた事をTさんにお話してみました。
するとTさんは「やっぱりここに相談してよかった」とおっしゃってくださいました。Tさんも同じように考えたそうですが、自分で「仕事をセーブする」と決めた手前、決心がつかずにいたのだそうです。しかし、自分以外の人から客観的な意見を聞いたことで、「管理者をやりたい」という気持ちに従ってみようと素直に思えたそうです。
転職をするにあたり、Tさんが過去に管理職をしていて一番大変だったことをお伺いしました。Tさんは「スタッフ採用の仕事がきつかった」とおっしゃられたので、転職を希望されている施設の方に現在の採用状況を詳しく確認しました。
その施設では、多くの福祉施設を持つ法人が運営しており、採用担当者は別にいるため、管理者は管理業務に専念できる環境でした。Tさんは安心して入職を決めることができました。
入職から3ヵ月が経過したころ、Tさんに様子をお伺いすると、法人全体で現場の意見を聞く機会を設けており、Tさんのアイディアも採用してもらえているそうです。大変な部分はあるけれど、ほかの専門職同士とも話し合いがしやすく、とても充実しているとお話していました。
始めの希望とは違う雇用形態での入職となりましたが、ご本人がいきいきと仕事できるご紹介ができて本当によかったです。
アドバイザーは、相談者ご自身で決意されたことを尊重します。もしも1人で答えが見つけられないときは、お気軽にご相談ください。転職をたくさん見てきたプロとして、あなたの立場を理解する第三者として、最善の方法を一緒に考えていきたいと思っています。
ここでは、自分が本当に挑戦したいと思える職場に転職したい看護師の成功ポイントを解説いたします。
今の職場で気になっていること、不満に感じることをヒントに取り組みたい仕事の方向性を探ることもできます。Tさんの場合、職場の不明瞭な体制や意見を受け入れられない習慣に不満を感じていました。不満をもとに検討した転職したい職場の条件は、職員の意見を聞き必要に応じて改善していく柔軟な環境でした。Tさんはこれまでの経験を活かし、職場をより良くしていくことに興味ややりがいを感じていたことが分かります。
自分がやりたいことの方向性が見えてくると、挑戦してみたいと思える仕事につながる可能性が高くなります。
「人材採用に関わる仕事がきつかった」というTさんのように、苦手だと思う業務は誰にでもあるでしょう。苦手な業務の割合が多かったり、その業務をやる意味が感じられなくなってしまうと、やりたい仕事ではなかったと感じてしまうことも。苦手な業務があるか、どのくらい担当することになりそうかを確認しておくと、転職後のミスマッチを防げます。苦手な業務でも、携わる頻度が少なければ、そのほかの条件に納得して転職を決心できる可能性もあるでしょう。これまで行ってきた業務内容を振り返り、自分の得手不得手を理解しておくのもポイントです。
取り組みたいと思う仕事内容は、求人票だけでは判断できない場合もあります。「職場の詳細な情報を知りたい」「実際の仕事の様子を見てみたい」とお悩みの方は、レバウェル看護にご相談ください。
レバウェル看護では、看護師の職場に詳しいアドバイザーがご紹介する求人のチーム体制や職場の風土、病院が掲げる理念やミッションなどもお伝え出来ます。気になる職場があれば職場見学を設定することも。あなたが働きたいと思える職場が見つかるまで、しっかり転職のサポートいたします。
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