
「転職先に求める希望はない」一般病院で4年間勤務後に派遣社員の任期満了したGさんの場合
一般病院の急性期で4年間頑張り続けたGさんは、ある時期を境に身体のだるさが消えなくなり退職。その後、実家近くの病院で派遣社員として働きますが、任期満了で目標のないまま転職を迫られていました。アドバイザーは、Gさんの仕事の達成感を引き出せるよう、複数の求人を候補としてご紹介しました。そのうえで、Gさん自身が興味のある分野で働けるようサポートに徹しました。
オリンピックをはじめとした大会に参加後、メダルを取るような選手が惜しまれながらも引退してしまうことってありますよね。やりきったからこその幕引きなのかもしれませんが、「まだ、もっとできそうなのに」と期待があるからこそ思ってしまうものです。
ご相談頂く看護師さんの中にも、長年活躍されてきたけれど、ふとしたきっかけでやる気の糸が切れてしまった方がいます。
Gさんは新卒後4年間、一般病院の急性期でひたすらに知識と技術を磨き、忙しい日々を頑張ってきた看護師さんでした。
Gさんは、ある時期から仕事の日にさっと起きれなくなってきたな、と思っていました。仕事中も気づくとぼうっとしており、みんなが真剣に話していたり、楽しそうに笑っていたりするときも、なんとなく遠くの出来事のように感じられるようになったのです。
そんなある日、Gさんの担当していた患者さんの容態が急変し、亡くなられてしまいました。ご高齢の患者さんでしたが、回復傾向にあり、まもなくリハビリに入られる予定の方でした。
Gさんは残念に思いながらも看護師としてやるべき仕事をし、ご家族の方の対応もなされました。亡くなられた患者さんの息子さんは、Gさんに「お世話になりました」と頭を下げられたそうです。やるせないな、と感じたGさん。実は、ここ最近、勤務先で亡くなってしまう患者さんが続いていたのです。
その後、プリセプターとして新人看護師の仕事をチェックし、担当の患者さんを診て、カルテをまとめたGさん。体にだるさを感じながらも、普段と同じように業務を遂行して帰宅しました。
しかし、翌日になってもだるさが消えませんでした。Gさんは無理に出勤しましたが、だるさはピークに達し、どうしようもなくなり早退しました。働き始めてから初めての早退で、それからGさんは職場に行けなくなってしまったそうです。
4年勤めた病院を退職し、実家に戻ったGさんは、親の勧めで近くの病院で派遣社員として働き始めました。派遣期間が終了すると、この先の目標も見えないまま転職を迫られ、今回ご相談をくださいました。
燃え尽き症候群とは、高い理想を目指して勤務を続けてきた看護師が、絶えない緊張の連続や長期のストレスといった要因により、突然やる気を失ってしまうという現状を指します。ある程度の知識や経験を積んだ看護師が燃え尽き症候群になる傾向にあり、離職理由の1つになっているのが現状です。このような状態になると、回復までには時間がかかる場合もあり、職場を変えようにも心身の負担から希望条件が浮かばないということにもなりかねません。
私は、Gさんにもう一度仕事の充実感を感じてほしいと思いました。しかし、Gさんは「仕事先に求める希望は何もない」とおっしゃいます。
私はGさんの要望を引き出すべく、異なるタイプの一般病院3件と、訪問看護の1件を実際に見ていただくことにしました。
Gさんと電話で相談したり、一緒に見学へ行ったりしていくうちに、Gさんは外科での看護に未練があるように感じられました。それをGさんに聞いてみても、「そうかもしれませんね」と曖昧な返事でした。
ほんの少しでも興味のある分野の方が長く勤められるのではと思った私は、大きな一般病院の脳神経外科病棟を勧めてみることにしました。
その病院は職員数が多く、常勤・非常勤を問わず幅広い働き方を実現できます。看護師の人数が多いので、ある程度融通のききやすい体制を整えているのがメリットです。
また、脳卒中看護の認定看護師を目指す人への支援制度があり、業務時間内に研修や勉強会に参加できることも、Gさんの働くモチベーションにつながるポイントになるのではと思いました。
職場見学と面接を経て、Gさんはおすすめした病院に入職を決められました。それから3カ月。Gさんはその病院で勤務に励んでいます。
Gさんは、「業務のゆとりもできたし、何より看護師としての成長に終わりはないんだなって気づけました」と話し、「やる気のなかった私の背中を押してくれてありがとうございました」とお礼を言ってくださいました。
新卒から走り続けてきたGさんは、必死で詰め込んできた看護から、自分らしい看護スタイルを見つけていかれることでしょう。
もしも仕事で燃え尽き症候群だと感じたら、そういう転換期なのだと考えてみてください。
新しい目標を探したり、ゆったりとした勤務に切り替えたりして、自分らしい看護スタイルを見つけてみてくださいね。
ここでは、仕事のやる気を見失ってしまい、燃え尽き症候群になった看護師さんのお悩み解決ポイントをご紹介いたします。
転職における希望条件がないという看護師は、幅広い分野の求人をチェックしてみましょう。これまで関わってきた分野はもちろん、未経験の分野の求人も見てみると、自分がどのような業務に興味をもつのかを、改めて気づける可能性があります。燃え尽き症候群になった場合は、自分らしく働ける環境はあるか、看護師として成長していける職場はどこかといったポイントを見ることが大切です。
燃え尽き症候群になってしまった看護師は、ゆとりをもって働ける環境を見つけ出しましょう。たとえば、Gさんが入職を決めたところのように、看護師数が多い職場なら、「この業務は自分にしかできない」といった使命感から開放されます。仕事に比較的ゆとりのあるところでは、心身を削ることなく業務に向きあうことが可能です。
レバウェル看護では、「仕事でのやる気やモチベーションを見失ってしまった」「転職したいけど希望条件が浮かばない」とお悩みの看護師さんの転職活動をサポートいたします。
希望条件がない状態からでも相談が可能です。アドバイザーの提案によって、自分では気づかなかった希望の分野が見つかるかもしれません。職場見学にも対応しておりますので、実際に働くイメージを掴みながら応募することもできますよ。まずはお気軽にご相談ください。
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