
「休養期間を経て常勤の仕事を探したい」総合病院6年・脳外科専門病院3年経験のKさん(31歳)の場合
総合病院に6年勤務したのち、脳外科の専門病院で3年経験を積んだKさんですが、脳外科のハードな業務で体調を崩してしまい、退職して休養していました。休養後に常勤の求人を探したいとご相談くださったのですが、何を提案しても具体的な希望がまとまらず、元気もないご様子。体調不良を気にかけるも、「仕事はできます!」「このままの生活ではいけない」とおっしゃるKさんに、アドバイザーからある提案をさせていただきました。
今回ご紹介する31歳の正看護師のKさんは、総合病院で6年間働いた後、有名な脳外科専門病院で3年間勤務。退職後しばらく休養してから、病院の常勤の仕事を探してご相談くださいました。
このキャリアなら職場の選択肢は複数あると思いますが、何をご提案してもKさんは生返事で、ご希望がまとまりません。元気がないのが気になり、「非常勤や夜勤なしのお仕事も探しましょうか?今、お体の調子はどうですか?」とお聞きしました。するとKさんは、「なぜそんなことを聞くんですか?」と憤慨されたのです。
体調を崩されているとしたら、就職後もお辛いだろうと思ったことを伝えると、「不眠と頭痛続きで食欲もないけど、仕事はできます!」と感情をあらわにしておっしゃるKさん。
無理をされているな、と感じ「差し支えなければ、今までの経過をお話しいただけませんか。良い考えが浮かぶかもしれませんよ。」と粘って伺ってみると、Kさんはしぶしぶといった様子でしたが、話をしてくださったのです。
総合病院のベテランナースだったKさんは、脳外科のキャリアを積みたくて、張り切って脳外科専門病院に転職しました。ハードな勤務や研修を頑張ってきましたが、3年目に小さなミスが続くと、急に疲れて欠勤を繰り返すようになり、年度末に退職してしまいました。
退職後もKさんは疲れやすく、朝も起きられない状態が続いているとのこと。「こんな生活をしていてはダメなんです!」Kさんはそう言って、大きくため息をつきました。
理想が高く経験豊かな看護師に多いと言われるバーンアウト(燃え尽き症候群)。バーンアウトとは「物事に没頭していた人が、心身の極度の疲労により燃え尽きたように意欲を失い、社会に適応できなくなること」の状態を指します。精神的に常に緊張状態にあるため、一旦つまづくと陥りやすいと言われているようです。無気力感・達成感の欠如・対人関係が困難になるなどの精神症状のほか、疲労感・不眠・頭痛などの身体症状が現れることもあります。
バーンアウトを悪化させないためには、十分に休養をとって規則正しい生活をすること、自分に厳し過ぎる考え方を改めること、ストレスの多い職場環境を変えることなどが有効であるといわれています。
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Kさんの体調不良が心配でしたので、可能であればご実家など頼れる場所で、しばらく休養することをおすすめしましたが、「田舎に帰ってキャリアを無駄にしたくない」とおっしゃるKさん。
しかし、無理に働くとさらに体調を崩し、転職を繰り返してしまうかもしれません。
休養してきちんと睡眠と食事を取り、元気になってからでも、キャリアを活かせる職場を探せるはずです「ずっと走り続けてきたんですから、ちょっと休んでみませんか?」私はKさんの心に届くように時間をかけてお話ししました。
しかしその後、Kさんからの連絡はなく、メールにもお返事はありませんでした。
翌年、Kさんの方からメールをいただきました。「昨年は失礼しました。やっぱり私は疲れていたのかもしれません。あのとき言われるまで、気づきませんでした。」というKさん。私の忠告を検討してくださり、しばらくご実家で休養された後、地域密着型の一般病院に就職されたそうです。脳外科系疾患の多い回復期リハビリ病棟で、同僚や患者さまから信頼されて働いているそうです。「今後は訪問看護にも関わってみたいと思っています」と意欲的な言葉も見受けられました。再び活躍され、新たな目標もできて良かったです。
「夢中で働いてきたのに、不調が長く続く…」そのようなときは、少し立ち止まってみませんか?
ご自身では気づかないかもしれませんが、もしかしたらバーンアウトかもしれません。迷いや不安があるときは、どうか誰かに話してみてくださいね。周りの方に言うのが辛いという場合は、私どもにご相談ください。無理を重ねないことが大切ですよ。
ここでは、心身の不調で転職に不安がある方の、お悩み対処法を紹介します。「休養したためブランクができるのが怖い」「キャリアは捨てたくないけど体調面が不安」と感じる方は、参考にしてみてください。
転職活動を始めたものの、体がどこかスッキリしない場合、まずは体調の回復を目指して、しっかり休みましょう。「今まで築いてきたキャリアが途絶えてしまうのでは…」「ずっとだらけているように感じる」と不安になるかもしれませんが、無理して働いても、さらに体調が悪化する恐れもあります。「実家に頼ってしばらく休んでみる」「生活リズムを正してみる」など、ご自身で行える範囲で構わないので、ゆっくり休養することが大切です。
体調に不安を抱えている方は、「どのような職場であれば無理なく働けるのか」を考えて転職先を見つけると良いでしょう。今回のKさんの場合、前職がきっかけでバーンアウトの状態になってしまいましたが、ご実家で休養したあと、やりたい業務にも関われる地元の一般病院へ転職することができました。一度立ち止まりしっかり休んでも、希望が叶う職場は見つかる可能性もあります。休養期間があっても、今まで築いてきたキャリアが無駄になることはありません。自身の体調や希望する仕事内容などを考慮して、元気に働ける環境をじっくり探してみましょう。
「休養していたのでキャリアが途切れるのではと焦っている」「転職したいけど体調が完全ではない」とお悩みの方は、レバウェル看護に相談してみませんか?
レバウェル看護では、専任のアドバイザーがこれまでのキャリアや今の体調などを十分に考慮したうえで、適した働き方についてアドバイスいたします。転職に関してじっくりと考える時間ができ、合わない職場への転職を防げるかもしれません。また、「一人で悩んでいて考えがまとまらない」といった方も、アドバイザーと話すことで、気持ちが整理できることも。きっと自分に合った転職活動の進め方が見つかるでしょう。
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