
「職場の先輩との関係に悩み仕事を辞めたい…」回復リハビリテーション病棟で働く1年目のSさん(24歳)の場合
1年目のSさんは、回復リハビリテーション病棟で8ヶ月間必死に頑張ってきました。そのような環境の中、自分を認めてもらいたいと思う憧れの先輩看護師がいました。しかし、先輩看護師の態度に違和感があり、「もしかしたら仕事でミスをしたせいでは」「辞めたい…」と自信を失ってしまいます。一度は仕事にも前向きになれたものの、職場で嫌で出来事があり、退職することに。アドバイザーは、Sさんが長期的に看護師として活躍できるよう、ともに将来やりたいことについて話し合ってみました。
文学好きの友人が古今和歌集を読んでいたので、「難しい本を読むね」と言ったら、「中身は恋愛の歌ばかり。今も昔も変わらないよ」と言っていました。
いつの時代も人は、恋愛に振り回されているのかもしれません。
さて、今回は24歳のSさんのお話。
1年目のSさんは回復リハビリテーション病棟に配属され、右も左も分からぬまま、8ヶ月間必死に頑張って来られました。
落ち込むことも何度かありましたが、Sさんには「自分を認めてもらいたい」と思う先輩看護師がいました。
それはいつも丁寧な指導をしてくれて、患者さんにもスタッフにも優しい男性看護師の先輩。
しかし、最近、急に先輩がよそよそしくなったというのです。
Sさんに思い当たる原因は、先輩から気をつけるよう言われていたことで、大きなミスをしてしまったこと。
一番大きな支えになっていた先輩から嫌われたかもと思うと、Sさんは仕事への意欲がなくなり、そのせいでまたミスをするようになってしまったようです。
「もう辞めたい」と消え入るような声で言うSさん。
恋をしていると、そのこと抜きに人生を考えられなくなるときは、誰しもあるものです。
しかし、このまま逃げ出してしまうのは、看護師としても恋する女性としても、プラスにはなりません。
そこで、Sさんが看護師になったきっかけを伺ってみることにしました。
Sさんは、4歳の時に大きな怪我をして手術を受けていました。幼いSさんにとって初めての入院はとても怖かったそうです。
そんな中、優しくしてくれた看護師さんの姿はいつしか憧れに変わり、Sさんの夢は看護師になりました。
そのころの話をしていると、Sさんは少し早口になり、声のトーンも高くなりました。
さらに「私、なりたかった看護師になっていたんですね」とおっしゃいました。
その言葉に、きっともう大丈夫だろうと感じ、そのときは転職をオススメせず、電話を切りました。
しかし、数日後、再びSさんから「病院を紹介して欲しい」と連絡がきたのです。
「仕事も恋もがんばろう」と決意したSさんは、先輩に告白し、ふられてしまいました。それでスッキリし、前に進めると思っていたSさん。
ところが、Sさんをふったことを、その先輩が言いふらしていたのです。
Sさんの電話の声は苦しそうな鼻声でした。
今の職場で頑張って欲しいと思っていましたが、一番信頼してきた人に傷つけられ、その場所に毎日通うSさんの気持ちを思うと、いたたまれません。
それからSさんと一緒に、次の職場のことだけでなく、3年後や5年後、10年後にどのような看護師になっていたいかをたくさん話し合いました。
心を打ちひしがれていたSさんでしたが、未来の希望の姿について話すことで、少しずつ前向きな気持ちが持てるようになっていました。
「外科系の急性期で活躍できる看護師になりたい」と目標を決めたSさんには、できるだけ教育環境や人間環境に魅力のある一般病院をご紹介しました。
入職後、覚えなきゃいけないことが多く、落ち込んでいる時間もないとおっしゃるSさん。
「先輩よりすごい看護師になってやりますよ」というSさんの声には、力強さが感じられました。
失恋の辛さは、ときに生きる気力さえ奪ってしまうの。しかし、それほど人を好きになれた自分に胸を張って前を向いてください。
Aさん、目標に向かって頑張ってくださいね!
人間関係でお悩みの方は、抱えている気持ちに振り回されず、前向きにやりたいことを考えることも一つの方法です。
職場の人間関係に悩み、自身の行動や努力では改善されない場合、気持ちを入れ替えて新しい環境で働くことをおすすめします。今回紹介したSさんのケースは、「職場の信頼していた人に噂を流された」という自身では対処が難しい出来事がきっかけになり、転職を決意しました。ある程度の人間関係の悩みはどのような看護師でもあるものの、状況次第では無理して続けず、前向きに転職を検討することも大切です。
今の職場の仕事や人間関係が上手く行かない方は、やりたい業務や将来なりたい姿などを具体的に見つめ直し、前向きな転職をスタートしてみましょう。キャリアプランを考える際は、1年〜2年後など短期的なものではなく、今回のSさんのように5年〜10年後といった長い目で考えることが重要です。キャリアプランを明確にしたうえで、現在の看護経験や適性に合った職場を探してみてください。きっと長く活躍できる職場が見つかるはずです。
「今の職場を辞めた場合、自分のキャリアや目標に合った職場に転職できる?」とお悩みの方は、転職支援サービスのレバウェル看護をご活用ください。レバウェル看護では、転職のプロであるアドバイザーが、転職活動をきめ細やかにサポート。一人ひとりのお悩みをヒアリングしたうえで、キャリアプランや現状に沿った求人をご紹介します。現在の勤務先を辞めるかまだ悩んでいるという方も、相談のみの利用も可能です。今後どのような環境で働くと看護師としてプラスになるのか、ともに考えてアドバイスいたします。
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