看護師がキャリアプランを立てるには?主な方向性や面接での回答例

看護師のキャリアプランは?実現するためのコツを解説のイメージ

看護師の中には「キャリアプランの考え方が分からない」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。看護師はキャリアの選択肢が多いため、自分の目標や看護師としての方向性が大切になります。本記事では、看護師がキャリアプランを立てる際に必要な考え方や面接での回答例を解説します。看護師が活躍できる働き方やキャリアプランが分からない方向けの対処法も紹介しますので、ぜひご一読ください。

※1※2 調査方法:インターネット調査/調査期間:2024年2月7日~2月13日/調査概要:「看護師転職サイト」を対象としたユーザー満足度調査/調査対象:男女、全国、看護師・准看護師資格保有者かつ対象看護師転職サイト利用経験者、20~29歳 107s(※1)、20~34歳 175s(※2)/調査実施:株式会社エクスクリエ/比較対象サービス:「看護師転職サイト」主要10サービス(専用サイトのあるサービスのみ・求人結果の表示ページは除く)

目次

看護師のキャリアプランとは

看護師のキャリアプランとは、将来どのような働き方をしたいかを考え、目標に到達するためのステップを示す計画を指します。キャリアプランは、転職や面接、社内評価などで求められる機会も少なくありません。ここでは、看護師に多いキャリアの選択肢とそれぞれの目指し方を紹介します。

看護師がキャリアプランを立てるメリット

キャリアプランを立てると、今後どのような看護師を目指したいかが整理しやすくなります。目標が定まることで日々の行動にも優先順位をつけやすくなり、転職や面接など将来の選択でも迷いが少なくなるでしょう。以下では、キャリアプランを考えることで得られる主なメリットを紹介します。

目標が明確になりモチベーションの向上につながる

自分が目指す姿が決まると、今の自分に必要な経験や能力、資格取得などが明確になります。「何のために頑張るのか」が見えてくるため、業務や学習にも前向きに取り組みやすくなるでしょう。目標へ向かって少しずつ成長を実感できることが、仕事へのモチベーション維持にもつながります。

希望条件に合った働き方や職場を定めやすくなる

キャリアプランがあると、「どのような病院で経験を積みたいか」「どんな働き方を実現したいか」といった希望が整理しやすいです。その結果、転職先を選ぶ際も給与や休日だけでなく、教育体制や取得できる資格・経験など、自分に必要な条件を軸に判断できるようになります。

転職時の面接でキャリアに関する回答がしやすくなる

面接では、「今後どのようなキャリアを考えていますか?」と質問される場合があるかもしれません。あらかじめキャリアプランを整理しておけば、自分の考えを落ち着いて伝えられるはずです。また、応募先の病院でどのような経験を積みたいのかも具体的に説明できるため、志望動機との一貫性も伝わりやすくなります。

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看護師が目指せる主なキャリアプラン

看護師のキャリアプランには、幅広い経験を積む道や専門性を深める道、組織を支える立場を目指す道など、さまざまな選択肢があります。自分の興味や強み、理想の働き方に合わせて考えるのが望ましいです。以下では、代表的なキャリアプランを紹介しています。

ジェネラリスト

ジェネラリストは、特定の分野に限定せず、幅広い知識や経験を活かして患者さんへ対応する看護師です。診療科や部署が変わっても柔軟に対応できる能力が身に付きやすく、病院でもあらゆるシーンで活躍できるでしょう。

看護師がジェネラリストになるには?

ジェネラリストを目指すには、さまざまな診療科や部署で経験を積み、多様な症例に触れることが必要です。病院内の異動やリーダー業務、後輩指導などにも積極的に取り組むことで、対応力や判断力も高められます。資格取得よりもたくさんの患者さんを知り、経験を積み重ねることがキャリア形成につながります。

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スペシャリスト

スペシャリストは、自分が関心を持つ分野で専門性を高め、高度な知識や技術を活かして看護を実践します。専門分野を学びたい方や、得意分野を強みにしたい方に向いているかもしれません。専門性のある看護師がいることで、病院全体の看護の質が上がり、患者さんにより良いケアが提供できるのも特徴です。

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看護師がスペシャリストになるには?

スペシャリストを目指す場合は、希望する分野で実務経験を積みながら専門知識を深めることが第一歩です。その後、認定看護師や専門看護師、特定行為研修の修了を目指す方もいます。また、糖尿病療養指導士や呼吸療法認定士、終末期ケア専門士など、分野に応じた資格取得も専門性を高められる方法です。

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管理職

管理職は、患者さんへの看護だけでなく、スタッフの育成や病棟全体の運営にも携わる立場です。看護師長や主任などが代表的で、現場経験を活かしながら組織づくりにも関わります。また、看護師長は各部署に1人ずつ、看護部長は病院に1人しかいないため、管理職になるのは狭き門だといえるでしょう。

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看護師が管理職に就くには?

管理職になるには、臨床経験に加えて、リーダー業務や新人教育、委員会活動などの経験を積むことが大切です。スタッフとの信頼関係を築きながら状況に応じて判断し、周囲と連携する能力も求められます。病院によって役職に就くための基準は異なりますが、訪問看護ステーション管理者研修や施設長資格認定講習などが必要になるケースもあるかもしれません。

研究者・教育者

研究者・教育者は、臨床で培った経験を次世代の看護師育成や看護学の発展に活かすキャリアです。患者さんへ直接看護を行う機会は少なくなりますが、教育や研究を通じて医療へ貢献できる働き方といえます。

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看護師が研究者や教育者になるには?

研究者や教育者を目指す場合は、まず病院などで臨床経験を積むことが基本です。その後、大学の教授や助手、専門学校の専任教師などとして働きます。実習指導や院内研修の講師も経験すると、教育に必要な能力も身に付けやすくなるはずです。

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病院以外もキャリアを積める!看護師が活躍できる働き方

看護師のキャリアは病院だけに限られません。これまでの経験や取得した資格を活かせる職場は幅広く、自分らしい働き方を実現できる可能性があります。ここでは、看護師免許を活かせる専門職と、病院以外でキャリアを築きやすい職場について紹介します。

看護師免許が役立つ専門職

看護師免許や看護経験を活かせる病院以外の職場もあります。ライフスタイルに合わせて、病院以外で働く選択肢も視野に入れてみましょう。

  • 助産師
  • 保健師
  • ケアマネジャー
  • 看護学校の教員

国家試験の合格が必要な助産師や保健師は、養成学校での単位の履修が必要です。助産師であれば産婦人科や助産院、保健師は保健センターや保健所などで業務に従事します。ケアマネジャー は、一定の実務経験があれば受験が可能です。また、看護師として培った観察力やコミュニケーション力はどの職場でも活かしやすく、これまでの経験を無駄にすることなく新たなキャリアへつなげられるでしょう。

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看護経験を活かせる職場

追加で資格取得をしなくても、看護経験を活かせる職場は数多くあります。具体的には、下記のような職場が挙げられます。

  • 訪問看護ステーション
  • 保育園
  • 産業看護師
  • 検診センター
  • 介護施設

職場によって看護師の業務内容はそれぞれですが、日勤の働き方が多いのが特徴です。オンコールのある訪問看護ステーションや介護施設は、収入にも期待ができるかもしれません。また、それぞれ必要とされる能力や働き方が異なるため、「どのような看護を続けたいか」「どのような生活を送りたいか」と照らし合わせながら選ぶことが大切です。

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キャリアプランが分からない看護師向けの対処法

「将来どのような看護師になりたいのか分からない」と悩むことは珍しくありません。明確な目標がなくても、これまでの経験やこれから大切にしたいことを整理し、自分に合ったキャリアプランを見つけましょう。ここでは、キャリアプランの方向性に迷ったときに試したい考え方を紹介します。

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これまでの経験からやりがいを感じたことを振り返る

これまでの仕事を振り返り、「やりがいを感じた場面」や「もっと続けたいと思えた業務」を整理すると、自分が大切にしたい看護観が見えてきます。反対に苦手だった業務や負担が大きかったケースを書き出すことも有効です。経験を振り返ることで、自分に合ったキャリアの方向性も考えやすくなります。

5年後・10年後の行動目標を設定してみる

将来を考える際の目標例として、「5年後には後輩指導ができるようになりたい」「10年後には管理職や専門分野へ挑戦したい」など、具体的なイメージを広げると行動へ移しやすくなります。特に新卒で働く看護師の方は、最初から完璧な計画を立てる必要はありません。まずは1年後の行動目標から始めるのもおすすめです。

「なりたくない」姿を反転して考える

「どのような看護師になりたいか」が思い浮かばない場合は、「なりたくない姿」から考える方法もあります。たとえば、「夜勤中心の働き方は避けたい」「同じ業務だけを続けたくない」といった気持ちを明確にしていくと、自分が求める働き方や環境が見えやすくなります。理想が明確でなくても、避けたい条件を知ることはキャリアプランを考えるうえで大切なポイントです。

先輩看護師のキャリアプランを参考にしてみる

キャリアプランを考えるのが難しい場合は、身近な先輩看護師がどのような経験を積み、現在の働き方を選んだのかを聞いてみるのも1つの方法です。病院内で異なるキャリアを歩んでいる人の話を知ることで、自分にはなかった選択肢に気づけるケースもあります。すべて真似する必要はなく、自分に合いそうな考え方や経験を取り入れながら、将来の方向性を決めていくのも有効です。

\ 働き方について相談できます /

看護師がキャリアプランを実現するためのポイント

キャリアプランは考えるだけで終わらせず、目標に向けて少しずつ行動へ移すことが大切です。レバウェル看護【公式】Instagramで実施したアンケートでは、キャリアアップのために取った行動について以下のような結果が出ました。

看護師として「キャリアアップ」した方へ。どんな道を選んだ?(総数228票)

選択肢割合
資格&認定を取った!32%
専門分野を広げた!12%
役職に就いた!12%
転職した!44%

参照:レバウェル看護公式Instagram

アンケートの結果によると、キャリアアップのために「資格・認定を取った」「転職した」という看護師の割合が多い傾向にあります。以下で、キャリアアップの方法について詳しくみていきましょう。

関連資格を取得してスキルアップを目指す

資格取得は、専門知識や技術を身につけるだけでなく、自分が目指す分野を形にしやすくします。希望する職場で評価される場合や、新たな業務へ挑戦するきっかけになることもあります。現在のキャリアプランに必要な資格を見極め、無理のない計画で目指すことが大切です。

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興味のある分野の研修やセミナーに参加する

研修やセミナーには、現場で役立つ知識や実践的な技術を学べる機会が多くあります。同じ分野に関心を持つ看護師と交流できるケースもあり、自分にはなかった考え方に触れられる点も魅力です。学んだ内容を業務へ活かしつつ、継続的に能力を高めていくことがキャリア形成につながります。

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キャリアプランを叶えられる環境に転職する

現在の職場では希望する経験を積めない場合や、目標とするキャリアを実現しにくい場合は、転職を検討することも1つの選択肢です。教育体制や資格取得の支援、経験できる診療科などを比較し、自分のキャリアプランに合った環境を選ぶことで、将来の目標へ近づきやすくなります。

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レバウェル看護でキャリアプランに沿った転職を成功させた例

ここで、「レバウェル看護」に相談した看護師さんの転職成功事例を紹介します。どのようなキャリアプランを描き、どのような転職をしたのかを具体例として参考にしてみてください。

有料老人ホームで新しいやりがいを見つけられた看護師さん

外来で10年間勤務してきたこちらの看護師さんは、やりがいを感じられなくなりケアマネジャーの資格を取得しました。長く働ける有料老人ホームで働きたいと思い、「レバウェル看護」に登録。初の施設看護でしたが、キャリアアドバイザーが希望条件に合う事業所を紹介し、転職を成功させました。

▼詳しくはこちらから
外来から老人ホームへ転職。新たなやりがいを発見!

働き方を見つめなおして訪問看護に挑戦した看護師さん

年齢的に夜勤がきつくなって転職をした50代の看護師さんの事例です。前職では、人手が足りないときにも無理をして夜勤をしていましたが、だんだんと体力的にも大変になってしまいました。転職を考えてみたものの、インターネットが苦手だったため、「レバウェル看護」に登録。キャリアアドバイザーと一緒に働き方を見つめなおし、初めての施設看護に挑戦することになりました。

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年齢的に夜勤がきつくて転職。施設看護で新しいやりがいを発見!

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面接・小論文対策!看護師のキャリアプランの回答例文

キャリアプランは、転職の面接や小論文で質問されることが多いテーマです。大切なのは立派な目標を伝えることではなく、自分の経験と将来の目標に一貫性を持たせることです。以下で、キャリアごとの回答例を紹介します。

ジェネラリストになりたい場合

ジェネラリストになりたい場合は、「なぜ幅広い経験を積みたいのか」「その経験をどのように患者さんや病院に活かしたいのか」まで伝えることが大切です。現在の経験と将来の目標がつながるように意識すると、説得力のある回答になるはずです。

私は、幅広い診療科や症例に対応できるジェネラリストを目指しています。まずは日々の業務を通して経験を積み、多様な患者さんに適切な看護を提供できる能力を身に付けたいと考えています。将来的には看護指導やチーム医療にも積極的に関わり、病院全体へ貢献できる看護師として成長していきたいです。

スペシャリストの道を選びたい場合

スペシャリストの道を選びたい場合は、興味を持った理由に加え、どのような能力を伸ばしたいのか、資格取得や経験をどのように活かしたいのかまで伝えると、将来性がより具体的になります。

私は○○分野のスペシャリストを目指しています。患者さん一人ひとりへ専門性の高い看護を提供できるよう、まずは臨床経験を積みながら知識と技術を磨きたいと考えています。また、資格取得にも挑戦し、学んだ内容をチームへ共有することで、より質の高い看護につなげていきたいです。

管理職に就きたい場合

管理職に就きたい場合は、自分の成長だけでなく、スタッフや病棟へどのように貢献したいのかを伝える必要があります。組織全体を支える視点を盛り込むと、管理職らしい回答になります。

将来的には管理職として、患者さんへより良い看護を提供できる環境づくりに携わりたいと考えています。そのために、まずは現場で経験を積み、リーダー業務や後輩指導を通してマネジメント能力を身に付けたいです。スタッフ同士が協力しながら安心して働ける病棟づくりにも貢献できる看護師を目指しています。

研究者や教育者を目指したい場合

研究者や教育者を目指したい場合は、「知識を教えたい」という理由だけでなく、臨床経験をどのように次世代につなげたいのかまで伝えると、具体的なキャリアプランになります。

臨床経験を積んだ後は、研究や教育に携わり、次世代の看護師育成に貢献したいと考えています。現場で学んだ知識や経験を看護学生や新人看護師へ分かりやすく伝えながら、一人ひとりが自信を持って成長できるよう支援したいです。また、研究活動にも取り組み、より良い看護の実践につながる知見を発信できるよう努めたいと考えています。
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キャリアプランに悩んでいる看護師によくある質問

ここでは、キャリアプランに悩む看護師の疑問について、Q&A形式でお答えします。

キャリアプランは都度変更しても良いのでしょうか?

キャリアプランは都度変更しても大丈夫です。働く病院やライフステージ、看護観が変われば、目指したいキャリアも変化することがあるかもしれません。一度立てたキャリアプランを最後まで貫かなければならないわけではありません。現在の状況に合わせて定期的に見直し、その時々で納得できる目標へ更新していくことが、長く看護師として働くためにも大切だといえます。

キャリアプランシートはどのように書けば良いですか?

キャリアプランシートを書く際は、「現在の自分」「将来目指したい姿」「そのために必要な経験や能力」の3つを整理すると考えやすくなります。最初から具体的な目標が決まっていなくても問題ありません。まずは興味のある分野や挑戦してみたいことを書き出し、経験を積みながら少しずつ内容を具体化していくと、自分らしいキャリアプランにつながるでしょう。

まとめ

看護師のキャリアプランは正解がなく、自分の看護観やライフステージに合わせて考えることが大切です。目標が明確になると、資格取得や転職など、必要な行動も見えやすくなります。迷ったときはこれまでの経験を振り返りながら、少しずつキャリアプランを立てていくのがおすすめです。

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この記事を書いた人
「レバウェル看護」編集部
「レバウェル看護」は累計利用者数47万人(※)を超える看護師専門の転職支援サービス。 編集部の制作体制には看護師経験者や現役看護師を交え、これまでに1,000記事以上(※)を執筆。看護師にとっての悩み・不安・疑問を一番に相談する"相談窓口"になることを目指し、医療・介護の現場で尽力している方々をサポートするためのコンテンツを発信中。 (※)2023年6月時点
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