
「仕事がどうしても上手くいかず看護師を辞めたい」病院勤務1年目の新人看護師Tさんの場合
新卒で病院へ入職したTさんは、仕事に自信が持てずミスをしてしまい、先輩に毎日怒られることが続いていました。また、患者さんから信頼されていないと感じ、不安で何をやっても上手くいかないと悩んでいたのでした。実際の勤務先の病院は教育体制が手厚く、給与も高めで条件の良い職場。しかし、自信を失ったTさんは「看護師を辞めたい」と繰り返しおっしゃいます。そこでアドバイザーから、あるご提案をさせていただきました。
「看護師辞めたいです」とお電話を下さったTさんは、まだ新卒1年目の新人看護師さんでした。
それでも電話をくださったのは、Tさんが本当に「看護師を辞めたい」のではなく、「今の職場から逃れたい」のだと思い、まずはTさんに胸のうちを吐き出していただくことにしました。
Tさんは自信が持てないためにミスをし、先輩に毎日怒られ、患者さんから信頼されていないと感じていたようです。不安で何をやっても上手くいかない、と涙声で話してくださいました。
病院の環境を詳しく伺ってみると、しっかりした教育サポート体制があり、先輩の言うことは正論で多少言い方がきつく感じられますが、いじめというわけではないようでした。
また、この病院はこのエリアでは一番給与面が良く、病院自体もきれいで、設備も整っています。
それでも、「看護師辞めたい」を繰り返すTさん。そこで、どのような病院なら続けたいかと聞いてみたところ、「丁寧に教えてくれるところがいいです」という答えが返ってきました。
客観的に考えれば、Tさんにとって最も良い道は、今の病院で様子を見ながら頑張ることでした。
しかし、自信を失ったTさんにとっては先輩の丁寧な指導も、無理難題を突きつけられているように感じられ、細やかな助言も、いじめられているようにしか聞こえなくなってしまっていたのです。
Tさんは本当は自分でも、矛盾に気づかれているようでした。それでも、どうしようもなくつらくて、「看護師辞めたい」と言っているのです。
キャリアアドバイザーとして、「Tさんのために何ができるのだろう…」と非常に悩んでしまいました。
1年目のTさんのためになる道は転職か、今の職場で頑張ることか…。時間を掛けて悩みましたが、Tさんのギリギリの精神状態を考え、今回は転職をご提案することにしました。
病院規模はあえて前の職場の半分程度にし、Tさんが「違う環境になった」と感じられるようにしましたが、研修や指導は同じように充実している環境です。
ただ、前の職場はこのエリアで最も高給与だったため、収入面は交渉しても若干減ってしまいます。そのことは正直にお伝えしました。
それでも「転職をする」と決めただけで、Tさんはみるみる元気を取り戻されたのです!
1年目の転職というのがネックになったものの、看護部長さんには、Tさんが前向きに転職しお仕事ができるよう私がサポートすることをお約束し、万全の体制で臨みました。結果、面接当日Tさんは好印象を残すことができ、見事内定をもらうことができました。
「次は頑張ります!」とイキイキ話すTさんに、転職をおすすめしてよかった、と安心しました。
入職後、しばらくはメールや電話でやりとりしていました。
近況をうかがってみると、Tさんは、周りが自分に向ける言葉の中に「Tさんへの思いが含まれていること」を感じとれるようになり、今はネガティブな思い込みを抱くことなく、環境に慣れることができているそうです。
先輩看護師に怒られることがありつつも、少しずつ成長をし、Tさんは今年看護師2年目を迎えることができました。
前職の職場は客観的に見ると良い環境でした。しかし、一度できてしまった人間関係や環境に対する思い込みというものは、たとえ本人が気づいていたとしても、なかなか根底から変えることは難しいものです。
看護師を辞めたいほど辛いのであれば、現状で無理をするのではなく、心機一転新しい環境で新しい自分を見つけることも、一つの道かなと思っています。
今の職場で仕事に自信が持てず、「看護師を辞めたい…」と感じる場合は、環境を変えてみることで前向きに働きやすくなります。以下で詳細をチェックしてみましょう。
もし今の職場が辛いと思うのであれば、状況を客観的に捉えてどんな面で苦しさを感じるのか考えて見ることが重要です。周囲の言葉や行動に対して辛さを感じているのであれば、ネガティブな面ばかりではなくポジティブな意図も考えてみてください。今の状況とそれを自身がどのように感じていているのかを整理していきます。そうすることによって苦手な場面や受け取り方の癖などが分かり解決のヒントにつながるでしょう。
「先輩の指導がどうしても怖く感じてしまう」「自信が持てなくてミスばかりしてしまう」といったお悩みを感じる方は、無理して続けるのではなく、今の職場から離れてみるのも一つの方法です。これは経験年数を積んだ看護師だけではなく、新人看護師も同様といえるでしょう。悩み続けてそのまま「看護師という職業を辞めたい」となってしまう前に、目の前の問題を解決することが大切です。
新人看護師の退職理由は、人間関係の悪化や合わない労働環境などやむを得ない事情が多いでしょう。失敗を繰り返さないためには、「どんな状況は避けたいのか」「どのような職場であれば前向きに働けるか」を十分に考えることです。人によって、「給与面は気にしないので教育体制が充実した職場が良い」「夜勤があってもいいので人間関係の良さで判断したい」など重視するポイントは異なるもの。希望条件を明確にして求人を探すことで、納得のいく転職が叶うはずです。
今の職場で働くのが辛い方や自信が持てない方、新人看護師で今後が不安な方は、第三者に相談してみることで前向きな転職が叶うこともあります。看護業界に特化した転職エージェントのレバウェル看護を活用すれば、今の職場を続けるべきか、退職した方が良いのかといったアドバイスを受けられますよ。経験豊富なアドバイザーが今抱えているお悩みや希望条件に沿った求人をご提案いたしますので、いきいきと働ける転職先が見つかるでしょう。
また、レバウェル看護はメールやLINEでのやり取りも可能ですので、現在就業中で忙しい方もお気軽にお問い合わせください。
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