
「転居先で納得できる転職先を探したい」国立病院のオペ室に6年間のキャリアをもつ看護師Sさん(28歳/女性)の場合
結婚を機に地方へ引っ越し、自分なりに転職活動をしていたSさん。前職と同じオペ室勤務の職場へ転職したものの、医療レベルの違いにギャップを感じて退職することに。再び転職活動を始めるにも、土地勘がなく求人を見つけられずにお困りのご様子でした。
アドバイザーが詳しく希望をヒアリングすると、医療レベルのほか、土日休み、夜勤なし、給与など、希望はたくさん出てきました。しかしすべての条件を満たす求人は、その地域では見つかりません。そこで、アドバイザーからある提案をしてみました。
Sさんは、現在28歳。国立病院のオペ室で6年間勤務していましたが、結婚を機に引越をしたため、配偶者の会社に近い総合病院へと転職されました。そこでもオペ室に配属されたSさん。
新しい土地で新しいスタートを切り、希望に胸を膨らませていましたが、前職の病院に比べて医療レベルが低いことに対する大きなギャップを感じ、その病院を退職することに。
その後、転職先を探そうとしたものの、新しい地域に引っ越してきたばかりのSさんには、その周辺の土地勘がありませんでした。都市部からも離れた場所のため求人をなかなか見つけることができず、今回ご相談の電話をくださったのでした。
Sさんのように、結婚を機に配偶者のUターンIターンにともなう引っ越しをすることは珍しいことではありません。独立行政法人労働政策研究・研修機構「UIJターンの促進・支援と地方の活性化」の調査結果によれば、地方出身者のUターンは6.6%、大都市出身者のIターンは16.6%の割合で結婚を機に地方への引っ越しをしています。将来、引っ越しをする可能性のある看護師さんは、転居先での転職活動がどういったものなのかを知っておくと良いかもしれませんね。
ご相談いただいた際のSさんの希望は、次のようなものでした。
「医療レベルがある程度高めの病院ってありますか? それと、夫の仕事に合わせたいので、 土日休みで夜勤もないところがいいです。それと、 家事をする時間も必要なので、 家から遠過ぎない場所で探したいんですけど…」
ほかにもSさんにはいくつかの希望条件がありました。
しかし、引っ越し先の地域ですべての条件を満たす病院は、一つもありませんでした。
そこでSさんには、希望条件を書き出して、それぞれの優先順位をつけていただきました。
Sさんが最も優先したいのは、前職の退職理由になった「医療レベルの高さ」です。次に「勤務時間」と「通勤距離」。さらに「土日休み」と「夜勤なし」。「給与」、「人間関係」…と続いていきました。
そのうえで、この地域の特徴をお話しました。
このエリアは求人自体が少なめです。「地域の日常的なかかりつけ医」が多く、高度な医療設備を持つ病院はわずかしかありません。そして、高度な医療設備を持つ病院は、夜勤があり、勤務日数や時間が多い傾向があります。また、車通勤の職員が多かったり、看護師の平均年齢が高めだったりするのも特徴です。
あえてこのような説明をしたのは、「この地域で仕事を探す」ということをまずはご理解していただくことも必要だと感じたためです。
もちろん、アドバイザーとして、希望条件にできる限りお応えできる求人をお探します。条件に沿った求人がない場合は、病院側に交渉をすることもあります。
それでも、条件の合う病院がなければ、その方にとって大事なポイントを重視して、「納得できる」場所が見つかるまで、一緒にとことん考えます。
今回は、Sさんと何度も話し合い、あるクリニックをご紹介することになりました。
有名なドクターがいて、糖尿分野では全国でもトップクラスの医療を提供できるクリニックです。日勤のみ、残業もほとんど無く、ナースの平均年齢がSさんと同程度。アットホームな雰囲気が好感の持てるクリニックです。
ただ、「月に1~2回だけ土日の勤務をお願いする」という条件がありました。Sさんとは書き出してもらった条件の優先順位と照らし合わせてとことん話し合い、納得したうえでこちらの病院への転職を決めていただくことができました。
「初めての土地に引っ越し、結婚したばかり。家庭も仕事も完璧にしなきゃ、と思っていました」というSさん。
お一人で、頑張っていらっしゃったのですね。ときには、人に頼りながら解決法を探ることも、妥協ではないと思います。
地域担当のアドバイザーの強みとして、美味しいご飯屋さんや、通勤する際の近道、周辺の公共サービスの場所、買い物に便利なお店などもお伝えさせていただきました。転職先での仕事が始まれば、クリニックの同僚と情報交換をしながら、よりこの地域に慣れていくことでしょう。
「納得できる」転職先を見つけるには、一方的な情報提供だけではできません。
だからこそ、どのような些細なことでもいいので、希望をお話してください。一緒にあなたの「納得できる」職場を探しましょう。
ここでは、引越し先で転職活動をする際のポイントをご紹介します。転職成功に向けてどのようなことを意識すればよいか、ここで確認しておきましょう。
引っ越しにかかわらず、転職活動をする際は希望条件を洗い出して優先順位を付けておくことが大切です。希望をすべて叶えようとするのは、意外に難しいもの。そのなかで納得感を得られる転職先を見つけるなら、「これだけは必ず叶えたい!」という希望を可視化しておくのがおすすめです。自分が強く希望することを叶える職場を見つけるためにも、条件の優先度をはっきりさせておきましょう。
引っ越しの前と後では、地域の医療体制が異なる場合もあります。特に、都心部のような医療体制の豊富な地域から、小規模な病院やクリニックが中心の地域へ引っ越しをする場合は、医療体制のギャップを感じる場合があるでしょう。引っ越し先で転職先を探すなら、まずはその地域にどのような医療機関があるのかを知ることが重要。地域の特徴を知っておけば、そのなかで最適な転職先を探せるはずですよ。
引っ越し先での転職活動に困ったときや、新しい地域で実現可能なキャリアパスの考え方が分からない場合は、レバウェル看護に相談してみることをおすすめします。レバウェル看護は、看護師の転職を専門とする転職エージェントです。サポートの一環として、引っ越し後のキャリアパスを考えるお手伝いをいたします。地域の医療現場の特色を熟知したアドバイザーが、地域の詳細な情報を提供しますので、土地勘のない地域へ引っ越す場合も大丈夫です。また、ご提案した求人に応募するかはじっくり悩んでOK。応募したい求人が見つかるまで何度でもサポートいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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