
「転居先でも透析センターで働きたい」婚約に伴う転職を検討するも、さまざまな問題を抱えるYさんの場合
婚約者の住むエリアへの転居を考えていたYさん。今の職場への不満もあり転職のご相談をしてくださいましたが、家庭の事情で借金を抱えることになってしまいました。Yさんは「結婚前に返済しておきたい」と希望するものの、Yさんの婚約者の住むエリアでは透析看護の人員募集が少なく、条件に合う求人がない状況。婚約、転居、借金の返済…。さまざまな問題が重なる中で、どうすれば問題が解決に向かうのか話し合いを続けました。
Yさんは、残業が多いにもかかわらず給与が低い職場に不満を抱く毎日。そこで思い切って病院に交渉し、残業のない透析室へ異動しました。
不満を解消できると期待し、あたらしい領域へのチャレンジに意欲的なYさん。しかし残業は減ったものの、給与額は低いままでした。
また、Yさんには遠距離恋愛中の婚約者がいました。「1年以内に彼の元へ行きたい」現職への不満の積み重ねと転居が合わさったタイミングで、転職のご相談をしてくださったのでした。
しかしYさんの婚約者が暮らすエリアには透析の事業所が少なく、条件に合う求人は、転居先の家から1時間以上かかる透析クリニックしかありませんでした。
その透析クリニックはちょうど急募の求人を出していましたが、「転職が半年~1年先だと今のタイミングでの面接は難しい」と言われてしまったのです。
希望条件の求人が出てくる可能性が比較的低い地域だったので、Yさんには今がチャンスであることをお伝えしました。Yさんは「考えてみます」と言ってくださいました。
しかしこの日、Yさんのお父様が倒れてしまったのです。
婚約者のところへ行くのも、条件のいい透析クリニックへの転職も断念せざるをえませんでした。
「お父様の具合が良くなり、落ち着いたらまたご連絡ください」そうお伝えし、電話を切りました。
すると1週間後、Yさんから「この前の透析クリニックをすぐに紹介して欲しい」とお電話が来たのです。
最後の電話の後、お父様の容態は急変して、他界されたということでした。さらにYさんは、悲しみに浸ることもできないうちに相続の関係で借金を抱えることになってしまったというのです。
「結婚前には借金を返済しておきたいんです」と言うYさん。
そこで以前紹介していた透析クリニックに連絡したものの、すでに看護師が入り、現在は求人を出していない、という回答がありました。交渉を続けましたが、「今は人件費的に雇えないので空きが出たらいいですよ」と、すぐに入職するのは難しい状況でした。
ほかの透析がある事業所にもあたったものの、透析看護の人員はどこも動きが少なく、「よほどの経験者でないと受け入れは難しい」と言われることも。今すぐ希望通りの条件で働き、複雑な問題を一度に解決することは難しいとわかったのです。
その後、Yさんといろいろなケースを話し合いました。
今優先しなければならないことは何なのか。譲れない条件は何なのか。Yさんが後悔しない判断をするために、優先すべきことをひとつずつ紐解いていきました。
その結果、今はまず、透析看護の教育に力を入れている給与の良い透析センターに入職し、寮暮らしをしながら借金完済を目指すことになりました。
Yさんはまず、借金を返しながら、しっかりと透析看護のスキルを磨くことにしました。「婚約者の住む透析の求人が少ないエリアでも、必要とされる看護師になる」と目標を決めたのです。
転科、転職、転居、家のご事情、借金、新しい目標、婚約者との将来…。さまざまに絡み合った人生の出来事の、最初の解け目を選んだ瞬間でした。
転職は、人生の大きな変化です。その変化には、ほかの変化も伴っていることもあります。
一人ひとりの大切な人生の転機に、いろいろな選択肢を一緒に考えて、お役に立てたらと思っています。
でも、決めるのは、あなた自身です。
いくつもの問題が絡みあったときには、未来の自分をイメージして、1つずつ解決に取り組んでいけば、きっと前に進んでいけるでしょう。
Yさんが、一つひとつの問題をクリアにして、婚約者と一緒に暮らしながら、透析看護の領域で活躍されることを願っています。
ここでは、問題が重なった際や、求人の少ない診療科・地域へ転職する際のポイントを紹介しています。専門領域で活躍するために必要なことを確認しておきましょう。
ライフステージに関する問題や家族の問題など、数多くの問題が発生している場合は、まず何を解決すべきかを整理しましょう。転職は後回しでもいいのか、お金のためにもすぐ転職すべきなのか。診療科にこだわるのか、すぐ転職できるのであれば診療科にはこだわらないのか。優先度が整理されることで、次の行動が見えてくるはずです。
働きたいエリアや診療科にこだわりがある場合、条件をすべて満たす求人が見つからないこともあります。転職先探しで迷ったときには、看護師としての目標を明確にすると良いでしょう。何のために転職するのかを意識すると、優先すべき条件が見えてくるはずです。未来を見据えて目標を持つと、転職先での仕事も充実させられるでしょう。
希望する診療科の求人数が少ない地域もあるでしょう。人員の動きがあまりない診療科では、経験の豊富な看護師以外は新たに採用していない場合も。働きたい地域で必要とされる看護師になるには、専門領域のスキルを身につける必要があります。まずは、教育に力を入れている病院で技術を習得して将来の目標に備えるのも、選択肢の1つです。
今と同じ診療科へ転職したいときや、働きたいエリアの求人が少ないときは、レバウェル看護に相談してみることをおすすめします。レバウェル看護は、看護師の転職を専門とする転職エージェントです。業界を熟知したアドバイザーが、転職先探しをサポートします。気になる求人があれば、勤務形態や雰囲気などを詳しくお伝えすることも可能。また、入職時期や給与の交渉を行うこともできます。希望に合った求人が見つからない場合には、何度も話し合い、より良い選択を一緒に考えていきましょう。転職するか悩んでいる段階でも大丈夫。サービスの利用はすべて無料なので、お気軽にご相談ください。
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