職場の体制変更でやむ得ず退職…転職が新しい挑戦を見つけるチャンスに?

病院の待合室で置き時計を掲げている手元のイメージ

「本当は転職したくなかった」総合病院に13年勤めるMさんの場合

Mさんは旦那さんとお子さんと暮らしながら働いている、勤続13年目のベテラン看護師。旦那さんの理解と協力を得ながら、日勤も夜勤もこなしていたそうです。しかし、長年勤めた職場が勤務体制を変えることとなり、このままでは仕事と家庭の両立が難しくなってしまうことから、Mさんはやむを得ず転職を決意。自分ではどうしようもない変化によって転職を余儀なくされたMさんに、アドバイザーがある提案をしてみました。

長年勤める病院に突然訪れた変化

「本当は職場を変えたくないんだけど」とおっしゃるMさん。

病院が体制を変えることにしたのは、看護師の夜勤勤務の負担を減らすためでした。
日本看護協会の「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」では、勤務の拘束時間は13時間以内という規定が設けられています。ガイドラインを作成し、これを受け、多くの病院が夜勤勤務の改善に乗り出しました。

しかし一方で、夜間勤務を減らすために、ロング日勤を導入する事業所も出てきたことで、育児や介護などと仕事を両立してきた看護師さんにとって、厳しい環境になっているという一面も出てきたのです。

Mさんも日勤の日にお子さんのお迎えに行ったり、晩御飯を作って家族と一緒に過ごせたりしていたからこそ、今まで旦那さんの理解と協力を得て、夜勤にも入ってバリバリ勤務に入れていたのだそうです。

しかし、ロング日勤が導入されると、家庭との両立ができなくなるので、旦那さんに仕事をすることを反対されたというのです。

出典
日本看護協会「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」(2023年4月28日)

「辞めたくない」から「やってみたい」に変化する気持ち

現在の職場は新卒からずっと勤めてきた総合病院で、今後も看護師の仕事を続けたいと考えていたMさんにとって、この変化はショックで困った事態でした。

やむを得ず転職をされるのなら、Mさんがよかったと感じられるような転職にしたい。私はそう思いました。

Mさんからお話を伺っているうちに、Mさんが今までの総合病院にはなかった緩和ケアに強い興味をもたれていることがわかってきました。

そこで、今までの急性期での経験を活生かせて時間的にも無理のない、2交代制の緩和ケアのある一般病院をご提案してみました。

この病院は非常勤や短時間正社員制度を取り入れ、それぞれのライフスタイルに合わせた融通の利くシフトを実践しています。

ご提案した病院の詳細や条件などをお話しすると、Mさんは「辞めたくない」という気持ちから、「やってみたい」という前向きな気持ちになられて、面接に向かうことができました。

転職は新たなプラスを見つけるチャンス

面接してくださった看護部長さんは、Mさんの経歴や人柄を高く評価してくださいました。まず一般病棟で慣れてから、いずれ緩和ケア病棟へ移るということで、Mさんは内定をくだいました。

「転職しなきゃいけなくなったからこそ、新しいチャンスができたのかも」とMさんは喜んでくれました。

転職を検討する理由は、人によってさまざまです。

今回のMさんのケースのように病院の体制が変わったり、あるいは閉院してしまうために転職を余儀なくされることもあるでしょう。

そんな時は、ショックを受けられると思います。

しかし、転職しなければならないのならば、その転職がご本人や周囲の方にとってプラスの出来事になると良いですよね。

慣れ親しんだ職場の退職は寂しいことですが、今まで積み重ねたスキルや経験は、新しい場所でもあなたの力になります。

Mさんはきっと、緩和ケアという新しいステージで、頑張っていかれることでしょう。

誰かに聞いて欲しい悩みはありませんか

転職成功のポイント

今回のMさんのようにやむを得ず転職する看護師の方へ向けて、転職成功のポイントをまとめました。転職しなければならないのなら、納得のいく職場で働きたいですよね。病院の勤務体制の変化や家庭の事情といった理由で転職を余儀なくされている方は、参考にしてみてください。

気になる専門分野や領域がないか考えて深掘りする

「今の病院以上に働きたい職場はないのに…」という方は、ほかに少しでも気になる専門分野や領域がないか考えてみてください。現職の仕事で携わっている診療科についてもっと極めたいという考えでも構いません。最初は「少し興味がある」程度の気持ちでも、深掘りしていくことで「やってみたい」という気持ちに変化する可能性があります。

興味のある分野に近い求人を探す

「この診療科には少し興味がある」といった携わりたい業務が見えてきたら、その希望に沿った求人を探してみてください。たとえば、介護領域に興味がある方は特養や老健など転職先の視野に入れるのがおすすめです。そこからいくつかの求人を見ていくなかで、自分に合った働き方や職場の雰囲気などを考えて選択肢を絞っていきましょう。

レバウェル看護に相談する

「家庭の事情で転職しないといけない」「どんなところに転職すれば良いか悩んでいる」という方は、看護師向け転職エージェントのレバウェル看護をご相談ください。レバウェル看護では、プロのアドバイザーが一人ひとりの状況に合わせて転職活動をサポートしています。
どのような仕事に転職すべきか分からないと不安な方も、「やってみたい」と思える職場を見つけるお手伝いをします。また、面接対策や書類添削をはじめ、面接日の調整や給与交渉もアドバイザーが行いますので、転職が初めての方も安心。サービスはすべて無料なので、お気軽にご相談ください。

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