2023.4.12
「看護師として働くのは無理ですか?」持病で病院を退職したAさん(女性)の場合
生まれつき膝に持病があるAさんは、看護師免許を取得して病棟に勤務しましたが、2年目に病気が再発してしまいます。その後、ご自身で外来へ異動されましたが持病が悪化し、病院を退職せざるを得ませんでした。
そんなときにAさんは、「看護師として働くのは無理ですか?」とご相談くださいました。「看護師を続けるか悩んでる」と話すAさんですが、私は「本当は看護師を続けたいという思いがあるのでは」と感じ、看護師免許が活かせる病院以外の仕事を紹介させていただきました。
看護師の国家試験は長丁場。そこに向かうまでも、実習と勉強の多忙な日々を乗り越え、受験に臨まれたことと思います。
今回、ご紹介するAさんは生まれつき膝に持病を抱えており、幼少期から何度も入院を繰り返す中で、お世話になった看護師さんに憧れて、看護師免許を習得された方でした。
看護師免許を取得し、「手術をして再発はない」と確信していたAさんですが、病棟勤務2年目に病気が再発。以前までは症状を取るため最低限の手術でしたが、この手術では膝の膜を取ることとなり、病棟勤務を断念せざるをえませんでした。
術後は、比較的負担の少ない外来へ異動し復帰されるも、長時間勤務は膝への負担がかかり、再び退職してしまったそうです。
そんなときに「看護師として働くのはやっぱり無理ですかね…」とレバウェル看護にご相談くださったのです。
Aさんは、「看護師を続けるか」で悩まれていましたが、こうして電話をくださったのは、「本当は看護師として働いていきたい」という思いがあるのだろうと感じられました。
看護師さんにとって、看護師免許は努力の証でしょう。看護師の仕事が好きなら続けてほしいと思い、病院や施設以外の求人も含めて、看護師免許を活かせる働き方について話し合いました。
そして、Aさんがもっとも興味を持たれたのが、コールセンターの求人。「ここならがんばれそう」と前向きな気持ちになれたようでした。
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コールセンターは、電話の相手と1対1で相談を受け、“相手の思い”を聞き取り、判断し、正しい情報を伝える仕事です。
コールセンターの仕事に就くには、特別な資格は必要ありませんが、健康相談や医療用品の問い合わせ窓口のコールセンターの求人の場合は、看護師としての知識や経験が求められることがあります。
なかでも、健康相談のコールセンターは、幅広い症状の方やさまざま年齢の方に対応するため、豊富な知識と柔軟に対応するスキルが必須。より良いサービスを提供するためには、勉強をし続けることも大切です。そのほか、パソコンスキルも必要とされます。
コールセンターにおける電話でのやりとりは、相手が目の前にいないがゆえに、キツく感じる言葉を言われたり、理不尽なクレームを受けたりすることも。
しかし、座って仕事が出来るため体力的な負担が軽く、看護師の資格を活かして別の働き方ができるため、医療行為に自信のないブランク明けの方やWワークをしたい方、身体的な負担を軽減したい方などが多く就業されています。
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コールセンターのメリットだけではなくデメリットも説明したうえで、Aさんは「それでも看護師として働きたい」と企業のコールセンターへ入職を決められました。
もともとお話好きなAさんはコールセンターのお仕事が合っていたようで、転職後にお話をうかがった際、「それなりに楽しくお仕事ができている。何より膝がつらくないのはよかったです」と言ってくださいました。
ただ、医療に携わりたいという思いがあり、「いずれ膝の調子がよくなったら、コールセンターを続けながらクリニックの非常勤などで掛け持ちできれば」と考えているそうです。
今回のご相談で、「医療施設以外の職場にも看護師として活躍できるステージは幅広くある」ということを改めて実感いたしました。
「看護師をやめるべきか」と悩まれている方のなかで、「看護師として働きたい」という気持ちが少しでもある方は、レバウェル看護にご相談ください。看護師の仕事をあきらめる前に、「看護師免許を活かしつつ、今の自分に合う職場」を一緒に探してみましょう。
あなたを必要としている職場が見つかるかもしれませんよ。
ここでは、持病やライフスタイルの変化などで、看護師を続けるか悩んでいる方に向けて転職のポイントを紹介します。「医療施設以外の転職を視野に入れている方」「看護師免許を活かした別の働き方を探している方」は参考にしてみてください。
看護師を続けられない理由を明確にしておかないと、転職後の職場でも同じような理由で離職してしまう可能性が高くなってしまいます。反対に、看護師を続けられない理由を明確にしておくことで、自分に合った職場を見つけやすくなるでしょう。
そのほか、転職後の職場に求める条件の優先順位を考えておくことも、転職を成功させるポイントです。
看護師が活躍できる職場は医療施設だけではなく、一般企業や教育現場で活躍する看護師も多くいます。医療施設以外で活躍する看護師の職種は、保育園の看護師や企業(産業)看護師、介護施設看護師、ツアーナースなど。看護師の経験や知識を活かせる職種は豊富にあります。
医療施設だけではなく、広い視野をもって企業や保育園などの求人を探すことで、思ってもいない自分に合った職場を見つけられるでしょう。
「看護師免許を活かせる、病院以外の仕事がなかなか見つからない」という方は、看護業界に特化した転職エージェントのレバウェル看護にご相談ください。レバウェル看護は病院の求人だけではなく、企業看護師やコールセンター、保育園の看護師といった看護師免許を活かせる職種の求人も豊富に扱っているのが特徴です。悩みに応じて相談しながら、あなたに合った働き方ができる求人をご提案いたします。
「求人を紹介されたら、必ず転職しなければならない」ということはありません。「転職を迷っている」といった段階でも大丈夫です。第三者に話すことで自分の考えがまとまることもあるかもしれないので、お気軽にお問い合わせください。
「レバウェル看護」を使うと、より詳しく話を聞くことができます。どんな転職先があるのか等も事前に知ることができます。
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