看護師や学生がグループワークをスムーズに進めるコツを紹介!

2017.4.13

病院で微笑む看護師

「グループワークが苦手」「上手く行うコツが知りたい」と思う看護師や看護学生は多いでしょう。グループワークは看護師が仕事をすすめるうえで非常に役に立つ作業です。このコラムでは、グループワークをスムーズに進めるコツを紹介します。また、グループワークの概要や、苦手な人が多い理由も紹介。このコラムを参考にして、グループワークへの苦手意識を払拭しましょう。

グループワークとは?

グループワークとは、数名でグループになって、話し合いや発表を行うことです。看護学生だけではなく、看護師になってからも研修で取り入れられる手法になります。

グループで話し合いや発表を行う手法

グループワ―クとは、複数人でグループになって話し合いや発表を行うことです。企業の就職面接でよく用いられる手法で、採用担当者はグループワークの様子を見て、応募者のコミュニケーションスキルや思考の傾向をチェックします。看護学校においては、「パティシペーターシップ」を高めるために授業でグループワークが用いられるようです。パティシペーターシップとは、他者や自分自身の状況を知り、そのときに最適な行動を取ることで問題を解決するスキルを指します。看護師として働き始めるとパティシペーターシップが非常に重要となるので、看護学生は頻繫に授業でグループワークを行うのです。

学生だけではなく看護師になってからも行われる

グループワークは、看護学生だけではなく看護師になってからも行います。特に、研修や勉強会のときに参加する機会が多いでしょう。新人研修においては、指導にあたる先輩看護師が新人看護師がグループワークをする様子を見ることで、個々のリーダーシップや協調性、積極性を確認する意味合いがあります。

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グループワークが苦手な人が多いのはなぜ?

グループワークは看護師の仕事をするうえで重要なものです。しかし、苦手意識のある人も多くいます。主な苦手意識を持つ理由は、「人前で話すのが苦手」「人見知りでコミュニケーションが上手く取れないから」などです。また、良い答えが思いつかず焦ってしまうという声も聞かれました。たしかに、看護学校の教師や先輩看護師など、目上の人に自分の発言を聞かれる場は緊張しても無理はありません。しかし、いずれは後輩看護師のグループワークを指導する立場になります。「人見知りだから」「人前が苦手だから」と投げやりにならず、前向きに取り組みましょう。

看護師や学生がグループワークを進めるコツを紹介!

看護師や看護学生に向けて、グループワークを進めるコツを紹介します。まずは苦手意識を克服しましょう。そのうえで、メモを取ったり伝わりやすい話し方を心掛けたりするのが重要です。

苦手意識を忘れる

苦手意識を頂いたままだと、グループワークを上手く進めるのは難しくなります。「苦手だからやりたくない」「どうせまた失敗する」など、ネガティブな気持ちのままでいるのは良くありません。一度気持ちをまっさらにして取り組みましょう。

何も発言しないのは避ける

グループワークで一言も話さないのは避けましょう。ほかの参加者のことを考えずに話し続けるのも良くありませんが、何も発言しないと「やる気がない」「対人スキルがない」とみなされる可能性も。適度に発言をするのがグループワークを行うコツです。相応しい頻度で効果的な発言を心掛けましょう。

話の流れを理解する

話の流れを理解しないと、グループワークを上手く進められません。話の流れを理解しないまま発言をすると、場の空気を読めない人だと思われてしまう恐れがあるでしょう。話の流れを理解するコツは、集中して話を聞くことです。ほかのことに気を取られしまいそうなときでもぐっと我慢して、グループワークに集中しましょう。あとは、自ら進行役を引き受けると流れをコントロールできるのでおすすめです。

良い意見を言おうとしない

良い意見を言おうと気負いすぎないのがグループワークを進めるコツです。良い意見を述べて自分の能力を良くみせるのがグループワークの目的ではありません。あくまで、参加者同士で意見を出し合い、最適な答えを協力して導きだすのが目的です。いい意見を言おうとせず、自分の率直な考えを発言しましょう。

しっかりメモを取る

メモを取りながらグループワークに参加すると見直しもでき、流れが掴みやすくなりおすすめです。ただし、メモを取るのに集中し過ぎてしまうと、逆に話の流れを見失います。会話をすべて書き起こそうと思わず、要点だけを書くのがメモを取るコツです。また、メモばかり見てずっと俯いているのも良くありません。顔を上げ参加者と目を合わせることで、円滑にコミュニケーションが取りやすくなります。

回数をこなす

グループワークをスムーズに進めるコツは、回数をこなすことといっても良いでしょう。グループワークの経験が浅いうちは、失敗するのは当たり前です。何回も繰り返し行うことで、肩の力が抜けスムーズに行えるようになります。看護学生のうちからグループワークに慣れておけば、看護師になってからも緊張せずに取り組めるでしょう。

グループの人と打ち解ける

グループワークに参加する人とあらかじめ仲良くなっておくのも、緊張せずにいるコツといえます。看護学校に入学したてだったり、新卒で入職したばかりのときに関わりのない人とグループワークをすると過度に緊張し、失敗が増える可能性も。そこで、あらかじめグループワークの参加者に積極的に話し掛け、コミュニケーションを取ってみましょう。少しでも参加者の人となりが分かれば、緊張がほぐれやすくなります。緊張するかもしれませんが、軽く雑談するだけでもある程度打ち解けられるものです。

伝わりやすい話し方を身に付ける

参加者に伝わりやすい話し方を身に付けると、グループワークが円滑に進むでしょう。伝わりやすい話し方とは「ゆっくりハキハキと話す」「結論ファーストで話す」などです。また、一人でベラベラと話し続けるのではなく、参加者の反応や表情を見ながら話すコツを掴むとより伝わりやすくなります。

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グループワークのコツを掴めば看護の仕事がしやすい

グループワークのコツを掴めず、悩んでいる看護学生や看護師も多いでしょう。しかしグループワークが看護師の仕事を進めるうえで重要な時間です。グループワークを円滑に進められるようになると、看護師として非常に働きやすくなるでしょう。また、将来新人看護師の研修を指導するときも役に立ちます。

グループワークは看護師の研修や勉強会でよく取り入れられる手法ですが、スキルアップの機会のない職場に不満を持っている人もいるでしょう。研修や勉強会に力を入れている職場への転職を考える看護師の方は「看護のお仕事」の利用をおすすめします。

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