看護師の労働環境は過酷?詳しい実態と打開策を紹介

看護師の中には、今の職場環境が過酷だと感じている人もいるでしょう。看護師はシフト制によって休みが不規則のうえ、夜勤もこなさなければなりません。過酷な労働が続いていると、十分に疲れを取ることが難しくなるでしょう。

このコラムでは、看護師の労働環境が過酷な理由を解説。また、過酷な状況から抜け出すための打開策も紹介します。今の状況を変えたいと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

※1※2 調査方法:インターネット調査/調査期間:2024年2月7日~2月13日/調査概要:「看護師転職サイト」を対象としたユーザー満足度調査/調査対象:男女、全国、看護師・准看護師資格保有者かつ対象看護師転職サイト利用経験者、20~29歳 107s(※1)、20~34歳 175s(※2)/調査実施:株式会社エクスクリエ/比較対象サービス:「看護師転職サイト」主要10サービス(専用サイトのあるサービスのみ・求人結果の表示ページは除く)

看護師が過酷と感じる理由は?

看護師が仕事を過酷だと感じる理由は人によって異なります。過酷と思われる主な理由を見てみましょう。

夜勤の拘束時間が長い

看護師の中には、長時間の夜勤が過酷で辛いと考えている人がいるようです。日本看護協会の「看護師の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」によると、勤務の拘束時間は13時間以内と定められています。しかし、同じく日本看護協会の「2019年病院看護実態調査」によると、2交代制の夜勤の平均拘束時間は16.2時間で、規定より3時間以上長く働いていることに。また、仮眠を含む休憩時間も満足に取れないことから、夜勤は過酷と思う看護師が多いようです。

夜勤の回数が多い

日本看護協会の「2019年病院看護実態調査」によると、3交代制の病院における夜勤の月平均回数は「7~8回未満」と答えた人が28.6%で、最も多い結果となっています。つまり、3交代制は夜勤を週2回程度行うことになるため、「夜勤が多くてつらい」と思っている人も少なくないでしょう。

参考元

日本看護協会

「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」

「2019年病院看護実態調査」

人間関係が悪い

職場によっては人間関係が悪い場合があり、苦しさを感じる看護師もいるでしょう。ベテラン看護師からの行き過ぎた指導があったりスタッフ同士が不仲でコミュニケーションが取りづらかったりすると、ストレスがたまってしまうことも。居心地の悪い環境で働かなければいけない状況は、精神的な負担につながりやすく過酷だと感じてしまうようです。

サービス残業を強いられる

救急対応が立て続けに起こることで、残業を強いられることに過酷さを感じている看護師もいます。特に、急性期病棟では「〇時にこの業務をして…」のように、業務をパターン化することはできません。自身の勤務時間が終了間近でも、緊急対応が入ると残業を行わなければならないでしょう。また、看護師はどこの病院でも不足しているため、一人ひとりの負担が大きくなり、残業が増えてしまうようです。

休みが取りづらくリフレッシュできない

人手不足などの理由によって休みがとりにくく、リフレッシュできない看護師も少なくありません。病院では、日々集中して業務を遂行しているため連休を取得したい人もいるでしょう。しかし、人手不足によってシフトを組まれていると2日以上続けて休みをとるのが難しく、日々の疲れを十分にとれなくなります。十分休めず疲れが溜まった状態で出勤するのも珍しくないようです。

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過酷な労働によって起きた看護師の過労死

2008年10月に2人の看護師が過酷な労働によって死亡した事故が発生しました。当時東京都内の病院に勤務する20代の看護師が、当直明けに死亡しているのが発見され、同月に大阪府の病院でも20代の看護師が死亡する事故が発生。2人は長時間の時間外労働を強いられ、心身ともに大きな負担がかかったことによって死亡したとされています。また、同年に行われた実態調査では、看護師の23人に1人が過労死の危険があるという結果が出されました。

参考元

日本看護協会「看護職の働き方改革の推進

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3交代と2交代で看護師が感じる過酷さは異なる?

3交代制と2交代制では、看護師が辛いと感じる理由が異なるようです。それぞれの過酷な点について以下で見てみましょう。

3交代制

3交代制は、「日勤」「準夜勤」「深夜勤」があり、夜勤が多いため過酷だと感じる看護師がいます。2交代制と比べ、一回あたりの拘束時間は短い一方で、生活リズムを整えにくく睡眠を十分にとれない場合があり肉体的な負担を感じてしまうようです。

2交代制

「日勤」と「夜勤」に分かれる2交代制は、3交代制と比べると夜勤回数が少ない一方、一回あたりの拘束時間が長いため過酷だと思う看護師もいます。多くの場合は日勤が8時間、夜勤が16時間30分程度あり、特に夜勤の時間が長いのが特徴です。夜勤は仮眠時間が2時間程度ありますが、急変や救急対応で仮眠が取れない場合もあります。常に気を張っていないといけない状態のため、2交代制の夜勤は過酷といわれています。

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看護師が過酷な状況を抜け出すには?

看護師が過酷な状況を抜け出すための方法は以下のとおりです。過酷な状況は人によって変わるため、自身に合った方法を選択しましょう。

夜勤の回数、拘束時間を減らせないか相談する

夜勤の回数や勤務時間を減らせないか、師長や上司に相談すると良いでしょう。勤務形態が改善されると、労働環境も改善されて過酷な状況から抜け出せる可能性があります。看護師をすぐ辞めてしまう前に、上層部に相談することが大切です。

看護師を辞める

看護師を辞めて、他職種に就くのも過酷な労働環境から抜け出す方法の1つです。看護師以外の職種は数えきれないほど存在し、自身に合った求人を探せるでしょう。気分転換も込めて、今まで経験したことのない職種にチャレンジするのもおすすめです。また、看護師の経験を活かせる仕事に就くのも良いでしょう。

過酷な労働環境ではない職場に転職する

「サービス残業が多い」「夜勤回数が多すぎる」と感じる場合、今の職場より残業や夜勤回数が少ない職場に転職するのも1つの方法です。求人サイトや転職エージェントを利用すれば、自身の条件に合った求人を探すことができるでしょう。看護師として転職すれば、看護師資格が無駄になりません。また、部署内の異動でも環境が変わることがあるため、転職が不安という人はまず異動をしてみると良いでしょう。

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