
看護業務に携わっている日々の中で、必ずと言っていいほど「感染予防」について耳にしていると思います。
今回は、その「感染予防」の中でも「標準予防策(スタンダードプリコーション)」「感染経路別予防策」について、お話したいと思います。
私には関係ない?そんなことありませんよ。自分自身を守れるのは自分だけです!
みなさん「感染予防」もしくは「感染対策」という言葉は聞いた事があると思います。
1966年CDC(アメリカ疾病予防管理センター)は標準予防策(スタンダードプリコーション)と感染経路予防策を提唱しました。
最近ではこの2つの言葉を良く聞くと思います。
スタンダードプリコーション・感染経路別予防策とはどんなものなのでしょうか?
標準予防策(スタンダードプリコーション)とは、
すべての血液と汗以外の体液・排泄物・分泌物・粘膜・創傷のある皮膚は感染の可能性があるものとして扱い、感染症の有無に関わらず全ての患者に適応する、というもの。
感染経路別予防策とは、
感染症または感染症疑いがある場合、標準予防策に追加して行う感染予防策。
感染症の主な伝播様式は「接触感染」「飛沫感染」「空気感染」であり、病原体の感染経路に合わせた予防策を知り、感染拡大を防ぐ予防策です。
感染予防とは病原体が体内に侵入し、発育、増殖をすること(感染)を予防することを言います。
現場で働いていると様々な病気や怪我をした方の看護に携わると思います。院内や施設の中には感染症を発症した人や、まだ確認されていない未知の感染症など未知数の病原体が存在しています。
その中で自分自身を守る為、そして院内や施設内での病原体の伝播、拡散を防ぐ為に感染予防を行わなければいけません。
標準予防策(スタンダードプリコーション)の言葉の意味は理解できると思いますが、では具体的には何をするのでしょうか。
患者に接触する危険のある場合は、手袋・ガウン・マスクなどの感染防護用具の装着や、手洗いを基本とした対策を実施します。
具体的に以下の12項目に分かれます
1、手指衛生
2、防護用具の着用
3、患者配置
4、汚染器材の管理
5、環境整備
6、リネンの管理
7、鋭利な器具の取扱い
8、廃棄物の取り扱い
9、血液媒介病原体対策
10、咳エチケット
11、安全な注射の手技
12、特別な腰椎穿刺処置の為の感染予防
次に、
感染経路別予防策は具体的に何するのでしょうか。見ていきましょう。
感染経路には接触感染・飛沫感染・空気感染がありそれぞれの経路に合わせた対策を行います。
接触感染・・・MRSA・O-157・ノロウィルスによる感染性胃腸炎など
飛沫感染・・・インフルエンザ・マイコプラズマ肺炎・風疹など
空気感染・・・結核・麻疹・水痘など
があり具体的な実施内容が異なります
・接触感染予防策
患者配置は個室または集団隔離とし、入室時に手袋を装着する。また、患者や周囲環境に触れる時は入室前にガウンを着用
・飛沫感染予防策
患者配置は個室または集団隔離とし、復床室はベッド間隔1.5m以上とカーテンで仕切り、入室時に外科用マスクを装着
・空気感染予防策
患者配置は個室隔離し、陰圧部屋で扉を閉め1時間に6~12回の換気を実施し、入室時にN95マスクを装着
一言に「感染予防」といってもとても奥が深くなんだかちょっと難しいような気になりますよね。
今回は基本の標準予防策(スタンダードプリコーション)と感染経路別予防策について少しお話しました。
病院や施設には病室や検査室、手術室や診察室など様々な部屋でいろいろな処置や治療が行われています。
感染を防ぐのも広げるのも1人1人の行動で大きく変わってきます。
「私には関係ないわ」と言わずに明日から是非感染の拡大を防ぐ為に標準予防策を実施してみてくださいね。
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看護師から寄せられる“よくある質問”
Q. 現役看護師が一番稼げる科はどこ?
一般的に、高度な医療を提供する診療科や収益の多い診療科・クリニックは、高収入を得られる傾向にあります。病院だと救急救命科やICU(集中治療室)など、クリニックでは美容クリニックや人工透析クリニックなどが挙げられます。「看護師が一番稼げる科はどこ?高年収のクリニック・病院や転職のポイント」では、看護師が稼げる科を、詳しく解説しています。規模別の平均給与や、高収入な職場へ転職する際のポイントも紹介しているので、求人探しの参考にしてください。
Q. 看護師がのんびり働ける勤務先は?
病院であれば緊急対応や体力を消耗する業務が少ない外来や回復期・慢性期病棟。病院の外来やクリニックであれば重症患者の処置が少ない診療科は比較的落ち着いた環境といえるでしょう。自身のペースを大事に働きたい方は、現職の悩みを解決できるような環境・働き方を選ぶことがポイントです。「のんびり働きたい看護師向け!おすすめの職場や病院以外の仕事を紹介」では、のんびり働ける勤務先の条件や、おすすめの職場・診療科、のんびり働ける仕事のメリットやデメリットも解説しています。職場探しの参考にしてください。
Q. 看護師1年目で転職しても大丈夫?
1年目であっても転職は可能です。新卒として入職後3年以内に転職する「第ニ新卒」を歓迎する求人も多数出ている状況です。心身に不調がある場合や、職場でハラスメント・法律違反が横行している場合は、無理せず環境を変えたほうが安心です。「看護師1年目で転職しても大丈夫。病院以外の職場や好印象の退職理由を紹介」では1年目の看護師が転職したくなる理由や、仕事が辛いときの対処法、 おすすめの職場などをまとめています。新人看護師が転職に成功するコツや退職の際の注意点も解説しているので、参考にしてみてください。
Q. お礼奉公中でも転職は可能?
お礼奉公の途中でも、看護師が仕事を辞めることは可能ですが、途中で退職してトラブルに繋がるケースもあるので、辞める場合は注意が必要です。「お礼奉公中だけど辞めたい看護師へ!奨学金に関する疑問に答えます」では、「お礼奉公中の看護師は仕事を辞めても良いか」「途中で辞めると奨学金の支払いはどうなるのか」といった疑問や不安にお答えしています。また、奨学金の一括返済を求められたときや、退職を拒まれたときの対処法についてもご紹介しているので、お礼奉公がネックで前に進めずにいる方は、ぜひ参考にしてください。
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