
「未経験の30代から看護師になれるか知りたい」という人もいるでしょう。30代未経験で看護師になることは可能ですが、転職を進めるうえで押さえておきたい点があります。この記事では、30代から看護師を目指す方法や転職時のポイントを解説します。おすすめの職場を目的別に紹介するので、これから看護師として活躍したい方は、自分がどのように働いていきたいか、目標をより明確にするための参考にしてください。
看護師は、需要が高く年齢による制限もないため、30代未経験から目指せる仕事です。ここでは、30代未経験から看護師になれる理由を解説します。
看護師の仕事は、需要が高い状態が続いており、今後もさらに高まっていくと考えられます。職業情報サイトjobtagの「看護師」によると、看護師の有効求人倍率は「2.41」となっています。1人の求職者に対し、2カ所以上の募集がある状態です。
なお、看護師免許を持っているにもかかわらず、看護師として就業していない「潜在看護師」と呼ばれる人数は70万人以上と推定されています。ブランクのある看護師向けに復職支援研修を開催するなど、病院や国が人材確保に向けた取り組みも行っているのが現状です。
看護師免許を取得するのに年齢が関係ないのも、30代未経験から看護師になれる理由の1つです。なかには40代から看護師を目指し、看護学校に入学する人もいます。
看護師の職場は、介護施設やクリニックなど、病院以外にもさまざまです。体力に自信がない場合は、夜勤のない職場にするなど、自分の希望や生活に合わせて働き方が選べます。そのため、ライフプランに合わせながら職場を変え、定年まで働ける安定した仕事といえるでしょう。
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これから看護師免許を取得しようと考えている30代の社会人もいるでしょう。ここでは、看護師を目指す人に向けて、看護師免許を取得する方法を解説します。
これから看護師免許を取得する予定の方は、看護師養成学校に入学し、看護師国家試験の受験に必要な単位の履修が必要です。看護師養成学校には、以下のようなところがあります。
正看護師であれば、卒業までに3〜4年の期間が必要です。4年制国立大学の卒業までにかかる費用は、約200〜250万といわれています。私立大学は、国公立大学よりも学費が高い場合が多いようです。
専門学校は、学校ごとに差がありますが、大学に比べると安いところもあります。なかには、卒業までの費用の総額が、約100万前後という学校も。専門学校では、看護師免許を取得後、指定の病院で一定期間の勤務を条件に利用できる奨学金制度もあるので、学費を抑えたい方におすすめです。
経済的に負担をかけず、社会人から最短ルートで看護師を目指すなら、3年制の養成所が向いているかもしれません。
病院によっては、働きながら看護師を目指す方向けに「資格取得支援制度」を設けているところもあるようです。看護師養成所を卒業後、病院で勤務することを条件として、学費や教科書代、生活支援金などの援助が受けられます。
制度を利用している間は、奨学生や非常勤の扱いとなり、長期休暇中に看護助手としてアルバイトできる病院もあるようです。資格取得支援制度がある病院では、自分と同じように社会人から看護師として勤務している人がいるため、30代から入職しても受け入れられやすい雰囲気があるでしょう。
30代未経験から看護師を目指す理由は、以下のようなものが挙げられます。
30代は結婚や出産、子育てなどライフイベントが発生しやすい年代ともいえます。子育て世代の場合、給与が高く安定しているという理由で看護師を選ぶ人もいるでしょう。
また、体力的な問題や長期就業することを考え、将来性のある仕事に就いておきたいと考えるのも理由の1つです。看護師免許を持っている人のなかには、何らかの理由で看護師を短期離職したが、もう一度やりがいを持って働きたいという人もいるかもしれません。看護師の仕事は、給料も良く安定していながら、未経験者も需要があるため、30代から挑戦したいと思う人もいるでしょう。
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、年齢別のきまって支給する現金給与額とボーナスの額は、以下のとおりとなっています。
| きまって支給する現金給与額 | 年間賞与その他特別給与額 | |
| 20~24歳 | 31万5,200円 | 49万4,800円 |
| 25~29歳 | 34万8,000円 | 69万500円 |
| 30~34歳 | 35万4,300円 | 76万2,400円 |
| 35~39歳 | 35万5,200円 | 84万9,900円 |
参照:政府統計の総合窓口(e-Stat)「職種(小分類)、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」(2025年9月10日参照)
20代前半と30代前半では、給与が約4万円、ボーナスが約27万円の差があると分かります。30代から看護師になった場合も、はじめは新人看護師の給料と同等の場合が多いですが、年齢が考慮される可能性はあるかもしれません。30代未経験の看護師が、年収を上げるためには、経験年数を積みキャリアアップをしたり、夜勤がある職場を選んだりすることが必要です。
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臨床経験が少ない方も看護師への転職は可能です。ここでは、経験の浅い30代の看護師が転職するポイントを解説します。求人を探すときには、以下のポイントを参考にしてみてください。
病院主体で開催している復職支援制度は、ブランクのある看護師に向けた講義や看護技術の研修が受けられます。実際に病院で受講することが多いため、職場の雰囲気を感じたり、現場の看護師と交流ができたりするのが利点です。復職支援制度のある病院は、ブランクのある看護師の採用例があり、臨床経験の浅い看護師も馴染みやすい雰囲気があるかもしれません。
日本看護協会の再就業支援研修は、潜在看護師などを対象とした復職支援が受けられます。基本的な医療知識や採血・点滴などの看護技術の演習が可能です。開催日程や講義内容は、都道府県ごとに異なるため、Webサイトで事前に確認をしておきましょう。公的な機関が開催しているため、気軽に利用ができます。
経験の浅い看護師は、未経験OKと募集を出している求人を選ぶのがおすすめです。未経験で入職した看護師がほかにも在籍している可能性があり、経験に自信がなくても受け入れてもらいやすい体制が整っているでしょう。
教育研修が充実している職場を選ぶのも、経験の浅い30代看護師が転職先を探すときのポイントです。大規模の病院なら、クリニカルラダーを導入しているところもあるようです。経験が浅くブランクがある場合は、プリセプターをつけてもらえるかどうかを確認しましょう。小規模の病院やクリニックでは、施設によって教育体制が異なるため、事前にチェックが必要です。
経験の浅い30代の看護師は、転職サイトや転職エージェントを活かして求職活動を進めるのがおすすめです。医療業界に特化した転職エージェントを活用すれば、自分が知りたい情報を入手できる可能性が高まります。専任のキャリアアドバイザーが担当につくため、その都度不安を解消しながら転職活動を進められるでしょう。
多くの求人情報が集約されている転職サイトのメリットは、自分のペースで求人検索ができることです。条件を絞って検索できるため、自分で情報収集をしたい方におすすめといえます。転職活動をする際は、複数の転職サイトや転職エージェントを併用すると、理想の職場に出会えるかもしれません。
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経験浅い看護師がブランクから復職するには?おすすめの職場をご紹介
看護師になる理由は、高収入を得たい、キャリアアップがしたいなど、人それぞれです。ここでは、これから看護師を目指す30代未経験の方におすすめの職場を、目的別に分けて紹介します。
高給与が転職の条件の場合は、以下の職場がおすすめです。
訪問看護ステーションの仕事内容は、在宅療養されている利用者宅に訪問し、看護を提供することです。オンコール制の場合もありますが、基本的に日勤のみの働き方で高収入が期待できます。訪問件数ごとにインセンティブをもらえる事業所なら、さらなる収入アップを見込めるでしょう。新人育成に力をいれている訪問看護ステーションであれば、就職を目指しやすいといえます。
美容皮膚科や美容外科などのクリニックに勤務する看護師は、美容施術を受ける方へレーザー照射や点滴、手術介助などを行います。美容クリニックは自由診療のため、職場で定めた報酬を給料に反映されやすいのがポイントです。ただし、即戦力を求められるうえに教育制度を整えている美容クリニックが限られているため、転職の難易度が高めといえます。
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落ち着いた環境で働くには、以下のような職場が挙げられます。
療養型病棟や介護施設の多くは、容体が安定されている方が対象です。急変も少ないため、患者さんとゆっくり関われるメリットがあります。
療養型病棟は、看護師が常時複数人いるため、落ち着いた環境で経験を積めるでしょう。看護師の配置人数が少ない介護施設では、即戦力を求めている場合があるため、研修制度があるかどうかの確認が必要です。介護サービスがメインで、高度な看護スキルを問われないことが多く、施設形態によっては夜勤がないところもあります。
▶「デイサービス」の求人はこちら
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将来性を重視して、はじめのうちに基本的な看護スキルを身に付けておきたい人は、以下の職場がおすすめです。
将来のキャリアのために、幅広い看護経験を積みたい方は、総合病院や一般病院が向いているでしょう。急性期や救急患者を受け入れている病院であれば、急変対応まで経験できるかもしれません。将来クリニックで働きたい人も、総合病院や一般病院で経験を積んでおくと、即戦力として評価されやすいといえます。
ここでは、レバウェル看護公式Instagramにて行った「社会人から未経験で看護師を目指す人に伝えたいこと」のストーリーズアンケートを参考に、30代から看護師を目指す人へ向けたアドバイスをまとめました。
・言われたことは素直に聞く
・謙虚になりましょう!プライドは捨てましょう!
引用元「レバウェル看護公式Instagram(2025年9月10日)」
30代であっても看護師としては新人。状況によっては、年下の看護師が先輩になることもあるでしょう。これまでの社会人経験を活かしたい気持ちは一旦置いておき、教えてもらったことを素直に受け入れる姿勢が大事です。
・体力、メンタルの強さが必要です
・体力は半端なく使います
引用元「レバウェル看護公式Instagram(2025年9月10日)」
人命に関わる看護師の仕事は、常にプレッシャーとの戦いです。先輩から厳しい指導を受け、落ち込んでしまうこともあるかもしれません。重圧や厳しい環境を乗り越える強い精神力が必要といえるでしょう。
また、不規則なシフトやマルチタスクもこなさなければならず、体力面においても非常にハードな仕事です。看護師は、心身ともにタフであることが望ましいでしょう。
・今までの社会とは全然違う社会が待ってます
・看護師は考え方が特殊
引用元「レバウェル看護公式Instagram(2025年9月10日)」
正解がない看護は、個人の看護観やこれまでの経験により考え方が左右されます。指導してもらう先輩の意見が食い違い、板挟みになり辛い思いをすることもあるでしょう。自分なりの看護が確立するまでは、さまざまな考えを吸収できるとポジティブに割り切ることも大切です。
・新人なのに新人と見られないことがいろんな意味で大変かもしれません
・周りと比べないで!自分のペースで!今日はできなくても明日はできるかも!
引用元「レバウェル看護公式Instagram(2025年9月10日)」
社会人経験がない20代の看護師と比べられ、プレッシャーを感じる人もいるようです。社会人経験の差は大きいかもしれませんが、看護師としてのスタートラインは同じ。周りと比較せずに、自分のペースで目標に向かっていくことが大切です。
ここでは、30代から未経験で看護師を目指す人によくある質問を、Q&A形式で回答していきます。
30代から新人看護師として働くと、年下に指示されるのを苦痛に感じたり、慣れない医療現場にプレッシャーを感じたりすることから、「辛い」と感じる人もいるようです。看護師として自分らしく活躍していくためには、自分にあった職場選びが重要といえます。転職や求人選びのコツは、本記事の「経験の浅い30代看護師が転職するポイント」で解説していますので、ぜひご覧ください。
前向きな志望動機や自己PRで熱意を伝えましょう。これまで社会人として働き、培った経験をアピールするのもおすすめです。長期にわたって就業していきたい旨や、病院理念に沿って自分が看護師としてどう貢献していきたいかが面接官に伝わると、好印象を持ってもらえるかもしれません。
看護師は、性別関係なく長く活躍できる仕事です。男性看護師は増加傾向で、ケアの際に同性患者さんからの希望があったり、体力的な面で頼りになったりと、現場で心強い存在になれるでしょう。経験を積めば管理職を目指せることから、意欲次第でキャリアアップや収入アップが叶う可能性もあります。
30代未経験で看護師を目指す理由には、安定した収入が欲しい、やりがいを持って働きたいなどが挙げられます。30代から看護師として働くのは不安に思うかもしれませんが、教育制度が整っていたり、復職支援制度を活用したりすることで、看護師の経験を着実に積んでいけるでしょう。
「30代から看護師として働きたいけど未経験で不安…」という人は、レバウェル看護にご相談ください。希望条件や今後のライフプランに沿って、未経験から活躍できる職場を紹介します。選考対策や応募先とのやり取りなどのサポートも受けられますので、看護師への転職が初めての方も安心です。サービスはすべて無料でご利用できますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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