
看護師資格が生まれて100年過ぎたっていうのに、新人教育についての問題が浮き彫りになって20年は経ってるのに…何でこんなに現場は変わらないのだろうか?…そう、多くの看護師が感じているのではないでしょうか。
正直、私は新卒時代にかなり恵まれた環境で育てられました。看護部の中に教育専門の部署があって、担当者がいて。本当に大切に育てられました。
「看護とは何か。看護=業務ではない。相手は人間だから、マニュアル通りの業務をすれば良いってものではない」ってしっかり教え込まれました。
珍しいでしょう?
えっ、そんなの当たり前じゃない?って思えた方は、恐らく私と同様、恵まれた環境で新卒時代を過ごしたのだと思います。
私のような下っ端看護師がこんなこと言うのはおこがましいけど…言わせてほしい。
病院によって、看護師の教育制度にかなりバラつきがあると思ってます。
病院によっては酷いものです。嫌な言い方してすみません。でも、ほかの看護師の友達から話を聞いていると、本当に本当に酷いものです…。
たとえば、
みたいな現状があるんです。
現に私は、キラキラな新卒看護師ちゃんが環境に染まり、1年後には文字にはできないような酷い発言を患者へするようになった姿を見たこともあります。
新卒看護師って、基本的に社会人としても1年目なわけで。つまり…新人看護師教育って、その子の今後の社会人人生も左右するわけで。
先輩看護師と新人教育担当者って、それくらい、1人の人生に密接に関わる立場なのに。それなのに、日々の業務でバタついているなか、とりあえず片手間で業務を教える、みたいな現場も少なくないのが現実なんです。
恵まれた環境だったとはいえ、私も、新人看護師だった頃はいろいろと困ったことがありました。3つ振り返ってみます。
これ。新人看護師って、初めの頃はできることが限られてるじゃないですか。だから、急に現場に放り込まれても本当に何も分からないんですよ。
そんな中で、振り返りの度に指導者から「何か分からないことはある?」って聞かれる。いやね…もう、分からないことが分からないんです。これ、地味に辛かったなぁ…。
あくまでも理想論だけど、事前に、◯◯していくよ!って大まかな教育方針・スケジュールがあれば、全体像はわかるけどね…。もしくは方針はあるのに、うまく活用できず振り返りもせずに、なああなあになってる現場も多いよね。
新人看護師なんて、座学を経て資格試験に受かってすぐ現場に放り込まれるわけで。実習でやってた内容(タイムスケジュール)が現場に出るとほぼ通用しないってのが辛いところだよね…(笑)

実習中って、患者さんを1、2人しか担当しない。それにあくまでも学生の立場だからイレギュラー対応とかもほぼ無くて、自分の立てた看護計画通りに物事を進められる。
でも現場に出たら…ナースコール対応、患者家族対応、指示変更、PHSが鳴って出る、急変、検査が入る、緊急入院対応…大量のイレギュラー対応が多発するから、スケジュール通りには進まない。
だから、私も臨床に出たときすごく焦りました。
今じゃもしかしたら私もこう思われているかもしれないですが…とにかく分からないことがあって先輩看護師に聞きたいときに限って、先輩看護師が捕まらないの(笑)。
病棟看護師がナースステーションにいる時間なんてほぼ無いわけで。だからこれは本当に困りました…。
新人が徐々に患者さんを担当するようになると、「いやいや。何だこれ!?」みたいなことに遭遇する。
たとえば私が経験したのは、こんなこと。
それで、「勘弁してくれ…これ、どうしたら良いの😭助けて!!いや、先輩看護師どこー!?」ってなってました(笑)
それに、あの頃は患者さんからの質問にもビクビクしてたなぁ…。
でもね…経験を積んで自分でもいろいろと分かるようになってくると、患者さんからの質問にも自信満々に答えられるようになって。そうすると楽しくなっていくんですよね。
\日勤日勤夜勤明け休み日勤夜勤明け休み休み!/
…文字にするだけで目眩がしますね。
看護師になり半年も経つと、こんな感覚になる人も多いと思う。あとは、夜勤に入り始めると本当に時間の使い方が分からなくなってくるよね。
非医療職の友達とはとにかく休みが合わなくなるし、夜勤で身体が辛くなってくると心も病むので、お昼の番組で大型連休中の特集をされると「ふーん」(鼻をほじりながら)ってなったりする。
でもね…私は変則勤務が好きでした。
平日に連休を取って同期と遠出したり、土日だと簡単に泊まれないようなお値段のホテル(例えばインターコンチネンタル系とかヒルトンとか)に行ってみたり。都内近郊の5つ星ホテルでランチなんかしてみたり。
変則勤務だからこそできる、みたいな部分を楽しんでました。

大型連休が年に1度の夏季休暇しか無いのは悲しいけど、平日に休みを取りやすいのは看護師の強みだと思ってます。
さてさて。新人時代に困ったことを踏まえて…病棟で新人看護師さんが入って来たときに私が心掛けていたことを3つ語りたいです。
いやいや何時代だよって突っ込みたくなるけど(笑)、こんな風潮が残ってる職場、まだあるよね…?
看護学校で散々、根拠とかアセスメントしろとか教わってきたのに、現場入ったら突然の体育会系かよ、みたいな。
そんなの無理だと思うので、私は新人と一緒にやるようにしてました。自分も自信がない部分は正しい文献やマニュアルも見ながら、一緒に準備!一緒にやる!を心掛けていました

何でかって…?現場にいる先輩看護師さんたちって、とにかく声を掛けづらいんですよ。みんな常に動いてるし、何か怖いし。いつ声を掛けて良いか分からないんですよ。
あとね…恐らく大半の新人は学生時代に実習で先輩看護師(指導者)にそれなりに厳しい対応をされた経験があると思うので、本当に声を掛けにくいの。
だから…分からなかったら誰かに聞いてって本人任せにはしないように意識していました。これは自分がされて、辛かったし困ったから。
「私もこんな感じだったんだから!!」
なんて新人看護師さんに言いたくないんです。
とは言え、現場に出ると忙しくて新人看護師さんへのフォローに手が回らない瞬間があるのは本音。だからこそ、「◯時にお話ししようね!」(もちろん勤務時間内)って約束するようにしてました。
社会人なんだから自分のことは自分で!ってのも分かるんだけどね。社会人1年目にそこまで厳しくする必要も無いんじゃないかなって思うんですよね。
まぁ…これは人として当たり前な部分だけどね。長く生きてると、素直に言えなくなる人も一定数いるじゃないですか。
個人的に思うけど、新人看護師さんって現場の誰よりも最新の知識を持ってるわけで。なかなか我々は新しい知識をアップデートする機会って無いと思うんですよね、現場にいると。
だから、例えば基礎的な部分(基礎看護系)はマニュアルだけではなく、新人看護師さんにどうやって教わった?って聞くようにしてる。
まぁ…現場では実際、あまり使わない洗髪車だったりケリーパッドだったり清拭の際はバケツにお湯を入れて…とかね。アレ系はまた別ね。
でも私はアレはアレで基礎看護としては間違ってないと思ってる。あくまでも基礎。現場では使わないけど有事の際は使うからね、きっと。
自分の知識がすべてじゃないし、応用編は分かるけど基礎は忘れてるから、新人看護師さんにも聞いてみる。新人看護師さんから教わることってたくさんあるのよ。だから、そんなときは「教えてくれてありがとう」って伝えるようにしてる。あなたの存在に助けられてるよって伝える意味でもね。
そろそろ全国的に「4月には1年目が入って来るんだよ?」ハラスメントが始まる時期になってきたのではないでしょうか。
やっと病棟患者さんの疾患を覚え始めて入院も取れるようになって。ある程度の処置も経験した頃かな?でも、まだまだ不安ですよね。
ってか、2年目とか言うけどさ。4月でやっと1歳児みたいなものじゃんね。人間の1歳児なんてやっと歩き始める頃よ?って2歳児の母をしている私は思います。
確かに2年目になると、先輩たちの目が離れます。出来るよね?みたいなオーラ出されたりするけどね。
大丈夫よ。分からないことは遠慮せずに聞いて。ここで聞かずに何となくで仕事していくと、後に引けなくなりますからね。
私は社会人から看護師になったから、年齢もある程度いってたので本当に聞きにくかった。不安でずっと怖かった。そして、看護師2年目の頃に少し大きなインシデントを起こしたことがあります。今思えば、聞きにくいな…って確認を怠った結果でした。
だからね、聞きにくいって思っても堂々と聞きましょう。
1年間、お疲れさまでした!!頑張りましたね。
せっかく取った看護師資格。きっとこの1年で、何で看護師になっちゃったんだろ?辛いことしか無いじゃん。何も楽しくない、って思ったこともたくさんあったと思います。だって何をしても怖いしよく分からないし、毎日が精一杯だし楽しいなんて思う余裕無いですもんね。
でも…本当にこの1年の経験は大きい。2年目になると気付くと知識がついてて、心に余裕を持てるようになって。患者さんとお話しする余裕もできて。患者さんやご家族から「ありがとう」って言われる機会も増えて。
何だ。ちょっと看護師って楽しいじゃん。って思える機会があると思います。
でも辛かったら休んでも良いんです。仕事をバックレるとかじゃなくてね。私たちだって人間なんだから。
大丈夫。リアルな友達に話しづらかったら、SNSでも良い。看護師ってお節介焼きな人も多いからね。そこで相談とかでも良いんですよ。
一緒に楽しいって思えることを見つけていきましょうね。
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よっしー、看護現場から!vol.1 ~看護師が辞めたいと思う瞬間と、転職後に避けるべき行動~


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