
内視鏡室へ転職を検討中の看護師の中には、「仕事は大変?」「自分に務まる?」と不安を抱えている方もいるかもしれません。内視鏡看護師は、高い専門性を求められることに大変さを感じる場合もあるようです。本記事では、内視鏡看護師が「きつい」と感じる理由を、さまざまな角度から詳しく深掘りしますので、ぜひ参考にしてみてください。
内視鏡看護師は、一般病棟の看護師に比べて特殊な業務に携わる機会も多いため、「きつい」と感じる瞬間もゼロではありません。業務の多忙さは1日の予約件数によって左右されるため、どのような職場に勤務するかで大変さの度合いも異なります。ここでは、内視鏡看護師がきついと感じる代表的な理由を3つ紹介しますので、参考にしてみてください。
内視鏡看護師がきついと感じる理由には、勉強の大変さがあるでしょう。内視鏡分野は近年急速な発展を遂げており、それに比例して看護師が求められる知識や技術も多く、常に情報収集を行う必要があります。職場によっては、積極的に勉強会や講習へ参加するよう促されることもあり、負担に感じる人もいるかもしれません。
患者さまと接する時間が短いことで、内視鏡看護師の仕事に物足りなさを感じ、働き続けるのがきついと思うこともあるでしょう。病棟看護師のように、日常生活のケアを通してじっくり関わりたいという場合は、やりがいを得られにくい可能性も。また、内視鏡室ならではのコミュニケーションスキルも求められるため、患者さまとの関わり方に悩みを抱えることもあるようです。
内視鏡検査や治療では、排泄物の処理が必要となります。それゆえに、排泄物の処理に慣れていなかったり、苦手意識を持っていたりする場合は、きついと感じることもあるでしょう。とはいえ、排泄物の処理は、看護師であれば基本的にどの職場でも経験する業務であるため、内視鏡看護師に限ったことではありません。
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内視鏡看護師を辞めたい…向いていないと感じる際の考え方や転職方法を解説
内視鏡看護師の役割は、内視鏡を使った検査や治療をサポートすることであり、医師や臨床工学技士といった多職種と連携しながら、業務を遂行します。内視鏡看護師にはどのような働きが求められるのか、下記にて詳しく見ていきましょう。
内視鏡検査をスムーズに行うためには、事前の抜かりない準備が必要不可欠です。内視鏡看護師のテキパキとした行動により、滞りなく検査が行われることで、患者さまの不安や苦痛を軽減することに繋がります。主な業務としては、物品・薬品の在庫確認や作業手順の確認、処置具の消毒や準備などが挙げられます。
精神的なサポートにより、患者さまがリラックスできる環境を作ることも、内視鏡看護師の大切な役割の一つです。検査前や検査後の丁寧な説明はもとより、検査中に声をかけたり、背中をさすったりすることで、患者さまの不安や恐怖を和らげます。
検査中・検査後の患者さまの状態をよく観察することも、内視鏡看護師の重要な役割になります。内視鏡検査中は、鎮静剤を使用するリスクである呼吸抑制と血圧低下に注意が必要です。検査後には、バイタルチェックを行い、合併症の有無や全身状態を観察します。
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内視鏡看護師の仕事内容とは?向いている人や専門資格、求人の特徴も解説
内視鏡看護師の仕事には「きつい」と感じる瞬間もありますが、その反面、働くメリットも存在します。ここでは、仕事と生活、両方の視点から特にメリットに感じやすい要素を紹介しますので、希望の働き方とマッチするかをチェックしてみてください。
1つ目は、専門性を高められることです。デメリットで挙げた「勉強量の大変さ」もありますが、看護師としては大きな強みになります。最新の検査や治療に携わりたいと考えている人は、得られる達成感も大きいでしょう。一般的な看護技術のスキルを習得するのは難しいものの、専門性を高めたい看護師にとって、内視鏡室での業務は魅力的に感じられるはずです。
2つ目は、プライベートの時間を確保しやすいことです。内視鏡検査・治療は、基本的に予約制になります。。そのため、残業がほとんどなく、日祝休みも多いという点が特徴で、ワーク・ライフ・バランスを重視したい方におすすめの環境です。将来的に産休・育休の取得を視野に入れている方も、復帰しやすい職場だといえるでしょう。夜勤を希望しない場合は、夜間診療やオンコール対応の有無をチェックすることが大切です。
内視鏡看護師の年収相場は400万円ほどといわれており、外来看護師と同程度です。夜勤手当や残業代が少ない分、一般的な看護師の平均年収を下回る傾向にあります。ただ、心身への負担が大きい職場できついと感じている場合、少し給料が下がっても、比較的落ち着いて働ける内視鏡看護師への転職を選ぶ人もいるでしょう。
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内視鏡看護師の給料とは?給与アップの方法や向いている人について解説
内視鏡看護師の勤務先は、大きく分けて「病院」と「クリニック」の2つが挙げられます。どちらの勤務先を選ぶかによって働き方も変わるため、双方の特徴を掴んでみてください。
病院の内視鏡センターや内視鏡室の特徴は、内視鏡検査の種類や検査件数が多いことです。24時間体制の場合が多く、クリニックに比べて多様な症例を経験する傾向にあります。夜勤を行う可能性もあるため、給料アップを狙いたい看護師にもおすすめです。
クリニックの特徴は、夜勤や残業がなく、日勤のみの働き方が大部分を占めることです。内視鏡看護師としてクリニックで働く場合は、消化器内科クリニックや内視鏡専門のクリニックに勤務し、消化器内視鏡検査をメインに行うこととなります。病院に比べて検査件数も少ない傾向にあるため、家庭との両立を図りたい方にもおすすめです。
内視鏡看護師の求人は経験者を求める内容が多い傾向にあるため、慣れるまではきついと感じることもあるかもしれません。ただし、未経験者も目指すことは可能なため、転職する際は、「未経験歓迎」の求人の中から教育体制が整った職場を選ぶと良いでしょう。なお、状況によっては、一般外来で内視鏡室の業務を学んだ後に、内視鏡室へ配属されることも考えられます。
どのようなルートであっても、大切なのは学ぶ姿勢を持ち続けることです。先輩の動きを観察し、根拠を考えながら技術を体得できる人は、周囲からも高い評価を得られるでしょう。
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内視鏡看護師は未経験でなれる?必要な経験やスキル、向いている人の特徴も
内視鏡看護師は専門性が高い分、向き不向きが分かれやすい仕事です。下記にて向いている人の特徴を2点紹介しますので、内視鏡看護師として働いている方や転職を検討中の方は、自身の適性を見極めるヒントにしてみてください。
内視鏡看護師の日々の業務は、「内視鏡看護師の3つの役割」でもお伝えしたとおり、基本的に決まった手順で進みます。そのため、ルーティン化された仕事が得意という人には向いているといえるでしょう。その中で、医師の行動を先読みしながら臨機応変に対応できる人は、より重宝される存在になるといえます。
スキルアップへの意欲が高い人にも、内視鏡看護師の仕事は向いています。多くの知識を得ながら目標に向かって努力できる人は、モチベーション高く働けるといえるでしょう。自己を磨き、高い能力を身に付けられれば、より好待遇の職場への転職も視野に入れることが可能です。
内視鏡看護師としてレベルアップを図る際におすすめなのが、専門資格の取得です。必ずしも業務に必要な訳ではありませんが、実務経験を積んだ後の選択肢として、視野に入れておくと良いでしょう。ここでは代表的な2つの資格を紹介します。
1つ目の資格は、「消化器内視鏡技師」です。消化器内視鏡技師とは、消化器内視鏡に関する専門的な知識・技術を持つと認定され、医師の指導の下で内視鏡業務を実施する人のこと。医療資格保有者を対象に、日本消化器内視鏡学会が認定している資格になります。内視鏡のエキスパートを目指す看護師におすすめです。なお、受験資格を得るためには、いくつかの要件を満たす必要があります。
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看護師が消化器内視鏡技師になるには?取得するメリットや注意点も紹介
2つ目の資格は、「カプセル内視鏡読影支援技師」です。カプセル内視鏡読影支援技師制度は、2013年より開始され、カプセル内視鏡検査や研究が円滑に進むことを目的とされた制度です。審査・認定を受けるには受験資格を満たす必要があるため、すべての条件に当てはまる方は、理想のキャリアに近づく一手段として検討してみると良いかもしれません。
資格取得には、内視鏡業務に関する知識や理解を深められるだけでなく、高度な技術・知識の証明として転職活動のアドバンテージに繋がるというメリットもあります。また、職場によっては資格手当が支給される可能性もあるため、給与・待遇アップも期待できるでしょう。
ここでは、内視鏡看護師に関するよくある質問を紹介します。
「内視鏡看護師の3つの役割」で紹介した業務内容をもとに、1日を通して検査を行います。検査終了後は、情報共有や翌日の予約状況を確認し、基本的には定時で帰宅することがほとんどです。なお、途中のお昼休憩は、診療時間の合間か、交代でとることになります。
「勉強量が多く大変に感じる時」「ルーティンワークにやりがいを感じられない時」「排泄物の処理を行う時」などに、辞めたいと感じる内視鏡看護師もいるようです。「内視鏡看護師の仕事内容はきつい?大変だと感じる理由」では、きつい・大変と感じる瞬間を詳しく紹介していますので確認してみてください。
内視鏡看護師の一番のやりがいは、専門性を高められることでしょう。最新の検査や治療に携わりながら専門的な知識や技術を習得できる点は、看護師としての大きな自信に繋がるといえます。また、患者さまの精神的なサポートを行うことで、不安や苦痛を軽減できるのも内視鏡看護師がやりがいを感じる瞬間の一つです。
本記事では、「きつい」と感じる状況に焦点を当て、内視鏡看護師の仕事を解説しました。目覚しい発展を遂げている内視鏡の分野は、専門性を高めたい看護師にとって魅力の大きい環境です。最新の検査や治療に携わることから、常に学び続ける姿勢が求められますが、それをきついと感じるか、モチベーションに感じるかは、人それぞれでしょう。ぜひ、自身が理想とする看護師像を明確にした上で、自分にマッチする環境かどうかを見極めてみてください。
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