准看護師の志望動機の書き方とは?履歴書や面接でのポイントと例文を解説

准看護師の志望動機作成のコツや例文を紹介のイメージ

准看護師の志望動機を考えている方の中には、「何を書いたら良いのか思いつかない」「書き方の方向性は合っているのかな?」と頭を抱えている人もいるでしょう。志望動機は履歴書の中でも応募先への本気度を伝える重要な項目であるため、いかに対策を練るかが成功のカギとなります。本記事では、准看護師の志望動機について、多角的な視点から詳しく解説。例文も紹介しますので、ぜひ高評価に繋がるコツを押さえてみてください。

※1※2 調査方法:インターネット調査/調査期間:2024年2月7日~2月13日/調査概要:「看護師転職サイト」を対象としたユーザー満足度調査/調査対象:男女、全国、看護師・准看護師資格保有者かつ対象看護師転職サイト利用経験者、20~29歳 107s(※1)、20~34歳 175s(※2)/調査実施:株式会社エクスクリエ/比較対象サービス:「看護師転職サイト」主要10サービス(専用サイトのあるサービスのみ・求人結果の表示ページは除く)

目次

准看護師の志望動機で重要な9つの要素

志望動機の内容に正解はなく、価値観や考え方はまさに十人十色です。とはいえ、准看護師が志望動機で自分の魅力や強みを最大限伝えるためには、基本の文章構成を押さえることが欠かせません。採用担当者に好印象を残すためには、どのような視点が必要なのか、まずはそのポイントを押さえていきましょう。

1.応募先の情報収集を徹底する

准看護師の志望動機を考える際は、その職場を志望した理由を明確にする必要があります。「なぜその職場でなければならないのか」という根拠を示すためには、情報収集を念入りに行った上で、共感・貢献できる点を述べることが大切です。情報収集の方法としては、Webサイトや口コミを閲覧するだけではなく、職場見学も行うのがおすすめ。求める人物像が把握できれば、説得力のある志望動機となり、採用担当者を納得させられるでしょう。

2.ポジティブな表現を用いてネガティブな印象を与えない

准看護師の志望動機は一貫してポジティブな表現を使用することが大切です。現職への不満や、消極的な姿勢が見え隠れすると、マイナスなイメージを持たれる恐れがあります。ただし、嘘をつくのはNG。ミスマッチを起こさないためにも、あくまで適当な言い換え表現を用いて、伝え方を工夫しましょう。

3.前職の退職理由を明確にする

准看護師が転職をする場合は、「なぜ前職を辞めたのか?」という点も注目される要素の一つです。特に前職の在籍期間が短かったり、ブランクからの復職であったりする場合は、採用担当者の不安をいかに払拭できるかが重要となります。子育て中の場合は、緊急時や体調不良時の対応といった協力体制について触れると採用担当者の安心に繋がるでしょう。即戦力になりたいという意志をアピールし、努力する姿勢を示すことが大切です。

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4.スキルアップやキャリアアップへの熱意を示す

採用担当者は、長く働き続けてくれる人材を求めています。そこで重要となるのが「熱意」です。転職回数が多い准看護師であればなおのこと、リスク人材でないことを証明する必要があります。応募先でどのように活躍・貢献したいかという熱意を伝え、長期的に働いている姿をイメージしてもらうことで、早期離職への懸念を解消することができるでしょう。

5.未経験の分野でも謙虚になり過ぎない

准看護師が未経験の分野に挑戦する際は、謙虚になり過ぎないことが大切です。自分に自信が持てないと受け身の姿勢になってしまいがちですが、中途採用の場合は特に即戦力が求められるため、主体性をアピールする必要があります。「勉強させていただきたい」というスタンスではなく、今までの実績を伝え、積極的な姿勢を示しましょう。

6.待遇面を理由にしない

准看護師の中には、給与や福利厚生といった待遇面に魅力を感じ、就職・転職を検討している方もいるでしょう。もちろん、待遇面は職場を選ぶ上で重要な判断材料ですが、志望動機には適していないため注意が必要です。同様に、立地や通勤の利便性についても、敬遠される恐れがあるため、避けたほうが無難でしょう。志望動機は、あくまでも条件面以外で魅力に感じたことを言及する場にしてください。

7.例文の丸写しをしない

准看護師が採用担当者へ本気度を伝えるためには、志望動機に独自性を持たせることが重要です。例文を丸写しにしたり、ありきたりな表現を多用したりすると、ほかの応募者との差別化も難しくなります。内容に厚みを出すことで、深掘りされても焦ることなく、自分の想いを伝えられるでしょう。

8.文字数は200〜300文字を目安にする

准看護師が志望動機をまとめる際の文字数は、200〜300文字が目安です。空欄があると入職・転職意欲が低いと判断される恐れがあるため、8割〜9割程度は確実に埋めるようにしてください。その上で、採用担当者を惹きつけられるような、簡潔で読みやすい文章を意識することが大切だといえます。

9.作成後の履歴書を見返す

履歴書が完成したら、不備がないかをきちんと見直しましょう。完璧に仕上げたつもりでも、後で見返すと思わぬミスに気付くことがあるもの。「誤字脱字がないか」「略字がないか」「文字の大きさは適当か」など複数の視点からチェックすると、抜け漏れを見つけやすくなるでしょう。なお、書き損じを防ぐためには、下書きをすると安心です。

働き方について相談できます

【応募先別】准看護師の志望動機の書き方

ここでは、応募先ごとの志望動機の書き方を紹介します。職場の種類によって働き方は異なるため、それぞれのニーズや特徴を把握した上で、志望度の高さを言語化しましょう。すでに応募したい職場が決まっている准看護師の方は、該当箇所をチェックしてみてください。

病院に応募する准看護師の場合

准看護師が病院に応募する場合は、急性期・回復期・慢性期の機能分類や、外来看護師か病棟看護師かによっても訴求内容が異なります。患者さんの重症度や必要なスキルも異なるため、病院の規模や形態に沿った内容を考えることが大切です。その上で、なぜその分野に関心を抱いたのか、どのようなことに挑戦したいのかといった理由を具体化しましょう。病院が目指す医療の方向性にどう貢献できるかも、しっかりと示すことが重要です。

クリニックに応募する准看護師の場合

准看護師がクリニックに応募する場合は、なぜ病院ではなくクリニックなのか、また、複数のクリニックの中から、なぜその職場を選んだのかを簡潔に説明できると良いでしょう。クリニックでは幅広い年齢層の患者さんが対象となるため、地域医療にどう貢献したいかという視点も大切です。それゆえに、応募先へのこだわりはもとより、その地域の特徴もしっかりと掴んでおくことが大切といえます。

介護施設に応募する准看護師の場合

准看護師が介護施設に応募する場合は、高齢者の方と関わった経験を交えるとより説得力が増すでしょう。介護施設と一口に言っても、職場によって働き方や方針は多種多様のため、応募先の理念を把握することが大切です。また、高齢者看護では、人間性や人柄も重視される傾向にあるため、自身の長所をどう活かしたいのかも加えると人物像を理解してもらいやすくなるでしょう。

訪問看護に応募する准看護師の場合

准看護師が訪問看護に応募する場合は、病棟との働き方の違いを理解しておくことが大切です。クリニックの志望動機と通ずる部分ではありますが、なぜ訪問看護なのか、なぜ訪問看護に興味を持ったのかといった理由を具体的なエピソードとともにアピールしましょう。在宅医療への関心や世の中のニーズも交えつつ、将来の目標を伝えると、より熱意が伝わりやすくなります。

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准看護師が転職するときの志望動機の例文

ここでは、志望動機の例文を3つ紹介します。転職の理由別にまとめていますので、自身の状況に該当する項目がある場合はチェックしてみてください。前述のとおり、例文の丸写しはNGですが、言い回しや組み立て方については参考にできる部分があるかもしれません。

【例文1】スキルアップやキャリアアップを目指す場合

私はこれまで医療センターとがんの専門病院に10年間勤務し、がん患者さまへの看護ケアに従事してきました。その中で、緩和ケアや在宅ケアに強い関心を抱くようになり、より患者さまやご家族の思いに寄り添う看護を提供したいと思うに至りました。貴事業所に応募させていただいたのは、体験入職を通じて、患者さまの痛みに耳を傾ける職員の方々の姿に感銘を受けたためです。これまで培ってきた知識や経験を活かしながら、さらにスキルを磨き、貴事業所に貢献できるよう尽力したいと考えます。

【例文2】未経験の分野に応募する場合

私はこれまで、母の介護に伴い、実家の近くにある児童養護施設で3年間勤めてきました。この度、母の状態が回復したため、幼少期から抱いていた小児科で働く夢を叶える決意をしました。貴院に応募させていただいたのは、成人と小児看護の両方の経験を積むことができ、自分自身のスキルを段階的かつ着実に向上できると考えたためです。これまでに培った歩み寄る力を大切に、多様な年齢の患者さまとより良い信頼関係を構築し、質の高い看護を提供できるよう努めたいと考えます。

【例文3】ブランクから復職する場合

一般病院で5年間勤務した後、出産と子育てで約2年間医療現場から離れていましたが、子どもの保育園入園を機に、復職を決意しました。現在は、一日でも早く貢献できるよう、復職支援のセミナーを受講し、学び直しを続けています。貴院に応募させていただいたのは、見学時に感じた明るい雰囲気や、患者さまと看護師の関わり方に魅力を感じたためです。サポート体制が充実している貴院にて、長きに渡って活躍できる人材になれるよう努力する所存です。

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准看護師の志望動機が思いつかない場合の対処法

ここでは、「志望動機がなかなか思いつかない…」とお困りの准看護師におすすめの対処法を2点紹介します。オリジナリティを盛り込み、魅力溢れる志望動機に仕上げるには、どのような視点が大切なのか、さらに深掘りしていきましょう。

経験をもとに自己分析を行う

志望動機では、応募先はもちろんですが、自分自身への理解も欠かせません。なぜなら、働く上で重視したい点や得意不得意が不明瞭なままだと、仕事選びの軸がブレてしまうためです。何から手を付けたらいいのか分からないという准看護師の方は、これまでの学びや経験を箇条書きで洗い出し、自身の看護観を整理してみると良いでしょう。考えがクリアになれば、自分の強みや能力をどのように活かせるかもイメージしやすくなるといえます。

将来のキャリアビジョンを考える

上記の作業を通して自身に対する理解を深めた後は、キャリアビジョンを考えましょう。准看護師としてこれまでに働いた実績がある場合は、「もっと成長したい」「専門性を高めたい」「新しい分野に挑戦したい」など、何かしら自分自身に不足しているものを実感する瞬間があったはずです。その潜在意識を掘り下げていくと、理想の看護師像と現在の自分との間にあるギャップから、成し遂げたい目標が見つかるかもしれません。

准看護師が面接で志望動機を伝える際のポイント

志望動機は履歴書だけでなく、面接でも質問される重要な項目です。応募書類に時間を割いて、面接対策を怠っていたという事態に陥ることのないよう、受け答えのポイントもしっかりと押さえておきましょう。准看護師の面接では、コミュニケーションスキルもチェックされるため、機械的な回答にならないように練習することが大切です。

履歴書の内容と矛盾が生じないようにする

面接での回答は、履歴書の内容と一言一句同じにする必要はありません。ただし、双方に矛盾が生じていると、自己理解の浅さや、信憑性を疑われてしまいます。そのため、内容を丸暗記するのではなく、履歴書の内容を補足しながら、話す内容に一貫性を持たせることが重要です。書いた内容を目で追うだけではなく、声に出して練習しておくと、面接中のイメージも湧きやすいでしょう。

話す順序を意識する

面接では緊張やプレッシャーが相まって、本来の力を発揮するのが難しいものです。それゆえに、しどろもどろになってしまわないよう、結論→根拠の順で、簡潔に分かりやすく話すことを意識しましょう。聞く側も要点を掴みやすくなるため、採用担当者への配慮にも繋がります。同じ内容でも話の展開の仕方によって、伝わり方に大きな違いが生まれるため、論理的な話し方を心がけることが大切です。

自信があるように振舞う

限られた時間の中で、採用担当者へ好印象を残すためには、話の内容や順番だけではなく、立ち振る舞いにも気を配る必要があります。背筋や目線を意識し、明るくはきはきと話すことで、自信がある印象を与えることができるでしょう。堂々としっかりとした受け答えをすることで、活躍している姿もイメージしてもらいやすくなるはずです。

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准看護師が正看護師を目指す場合の注意点

ここでは、正看護師の資格取得を視野に入れている准看護師に向けて、目指す際の注意点を2点紹介します。看護学校の志望動機に悩んでいるという方も、参考にしてみてください。

准看護師と正看護師の違いを理解する

1つ目は、准看護師と正看護師の違いをしっかりと理解した上で、志望動機に落とし込むことです。都道府県知事の免許か、厚生労働大臣の免許かといった免許の発行元の違いはもとより、業務範囲や、描けるキャリアの違いも十分に理解しておく必要があります。専門看護師や認定看護師といった上位資格についても、知識を深めておくと良いでしょう。

出典
公益社団法人日本看護協会「准看護師制度について(2025年3月28日参照)

正看護師の資格を取得する目的を明確にする

2つ目は、正看護師を目指す目的を明確にすることです。正看護師になりたいと思ったきっかけや経験を見直し、自身の考えを整理します。正看護師に対する考えや、目標とする看護師像を言語化することで、適性やポテンシャルをアピールすることができるでしょう。

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准看護師の志望動機の添削なら転職エージェントがおすすめ

自身の志望動機について、第三者の意見を聞きたい場合は、転職エージェントを活用するのがおすすめです。転職エージェントでは、履歴書の添削や、面接指導を無料で受けることができ、効率的に対策を進められます。また、自分一人では手に入れるのが難しい内部事情も知れるため、応募先が求める人物像を掴みやすくなるでしょう。

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准看護師の志望動機に関するよくある質問

ここでは、准看護師の志望動機に関するよくある質問を紹介します。

新卒の准看護師が履歴書に志望動機を記載する際のポイントは?

新卒の准看護師の場合は、実務経験がないため、モチベーションの高さや熱意を表現することが大切です。新卒採用では皆横並びにスタートするため、入職後のビジョンに向かって、いかに能動的に動けるかを示すと良いでしょう。

社会人が准看護師を目指す際の志望動機のコツは?

社会人から准看護師を目指す場合は、これまでの社会人経験を武器と捉えて、自分の強みや看護師を目指したきっかけを伝えましょう。たとえ、経済的な安定感や、仕事に困らないからといった理由がメインだったとしても、それを前面に出すのはNG。面接官の立場になって考えてみると、自分の上手な「見せ方」をイメージしやすくなるかもしれません。

子育て中の准看護師が履歴書の志望動機で気を付けることは?

子育て中の准看護師の場合は、緊急時や体調不良時に対する採用担当者の懸念を払拭することが大切です。子育てと両立する方法を具体的に示すのと同時に、働く意欲を伝えることで、ポジティブな印象を与えることができるでしょう。

まとめ

本記事では、准看護師の志望動機について解説しました。准看護師が志望動機を考える際は、応募先の情報収集や、自己分析を念入りに行った上で、採用担当者へ前向きな姿勢を伝えることが大切です。伝え方を工夫したり、独自性を持たせたりすることで、ほかの応募者との差別化を図ることができるでしょう。面接当日は、話す順序や立ち振る舞いにも意識を向け、自信に満ちた印象を与えると良いといえます。
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この記事を書いた人
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