
「看護経験が浅くブランクもあるけど病院で働きたい」准看護師Aさん(44歳/女性)の場合
クリニック勤務時の先輩から、「准看はいらない」と言われて自信を失ってしまい、看護師以外の仕事に転職したAさん。それでも看護への思いを持ち続けたAさんですが、看護経験が少ないことで上手くいかず転職を繰り返してしまっていました。「病院で働きたい」という思いはあるものの、ブランクもあり転職に失敗することが怖く、復職を諦めるべきか悩んでいると相談を受けました。Aさんの本音を聞いたうえで、レバウェル看護のアドバイザーがあるご提案をさせていただきました。
先日、ペーパードライバーだった友人が、仕事で車を使うようになるために、ペーパードライバー教習に行ったそうです。
しかし、「教習所で習ったこと自体をあまり覚えていなかった」と言っていました。
もともと車の運転をあまりしていなかったうえに、久しぶり。仕事でもいえますが、経験があって間が空いたのと経験がなくて久しぶりなのでは、だいぶ違うものですよね。
44歳の女性Aさんも、看護経験が少ない上に、ブランクのある看護師さんでした。
Aさんは総合病院で半年勤務し始めた頃に妊娠したため、日勤のみのクリニックに転職しました。しかし「准看はいらない」と先輩からかなりプレッシャーをかけられ、自信を失ってしまい、出産後は看護とは関係のない美容業界で仕事をしていたそうです。
それでも看護への思いがずっとあり、一般病院に復職。2年勤務しましたが経験があまりなかったため、そこでもかなり苦労をされたそうです。
「やはり自分は臨床に向いていないのでは」と悩んだAさんは、保育園へ転職しましたが、看護業務とは関係のない仕事ばかりで、「やっぱり病院で働きたい」と思うようになったのです。
でも、もう転職に失敗したくないという思いから、すぐに病院に戻っても大丈夫か、施設などで看護に慣れてから病院へ行く方がいいのか、やはり復職は諦めるべきかと悩んでしまったこと。
考えるほどに自分がどうしたいのかわからなくなったAさんは、ご相談のお電話を下さったのでした。
Aさんを知るために、過去の転職理由から、どんな仕事をされ、どんな思いでやってきたのかを一つひとつ一緒に確認していきました。
Aさんの経歴を見ていくと、一見迷いながら転職を繰り替えされているようですが、常に同じ思いがあることが分かりました。
それは「病院で働きたいけど、自信が無い」ということです。
つまり、自信をつけて病院で仕事をすることが、Aさんにとって一番の解決策となるのです。
Aさんがずっと気にされていたのは、初め頃に言われた「准看はいらない」という言葉でした。そこで、「正看護師資格を取る」ことについて考えてみました。
厚生労働省の「看護師国家試験の施行」によると、准看護師から正看護師になる方法の一つとして、准看護師として3年以上勤務し、看護専修学校に2年間通った後、正看護師国家試験を受験するというルートがあります。
Aさんの経験年数はトータルでも3年に少し足りていませんが、臨床で半年頑張れば3年以上になります。
しかし、半年後には、ちょうど娘さんが小学生になり、生活が変化することも考えられます。
そこでAさんの周囲の協力者の現状などお伺いすると、すぐに正看護師資格を目指すのは、かなり無理をしないといけません。
「今回は、正看資格は諦めて、他の方法を探しましょう」と提案すると、Aさんは無理をしてでも看護学校へ行こうとされるのです。
真面目なAさんは、必死で悩むあまり「自信をつけるために正看資格を習得できるか」を考えていたはずが、「正看資格を取らないと、もう看護ができない」という考えに囚われるようになっていたのです。
「できないことがあってもいいじゃないですか。無理は誰のためにもなりませんよ。一緒に、できることを探しましょう」と私が言うと、Aさんはハっとされたようでした。
「できないことがあっても、よかったんですよね」
Aさんは“絶対にこうじゃないとダメだ”といつも思い込んで、転職を繰り返していたような気がするとおっしゃいました。
准看護師でも自信がつけられる候補を調べ、Aさんと一緒に話し合い、最終的に決めたのは、復職支援プログラムというものはないものの、マニュアル化されていない、その人にあった指導を少しずつしてくれる職員同士の和のある中規模病院でした。
それから半年。Aさんは無理せず、できることを増やしていけているそうです。
「できないことは、先輩に質問して、少しずつできることにしていこうって思える余裕ができました」というAさん。小学生になった娘さんと『同じ1年生だね』と言い合っているそうです。
復職は誰しも不安を伴うものです。一口に「ブランク」と言っても、経験年数やこれまでどのような働き方をしていたのかでも、復職に対しての不安は全く異なると思います。
“その方に合う最良の方向”を考えるのが、私たちの仕事です。自分にとって何がいいのか分からなくなった時は、一緒にとことん悩み、ご自身に合った転職先を探してみませんか?
「ブランクがある」「看護経験が浅い」といった理由で看護師転職に自信が持てない方は、今の自分にできることを整理することが大切です。どのような職場であれば不安なく看護業務に取り組めるのかを考えてみましょう。
今回のAさんを例にすると、ご自身が准看護師であることも自信が持てない大きな理由の一つだったので、まずは正看護師を目指す道を提案しています。不安を解決する方法を考え、そのうえで現状や生活スタイルも考慮してみると、「○○であればできそう」「今は子育て中なのでまずは○○で働こう」など、新しい道が見えてくるはずです。
看護師のキャリアが浅い場合、ただやみくもに「病院で働きたい」という思いだけで仕事を探しても、また自信を失って転職を繰り返してしまうかもしれません。転職で失敗しないためには、無理なく働ける職場をじっくり探してみましょう。仕事探しの際は、教育体制が充実しているかどうか、自分に合っている指導方法かもチェックしてみてください。
看護師歴が浅い方やブランク明けの復職で自信が持てない方は、レバウェル看護に相談してみることをおすすめします。看護師専門の転職エージェントであるレバウェル看護では、プロのキャリアアドバイザーが、一人ひとりに合った方法で転職活動をサポートいたします。過去の転職理由や現在の希望、ライフスタイルなどをじっくりヒアリングしたうえで、条件に合った求人を提案することが可能です。そのため、自信を持って無理なく働ける職場への転職が叶いますよ。
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