
看護師のなかには、夜勤による生理のお悩みを抱えた方も多いことでしょう。夜勤が看護師に与える影響には、月経困難症や月経前症候群(PMS)、生理不順などが挙げられます。本記事では、夜勤看護師の生理にまつわる悩みへの対処法を解説。夜勤による生理の乱れに悩む際におすすめの過ごし方やホルモンバランスを整えるための生活習慣、生理中の漏れ対策なども紹介します。夜勤中の生理についてお悩みの方はぜひご覧ください。
夜勤の仕事をする看護師は、生理に関する悩みでお困りの方も多いでしょう。夜勤看護師の生理にまつわる悩みには、以下のようなものが挙げられます。
なかでも、生理痛の痛みが大きい月経困難症やPMS(月経前症候群)などに悩む方は多いでしょう。
夜勤が体調に悪い影響を与えるのは、概日リズム(サーカディアンリズム)が乱れるためです。本来寝るべき時間に寝ずに夜勤の仕事をしていると、日中に活動的になり、夜には休む状態になる体内時計のリズムが崩れます。そうしてホルモンバランスが乱れた結果、「生理周期が乱れる」「月経前症候群(PMS)や月経困難症」などにつながる場合があるのです。
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厚生労働省の「働く女性の心とからだの応援サイト 月経について」によると、月経困難症とは腹痛や腰痛などが強く、日常生活にも影響を与えるものです。
月経困難症の痛みについては、鎮痛薬で対処する手段もありますが、自身の状態を詳しく把握するために婦人科を受診する方法も挙げられます。また、十分に休養して緊張やストレスを和らげたり、身体を温めるのも良いでしょう。
同ページによると、PMSは月経前症候群と呼ばれ、生理の3~10日ほど前から始まるものです。人によって症状はさまざまですが、心身の不調が出るものでストレスも影響しています。
月経前症候群(PMS)には、適度な運動やリラックスできることをしてストレスを溜め込まないように心掛けるといった対処法があります。不快な症状を和らげるためには、婦人科で医師に相談することをおすすめします。
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同ページによると、正常な月経周期は25日~38日と記載されています。正常な月経周期に該当しない場合は、生理不順の可能性もあるでしょう。
周期が安定せず生理不順に悩む方は、まずは基礎体温をチェックして月経の時期を把握するのがおすすめです。その際は、できれば婦人体温計を使い、目覚めたら寝たままの状態で体温を測りましょう。仮眠から目覚めた後や、夜勤明けの睡眠から目覚めた後も同じように測るのがポイントです。
基礎体温を測ることで、体温や体調をメモすると月経時期の目安を把握できたり、自身の体調管理に役立てたりできるでしょう。また、「睡眠をしっかりとる」「リラックスする」といったことも大切です。
夜勤による生理の乱れに悩む看護師には、「夜勤前や夜勤の休憩中に仮眠をとる」「夜勤明けに太陽光を浴びる」などの過ごし方がおすすめです。ここでは、それぞれの過ごし方で意識したいポイントをまとめています。
夜勤中の仮眠は、概日リズムを整えるための手段の一つです。日本看護協会の資料(P8)によると、夜勤帯の睡眠には日中に眠る際の3倍の疲労回復効果があるとされています。
また、夜勤前や休日も良質な睡眠を心掛けてください。午前中に眠る際はアイマスクや部屋に光が入らないように遮光性の高いカーテンを使うと良いでしょう。パソコンやスマートフォンの画面は、眠りを妨げるので就寝前に見すぎないように注意してください。
自宅でゆっくりと眠った後は、外に出て太陽光を浴びましょう。太陽の光によって概日リズムのリセットが促され、眠りを誘うホルモンのメラトニンが次の就寝時に分泌されやすくなります。光の入らない部屋にいると、概日リズムがずれたままで、疲労を回復しにくくなる場合もあるため注意しましょう。
夜勤明けはしっかり休むことが大切です。ただし、帰宅後すぐ寝ると夜に寝にくくなりリズムが崩れるので、夜勤明けの午前にとる睡眠は3~4時間程度に抑えるのがおすすめです。夜の寝付きにくさを感じる方は、無理のない範囲で軽い運動を行ってから身体を休めるのも良いでしょう。
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夜勤看護師がホルモンバランスを整えるためにできる生活習慣には、「食事を決まった時間にとる」「温冷交代浴で血行を促進する」などがあります。モルモンバランスのお悩みを抱える夜勤看護師の方は、参考にしてみてください。
夜勤中の食事は仮眠の妨げや胃もたれにつながることもあるので、食事は勤務前にとりましょう。また、普段の食事も、なるべく決まった時間にとるように心掛けてください。なお、メラトニンというホルモンは質の良い眠りを誘う効果があります。
夜勤のリズムに身体が慣れないうちは、すぐに眠れないこともあるかもしれません。なかなか寝付けないときは温冷交代浴がおすすめです。「お湯に浸かる」「冷水を浴びる」を数回繰り返すことで、自律神経の働きを促します。自律神経が適切に働くことで概日リズムが整い、入眠しやすくなるでしょう。
看護師のなかには、生理中に「仕事が忙しくてトイレに行けず、白衣を汚してしまった」と困った方もいるかもしれません。ここでは、出血が多い日に勤務しなければならない際の対策をご紹介します。
「なかなかトイレに行く時間がとれず、勤務中に心配が絶えない」という方は、吸収力が抜群の多い日用の大き目のナプキンを使用するのも一つです。勤務中は、タイミングを見計らって忙しくても割りきってトイレに行きましょう。
漏れが気になる方は、吸収力の高いナプキンとタンポンを併用する方法もあります。生理用ショーツもしっかり防水してあるものを選ぶと、より安心といえます。タンポンを使う際は、しっかりと奥まで挿入しましょう。挿入が浅いと違和感があるため注意してください。
紙パンツ型の生理用品なら、漏れにくいといえます。特に量が多い日は、紙パンツ型の生理用品も良いでしょう。看護師のなかには、万が一、出勤後の大量出血で困った際は、職場のリハビリパンツで代用する方もいるようです。
生理用オーバーパンツとは、ガードルのように「ショーツ+ナプキン」の上に履くものです。表は肌着に使われるニット素材、裏は薄くしなやかながらも完全防水の生地という2層構造になっています。伸縮性があってほどよくフィットし、多い日でも漏れ・染み出しを防いでくれます。「ボクサータイプ」「スリムタイプ」「かぼちゃタイプ」などがありますが、看護師が白衣の下に着用するには、フィット感のあるレギンスタイプがおすすめです。
生理が早まったり、遅れたりするといった不安を抱えながら夜勤を続けるのは、心身への大きなストレスになります。生理トラブルで夜勤を続けるのがどうしても辛い場合、夜勤の免除や回数を減らしてもらうよう上司に相談したり、夜勤のない職場に転職したりすることも検討しましょう。
夜勤がない職場の例としては、病院の外来やクリニック、精神科の訪問看護などが挙げられます。単独での転職活動が不安な場合は、転職エージェントに相談するのもおすすめです。
ここでは、生理で悩む夜勤看護師によくある質問をQ&A形式でご紹介します。
「遅れる」「早まる」「来ない」などの生理不順の原因にはさまざまな要因があるため、必ずしも夜勤勤務が原因とはいえません。ただし、夜勤をすることで規則正しい生活を送るのが難しくなり、体内リズムが乱れることで生理不順を含む体調不良の原因になり得ます。
看護師に限らず、生理痛で仕事を休むことは、労働者の正当な権利です。厚生労働省の資料(P2)によると、労働基準法の第 68 条で労働者の生理休暇が定められているためです。ただし、利用者の前例がない場合は休みにくいかもしれません。そういった際は、就業規則を改めて確認したり、生理休暇について理解のある職場に転職したりすると良いでしょう。
看護師におすすめの生理対策のパンツには、大き目のナプキンや紙パンツ、タンポンなどが挙げられます。また、生理用のオーバーパンツを着用する方法もあるでしょう。詳しくは本記事の「夜勤ナースにおすすめの生理中の漏れ対策」でご紹介していますのでご覧ください。
夜勤が看護師に与える影響には、月経困難症や月経前症候群(PMS)、生理不順などがあります。夜勤による生理の乱れに悩む看護師は、夜勤前や夜勤の休憩中に仮眠をとったり、夜勤明けに太陽光を浴びたりして過ごすのがおすすめです。ホルモンバランスを整えるには、規則正しい時間の食事や温冷交代浴といった習慣を心掛けると良いでしょう。また、「月経量が多く、勤務中に漏れてしまわないか心配」といった方は、ナプキンとタンポンとの組み合わせや、生理用のオーバーパンツの使用などで対策してみてください。しかし、女性の身体はデリケート。生理を通して自身の健康状態に悪影響が出にくい環境を選択することも大切です。生理で夜勤を続けるのが辛い場合は、転職も検討しましょう。
とはいえ、実際に働いてみなければ、心身への悪影響の大きさは分かりにくいもの。夜勤なしの職場に転職しようと思った場合、1人では自分に合う転職先を見つけられないこともあるでしょう。そうした際は、ぜひレバウェル看護にご相談ください。キャリアアドバイザーがライフスタイルや体調の相談に乗りながら、転職先のアドバイスをいたします。生理の症状があっても、今より快適な働き方ができる職場をご紹介できるかもしれません。相談のみも可能で、求人情報はLINEやメールでお送りしますのでご活用ください。
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