仕事
2022.10.27
「看護師の夜勤の休憩時間はどれくらいある?」「夜勤の休憩時間はどのように過ごせば良いの?」といった疑問を抱えている看護師もいるでしょう。職場が取り入れている交代制によって、看護師が取れる休憩時間は変化します。
この記事では、看護師の夜勤における休憩時間の実情やスケジュール例、休憩時間を過ごしやすい職場などをご紹介。看護師の夜勤における過ごし方を知り、無理なく働ける環境を探しましょう。
看護師の夜勤における休憩時間は、勤務時間内に1〜3時間ほど取れるのが一般的です。
2交代制の場合は12時間や16時間といった長期勤務になるため、休憩時間は2〜3時間ほどと多めに設定されています。3交代制の場合は準夜勤や深夜勤というように細かく分けられるので、休憩時間は1時間ほどが基本です。
とはいえ、職場環境や忙しさによって休憩時間の取りやすさや、過ごしやすさは変化します。休憩する場所からナースコールが聞こえやすかったり、いつでも対応できるよう待機を命じられたりする職場だと、休めるものも休めなくなってしまうでしょう。
▼関連記事
ナースに法律通りの休憩を!忙しすぎて気づけば「休憩ほぼ無し」の実態と改善策『ナースが物申す』【第79回】
ここでは、看護師が夜勤に携わる場合の1日のスケジュール例をご紹介します。2交代制と3交代制の違いを確認してみましょう。
16:30 出勤・日勤看護師の引き継ぎ
17:30 巡回・点滴交換・カルテの整理
18:30 食事介助・口腔ケア
19:30 血圧測定・体位交換・おむつ交換
20:30 休憩
21:30 消灯・巡回・点滴交換・資料整理
02:30 休憩
04:30 巡回・体位交換・おむつ交換・資料整理
06:30 起床介助・点滴交換・検温
07:30 食事介助・口腔ケア
08:30 記録作成・日勤看護師への引き継ぎ
09:30 退勤
【準夜勤】
16:00 出勤・日勤看護師の引き継ぎ
16:30 巡回・点滴交換・カルテの整理
18:30 食事介助・口腔ケア
19:30 血圧測定・体位交換・おむつ交換
20:30 休憩
21:30 消灯・巡回
22:30 点滴交換・資料整理
23:30 記録作成・深夜勤看護師への引き継ぎ
24:30 退勤
【深夜勤】
24:00 出勤・準夜勤看護師の引き継ぎ
24:30 巡回・点滴交換・カルテの整理・体位交換
04:30 休憩
05:30 巡回・体位交換・おむつ交換・資料整理
06:30 起床介助・点滴交換・検温
07:30 食事介助・口腔ケア
08:30 記録作成・日勤看護師への引き継ぎ
09:00 退勤
▼関連記事
看護師の夜勤スケジュールにはどんな形がある?その現状や仕組みを解説
患者さんの容態が安定していたり、年齢層が若かったりすると、比較的夜勤の休憩時間を過ごしやすい傾向にあります。以下では、それぞれの特徴についてまとめました。
患者さんの容態が安定している環境なら、夜間の急変やナースコールが少ないでしょう。そのため、休憩時間をしっかりと確保でき、周囲の慌ただしさを感じることもありません。患者さんが比較的安定している職場は、回復期や介護老人保健施設が挙げられます。
患者さんの年齢層が若い場合、高齢の患者さんが多い職場よりもトラブルが少ない傾向にあります。若い患者さんは基本的に自力で歩行するため、怪我や転倒のリスクを抑えられるからです。患者さんの年齢層が若い職場には、検査専門のクリニックやスポーツ整形外科、治験を中心におこなっている病院などが挙げられるでしょう。
夜勤をする看護師の休憩時間は、自由に過ごすことが可能です。効率よく夜勤に携わるためにも、休憩時間を有効活用してリフレッシュしましょう。
夜勤を乗り切るために、仮眠をとる看護師は多いでしょう。少しでも仮眠をすれば、疲労が和らいだり頭をスッキリさせたりすることが可能です。仮眠によって気持ちの切り替えをすると、作業効率の向上にもつながります。
横になって身体を休めるだけでも、疲労回復や体力温存が可能です。夜勤中の看護師のなかには、「救急対応があるかもしれない」「職場だと寝つけない」というように、仮眠を取りにくいと感じる人もいます。眠れないときは無理をせず、休憩時間をゆっくりと過ごす方法も挙げられるでしょう。
音楽を聴いたり本を読んだりと、好きなことをして過ごす看護師もいます。そのほかにも、好きなものを食べる・ストレッチをする・動画を見るなどの過ごし方があるようです。夜勤の休憩時間が短めの場合は仮眠をせず、いかにリフレッシュするかを重視する場合も考えられます。
看護師が夜勤帯の休憩時間を過ごすときは、自分にとってストレス発散につながる行動を心がけましょう。ゲームアプリに集中したり、看護師同士で会話したりと、ストレスの発散方法は人それぞれといえます。睡眠によってストレスを緩和できる方は、しっかりと仮眠を取ることが大切です。
また、夜勤に入る前の睡眠時間もしっかり確保しましょう。心身をしっかりと休めてから出勤すれば、安心安全の看護を患者さんに提供することが可能です。看護師が夜勤に携わるときは、生活リズムや休憩の過ごし方を考慮し、作業効率アップにつなげる姿勢が求められます。
夜勤のある職場への転職を検討している看護師は、以下のポイントもチェックして求人を比較検討しましょう。
看護師として長く働くためにも、自分の希望条件と合う仕事探しを行うことが重要です。
「夜勤のある職場への転職を検討している」「夜勤の休憩時間をしっかり確保できる環境で働きたい」と考えている方は、レバウェル看護へご相談ください。
レバウェル看護では、職場の勤務体制や人間関係、給与体制などの内部事情を詳しくお伝えします。夜勤の交代制はどのようになっているか、仮眠が取りやすい環境になっているかといった、お悩みの解消にもつなげることが可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。
看護師の夜勤における休憩時間は、2交代制の場合が2〜3時間ほど、3交代制の場合が1時間ほどとなっています。休憩時間を取りやすい職場環境なら、仮眠をしたり身体を休めたりすることで、気持ちのリフレッシュができるでしょう。患者さんの容態が安定しているところや、患者さんの年齢層が若い職場なら、夜間のトラブルが少ないため、休憩時間をゆっくり過ごせる傾向にあります。
休憩時間はしっかりと仮眠をとったり、好きなことをしたりと、ストレスを軽減できる過ごし方を心がけることが大切です。夜勤のある職場へ転職を検討している看護師は、職員が休憩時間をきちんと取得できているか、どのような患者さんがいるのか、夜勤時の業務量はどれくらいかなどもチェックするようにしましょう。
「レバウェル看護」を使うと、より詳しく話を聞くことができます。どんな転職先があるのか等も事前に知ることができます。
記事検索
よく検索されているワード
2024.3.28
2024.3.27
2024.3.26
2023.7.26
2020.3.20
2022.9.5
2020.3.20
2019.3.12
2020.10.21