
「夜勤がきつい…」「どうすれば夜勤がきつくなくなるの?」と悩んでいる看護師は多いのではないでしょうか。
ここでは、看護師の夜勤がきつい理由や乗り越える対処法やきつい時の対策などについて詳しく紹介します。
この記事を最後まで読み終えてもらえれば、夜勤のきつさを解消し、自分に合った働き方を見つけるのに役立つでしょう。
看護師ならではの夜勤のきつさを解消したい方は、ぜひ参考にしてください。
看護師の夜勤が「きつい」と感じる背景には、身体的・精神的・生活面のさまざまな負担が重なっていることが多いです。
ここでは、看護師の夜勤がきつい理由について分かりやすく解説するのでご覧ください。
夜勤では昼夜が逆転する生活を繰り返すため、体内時計が乱れやすくなります。
日勤と夜勤が混在するシフトでは、十分な睡眠時間を確保できないことも多く、慢性的な睡眠不足に陥りがちです。
睡眠不足はホルモンバランスの乱れにもつながり、生理不順や肌荒れ、便秘といったマイナートラブルを感じることもあります。
また、30代以降は回復力が落ちやすく、「若い頃と同じ働き方では体がついていかない」と感じる人が増えてくるでしょう。
多くの医療機関では、二交代制もしくは三交代制が採用されており、二交代制の夜勤は16時間前後の長時間勤務になります。
病棟の状況によっては、休憩や仮眠の時間を十分に確保できず、長時間にわたり緊張状態が続くことで心身ともに疲弊しやすいです。
また、夜勤は患者様の急変対応や巡視、体位交換など身体を使う業務が多く、想像以上に体力を消耗します。
強い疲労によって何もできずに休日が終わってしまい、生活の質の低下を感じやすくなることもあるでしょう。
夜勤帯は日中と比べて看護師の配置人数が少なく、一人あたりの業務負担が大きくなりやすいです。
急変や入院対応が重なると、常に時間に追われる状況になり、精神的なプレッシャーも強まります。
判断の責任を一人で背負う場面が増えることで、心理的な疲労が蓄積されるでしょう。
30代以降は育児や介護、家族のサポートなど、家庭での役割が増える時期です。
特に、育児中のママ看護師の場合、子どもの体調不良や学校行事との調整に悩むこともあり、精神的な負担を感じやすいでしょう。
日本看護協会の「2024年病院看護実態調査報告書(P36)」によると、夜勤時間が0時間以上いた病院に、その理由を多い順に3つまでの複数回答で尋ねたところ、下記のような回答が得られました。
| 理由 | 件数(件) | 割合(%) |
| 子どもの世話 | 1,047件 | 74.8% |
| 身体的疾患による健康上の理由 | 462件 | 33.0% |
| 夜間勤務を遂行するための知識や技術の不足 | 387件 | 27.7% |
| 精神的疾患による健康上の理由 | 319件 | 22.8% |
| 家族の健康問題・介護 | 189件 | 13.5% |
夜勤に入らない理由の74.8%が「子どもの世話」となっており、家庭と仕事の両立の難しさがうかがえます。
そのため、仕事だけでなく家庭の責任も背負うことで、夜勤のつらさをより強く感じるようになるでしょう。
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看護師の夜勤は体力的につらい面がある一方で、中には夜勤がライフスタイルに合い、日勤と異なる働きやすさを感じる人も少なくありません。
夜勤によって期待できるメリットは下記のとおりです。
それぞれのメリットについて詳しく紹介するので、どのようなメリットが期待できるのか確認してみましょう。
夜勤は1回の勤務時間が長い一方で、1カ月当たりの出勤日数が日勤常勤よりも少ないです。
シフトの組み方によっては連休のように感じられる日が増え、体感的な休日が多くなります。
平日に休みを取りやすいため、役所や病院、買い物などを混雑せずに済ませられるのも魅力の一つです。
夜勤明けは勤務が終了した時点でその日の業務が終わるため、日中の時間を比較的自由に使えるのが特徴です。
十分に仮眠を取れば、買い物や美容院、友人との予定などを入れることもできます。
ただし無理をすると疲労が蓄積するため、休息とのバランスを取ることが大切です。
夜勤には基本給とは別に夜勤手当が支給されるため、収入アップにつながりやすい点も大きなメリットです。
日本看護協会の「2024年度 看護職員の賃金に関する実態調査報告書(P14)」によると、看護師の夜勤手当の平均額について下記のように報告しています。
| 夜勤の種類 | 平均手当額 |
| 3交代制・準夜勤 | 4,567円 |
| 3交代制・深夜勤 | 5,715円 |
| 2交代制夜勤 | 11,815円 |
2交代制勤務の場合、月に5回夜勤に入るとおよそ5万円の手当が支給されることになります。
そのため、月に数回夜勤に入るだけで、日勤のみの働き方よりも高収入を目指せる可能性が高いでしょう。
夜勤は看護師の人数が少なく負担が大きい反面、一人ひとりの判断力や対応力が求められる場面が増えます。
急変時の初期対応や優先順位の判断など、日勤よりも主体的に動く機会が多く、結果として実践的なスキルが身につきやすいです。
夜勤によって培った知識やスキルは、職場内や転職時の評価にも直結するため、キャリア形成の面で大きな強みになるでしょう。
夜勤がきつくて悩んでいる場合、日々の過ごし方や体調管理を見直すことで負担を軽減できる場合があります。
看護師がきつい夜勤を乗り越える対処法は下記のとおりです。
夜勤の負担を減らし、無理なく働き続けたい方はさっそく試してみましょう。
夜勤当日の過ごし方は、その日のコンディションを大きく左右します。
直前まで家事や予定を詰め込みすぎると、出勤時点ですでに疲労が蓄積してしまう原因にもなりかねません。
出勤前の準備時間を整えることで、夜勤中の負担を軽減しやすくなります。
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看護師が夜勤の生活リズムを整えるには?過ごし方と疲れを取るコツを解説!
夜勤が続くと昼夜逆転の生活になりがちですが、生活リズムを一定に保つことで自律神経の乱れを防ぎ、体調維持につながります。
休日に極端に夜更かしをしたり、睡眠時間を大きく変えたりすると、体内時計がさらに乱れて疲労が抜けにくくなる原因です。
日勤と全く同じ生活リズムは難しくても、起床時間や食事の時間をある程度固定することで、自律神経の乱れを防ぎやすくなるでしょう。
夜勤が続くと仕事中心の生活になりやすく、気づかないうちにストレスが溜まってしまうものです。
そこで、意識的にリフレッシュの時間を作ることで、精神的な負担を軽減できます。
気分転換によってオン・オフがしっかり切り替われば、心の余裕が生まれ、疲労やストレスを引きずらずに夜勤に入れるでしょう。
適度な運動は疲労回復や睡眠の質の向上に効果が期待でき、夜勤による体調不良の予防にもつながります。
激しいトレーニングである必要はなく、ウォーキングやストレッチ、軽い筋トレなど無理のない範囲で継続することがポイントです。
ストレス解消や気分転換だけでなく、血行促進によって肩こりや腰痛の軽減にも役立つでしょう。
夜勤がつらいと感じたときは、無理を続けるのではなく働き方を見直すことが大切です。
体調不良や強いストレスを抱えたまま勤務を続けると、医療事故や離職につながる可能性もあります。
ここでは、夜勤をきついと感じた時の対処法を紹介するので、自分の心身を守るためにも取り入れてみましょう。
夜勤をきついと感じたら、まずは職場で夜勤回数を調整できないか相談しましょう。
師長や看護部に具体的な体調面の不安や家庭事情を伝えることで、月の夜勤回数を減らしてもらえる可能性があります。
夜勤回数を完全にゼロにできなくても、回数が減るだけで身体的・精神的な負担は大きく軽減されるでしょう。
疲労や体調不良が続いている場合は、有給休暇や連休を取得して一度しっかりと休むことも重要です。
責任感の強さから「休んではいけない」と考える看護師は多いですが、無理を続けることで回復に時間がかかるケースは少なくありません。
また、必要に応じて医療機関を受診して心身のコンディションを整え、仕事から離れた環境で休養に努めましょう。
夜勤が原因で体調を崩している場合、日勤専従への変更を検討するのも一つの方法です。
夜勤手当がなくなるため、収入が減少するかもしれませんが、生活リズムが安定し、健康面への不安を軽減できます。
また、同じ職場で働き続けることができ、「転職はハードルが高い」という看護師でも安心です。
ただし、職場によっては日勤専従のポジションが限られている場合もあるため、早めに上司へ相談した方が良いでしょう。
現在の職場でシフトや勤務形態の調整が難しい場合、夜勤のない職場への転職も視野に入ります。
看護師資格を活かせる職場は病院以外にも多数あり、自分のライフスタイルに合った働き方を選べるでしょう。
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看護師だけど夜勤をしたくない!対処法と夜勤無しの職場へ転職するポイント
訪問看護ステーションは基本的に日勤のみの勤務となり、夜勤に対応する必要がない事業所がほとんどです。
利用者様一人ひとりとじっくり関われる点も魅力で、病棟よりも落ち着いた環境で働けます。
オンコールを担当すればオンコール手当が支給されるため、夜勤に入らずに収入をキープできるのも魅力です。
ただし、オンコールの頻度や支給される手当の額は事業所によって異なり、あらかじめ確認しておきましょう。
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訪問看護師になるには?必要な資格や経験、仕事内容などを詳しく解説!
美容クリニックは自由診療が中心で、予約制のため残業や夜勤が少ない傾向にあります。
接遇スキルや美容知識が求められますが、インセンティブ手当が充実しているクリニックが多いことから、夜勤なしで高収入を目指せるでしょう。
体力面の負担が比較的少なく、生活リズムを整えやすい職場と言えます。
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美容看護師の仕事内容とは?1日の流れや採用に近づくためにできる転職準備
介護施設は日勤のみの募集も多く、医療行為が比較的少ないため身体的負担を抑えやすいです。
利用者様と長期的な関係を築けるため、体力的な負担を軽減させながら、ゆったり働きたい看護師に向いています。
ただし、夜勤やオンコールのない施設では収入がダウンしやすいため、給与面を重視している方は注意してください。
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介護施設で働く看護師の仕事内容とは?メリット・デメリットや向いている人|レバウェル看護 お役立ち情報
企業看護師は社員の健康管理や保健指導を担う仕事で、基本的に土日休み・日勤のみの勤務形態です。
デスクワーク中心の働き方となるため、体力的な負担が少なく済みます。
求人数が限られているため、転職エージェントの活用がおすすめです。
レバウェル看護では、企業看護師の求人も取り扱っているため、企業看護師に興味がある方はお気軽にご活用ください。
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産業看護師とは?企業の仕事内容や保健師との違い、転職のメリットを解説
訪問入浴は3人1組で利用者様宅を訪問し、入浴サービスを提供する仕事です。
1日に5~7件ほどの利用者様宅を訪れるため、体力面でのタフさは必要であるものの、業務内容が明確で残業が少ないうえ、日勤のみで夜勤がありません。
給与水準も高めに設定されている事業所も多く、大幅な収入ダウンを心配せずに済むのも安心ポイントです。
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訪問入浴看護師の役割・仕事内容とは?1日のスケジュール例や給与も紹介
夜勤の回数を減らしたり、日勤のみの働き方にシフトしたりすると、これまで通りに夜勤手当が支給されなくなるため、収入面に不安を感じる看護師は多いです。
しかし、働き方を工夫することで収入を大きく落とさずに働き続けられます。
夜勤のない職場で、看護師が収入をキープする方法は下記のとおりです。
どのような選択肢があるのか知り、自分に合った方法を見つけるのに役立てましょう。
高度な知識や技術を持つ看護師は、職場からの評価が上がります。
そこで、認定看護師や専門看護師、特定行為研修など専門性の高い資格を取得することで、資格手当が支給され、給与アップが目指せるでしょう。
また、資格取得は転職時の強みになり、条件の良い求人に出会える可能性も広がります。
長期的に見れば安定した収入や働きやすさにつながるため、自分のキャリアパスに合った資格を選びましょう。
本業の収入を補う手段として、副業を取り入れる看護師も増えています。
Webライターやスポットバイト、SNS運用代行など看護師資格を活かせる副業は多いです。
ただし勤務先の就業規則によっては副業が制限されている場合もあるため、事前確認は欠かせません。
また、無理に収入を増やそうとして本業に支障が出ないよう、体調や家庭とのバランスを見ながら取り入れることが大切です。
夜勤がなくなる分の収入を補う方法として、主任や師長などの管理職を目指す選択肢があります。
管理職になると役職手当が支給されるため、夜勤手当がなくても一定の収入を維持しやすくなるでしょう。
臨床経験を積み、リーダー業務に慣れておくことで、マネジメントスキルがアップし、管理職への道が開かれやすいです。
夜勤がない職場でも、基本給や手当が充実している職場へ転職することで収入を維持できる場合があります。
美容クリニックや企業看護師、訪問看護は夜勤がなくても、比較的給与水準が高いとされており、給与面を重視している方の転職先におすすめです。
ただし、職場の働きやすさは休日数や残業時間、福利厚生、人間関係なども関係するため、給与面以外の情報もしっかり把握したうえで決めましょう。
ここでは、看護師の夜勤がきついことについてよくある質問を紹介します。
夜勤は経験を重ねることで業務の流れに慣れ、精神的な不安は軽減されやすくなることが多いです。
しかし、身体的な負担に関しては必ずしも慣れるとは限りません。
業務スキルの向上と体力的な適応は別物であり、無理を続けると不調が慢性化する可能性もあります。
慣れに期待するだけでなく、仮眠の取り方やシフト調整、休養の確保など自分に合った対策を取り入れましょう。
2交代制と3交代制のきつさはそれぞれ違うため、どちらの方がきついと感じるかは個人差があります。
2交代制は1カ月あたりの夜勤回数は少ないものの、1回の勤務時間が16時間前後と長く、体力的な消耗が大きいです。
一方、3交代制は勤務時間が短い反面、準夜・深夜と細かくシフトが変わるため生活リズムが乱れにストレスを感じる人もいます。
夜勤による負担を軽減するには、体質やライフスタイルに合った夜勤体制の職場を選ぶことが大切です。
夜勤のある看護師の働き方は、生活リズムの乱れや体力的負担、人手不足など複数の要因が重なり、「きつい」と感じやすくなります。
夜勤がきつくて悩んでいる場合、夜勤前の過ごし方や生活リズム、適度な運動などを意識することで、負担の軽減につながります。
また、無理に夜勤を続けると、心身の不調や医療事故などが生じる可能性もゼロではありません。
夜勤によって強いストレスを感じているのであれば、夜勤の回数を減らしたり、夜勤のない職場に転職したりといった選択肢も視野に入れましょう。
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