
「リンパ浮腫セラピストってどんな資格なの?」と興味がある看護師は多いのではないでしょうか。
ここでは、リンパ浮腫セラピストの取得方法やメリット、注意点などについて詳しく紹介します。
この記事を最後まで読み終えてもらえれば、リンパ浮腫セラピストがどのような資格なのか分かり、前向きに資格取得を検討できるでしょう。
スキルアップのためにリンパケアの資格取得を視野に入れている方は、ぜひ参考にしてください。
「そもそもリンパ浮腫セラピストってどんな役割や仕事内容を担うの?」と気になっている方は少なくありません。
ここでは、リンパ浮腫セラピストの役割・仕事内容やケアの対象者などについて分かりやすく解説するのでご覧ください。
リンパ浮腫セラピストとは、医師の指示に基づき、国際リンパ学会において標準治療と認められた下記のような施術を提供します。
リンパ浮腫セラピストは全国各地の医療機関で活躍しています。
リンパ浮腫のケアに関する正しい地域やスキルを持つ医療従事者は少なく、今後も高い需要が見込まれるでしょう。
リンパ浮腫セラピストのケアの対象は、リンパ浮腫に悩むさまざまな患者様です。
疾患そのものによる症状だけでなく、がん治療のための手術や放射線照射によってリンパ浮腫が生じるケースは少なくありません。
リンパ浮腫による四肢の浮腫は日常生活に支障をきたし、QOLにも影響します。
一度リンパ浮腫が生じると完治は難しいものの、適切なケアを取り入れることで浮腫が軽減した状態を保ちやすくなるでしょう。
美容系マッサージは、疲労やストレスの軽減、ダイエットなどを目的として、フェイシャルやボディにさまざまな施術を行います。
資格を取得していなくても開業は可能ですが、民間資格の中には課題の提出や講座の受講で取得できるものも少なくありません。
スキルアップや信頼性にもつながるため、開業前に資格を取得しておくと良いでしょう。
看護師がリンパ浮腫になるには、受講資格を満たした上で、指定の講座を受講しなければなりません。
資格取得の流れは下記のとおりです。
講座の内容についても詳しくお伝えするので確認してみましょう。
リンパ浮腫セラピストの受講対象者は、下記の国家資格を持つ専門職者に限定されます。
また、独立開業が認められているのは、医師とあん摩マッサージ指圧師に限られる点に注意してください。
国際リンパ学会において、リンパ浮腫セラピストになるには座学45時間以上、実技90時間以上のカリキュラムが推奨されています。
ここでは、座学研修と実技研修の内容について紹介するので確認してみましょう。
一般社団法人ライフ・プランニングセンター(LPC)は、厚生労働省後援がんリハビリテーション研修委員およびリンパ浮腫研修委員が運営している団体です。
「リンパ浮腫研修」を開催しており、国際リンパ学会が定める座学の大部分を習得できます。
ライフ・プランニングセンターの「2025 年度リンパ浮腫研修 E-LEARNのご案内」によると、研修のスケジュールは下記のとおりです。
| 課程 | 時間 | 受講方法 |
| Part1 | およそ18時間30分 | オンデマンド配信 |
| Part2 | およそ15時間 | オンデマンド配信 |
| Part3 | 4時間20分 | ライブ配信(Zoom) |
Part1~3の全課程を受講し、指定された提出物を全て提出したら、修了試験に合格しなければなりません。
CBT方式なので、希望する会場・日時を選択できるため、忙しい方でも受験しやすいでしょう。
実技研修はさまざまな団体が開催しており、臨床で役立つ実技を学ぶことができます。
団体によって指導講師やスケジュールが異なるため、自分に合った講座を選ぶことが大切です。
中には研修終了後のアフターフォローが充実している講座もあり、資格取得後もスキルアップに活かせるでしょう。
リンパ浮腫セラピストを取得すると、さまざまなメリットが期待できます。
看護師がリンパ浮腫セラピストを目指すメリットは下記のとおりです。
リンパ浮腫セラピストの取得を検討している方は、どのようなメリットがあるのか確認してみましょう。
看護師がリンパ浮腫セラピストの資格を取得するにあたって、リンパ浮腫のケアに関して専門性が高められます。
リンパ浮腫の予防や早期発見につながるだけでなく、適切なケアを提供でき、患者様のQOL向上に役立つでしょう。
「リンパ浮腫に悩む患者様に寄り添いたい」「患者様の苦痛緩和に貢献したい」といった思いを抱えている看護師にとって魅力の多い資格です。
外科や婦人科、放射線科、緩和ケア科など幅広い領域において、リンパ浮腫に悩む患者様は多いです。
そのため、リンパ浮腫セラピストの知識やスキルは病棟・外来にとどまらず、介護施設や訪問看護ステーションなどでも発揮できます。
活躍の場が増えることで、キャリアパスの幅が広がるでしょう。
職場によってはリンパ浮腫セラピストを取得した看護師に資格手当を支給しており、給与アップにつながる可能性があります。
また、自分にしか対応できない業務が増えることで、管理職を任されることになり、昇給するケースもあり得るでしょう。
ただし、必ずしも資格手当が支給されるとは限らないため、職場に確認しておくと安心です。
リンパ浮腫セラピストは活躍の場が多く、将来的な需要も高いため、採用率がアップしやすいです。
中でも緩和ケア科やリンパ浮腫外来などへの転職は、特に有利に働く可能性が高いでしょう。
自身のスキルを積極的にアピールして希望通りの職場で働きたいのであればおすすめの資格です。
リンパ浮腫セラピストは資格取得のメリットが多い一方で、いくつか注意したい点もあります。
ここでは、看護師がリンパ浮腫セラピストを目指す際の注意点を紹介するのでチェックしてみましょう。
看護師はリンパ浮腫セラピストの資格を取得できるものの、独立開業することが認められていません。
医療リンパドレナージはあくまで医療行為のひとつであり、医師の指示に基づく必要があるためです。
もしも独立開業を視野に入れている場合、リンパケアセラピストやオリエンタルリンパドレナージュセラピストといった美容系の民間資格の取得を検討してみても良いでしょう。
リンパ浮腫セラピストは受講費用の相場が50万円程の費用がかかりますが、基本的には自己資金でまかなわなければなりません。
したがって、給与面よりやりがいやスキルアップを重視している看護師に向いていると言えます。
職員の資格取得支援制度が充実している職場なら、補助金が支給される可能性もあるため、相談してみるのも選択肢の一つです。
リンパケアに役立つ医療系の資格は、リンパ浮腫セラピストだけではありません。
ここでは、リンパケアに役立つ医療系の資格を紹介します。
それぞれの資格の特徴や取得条件などについてお伝えするので比較してみましょう。
リンパ浮腫療法士とは日本リンパ浮腫治療学会による認定資格です。
資格取得のための認定試験を受けるには、下記の流れに従う必要があります。
認定試験の受験料は16,500円で、試験内容は解剖生理学や浮腫の概論など幅広いです。
なお、5年ごとに更新手続きをしなければならず、更新条件も厳密に定められているため注意してください。
医療リンパドレナージセラピストとは、日本医療リンパドレナージ協会による認定資格です。
初級と中級で構成されており、中級講習会を修了すると修了試験の受験資格を得られます。
試験に合格することで、医療リンパドレナージセラピストとして認定を受けられるでしょう。
看護師の資格があれば受講でき、一部でオンライン講座も導入されているため、取得ハードルは比較的低いです。
ICAA認定リンパ浮腫専門医療従事者は、一般社団法人であるICAAが定める資格です。
座学のリンパ浮腫研修と67時間以上の実技研修を受けると、認定試験の受験資格が得られます。
認定試験に合格することでICAA認定リンパ浮腫専門医療従事者の認定証が発行されるでしょう。
また、「リンパ浮腫療法士認定機構」の教育養成校でもあるため、リンパ浮腫療法士の受験資格も得られます。
リンパドレナージの資格を2つ取得できるのは、ICAA認定リンパ浮腫専門医療従事者ならではの魅力です。
ここでは、看護師のリンパ浮腫セラピスト取得についてよくある質問を紹介します。
現状として医療系のリンパケアの資格の中に、独学で取得できるものはありません。
教材を読んだだけで簡単に身につけられる知識・スキルではないため、座学や実技の研修を受けて資格を取得することになります。
ただし、時間はかかるものの、リンパケアについて独学で理解を深めることが可能です。
リンパ浮腫のケアに役立つ医療系の資格は、団体や教会、スクールによって名称が異なるものの、上位資格は存在しません。
リンパドレナージの知識・スキルを習得できる点は変わらず、いずれも民間資格です。
受講スタイルやスケジュールなど、無理なく取得を進められる資格を選ぶと良いでしょう。
団体によって費用に差はあるものの、50万円前後が費用相場です。
自己資金で賄う場合、まとまった費用を用意しておく必要があります。
ただし、オンデマンド配信の講座やCBT方式の修了試験など、働きながらでも資格を取得しやすい体制が整っており、資格取得のために休職や退職は検討せずに済むでしょう。
リンパ浮腫セラピストは、医師の指示に基づいてリンパケアを提供する医療従事者向けの資格です。
指定の講座を受講することで資格取得を目指せ、スキルアップやキャリアアップなど多くのメリットが期待できます。
ただし、医療的なケアにあたるため、看護師の独立開業が難しいだけでなく、取得費用がかかる点にも注意が必要です。
リンパ浮腫療法士や医療リンパドレナージセラピストなど、リンパケアに役立つ医療系の資格は複数あるので、自分に合った資格取得を検討してみましょう。看護師の仕事やスキルアップに役立つ情報を収集したいなら、レバウェル看護がおすすめです。
レバウェル看護では看護師向けのお役立ち情報を日々更新しており、看護師のスキルアップや資格取得などを紹介しています。
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