
「職場に不満や不安がありやる気も出ない…」特別養護老人ホームで派遣職員として勤務する准看護師のKさん(29歳)の場合
准看護師学校を卒業したKさんは、急性期病院に就職しましたが、体調を崩し退職。休養後、近隣の特別養護老人ホームで派遣職員として働いています。しかし今の職場は、仕事にやる気が起きず、身が入らないとのこと。Kさんには人間関係や給与、将来のことなどいくつかの不満や不安があったそうです。今の思いを話すKさんですが、「今の職場で正職員になれて正看護師にはなれない」という言葉がありました。「正看護師になりたい」という希望を感じたアドバイザーは、正看護師になる道や転職先などについて、サポートいたしました。
29歳の准看護師、Kさんはやる気が湧かずに悩んでいました。
四国の准看護師学校を卒業したKさんは、名古屋の急性期病院に就職。
2年ほど勤めたところで、体調を崩して退職しました。
数か月の休養を経て、近所の特別養護老人ホームで、派遣職員として働いています。
ここで働き始めて長くなりますが、最近のKさんはやる気が起きず、仕事中も身が入らないとのこと。
朝目覚めたときは憂鬱で胃が痛み、重い足を引きずるように毎日出勤していました。
Kさんには、さまざまな不満や不安があったようです。
「人間関係があまり良くなくて、毎日が張り詰めているから疲れてしまった…」
「派遣だから、この先長く勤めたとしても、退職金が出るわけでもない…」
「ここで正職員になれたとしても、正看護師になることはできない」
いくつかのストレスが重なって、気力がそがれてしまっているようでした。
ただ、ちらりと出た「正看護師に」という言葉に、私は前向きな向上心を感じたのです。
正看護師になることをしっかりと目標に据えれば、Kさんはよりイキイキできるのではないだろうか。
私はそう考えました。
そこで、「正看護師資格取得支援」制度があり、教育にも力を入れている、P病院をご紹介したのでした。
ひょっとするとKさんは、「正看護師になれたらいいなぁ」と、漠然と思っていただけかもしれません。
しかし、具体的な道筋が見えたことで、
「正看護師として、責任持って仕事がしたい!さらに患者さまの役に立てるようになりたい!」
と、Kさんの中で正看護師を目指すことが、はっきりとした“目標”に変わったのです。
P病院の選考は三次面接まであるのですが、やる気にあふれたKさんは、最終の面接までスムーズに進みました。
トントン拍子に話がまとまるかと思いきや、ここでひとつ問題が起こります…
正看護学校へ通う場合、Kさんのお住まいを考えると、一つの専門学校しか選択肢が無い状況です。
そしてその専門学校には、受験制限があったのです。
年齢制限は31歳ですが、Kさんは29歳。
受験のチャンスは、あと2回しかないのです。
もし今年合格できたとしても、4月から通学することになると、P病院の内定は取り消されてしまいます。
なぜなら資格取得支援制度は、「1年以上継続して勤務した人しか使えない」という病院の規定があるからです。
しかし今年の試験を受験せず、再来年のラストの試験に一発勝負で挑むのも、不安がありました。
迷うところですが、最終的な目的がしっかりしていれば、そこにたどり着くまでのいくつかの選択については、自然と答えは導かれていくものでしょう。
考えた結果、Kさんは今年の受験はせず、P病院へ入職することに決めました。
医療の現場からしばらく離れていたため、今から焦って勉強しても、合格するかどうか分からない。
それならば、1年かけてしっかり受験準備をしよう。
来年必ず合格して、支援制度を使って学校に通おう。
という判断でした。
正看護師資格を取得するという目標を定めて、新しい病院で勤務を始めたKさん。
今は、朝目覚めたときワクワクして、一日が始まるのが待ち遠しいとおっしゃいます。
派遣で働いていたときとは、大きな違いです。
以前は、常にどこか不満足な気持ちを抱えていました。
職場の人間関係や、不安定な非正規雇用という条件のせいも、もちろんあったでしょう。
しかし一番大きいのは、「はっきりした目的がなかった」という点ではないかと思うのです。
目的のない作業の繰り返しは、きつく辛いことかもしれません。
Kさんは、ストレスを感じて当然の状況だったのです。
だからこそ、はっきりと「目的」を定めただけで、気力を充実させることができました。
今回私は、Kさんに教えてもらった気がします。
ここでは、今の職場環境や将来に悩む看護師さんが、前向きに転職するためのポイントを紹介します。今やる気が出なくても、何かのきっかけで意欲的になれる可能性もあります。
今漠然と職場に不満があり業務に意欲的になれない方は、どのような悩みや問題を抱えているのか、整理してみると良いでしょう。今回紹介したKさんの場合、「正職員になっても正看護師になれるわけではない」と感じていたことをきっかけに、正看護師を目指すという目標ができ、前向きに転職できました。「看護スキルを上げたい」「違う分野を学びたい」など具体的に考えることで、今後のキャリアが見えてくるはずです。
看護師としてキャリアアップしやすい環境に転職することで、仕事に目標を持って働けるケースもあります。たとえば上位資格を目指す場合、資格取得支援制度のある職場だと、働きながらキャリアアップを目指せますよ。資格取得支援制度がなくても、院内研修や勉強会を積極的に開催している職場であれば、さらにスキルや知識を身につけられるでしょう。看護の幅が広がると、仕事への意欲やモチベーションも上がるはずです。
「自分のキャリアプランを上手くまとめられない」とお悩みの方は、レバウェル看護を活用してみませんか?レバウェル看護では、経験豊富なアドバイザーが、これまでのキャリアや今のお悩みなどをふまえ、ともに最適なキャリアプランを考えます。また、キャリアプランに向けて目指すべき道もお伝えすることが可能です。
転職時には、数多くの求人の中からキャリアプランに合った職場をご提案します。条件交渉も行うので、一人で転職活動を進めるよりも、希望に近い職場に出会えるでしょう。
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