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2016年09月16日

看護師としての終わり方を考えて。定年前の転職

みなさんは看護師の仕事は好きですか?
看護師1年目の頃の大変さ、
はじめてプリセプターになった年の忙しさ、
仕事に慣れ、自信がついたころの日々、
そして、ベテランの域に入り、
さまざまな経験を積んだ自分の看護……。

辞めたいと思った日、
看護師で良かったと思う日、
そんな看護師としての日々も、
いつかは終わりを迎えるんですよね。

今回、ご紹介するAさんは、
看護歴35年のベテランナース。
介護のご経験もあり、
ケアマネージャーの資格を持ち、
現在はクリニックで
勤続20年という看護師さんでした。

「65歳の定年まで働きたい」
と考えるAさんですが、
60歳を目の前にして、
体力の限界を感じるように……。

65歳まで働くための転職を考え、
今回、ご相談くださいました。


「仕事を辞めようと思ったことは
 一度もないんですよ」
と話すAさんは、
早くに旦那さまを亡くされ、
女手1つで2人のお子さんを
育ててきたパワフルな方。

ただ、今までのような
週5プラス半日の週6勤務で
65歳まで走り続けるのに、
不安を感じられているようでした。

「まさか看護師としての最後を
 考える日が来るとは……」
と話すAさんからは、
看護師の仕事が好きだという
気持ちがうかがえました。

Aさんが65歳まで
安心して続けられる、
そんな職場を探したい!

そう思いましたが、
Aさんはお子さんのために
今より収入を下げたくない
というご条件。

勤続20年と同じ年収を稼げる
日勤常勤を見つけるのは
容易ではありません。

というのも、
ほとんどの事業所が60歳定年。
65歳までとなると再雇用となり、
どうしても給与が下がってしまうのです。

次第にAさんからも
「今まで頑張ってきたことは
 評価されないのでしょうか……」
という元気のない声が。

Aさんにあきらめてほしくないと、
希望の通勤距離を
もう少しだけ広げさせていただくことに。

すると、
全国に福祉施設を展開する法人が、
59歳までの入職の人ならば、
60歳以降も嘱託社員として勤務可能
という求人が見つかったのです。

さっそく連絡を取り、
Aさんの人柄や経歴などを伝え、
給与や賞与を交渉。
先方も、
「Aさんのような方なら」
と言ってくださりました。

しかも、
この施設には定年がないのです!

そのことをAさんにお伝えすると、
Aさんの表情が
ぱっと明るくなりました。

「実は、65歳までと考え、
 あと何年とカウントダウンするのが
 なんだかわびしかったんです」
というAさん。

65歳になった時、
まだ働きたい思いがあるのならば
看護師を続けられるという事実に、
Aさんは希望をもたれたようでした。

そして、面接と見学を経て、
Aさんはこちらの施設に入職。
入職後に状況をおうかがいしたところ、
「人間関係も雰囲気も良く、
 先のことも心配せずに
 安心して働けて良かったです」
とうれしいお言葉をいただけました。


長く頑張ってきた看護の仕事。
さまざまな出来事を乗り越えてきた
看護師としての最後をどう迎えるのか、
そのお手伝いが良い形でできたことを、
本当にうれしく思います。

Aさん、これからも応援しています!

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※相談事例は、個人が特定できない形で掲載しています

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