看護師が上京して働くには?メリットや給与の差、転職時のポイントを解説

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地方で働く看護師のなかには、上京して働きたい方もいるでしょう。看護師のスキルは全国で通用するため、上京しても幅広い求人を比較検討できます。この記事では、看護師が上京する理由やメリット・デメリットを解説。上京して就職・転職する際のポイントや生活イメージ、上京の体験談にも触れていますので参考にしてみてください。

※1※2 調査方法:インターネット調査/調査期間:2024年2月7日~2月13日/調査概要:「看護師転職サイト」を対象としたユーザー満足度調査/調査対象:男女、全国、看護師・准看護師資格保有者かつ対象看護師転職サイト利用経験者、20~29歳 107s(※1)、20~34歳 175s(※2)/調査実施:株式会社エクスクリエ/比較対象サービス:「看護師転職サイト」主要10サービス(専用サイトのあるサービスのみ・求人結果の表示ページは除く)

看護師は上京しても働ける?

看護師は上京しても働けます。東京は人口が多く医療体制の維持が必要なため、専門的な国家資格を持つ看護師の需要は高いでしょう。厚生労働省のデータによると、東京都の看護師の有効求人倍率は全国平均より高い数値です。


厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年4月分)について(P9)」によると、常勤看護師の全国平均が2.13。同省の「【東京】職業別有効求人・求職状況(平成29年度~)」によると、東京都の平均は2.43です。職場によっては、中途採用者向けの研修や教育体制も整えられているので、転職先でもしっかりと仕事に慣れながら活躍できるでしょう。

出典
厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年4月分)について」(2026年6月16日参照)
厚生労働省「【東京】職業別有効求人・求職状況(平成29年度~)」(2026年6月16日参照)
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看護師が上京する理由

ここでは、看護師が上京を決意する理由として、「スキルアップへの意欲」「求人の検討」「視野を広げる」について解説します。

多様な経験を積んでスキルアップしたい

看護師が上京する理由の1つがスキルアップです。東京には、最新の医療設備や豊富な人員体制を備えた病院が集積しています。高度な医療環境で勤務することは、専門的な看護スキルを磨くために最適といえるでしょう。地方では経験できない先進医療に触れることで、看護師としての理想的なキャリア形成を実現できます。

幅広い求人を検討できる 

東京都内は、求人の選択肢が豊富です。一般病院だけでなく、検診センターや産業看護師など、病院以外の選択肢も多数存在します。選択肢が多い環境であれば、自分の希望するライフスタイルに合致した職場を見つけやすいでしょう。限られた地元の求人から選ぶよりも、理想の働き方を追求することが可能です。

東京で視野を広げられる

東京で働くことは、看護師としての視野を広げる絶好の機会となります。多様な背景を持つ人々が集まる都市だからこそ、地元とは異なる価値観や人間関係を構築できるといえるでしょう。新しい環境からの刺激は、仕事に対するモチベーションを向上させる要因です。生活環境を大きく変化させることで、自身の人間性を豊かに育めます。

看護師が上京するメリット

ここでは、看護師が上京するメリットとして、「地方よりも給与が高い」「教育制度が整っている職場が多い」「医療設備の整った環境で働ける」を紹介します。

地方よりも給与が高い

東京都の看護師は、全国平均と比較して給与が高い傾向にあります。日本看護協会の「2025年 病院看護実態調査報告書(P111)」によると、全国平均が34万278円なのに対し、東京都の平均税込給与総額は37万8,041円です(勤続10年、31~32 歳、非管理職の看護師の場合)。
厚生労働省の「職業情報提供サイト(job tag) 看護師」によると、平均年収は全国平均が約524.7万円なのに対し、東京都では約578.5万円。上京して働くことは経済的なメリットが大きいといえます。

出典
日本看護協会「2025年 病院看護実態調査報告書」(2026年6月16日参照)
厚生労働省「職業情報提供サイト(job tag) 看護師」(2026年6月16日参照)

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教育制度が整っている職場が多い

教育制度が整っている職場が多いのも、上京のメリットの一つです。規模の大きな職場が多く、マニュアルや研修が整っていることが多いでしょう。「先輩看護師によるマンツーマンのフォローがある」「プリセプター制度の期間が長い」など、新人研修の有無が募集要項に明記されている職場も多数存在します。

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医療設備の整った環境で働ける

東京の主要な医療機関には、最先端の医療機器や設備が完備されています。最新の知見を学ぶための医療研修や、専門セミナーが頻繁に開催されていることも多いでしょう。日々、高度な看護実践力を身につけることで幅広い看護に対応できるようになり、将来的な市場価値を高められます。

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プライベートを充実させられる場所が多い

プライベートで過ごす場所の候補が多いことも、看護師が上京するメリットとして挙げられます。飲食店や商業施設、美術館、アトラクション施設など、東京には娯楽施設も幅広く点在しているのが特徴です。「いつも同じような場所で休日を過ごしている」「知り合いに会いたくない」といった悩みが解消され、仕事とプライベートにメリハリをつけられます。

看護師が上京するデメリット

看護師が上京する際、人によってはデメリットを感じることもあります。看護師が上京するデメリットは、以下のとおりです。

東京は家賃や物価が高い傾向にある

東京は、住宅の家賃相場や日用品の物価が地方よりも高い傾向にあります。総務省の「住宅・土地統計調査 令和5年住宅・土地統計調査(表130-2)」によると、東京都の住居費は全国で最も高い水準を記録しています。

東京都の家賃相場全国の家賃相場
94,802円65,496円

参照:住宅・土地統計調査 令和5年住宅・土地統計調査(表130-2)
※民営借家(専用住宅)

駅から近い物件を選ぼうとすると、部屋が狭く家賃の負担が重くなります。生活費がかさむことから、上京したての頃はやりくりが難しく、思うように貯金できないことも考えられるでしょう。

出典
総務省「令和5年住宅・土地統計調査」2024年9月25日(2026年6月16日参照)

地元との環境に違いがある

毎日の満員電車による通勤、方言やコミュニケーションのペースなど、地元との環境変化に戸惑う場合もあります。最初のうちは刺激を感じていても、慣れてくると東京での暮らしに疲れてしまうという人もいるようです。地元のライフスタイルが気に入っている人は、上京することでストレスが溜まってしまう可能性もあります。

看護師が上京して就職・転職する際のポイント

ここでは、看護師が上京して就職・転職する際のポイントを、「費用」「住宅手当や寮制度」「職場や住むエリア」の観点から解説します。

引越しや生活に必要な費用を貯めておく

東京への転職を検討している看護師は、引越しや生活資金をある程度溜めておきましょう。引越し先が現在の居住地から遠い場合や、持ち込むものが多い場合は、引越し代が高くなります。初めて1人暮らしする場合は、家具や家電を揃えるのにも費用がかかります。転職してすぐは仕事に慣れるのに手一杯で、惣菜のテイクアウトや外食の機会が増えることも考慮しておくと安心です。

住宅手当や寮制度をチェックする

看護師が上京するときは、住宅手当や寮制度の有無をチェックしましょう。住宅手当や寮制度のある職場なら、家賃の負担を軽減しながら東京で暮らせます。ただし、住宅に関する福利厚生は、利用条件があったり給与に含まれていたりする場合もあるので注意が必要です。住宅手当や寮制度を活用したい看護師は、募集要項や面接でよく確認するようにしましょう。

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職場や住むエリアは優先順位を決めて選ぶ

就職・転職時は、以下のようなチェックリストを作ったうえで、譲れないポイントで絞り込むのがおすすめです

  • 通勤距離の負担が大きくないか
  • 職場に家賃補助があるか
  • 自分に合った働き方ができるか
  • 安心して生活できる住環境か

東京は通勤時に混雑することも多く、乗り換えが多いと負担になることもあります。長く働けるよう、自宅から近いエリアに住むのも良いかもしれません。

今の職場に満足していますか?

地方から東京へ転職する際の生活イメージ

ここでは、地方から東京へ転職する際の生活イメージを紹介します。スムーズな上京を実現するために、ぜひ参考にしてみてください。

家賃や生活費などの出費

総務省「家計調査 家計収支編 単身世帯/用途分類(総数)(表番号3)」によると、1人暮らしの生活費は以下のようなイメージです。

支出項目費用
食料4万7,158円
光熱・水道1万2,158円
通信6,771円

参照:総務省「家計調査 家計収支編 単身世帯/用途分類(総数)(表番号3)

総務省の「住宅・土地統計調査 令和5年住宅・土地統計調査 (表130-2)」の調査による「家賃9万4,802円」を含めると、生活費の合計は約16万889円といえます。就職・転職先を選ぶ際は、こういった平均値も考慮すると安心です。

出典
総務省「家計調査 家計収支編 単身世帯」2026年2月6日(2026年6月16日参照)
総務省「令和5年住宅・土地統計調査」2024年9月25日(2026年6月16日参照)

全国平均と比較した東京の看護師の収入

日本看護協会「2025 年 病院看護実態調査 報告書」によると、全国平均と東京都の給与はそれぞれ以下のとおりです。

新卒の看護師(高卒+3年課程新卒)新卒看護師(大卒)勤続10年の看護師(非管理職)
東京都31万4,402円32万2,134円37万8,041円
全国平均28万5,078円29万2,527円34万278円

参照:日本看護協会「2025 年 病院看護実態調査 報告書(P107,P109,P111)」

全体的に東京都が高いですが、住むエリアの家賃や物価によっても収支が変わります。上京前に家計管理のイメージをつかんでおきましょう。

出典
日本看護協会「2025 年 病院看護実態調査 報告書」(2026年6月16日参照)

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実際に上京・転職した看護師の体験談

ここでは、実際に上京した看護師の体験談を紹介します。看護師が東京で生活し、働くことで、どのような変化を感じられたのかを参考にしてみてください。

看護学校を卒業後に上京した新卒看護師

以前からドラマで見かける風景や都会の生活に憧れており、看護学校を卒業後、両親を説得し、ようやく上京。初めての職場は緊張してばかりで、毎日のように友人や実家に電話をしていました。研修では卒業校が違う同期の新人同士で仲良くなれました。先輩看護師とも次第に言葉を交わせるように。先輩看護師に料理を教えてもらい、自炊もできるようになっていきました。夜勤も始まり、現在は東京での暮らしと仕事にだいぶ慣れてきました。電車は遅くまで動き、少し歩けばコンビニがある。地元と東京のさまざまな違いが分かり、毎日を楽しめる余裕ができてきました。これから看護師として成長したいですし、東京をもっと知りたいです。

転職に伴い上京を決意した3年目看護師

私は看護学生のときに、県内で3年間働くと返済義務が免除される奨学金制度を利用していました。しかし、上京した同期や他科に就職した同期の話を聞くと、整形外科病棟に勤務している私は経験が浅いと焦りを感じはじめました。そこで勇気を出して東京での求人を探し、転職。寮生活から、慣れない土地での初めての1人暮らしは不安でした。転職先の病院では、新卒以外の教育体制がなかったので、先輩に確認しながら業務をこなすよう心がけました。東京の人は自分の田舎に比べると、説明などのペースが早く感じますが、看護師にとっては良い環境だと思います。現在は業務フローに慣れるのに必死で休日は寝てばかりですが、家の周りにたくさんのお店があるので、まずは身近な場所から東京を楽しみたいです。

上京に興味がある看護師によくある質問

ここでは、上京に興味がある看護師によくある質問をFAQ形式で回答しますので、ぜひご一読ください。

看護師が上京を後悔することはある?

家賃や物価の高さに悩んだり、慣れ親しんだ地域との差を感じたりすると、上京を後悔する場合もあるでしょう。上京できればどこでもいいと考え、条件をよく調べずに就職先や住むエリアを決めると後悔する可能性も。事前の情報収集や準備をしておくのがおすすめです。

看護師は転職時の面接で上京理由をどう答える?

上京理由は「スキルアップ」「視野を広げたい」など前向きに答えるのがおすすめです。給料アップが目的の場合でも、それだけを伝えるのではなく、現在の地域では接する機会のない症例に触れたいなど、看護への意欲をアピールしましょう。

転職によって上京する看護師が活躍できる仕事は?

求人の選択肢が多い東京では、さまざまな職場を選べるので、土地に慣れるまでは日勤のみ、パートと変更することも可能です。東京の場合、アクセスが良い地域に住宅が密集していることもあります。車の免許なしでも、自転車を使って訪問看護に挑戦できる可能性があるでしょう。

看護師の県外への就職・転職は難しい?

必ずしも難しいとはいえませんが、場合によっては求人探しが大変かもしれません。慣れない土地の求人選びは、詳細の調査や応募判断が難しいので、転職エージェントを活用するのも手です。

まとめ

看護師という職種は需要が高く、資格やスキルも全国で通用するため、上京しても幅広い求人に応募できます。東京は地方よりも給与が高く設定されており、医療設備の整った環境も多いので、モチベーションを維持しながら働けるでしょう。家賃や物価は高い傾向にありますが、プライベートで過ごせる場所の選択肢が多く、メリハリをつけた生活を送れます。

看護師が上京する際は、引越し代や生活費用を溜めておくと、安心して生活を送れます。求人応募の際は、住宅手当や寮制度があるかどうかを確認しておきましょう。東京で看護師として働くメリットとデメリットをよく理解し、自分らしく働くための一歩を踏み出してみてください。

しかし、1人では応募先の詳細を調べきれないとお困りの方もいるでしょう。引越しや応募のタイミングなど、上京までの段取りを考えるのも難しいものです。レバウェル看護では、キャリアアドバイザーが応募先の詳細を丁寧にお伝えします。面接日程や応募先の管理もするので、在職中でも計画的に転職活動を進めやすいでしょう。

転職のプロの手を借りることで、自分で探すよりも条件に合ったものを紹介してもらえ、計画的に転職活動を進められます。求人情報の取得はLINEやメールで可能ですので、ぜひご利用ください。リットをよく理解し、自分らしく働くための一歩を踏み出すことが大切です。

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※1※2 調査方法:インターネット調査/調査期間:2024 年2 月7 日~2 月13 日/調査概要:「看護師転職サイト」を対象としたユーザー満足度調査/調査対象:男女、全国、看護師・准看護師資格保有者 かつ 対象看護師転職サイト利用経験者、20~29 歳 107s(※1)、20~34 歳 175s(※2)/調査実施:株式会社エクスクリエ/比較対象サービス:「看護師転職サイト」主要10 サービス(専用サイトのあるサービスのみ・求人結果の表示ページは除く)
この記事を書いた人
「レバウェル看護」編集部
「レバウェル看護」は累計利用者数47万人(※)を超える看護師専門の転職支援サービス。 編集部の制作体制には看護師経験者や現役看護師を交え、これまでに1,000記事以上(※)を執筆。看護師にとっての悩み・不安・疑問を一番に相談する"相談窓口"になることを目指し、医療・介護の現場で尽力している方々をサポートするためのコンテンツを発信中。 (※)2023年6月時点
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