
看護師として働いていると、自分よりも仕事が早い人や効率よく動いている人をみて、うらやましいと思ったり焦りを感じたりするかもしれません。看護師として効率よく働くには、自分の行動を見つめ直す必要があります。
この記事では、効率よく働く看護師の特徴や、業務をスムーズに進めるための方法についてまとめました。「効率よく働けるようになりたい」と感じている看護師は、ぜひ参考にしてみてください。
効率よく動ける看護師は、仕事の準備を念入りに進めていたり、チームの連携を意識していたりします。ここでは、効率よく動く看護師の特徴を3つまとめました。
仕事の早い看護師は、情報収集・行動計画・物品管理などの事前準備を念入りに行なっています。具体的には、時間に余裕をもって出勤し、その日に行う業務について情報収集。その後、1日の行動計画を立て、検査や処置などの準備も進めます。
業務を後回しせずに、できることは今のうちに進めておくことも、効率よく動くうえで重要です。なぜなら、看護師の業務では、患者さんの急変や緊急入院など、いつ何が起こるかわからないからです。イレギュラーなことが起きた際には業務前に立てた行動計画通りに動けなくなることもあるため、今できることは早めに片付けます。
看護師の業務はチームプレイのため、同じ看護スタッフとはもちろんのこと、医師などの他職種との協力も不可欠です。効率よく動ける看護師は、一人で黙々と業務を進めるのではなく、ほかのスタッフと声を掛け合いながら協力して仕事に取り組んでいる傾向にあります。自分の業務に余裕がなくなってしまったら早めに助けを求め、反対に余裕がある際はほかのスタッフの手伝いをするというように、常にチームプレイを意識して行動することが重要です。
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この項では、看護師が効率よく動くための方法を7つ解説します。今からできそうなことや改善できそうな内容を確認してみましょう。
看護師が効率よく動くためには、業務開始前に行動計画を立てるようにしましょう。患者さんの重症度・予定されている検査・看護ケアなどを洗い出し、ラウンドする順番やケアのタイミング、処置の予定を決めます。その際、自分のスキルや患者さんの状態を踏まえ、ケアにどのくらいの時間がかかりそうかを把握することが重要です。また、突発的な対応が発生することを考慮し、業務と業務の間には、多少の時間のゆとりを設けておきましょう。
処置や検査のなかには、医師と共に実施するものもあります。可能であれば医師とあらかじめ時間調整をしておくと、ほかの業務の組み立てがしやすくなります。
看護師の業務には、常に優先順位を考えた臨機応変な行動が求められます。医療の現場では、状態の変化や急変、検査の追加など、業務開始時にはなかったはずの予定が追加されることも珍しくはありません。
新たなタスクが追加されるとつい焦ってしまいますが、一度深呼吸をして、行動計画と新たなタスクを整理し直す時間を設けましょう。患者さんの重症度や業務の緊急性をアセスメントしたうえで、ミスや漏れなく業務ができるよう意識することが大事です。
看護師が効率よく動くためには、並行してできる業務を可能な限り同時に進めることも必要です。たとえば、バイタルサイン測定では、「体温を測定している間にSpO2も測定する」「血圧の測定中に問診を終わらせる」など、短い時間で必要な測定と観察が網羅できるように心掛けましょう。清潔ケアにおいても、自立度の高い患者さんは一度に清拭タオルを配りまとめて回収したり、介助度が高い人の清拭は看護師2人組で終わらせたりすることで、ケアにかかる時間を短縮できます。
その際、必要な物品がすべて揃っているかを確認してからケアへ向かうことも大切です。忘れ物をして何度もステーションと病室を往復することのないように意識しましょう。
看護師が効率よく動けるかどうかを左右するのが、すきま時間の使い方です。すきま時間を上手に活用すれば、あとで行う作業が楽になります。
すきま時間にできることの代表例が、記録です。電子カルテであれば、途中でほかにしなければならない業務ができた場合も中断でき、再開がしやすいといえます。「あとでまとめて書こう」と思わずに、記憶が新しいうちに記録を書き進めましょう。
業務の効率化には、移動距離や移動時間が最小限になるように意識し無駄を減らすことも重要です。部署やステーション内の配置を意識し、無駄な移動を減らしましょう。日頃から自分なりの動線を確保し、より多くの時間を使えるようになれば、看護の質の向上にもつながります。
効率性を意識したい看護師は、業務中こまめにメモをとるようにしましょう。その時々では覚えているつもりでも、業務が忙しくなると忘れてしまうこともあります。あとでやらなければならないことや患者さんの状態、申し送り内容などをメモしておくだけで、業務の助けにもなるでしょう。
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看護師が効率よく動けるようになるまでには、時間と経験が求められます。そこでおすすめしたいのが、日々の振り返りです。
行動計画と実際の業務を照らし合わせ、どの程度計画通りに進められたのか、計画に問題があった場合は次回以降どのように改善すればよいのか、業務に無駄はなかったかなど課題点を考えましょう。
なお、新人看護師や経験の浅い看護師の場合は、自分だけで振り返っても問題点と改善点が分かりにくいこともあります。その際はチームリーダーにお願いし、一緒に振り返ってもらうのもおすすめです。
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下記では、看護師が効率よく動くことで得られるメリットを2つ紹介します。効率性を仕事のやりがいにつなげるためにも、ぜひ参考にしてみてください。
効率よく動くと、時間にも心にも余裕を持って業務に取り組めるようになります。その結果、ミスやインシデントなどのトラブルが減り、患者さんやほかのスタッフからの評価も高くなる可能性を見込めるでしょう。
仕事において周りの人から信頼されるのは、モチベーションや達成感にもつながります。状況によっては、新たな業務を任せてもらえるようなこともあるかもしれません。
定時で退勤できることや残業時間が減ることも、効率よく動くことのメリットです。残業時間の減少はプライベートの時間の確保につながるため、しっかりと休息し次の業務に備えられます。また、勉強や家事のように、ほかのことにも時間を充てられるようになります。
ここでは、効率よく動きたい看護師が抱える不安や悩みに、Q&A形式で回答します。
部屋周りが遅いことに悩んでいる場合は、効率的に動けるようシミュレーションをしたり、タイムスケジュールを立てたりすることが重要です。すぐに改善するのは難しいため、効率性を意識しながらの行動していくと、次第に優先順位が掴めるようになります。また、職場の先輩にどのように取り組めば良いかアドバイスしてもらうのも手です。
抜けが多いという自覚があるときは、業務時間内に対応すべきタスクを意識することが大切です。適切な時間管理を行うには、やるべきことを詰め込み過ぎてもいけません。「何時までに◯◯をする」「午前中は△△をする」というように、余裕をもたせながら時間を管理していくことが求められます。時間内での業務が終わらない場合は、周囲に相談してタスクを分散してもらう方法も挙げられるでしょう。
1日の業務を進めるための準備に力を入れていたり、後回しにせずできることに取り組んでいたりする看護師は、職場で効率よく動けている傾向にあります。看護師が効率的に働くには、「行動計画を立てて時間配分をする」「仕事の優先順位をつける」「振り返りを習慣化する」などの方法が挙げられるでしょう。
計画を立てずに行き当たりばったりで仕事に取り組むと、想定外のことが起きた際にうまく動けず、患者さんやほかのスタッフに迷惑をかけてしまうかもしれません。患者さんのためにも、自分のためにも、常に効率化を考え計画的に業務を進めていきましょう。
効率よく働くことを意識しても、なかなか思うように行動できないときは、部署異動や転職によって問題を解決できる可能性があります。
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