
看護師として働く場合に、多くの病院や施設で求められるのが夜勤業務。
普段は寝ている時間に働くことや、日勤より少ない人数での勤務になることに対し、不安を抱えている看護師も少なくないことでしょう。
そこで今回は、看護師が夜勤をする際に確認すべきこと、用意すべきもの、そして夜勤に慣れるために必要な心構えについて詳しく解説します。
夜勤を控えている看護師は、ぜひ参考にしてください。
はじめに、看護師が夜勤開始前に確認すべきことについて解説します。
日勤と夜勤では、業務の流れややるべきこと、スタッフの人数などが大幅に異なります。そのため、夜勤の業務フローや内容についてはある程度頭に入れておくようにしましょう。
職場に夜勤の業務表などがあれば、業務中いつでも確認できるように手元に置いておくと安心です。
物品の配置や使用方法は日勤の際と同様ですが、夜勤では周りが暗く見えにくいなかで物品を用意し使うことが求められます。また、急変などの緊急時に先輩から「〇〇を取ってきて!」と依頼されることも多いため、その際に速やかに対応できるよう、物品の位置や使用方法は把握しておきましょう。
夜勤では少ない人数で急変対応をしなければなりませんので、新人看護師だからといって何もできないということは決して許されません。急変時の患者さんへの直接的なケアは先輩看護師が中心となって行うことが多いかもしれませんが、新人看護師の担当患者さんが急変することも十分にあり得るという認識をもって日々の業務にあたりましょう。急変時には先輩看護師の指示に従って、物品の用意や記録、他の患者さんの対応などができるよう、念入りにシミュレーションしておくことが大切です。
夜勤においても、わからないことやできないことを先輩に相談するのは大切です。しかし、日勤で教わったことやすでに経験したことのあるケアについては、先輩に頼らずに自分自身でできるよう、日々復習しておきましょう。
自分自身の体調管理も、夜勤をこなす看護師の大切な役割です。本来人間は朝に起きて夜に寝るというリズムを刻んでいるため、夜勤に慣れないうちは身体的な負担も大きく、体調を崩しやすい状態になってしまいます。そのため、夜勤前には十分に仮眠をとり、バランスの良い食事による体力づくりを心がけましょう。また、夜勤では日勤よりもスタッフの数が少ないため、体調不良で欠席してしまうと他のスタッフに多大な迷惑をかけてしまうことになります。日頃から感染症予防に努め、健康な状態で出勤できるように整えておきましょう。
夜勤では、物品の面でも準備が必要です。
夜勤は、12時間~16時間程度の長時間勤務になるため、食事や飲み物の持参が必須です。短時間でサクッとつまめるような食事やお菓子、エネルギー源になるような糖分を含む食事を準備しておくと安心でしょう。
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夜勤中は、病室のラウンド時などに携帯用ライトが欠かせません。携帯しやすく操作しやすいライトを一つ用意しておきましょう。病院や施設によってはライトを複数準備している場合もありますので、夜勤に入る前に自身での準備が必要かどうか確認しておくとよいでしょう。
夜勤中には仮眠休憩があることがほとんどでしょう。夜勤に慣れないうちはなかなか眠れないこともあるかもしれませんが、看護師が休憩中に仮眠をとるかとらないかで、その後の業務効率が大きく異なることがさまざまな研究において明らかになっています。短時間でも仮眠がとれるように、ホットアイマスクや耳栓、ブランケットなど自分が眠りにつきやすいグッズを用意しておくことをおすすめします。
続いて、看護師が夜勤中に注意したいポイントについて解説します。
夜勤は日勤と同じ患者数を日勤より少ないスタッフで受け持つため、よりいっそう報告・連絡・相談が重要になります。それぞれのスタッフが病棟内でバラバラになることも多いですが、急変時などの緊急時には速やかにスタッフが集まって対応することが求められます。そのため、自分の業務の進捗状況や居場所はこまめにリーダー看護師へ報告しましょう。困ったことやわからないことがある場合にも、ひとりで抱え込まずに速やかに先輩看護師に相談しましょう。
夜勤では、新人看護師であって日勤より多くの患者さんを受け持つケースが多いでしょう。多重業務となりやすく、ミスやインシデントが発生しやすい状況になりますので、夜勤開始前にはしっかりと行動計画を立てておくことが重要です。また、業務中はこまめに行動計画を確認し、状況に合わせて臨機応変にスケジュールを調整し直すことも大切です。患者さんの重症度や緊急度、他のスタッフの状況などから業務の優先順位を考えていきましょう。
仮眠の重要性は先述のとおりです。仮眠は業務中の覚醒度と注意力を保つため、そして疲労回復のために重要であり、日本看護協会は2時間以上の仮眠を推奨しています。とはいえ、休憩時間の問題や緊張などの問題で2時間も仮眠がとれないこともあるかもしれません。その場合には、短時間でもよいので眠るようにしましょう。たとえ眠れなくても、スマホやパソコンなどを見て過ごすのではなく、暗い部屋で目を閉じて静かに過ごしてみることをおすすめします。
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夜勤は何度か繰り返すうちに徐々に慣れていきます。ここからは、少しでも早く夜勤に慣れるための心構えについて解説します。
夜勤に慣れていない看護師の場合、どうしても業務が後にずれ込んでしまい、休憩時間を犠牲にして記録などに取り組みたくなることもあるかもしれません。しかし、休憩時間は体を休めることを最優先させ、休憩後の業務に支障を来さないように注意しましょう。
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夜勤に適応するための大切なキーワードは「安全管理」です。少ない人数で患者さんを守るには、看護師一人ひとりの安全管理への意識が必要不可欠です。新人看護師だからといって自分の業務だけに集中するのではなく、他のスタッフや受け持ち以外の患者さんの状況にも少しずつ気を配れるようになっていきましょう。
夜勤明けは昼間であるため、活動的に過ごしたくなる人もいるかもしれません。しかし、夜勤に慣れないうちはとくに、夜勤後にはしっかりと休息をとることを優先させましょう。とはいえ、寝すぎてしまうのも生活リズムが崩れてしまうことになるため問題です。夜勤明けは仮眠程度に留めておき、夜が来たらしっかりと眠るリズムを作ることをおすすめします。
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今回は、看護師が夜勤をするうえで大切なことについて解説しました。
夜勤に適応するには、心身の準備、物品の準備、業務への準備が大切です。自分自身が果たさなければならない役割をしっかりと認識し、安全に乗り越えられるように整えましょう。
しかし、いくら念入りに準備をしたとしても、夜勤はどうしても心身への負担が大きくなってしまうことでしょう。なかには、夜勤を経験して「もう夜勤はしたくない、きつい」と感じる看護師もいるかもしれません。その際には、夜勤のない職場への部署異動や転職も視野に入れて考えることをおすすめします。看護師専門転職サービス「レバウェル看護」を利用すれば、常時15万件以上(2024.11月時点)もの求人のなかから、自分に合った求人情報を紹介してもらえます。夜勤のない仕事を探せるため、ぜひ参考にしてみてください。
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