
「クリニックに勤務する看護師のボーナス相場はいくらぐらい?」と知りたい方もいるのではないでしょうか。看護師のボーナスは、開設者や勤続年数、職場の規模などによって異なります。
この記事では、クリニックで働く看護師のボーナス平均をまとめました。病院で働く看護師との違いやボーナスが高めのクリニック、給料アップの方法なども紹介します。ぜひ内容をご覧いただき、転職活動にお役立てください。
厚生労働省の「第24回医療経済実態調査 (医療機関等調査) 報告(p.306)」によると、クリニックで働く看護師のボーナス平均額は「67万5,246円」です。ここでは、開設者別によるクリニック勤務の看護師のボーナス平均額をまとめました。
| 開設者 | 平均賞与額 |
| 個人 | 60万339円 |
| 医療法人 | 67万4,915円 |
| その他 | 94万2,684円 |
| 全体 | 67万5,246円 |
参照:厚生労働省「第24回医療経済実態調査 (医療機関等調査) / 職種別常勤職員1人平均給料年(度)額等 一般診療所 開設者別(集計2)(p.306)」
「その他」には、公的医療機関や社会保険関係団体などが含まれます。上記は平均額のため、看護師のキャリアや勤続年数、働き方などによって実際の数値が異なるでしょう。また、入院診療の有無によっても差が生じます。
同資料によると、クリニックで働く看護師のボーナス平均額が67万5,246円であるのに対し、一般病院の看護師のボーナス平均額は「102万1,187円」という結果でした。病院とクリニックでは、35万ほどの差があることが分かります。開設者別による病院勤務の看護師のボーナス平均額は、以下のとおりです。
| 開設者 | 平均賞与額(病院の看護師) | 平均賞与額(クリニックの看護師) |
| 国立 | 128万89円 | – |
| 公立 | 124万8,774円 | – |
| 公的 | 116万805円 | – |
| 社会保険関係法人 | 124万7,276円 | – |
| 医療法人 | 78万3,082円 | 67万4,915円 |
| その他 | 92万3,964円 | 94万2,684円 |
| 法人その他全体 | 102万1,391円 | – |
| 個人 | 74万4,172円 | 60万339円 |
| 全体 | 102万1,187円 | 67万5,246円 |
参照:厚生労働省「第24回医療経済実態調査 (医療機関等調査) / 職種別常勤職員1人平均給料年(度)額等 一般病院 開設者別(集計1)p.296~p.298」
病院勤務の看護師のボーナスは、クリニック勤務と比較すると全体的に高いことが分かります。国立や公立といった規模の大きな病院は、特に金額が大きめです。勤務先によってボーナス額が異なると、年収にも差が出るでしょう。
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看護師のボーナスは、すべてのクリニックで支給されるわけではありません。以下のような状況にある場合は、職場からボーナスが出ないこともあるようです。
クリニックの経営状況が悪化していて余裕がない場合、ボーナスがないことも考えられます。クリニックによっては、「職員全員が支給なし」「一部の職員に支給あり」など、対応が異なることもあるでしょう。また、ボーナスは経営状況に応じて支給されるため、「前年度はあっても今年度はなし」「年2回のボーナスが1回になった」と変動するケースもあります。
ほとんどのクリニックでは、正社員にはボーナスが出るものの、パートには支給されない傾向にあります。業界や職種にかかわらず、パートやアルバイトはボーナスなしの働き方であるのが一般的です。職場によっては寸志という形で、年末や年度末に渡される場合もあります。ボーナスについては、雇用契約書や就業規則に記載があるので、事前に確認しておきましょう。
ボーナスの支給条件は職場によって異なるため、入職して日が浅い方はもらえない可能性もあります。具体的には、「入職後○ヶ月以降」「ボーナス査定期間に勤務した者」といった条件が挙げられます。勤務期間の基準は満たしていても、入職したばかりだと業界上の実績が少ないといった理由で、支給されないケースもあるでしょう。
看護師のボーナス額は、基本給の2ヶ月分や2.5ヶ月分という基準だけではなく、勤続年数やキャリア、勤務態度なども考慮されます。以下で詳しく説明しているので、気になる方は参考にしてみてください。
看護師のボーナス額は、勤続年数によって変わる傾向にあります。長く勤めれば基本給が上がり、ボーナス額にも反映されるでしょう。経験年数の積み重ねで職場に信頼感や安心感を与え、「業務での貢献度が高い」と判断されれば、額面が高くなる可能性もあります。ただし、職場によって支給基準は異なるため、「勤続年数が増えれば確実にボーナス額も上がる」とは限りません。
クリニックにおける立場や業務実績は、看護師のボーナスが決まる要素の一つといえます。たとえば、看護主任や看護部長といった役職に就いている場合は業務負担が大きいため、通常の看護師よりもボーナスが高めに設定されているでしょう。新人教育を担当していたり現場リーダーになっていたりするときも、ボーナス額に影響する傾向があります。また、転職した場合も、前職での役職や実績を考慮してもらえることがあるようです。
看護師のボーナスは、仕事への意欲や業務中の態度によって決まることもあります。具体的な基準は以下のとおりです。
たとえどれだけ業務で実績を残しても、「仕事に対して真摯に取り組んでいない」「態度や言葉遣いが悪い」といった場合、職場から評価されにくいかもしれません。普段の働きぶりや態度は、ボーナス額にも影響するといえるでしょう。
ここでは、看護師のボーナスが高めのクリニックを紹介します。収入アップを目指す方は、ぜひチェックしてみてください。
美容クリニックは脱毛やエステなど自由診療のメニューが多いことから収入が高く、看護師のボーナスにも反映されやすい傾向にあります。全国展開しているような大手グループのクリニックなら、待遇面が充実しているでしょう。職場によってはインセンティブ制度が導入されており、ボーナスに報奨金が上乗せされる場合もあるようです。
透析クリニックは専門性の高い看護スキルが必要になるので、看護師のボーナスも高い傾向にあります。夜勤に携わることで手当が支給されたり、頑張りに応じた評価を受けられたりすることから、さらなる高収入を目指せるでしょう。
また、透析クリニックは基本的に予約制のため、急な対応に追われることが比較的少ないといえます。業務に慣れている方にとっては、「仕事量に対してボーナスが高め」と感じられるかもしれません。
分娩施設のある産科は、「出産のサポートから新生児のケアまで業務範囲が幅広い」「患者さまの検査や治療によっては自費診療になる」といった理由によって、看護師の待遇面が充実していると考えられます。また、命の誕生に立ち会うという責任を担うことから、人手が足りていないクリニックもあるようです。人材不足を補うために、ボーナスを相場より高めにしている求人も展開されているでしょう。
一般的に都心部のクリニックは、地方と比較すると給料やボーナスが高めな傾向にあります。駅の近くや商業施設内など、アクセスのしやすい立地から患者さまの数が多く、クリニックの収益につながるからです。また、都心部には大手グループの運営するクリニックが集まりやすく、豊富な選択肢のなかから待遇面に期待できそうな求人を見つけられるでしょう。
「レバウェル看護」ではサービス登録なしで求人を見ることが可能です。気になる科のクリニックには、どのような求人があるのか気軽に検索・閲覧できます。もし興味をもった求人があれば、サービス登録をすると、アドバイザーからもらえる給与額の目安や最近のボーナス事情などの情報を聞けますよ。
サービス登録後も、納得できる求人が見つかるまでは選考に進む必要はありません。また、求人紹介が不要な場合はお伝えいただければ、何度も連絡することもいたしません。自分のペースでその職場が働きやすい場所かどうかをしっかり検討できるので、転職が初めての方も安心です。
ここでは、クリニックで働く看護師が給料を上げるコツを紹介します。「収入アップを叶えるために何をすれば良いのか分からない」とお悩みの方は、参考にしてみてください。
専門看護師や認定看護師といった上位資格を取得することで、給料やボーナス額のアップを狙えます。小児科であれば小児看護、腎臓内科であれば糖尿病看護など、勤務先のクリニックで役立つ資格を目指すのが望ましいでしょう。また、体外受精コーディネーターや不妊カウンセラーなどセミナーの受講で取得できる資格もあるので、産科や婦人科で働く方は検討してみてください。
看護技術を磨いたり役職に就いたりするのも、現在の職場で給料アップを目指す効果的な方法です。具体的には、「積極的に勉強会やセミナーに参加して業務の幅を広げる」「新人教育を担当する」「主任になる」などがあります。スキルアップやキャリアアップをして責任のある仕事を任されると、昇給やボーナス額のアップが望めるでしょう。
給料アップがなかなか叶わない方は、各種手当や福利厚生が充実していたり、基本給が高かったりする職場への転職も検討してみましょう。クリニックで転職先を探すなら、先述したような美容クリニックや夜勤のある職場、大手グループのクリニックなどがおすすめです。
クリニック勤務で収入アップを見込めない場合は、病院の外来や病棟、訪問看護ステーションなどの求人を探してみるのも手です。これまでの施設形態と異なる環境では、働き方や仕事の流れにも違いがあるので、自分に合っているかどうかを分析したうえで応募しましょう。
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ここでは、クリニックで働く看護師のボーナスに関する質問に回答します。
クリニックで働く看護師のボーナスは、給料の2~3ヶ月程度が一般的といわれています。業績が良いところでは、それ以上の金額を受け取れる場合もあるようです。職場の就業規則にボーナスの支給規定が書かれていることもあるので、気になる方はチェックしておきましょう。
年に2回ボーナスを支給しているクリニックでは、6月と12月に受け取れる傾向があります。支給の回数やタイミングは職場によって異なるため、あくまでも目安として捉えるようにしましょう。なお、給料日とボーナスの支給日は、同じになるところもあればそうでないところもあります。具体的な支給日が気になる場合は、失礼のない範囲で職場に質問してみるのも手です。
クリニックで働く看護師のボーナス相場は、約67万です。支給額は、夜勤の有無やクリニックの規模、看護師のキャリアなどによって異なる場合があります。
クリニック勤務でボーナス額を上げたいのであれば、「キャリアアップする」「待遇の良い職場へ転職する」といった方法が挙げられるでしょう。それでも年収が上がらない場合は、クリニック以外の病棟で勤務することも選択肢の一つです。
自分の希望条件に合った職場を探すには、多くの情報を得ることが重要です。「レバウェル看護」では、専任のアドバイザーが一人ひとりのお悩みをヒアリングし、課題を解消するための求人を提案します。条件交渉や面接日の調整、選考対策なども行っているので、一人で転職活動をすることに不安な方もご安心ください。
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