
看護師の中には「しんどい」と感じたときに、どのように対処したら良いのか気になる方もいるのではないでしょうか。看護師として働く中で、しんどいと感じることは珍しくありません。本記事では、看護師がつらいと感じる理由やしんどいときに試したい対処法などを解説します。退職や転職を検討する時期、看護師免許を活かせる転職先も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
看護師として働く中で、思うようにいかず気持ちが沈んでしまうことは珍しくありません。看護師がしんどさを感じる理由は一つではなく、経験年数や職場環境によっても異なります。ここでは、多くの看護師が抱えやすい悩みの傾向について紹介します。
看護師の悩みは、経験年数やキャリアとともに変化していきます。新人は知識や技術の習得に追われ、中堅になると後輩指導やリーダー業務を任される機会が増えます。さらに、ベテランになるとスタッフの育成や業務の改善に関わる場面も少なくありません。経験年数によって役割が変わるたびに求められることも増えるため、経験を積んでも新たなしんどさを感じるケースもあります。
▼関連記事
看護師2年目だけど仕事ができないと感じる…転職で選んだ職場とは
看護師が「大変過ぎる」「しんどい」と感じる場面は、働く環境でも変わります。たとえば、病棟によっては急変対応や慌ただしい業務が続いて、体力的なつらさを感じやすくなります。また、長期入院の患者さんやご家族との接し方に悩み、精神的に負担になる場合もあるでしょう。
一方、デイサービスや保育園では限られた人数で健康管理や感染症対策、ご家族対応をしなければなりません。このように、職場によって負担に感じる場面は異なるため、しんどさの内容にも違いが生まれます。
▼関連記事
看護師から転職したい方へおすすめの仕事22選!経験を活かす働き方も紹介
▶デイサービスの看護師求人
▶保育園の看護師求人
▶病棟の看護師求人
看護師は専門性が高く、誰かの役に立てるやりがいのある仕事です。一方で業務内容や勤務形態などが負担となり、しんどいと感じる方もいるのではないでしょうか。以下では、多くの看護師が悩みにつながりやすい理由を紹介します。
▼関連記事
看護師になって後悔する理由は?対処法や転職体験談、病院以外の職場を紹介
看護師は患者さんだけでなく、医師や薬剤師、リハビリスタッフなど多くの職種と関わりながら働きます。また、病棟では、日勤・夜勤の申し送りやスタッフ同士の情報共有も欠かせません。相手によって考え方や仕事の進め方が異なるため、周囲へ気を配る時間が長くなり、精神的な負担につながることがあります。
交替制勤務では生活リズムが乱れやすく、十分な休息を確保できないことがあります。夜勤明けでも委員会や会議へ参加する病院では、疲労が回復しないまま業務を続けるケースも少なくありません。睡眠不足が積み重なると体力だけでなく集中力にも影響し、仕事がしんどいと感じやすくなるでしょう。
看護師は患者さんの観察や処置、記録、他職種との連携など、多くの業務を同時に進めています。一方で、わずかな確認漏れや判断ミスが患者さんの安全に関わるため、一つひとつの仕事に大きな責任が伴います。業務量が多い状況でも正確さを求められることから、心身ともに負担を感じる方も少なくありません。
▼関連記事
うつ病から看護師として現場復帰をしたい…無理せず働くために臨んだ転職
患者さんやご家族への対応では、相手の気持ちに寄り添いながらも、分かりやすい説明を求められます。忙しい時間帯でも質問や相談に応じる必要があり、ときには厳しい言葉を受ける場面もあるでしょう。気持ちを切り替えながら対応を続けることは簡単ではないため、精神的な疲れにつながる場合があります。
▼関連記事
職場での辛い経験から選べる職場が限られる…無理せず働ける環境を探すには
看護師は資格習得後も、新しい知識や技術を学び続ける必要があります。勤務時間外に研修へ参加したり、自宅で勉強したり、忙しい時期には自由な時間を確保しにくいこともあるでしょう。特に新人や異動直後は覚える内容が多いため、仕事と学習の両立を負担に感じるケースもみられます。
看護師が「しんどい」と感じるタイミングは、人それぞれ異なります。業務の忙しさだけでなく、責任の重さや家庭との両立など、さまざまな要因が重なることで負担が大きくなるケースは珍しくありません。レバウェル看護【公式】Instagramのアンケートによると、「看護師がつらいと感じるとき」について、以下のような回答がありました。
このような状況が一時的であれば乗り越えられることもあるかもしれません。しかし、長期間続くと心身の疲労が溜まりやすくなり、「しんどい」と感じやすくなるでしょう。
仕事がしんどいと感じていても、原因によって適した対処法は異なります。無理に我慢を続けると心身の不調につながる可能性もあるため、早めに状況を整理することが大切です。以下で、看護師が取り入れやすい対処法を紹介します。
日々の業務に追われていると「何のために働いているのか」が分からなくなり、仕事への意欲が低下することがあります。目指したい分野や取得したい資格、患者さんやご家族との関わり方など、自分なりの目標を改めて設定してみるのもおすすめです。仕事に目的が生まれることで、前向きな気持ちを保ちやすくなるでしょう。
業務量や人間関係の悩みを一人で抱え込むと、視野が狭くなり、解決策を見つけにくくなります。上司や先輩看護師に相談することで、業務の分担の見直しや働き方についてのアドバイスをもらえる場合もあるでしょう。また、悩みを言葉にすると気持ちが整理され、精神的な負担が軽くなるケースもあります。
疲労やストレスが蓄積した状態で働き続けると、集中力や判断力が低下し、業務にも影響が出る可能性が高まります。そのため、「少し休みたい」と感じた段階で、有給休暇を活用して十分な休息を取ることも大切です。心身の不調が続く場合は無理をせず、医師へ相談したうえで休職制度の利用を検討するのも効果的です。
▼よく一緒に読まれている体験談
看護師3年で休職2回。「辞めたい」と泣いた私が、挫折の先で見つけた“無理なく働き続けるコツ”
しんどさの原因が職場全体ではなく、現在の部署の業務内容や人員体制にあるケースもあります。たとえば、急性期病棟の忙しさが負担になっている場合は、外来や慢性期病棟などへ異動することで働き方が変わる可能性があるかもしれません。退職を決断する前に、部署異動が可能か上司へ相談してみるのも一つの方法です。
現在の働き方を続けることで心身への負担が大きくなる場合は、環境を変えることも有効でしょう。ここでは、退職や転職を検討するのが望ましい状況について紹介します。
「十分に休んでも疲れが取れない」「仕事のことを考えると眠れない」「出勤前に強い不安を感じる」など、深刻な精神状態が続いている場合は注意が必要です。心身の不調を抱えたまま働き続けると、症状が長引くだけでなく、仕事にも影響が及ぶ可能性があります。無理に我慢せず、医療機関への相談や、働き方を見直すことも大切です。
職場で人格を否定する発言や過度な叱責、不当な業務の押し付けなどが繰り返されている場合は、パワハラに該当する可能性があります。また、患者さんやご家族から暴言や暴力、セクハラなどを受けるケースは、精神的な負担にもつながります。上司に相談しても改善が見込めない場合は、退職や転職を検討してみるのも効果的です。
仕事がしんどいと感じた場合でも、すぐに退職を決断する必要はないでしょう。まずは上司へ相談したり、業務の進め方を見直したりと、状況の改善に努めてみるのも大切です。長期的に相談しても改善がみられない場合は、同じ悩みを抱え続ける可能性があるため、転職サイトや転職エージェントなどで、自分らしく働ける環境を探すのも選択肢の一つです。
転職を考える際は、「今の職場がつらい」「大変すぎる」という理由だけで進めると、同じ悩みを繰り返してしまう可能性があります。以下では、後悔のない転職につなげるための具体的な方法を紹介します。
転職活動を始める前に「夜勤や残業を減らしたい」「教育体制が整った病院で働きたい」など、自分が重視する条件を書き出してみましょう。希望が明確になると求人を比較しやすくなり、入職後のミスマッチ防止にもつながります。また、優先順位を決めておくことも、転職先を選ぶ際で大切な判断材料になります。
看護師向けの転職エージェントでは、求人紹介だけでなく、職場の特徴や教育体制、残業時間などの情報を確認できる場合があります。一人では集めにくい情報を得られるため、複数の職場を比較したい場合にも有効でしょう。転職を急いでいないときでも相談できることが多いため、情報収集にも役立ちます。
▼関連記事
看護師が転職相談するには?悩み別の選択方法やアドバイスを聞く準備も解説
「しんどい」と感じる理由は人によって違うため、転職先を選ぶ際も原因に合わせて考えることが大切です。看護師免許を活かせる職場は病院以外にも多くあり、働き方や求められる役割もさまざまです。この項では、悩み別に検討しやすい転職先を紹介します。
ツアーナースは、修学旅行やスポーツ大会、企業研修などに同行し、参加者の健康管理や応急処置を担当します。病棟のように夜勤や急な入退院対応が続く働き方とは異なり、案件ごとに勤務するケースが一般的です。勤務日数や仕事内容は案件によって変わるため、事前に業務内容や拘束時間を確認しておくことが大切です。
健診・検診センターでは、採血や身体測定、検査の補助などが主な業務です。予約制で業務が進む施設も多く、病棟と比べて突発的な対応が少ない傾向があります。また、夜勤のない職場も多いため、生活リズムを整えながら働きたい方にも向いているでしょう。
訪問看護では、一人で利用者さんの自宅を訪問し、医療的ケアや生活支援を行います。病棟のように多くのスタッフと常に行動するわけではないため、人間関係の負担が軽減されると感じる方もいます。一方で、判断を求められる場面や、利用者さんやご家族との信頼関係づくりが重要になるため、仕事内容の特徴も理解しておくのが望ましいでしょう。
▼関連記事
訪問看護師に向いている人の特徴とは?必要なスキルや将来性についても紹介
企業看護師は、一般企業で社員の健康管理や健康相談、健康診断後のフォローなどを担当します。医療処置を行う機会は病院より少なく、土日休みや日勤中心で働ける職場もあります。そのため、医療現場の緊張化や夜勤による負担を軽減したい方にとっては向いている職場といえるでしょう。
ここでは、看護師の業務がしんどいと感じる人によくある質問を紹介します。
モチベーションを維持するためには「頑張ろう」という気持ちだけで乗り切ろうとするのではなく、しんどさの原因を整理することが必要です。仕事で達成できたことを書き溜めたり、短期的な目標を設定したりすると、自分の成長を感じやすくなるでしょう。また、休日には仕事から意識的に離れ、心身をリフレッシュする時間を確保することも、モチベーションの維持に役立ちます。
▼関連記事
中堅看護師がモチベーションを保つには?低下の理由や回復させる方法を紹介
看護師免許を活かせる職場は、病院だけではありません。医療系のカウンセラーやライター、医療機器メーカーの営業など、専門知識を必要とする職場は幅広くあります。病院勤務が合わないと感じても、看護師としての経験が評価される職場は多くあります。
看護師が「しんどい」と感じる理由は、経験年数や働く環境、業務内容などによってさまざまです。まずはしんどさの原因を整理し、目標の再設定や相談、休養などの対処法を試してみるのが大切です。それでも改善が難しい場合は、部署異動や転職も視野に入れ、自分が安心して活躍できる働き方を探してみましょう。
「自分が何にしんどさを感じているのか分からない」「転職でキャリアに影響しないか心配」という方はレバウェル看護に相談してみませんか?
レバウェル看護では、相談のみのご利用も可能です。しんどいと感じている理由を明確にしながら、最適な解決方法をアドバイスします。相談や情報収集のみの利用も可能なので、ぜひお気軽にご登録ください。
記事の制作について
「レバウェル看護 看護師さん向けお役立ち情報」では、
記事の制作・公開にあたってのポリシーを定めています。
詳細は下記よりご確認いただけます。
キャリア
働く場所
選考対策
資格
その他
読みもの
連載