やりたい事が人一倍多い私が、挫折して気付いた看護師・育児・趣味を全部やる方法とは?【看護師はる】

アイキャッチ_挫折して気づいた看護師、育児、趣味を両立する方法

今回ご紹介するのは、コロナ禍の病院勤務で不安を抱えたなかでの妊娠、1年間の育休を経て、復職した看護師はるさんです。

妊娠中の職場での失敗から学んだことや、多忙な育休中も看護の勉強を続けられた理由を伺いました。

この記事を書いた人
はる
看護師

2024年に育休復帰したばかりの1歳児の母。看護師の仕事と勉強、育児を楽しく過ごすための方法をInstagram(@bluebruise)などで発信。イラストを描いたりゲームなどの趣味もエンジョイ中。

※1※2 調査方法:インターネット調査/調査期間:2024年2月7日~2月13日/調査概要:「看護師転職サイト」を対象としたユーザー満足度調査/調査対象:男女、全国、看護師・准看護師資格保有者かつ対象看護師転職サイト利用経験者、20~29歳 107s(※1)、20~34歳 175s(※2)/調査実施:株式会社エクスクリエ/比較対象サービス:「看護師転職サイト」主要10サービス(専用サイトのあるサービスのみ・求人結果の表示ページは除く)

コロナ禍の妊娠×病院勤務で気付いたこと

私は、これまで急性期の外科・内科病棟、手術室などで勤務してきました。

妊娠が発覚し育休を1年間取得して、先日職場に復帰したところです。まずは妊娠期間、看護師として働く中で気付いたことをお伝えします。

看護師として、妊娠中に感じた不安と葛藤

妊娠期間がちょうどコロナ禍と重なっていました。コロナ病棟への応援、コロナ患者さんの対応もしましたが、妊娠中ということで上司や同僚にはたくさんフォローしていただき、今でも本当に感謝しています。

あの頃は未知のウイルスに対して、先の見えない不安をスタッフみんなが抱いていました。

「お腹の子どもを守れるのは自分だけ。なるべく気をつけよう。それに自分だけがしんどいわけじゃないから頑張らなきゃ…!」と耐える気持ちがある一方で、感染が広がり、頑張っているスタッフもどんどん減って「これからどうなってしまうんだろう。妊娠中に感染したらどうしよう…」という不安が常に付きまとっていました。

医療現場が限界を感じる中、世間では意識の差から、避けられたかもしれない感染拡大を引き起こしていたり、医療従事者に心無い言葉を投げかける人が現実でもSNSでもいたり…。

コロナ禍はこのような大きなモヤモヤや不安と対峙しつつ、日々が過ぎていきました。本当にみんなで頑張ってきたなと思います。

妊娠中の体調不良はすぐ上司に相談!

私の場合は妊娠初期からつわりが酷く、毎日吐いたり食べられるものが限られたりと仕事に支障が出るレベルでした。ホルモンバランスの乱れもあってか、忙しさが加わると、体調だけでなく心の余裕もなくなってしまいました。

そんなとき、仕事でスタッフを混乱させてしまった出来事がありました。報告済みのことを再度報告してしまうみたいなミスを何度か繰り返してしまって。

それを見たリーダー看護師が「大丈夫!?そんな様子だと、私もしんどくなっちゃうんだけど」と指摘してくれたことで、このままじゃ私ダメだなと気付けて。

上司も「病院行って診断書と母健連絡カード書いてもらって!休みな」とひたすらフォローの声掛けをしてくれたんです。

シフト調整で迷惑をかけてしまうからなるべく休みたくない…と思っていたのですが、妊娠を通して、赤ちゃんのためはもちろんですが体調が悪いときに無理して働いても、現場に迷惑をかけてしまうと分かって。

このときの失敗は、しんどいときは素直に休んだほうが、自分・職場どちらにとっても良いことだと気付くきっかけになりましたね。

「助け合いのバトン」を後輩看護師に繋ぐ

そんなふうに同僚が助けてくれたことを、今でもすごく感謝しています。だからこそ、今後ほかの方が妊娠したときや育休に入るときは、お返しのバトンを渡すような気持ちで支えてあげたいと思っているんです。

もちろん、誰しも余裕がないときは他人に優しくできないものです。日々多忙な中、産休・育休に限らず、スタッフや部署の環境に不満を持つ人、ひがむ人はどこでも一定数いると思いますし、マタハラが残っている現場もまだきっとある。

それでも、誰か1人でも職場に味方がいれば本人は救われますし、周りも少しずつ変わってくるはず。なので、私は自分のスタンスを守ろうと思います。

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育休中はメリハリ重視で、家事・趣味・勉強をこなす

育休の壁にぶつかり「メリハリ重視」に軌道修正

育休に入ってすぐの頃は、「スキマ時間にイラストを描いて、SNSで発信して、ゲームもやるぞ!」と意欲的でした。実際にアクティブに過ごされているママさんたちも見ていたので…。

でも、新生児期が終わって夫がパパ育休から復職してからは、早朝に作業したり子どもの昼寝時間に家事をこなしたりしていると、体力が全然ついていかなくなってしまったんです。

最初は自分の時間を取れないことがなかなか受け入れられず、昼間にできなかった分、夜はがんばろう!とかやってみたんですが、無理でした(笑)。夫婦揃って疲労と寝不足でふらふらになり、これじゃだめだなと。

そこで改めて、自分はどうしたい?何を大切にしたい?とよく考えた結果、「せっかくの育休期間、体力をキープしつつ家族との時間も作りたい」と強く感じました。それが一番大切だなと。そのためにはメリハリをつけて休む時間もちゃんと取ったほうが良いな…とも思いました。

具体的に工夫したことが2つあります。

1つ目が、子どもと一緒にお昼寝すること。以前は「TO-DOが積み上がった中でお昼寝するなんてもったいない…!」という感覚があったのですが、無理をすると体力が回復せず悪循環になってしまうな、と。

思い切って短時間でも子どもと一緒に寝てみると、疲れが取れてスッキリした状態で離乳食作りや趣味のゲーム、読書もできるようになりました。

先輩「眠れない時も、とにかく目をとじる、横になる!」

2つ目が、夫婦ともに無理して潰れないように、お互いの予定や勤務をアプリ「Time Tree」で共有し「午前は私、午後は夫」みたいに休むタイミングをずらすこと。

夜泣きや夜間のミルク対応も、「翌日仕事がある夫が21時から1時を、朝に強い私が1時以降」と決めて分担していました。

子どもと一緒の空間にいるとどうしても気になってしまうので、休憩中は夫と相談して時折カフェに行って1人で息抜きしたり、家の書斎で作業したりして、逆に夫の休憩時間は、私と子ども2人で外へ出掛けて夫にゆっくり過ごしてもらうなど、夫婦で工夫しています。

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臨床を離れても、看護知識はアップデート

育児に慣れてからは、隙間時間を使って毎日勉強するようにしました。長くて1時間半、忙しい日は30分、フィジカルアセスメントの動画を見て手帳にアウトプットしたり、iPadに入れている電子書籍を読んだり。

疲れている日はベッドで前日の振り返りを10分だけやって、そのまま寝落ちしちゃうこともありますが(笑)

動画を何度も見直してまとめたページ

あとは人との交流を兼ねて医療職の友人と2ヶ月に一度勉強会をやったりと、忙しい中でも看護知識はアップデートし続けていました!

復職後のいま振り返っても、隙間時間で勉強を継続したのは良かったと感じます。ブランクで抜けがちな知識をカバーできますし、何より自分のキャリアアップにもなるので。

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「ほぼ日5年手帳」で育児の日々を形にする

そんなカツカツな日々でも欠かさないのが、「ほぼ日5年手帳」を使った育児日記でした。始めたキッカケは、母がくれた母子手帳でした。

母からは私を産んだときのつわり症状や出産時の話を聞いてはいたんですが、母子手帳にはそれが書かれていなくて、知ったのが出産間際だったんです。母は遠方に住んでいるという背景もあったのですが、文字に残っていれば忘れずにいられるのに…って惜しい気持ちになったんですよね。

そこで、アプリで日記を書き始めたのですが

  • スマホを手にしていると、SNSなどほかのアプリを開いてしまう
  • 形にして、いつか子どもに渡したい
  • 手書きだとあたたかみを感じられそう
  • 手書きのほうが続くかも…

と考えるようになって、紙の「ほぼ日5年手帳」での運用に切り替えました。

育児日記。写真はコンビニで20枚まとめて印刷しています

育児日記には、飲んだミルクの量や出来るようになったことなど子どものことはもちろん、パパの反応、親としての成長や気付きなど、家族みんなのことを書いています。コンビニで小さくプリントした子どもの写真や測定写真も貼ってカスタマイズしています。

あとで家族と読み返したときに「この日は鼻水がすごく出てたよね〜」とか「夜眠れなかったね」と、そのときの光景を細かく思い出せるのが、写真と文章で残す魅力だと思います。

エネルギッシュに見えるけど、実際の私は…

育休が明けた今は、正規職員で時短勤務にて復帰しました!子どもとの生活も考えて、8時半~15時半で働いています。時短勤務の期間は子どもの様子をみながら上司と相談し、最長で半年ほどかな?と思っています。

今後は、まず自分の目標としては、将来的にメディカルイラストレーター※になって、自分が好きな「イラスト」と看護をつなげられるような活動をし、臨床現場に還元したいと思っています。

※メディカルイラストレーター:医療系の書籍や論文に使う、わかりやすく・正しく伝えるイラストを描く仕事。

実際に院内外でイラストを描かせてもらったことがあり、これからより一層活躍できるように、今も修行中です。

子どもに関しては、音楽に合わせてダンスするリトミックや、ピアノ、知育などの習い事と、あとは絵本の読み聞かせを毎日できたら良いですね。

読み聞かせの目標は1万冊!

こんなふうに、私は「やりたいこと」が人一倍多くてそれを普段からSNSで発信しているので、エネルギッシュですね!とよく言われるんです。でも実際は、育児で「あー!今日はもうちょっとこうすればよかった!」と反省会をする日もあるし、家庭や職場で不満を感じる日もある。

そういうときは、モヤモヤをプラスに転換できないか考えを巡らせて、発信方法・相手を間違えないことを意識しています。だから、SNSには書かないです。SNSは、投稿を見返したときに自分や誰かが楽しくなれるような場所にして、リアルの課題・問題はリアルで解決することが大事だなと。

\ 理想の毎日には「職場選び」が重要です /

同じママナースとして働く方に伝えたいこと

子育て予定、または真っ最中のママナースに伝えたいことが4つあります。

①制度や情報を味方につけて

妊娠中・産後に体調が悪いときは、病院を受診して「母性健康管理指導事項連絡カード」を書いてもらってください。これがあれば、主治医の指導内容を職場に伝えて、勤務時間の短縮や休むなど、適切な措置を取ってもらえます。

あとは、先輩ママやママ友から前向きな話を聞く。
制度を味方につけたり情報を知ったりすることが強みになるので。

②SNSとの付き合い方に注意

産前・産後は特にSNSとの付き合い方に注意するのが良いと思います。メンタルが安定しない時期ですしSNSには変わった人も多いので、不快な思いをするくらいならしばらくSNSは見ないと決めちゃっても良いですよね。

私も過去に、コロナ対応への不安をつぶやいたときに、「いま妊娠しなくても良くね?」みたいなリプライをもらったことがあって。

特に今は、良い情報も悪い情報も意図せずどんどん目に入ってきてしまうので、SNSから離れる時間を確保してメリハリをつけることも大事です。私はスマホ利用を制限するアプリを活用していました。おすすめです。

③看護師で培ったスキルは育児にも生きる

看護師って日常的に他職種と関わったり、報告や相談をしたりしますよね。そのスキルは、育児にも活かせると感じています。実際に私も育休中、支援センターなどでコミュニケーションスキルを活かして多くの人と良い関わりを持てました。

育休中は家の中にこもってしまうことも多いですが、体調が良ければぜひ外に出て交流を深めてみてください。思いがけない出会いや良い情報を得ることもできますので。

④子育て中の「自分」の時間も今だけ!

よく「子どもとたくさん触れ合えるのは育休中だけだよ」ってアドバイスされるじゃないですか。私はそれにプラスして、育休期間でじっくり子どもと関わる「自分」の時間も今だけ!だと思うんですよね。

無理しがちだからこそ、家族も、そして自分自身も大事にすることを忘れず、一緒に頑張っていきましょうね!

さいごに:レバウェル看護より

妊娠・子育てとの両立のしやすさは、職場によって大きく左右されるのが実情です。
はるさんと同じように、同じ職場で働くメンバーや環境に助けてもらえることもあれば、周囲からなかなか理解が得られないケースもあります。

悩みを1人で抱え込んでしまいそうな場合には、一度「レバウェル看護」にご相談ください。
「転職の予定はないけど…」という場合でも、あなたの悩みをより良い形で解決できるよう、アドバイザーが一緒に考えていきます。

実際のやり取りはLINEにも対応しているので、ちょっとしたスキマ時間でも無理なくご利用いただくことが可能です。ご登録は以下のボタンから。

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2024年に育休復帰したばかりの1歳児の母。看護師の仕事と勉強、育児を楽しく過ごすための方法をInstagram(@bluebruise)などで発信。イラストを描いたりゲームなどの趣味もエンジョイ中。

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