
本記事でご紹介するのは、3人のお子さんを育てながら、7年のブランクを経て看護師に復帰した秋山はなさん。現在は病院でパート勤務をしながら、その日々をイラストで発信しています。
専業主婦としてお子さんを育て上げていく最中、さまざまな思いから看護職への復帰を決意。子育てと仕事を無理せず両立するため、秋山さんが選んだのは “パートとしての働き方” でした。
病院でパート勤務のアラフォー看護師。小5、小2、年長さんの三姉妹のママ。
ワンオペ育児をしていたため、看護師ブランクは計8年と長め。
クスッとしたり共感したり、ちょっと参考になる漫画をInstagramで発信中!
慌ただしい毎日でも「自分をまず大事に」「自分に丁度いい」 をモットーに家庭と仕事の両立を目指して日々奮闘しています。
Instagram:@999floweryukka(2023/12/22現在1万人フォロワー)
簡単に経歴をお伝えします!
私は新卒で総合病院の病棟で3年働き、結婚を機に公務員の保健師に転職しました。その後長女が生まれて、次女と三女の出産が続き、専業主婦をやっていたのが7年間。
ブランク明けは一度クリニックに復職したのですが、人間関係に悩んで退職。現在は、病院の看護師としてパートで働いています。
新卒で入った総合病院は3交代制でした。朝から夕方までの日勤を終えて帰宅し、その夜中にまた出勤する「日勤深夜」が何よりツラかったです。
また、バイタルの安定しない術前術後を扱っていたこと、夜勤は2人体制・40床を受け持ちと多忙だったことから私には荷が重くて…。
結婚して家族が増えた中で、これでは身体がもたないだろうと容易に想像できました。
そこで私は、保健師資格を活かして、日勤常勤の公務員の保健師に転職することに。
夜勤が無くなったのは良かったのですが、「5日勤」と考えるとなかなか慣れず…。さらに業務がガラリと変わったことで看護師とは違うツラさもあり、自分には合ってないと感じたんです。
その後長女の出産があり、専業主婦になりました。
3人目が生まれたところで、子どもはここまでと決めました。
養育費もかかりますし、7年間もお金を稼いでいない自分が無価値にも思えてきて、「子育て以外のことをしたい!」と。それで復帰を決意したんです。
周りのママ友が再就職する様子も見ていたので、自分だけが専業主婦で居続けることに焦りもあったかもしれません。
7年間のブランクから復職するにあたって、職場をどうするかは悩みました。総合病院には夜勤があるし、公務員は向いていなかったし…。
それに、ママナースになってからは仕事選びの優先順位が大きく変わったんです。若い頃は、職場は給料が高ければ高いほど良いと思っていました。
でも、子どもが生まれてからは
が大事になって。
悩んだ結果、クリニックでのパート勤務を選びました。クリニックは夜勤がなく、業務内容も限定的で働きやすかったです。
独身時代を振り返ると、今思えば羨ましいくらいダラダラと過ごしていました。ひたすら寝たり、夜勤明けに爆買いしたり…(笑)
ですが家庭を持ち仕事も再開してからは、そんな余裕がありません。
子どもたちの予定を考えたり、献立を決めたり、まるで子どもたちのマネージャーになったみたいに、常に考えを巡らせています。
そして私はパートといえど看護師、責任が問われる仕事です。
「残業は避けたい! 絶対定時で帰る!」をモットーに、集中してテキパキ動いています。ミスをしないために、スキマ時間での薬剤や看護技術の勉強も欠かせません。
でもいざ働くとなると、子どもをどうしよう?という悩みがありました。
いろいろと調べてみて、幼稚園に加え、一時保育と「ファミリーサポート」という自治体の子育て支援制度を利用することにしました。
それでも、3人の送迎はとても大変。上の子2人が幼稚園の制服をちゃんと着たか、カバンは持ったかを確認しつつ、三女の荷物を準備します。着替えやおむつ、お弁当など持っていくものが多く、毎朝引っ越しするのかと思うほどでした(笑)
当然すんなりいくわけもなく、ぐずられたり、忘れ物があったりと、出勤までに体力の8割を使っていた気がします。
▼関連記事
「働きながら子育てムリだぁー!」シングルマザーのマリアンナが思わず叫びたくなった…あの頃の話
そんなふうにワンオペ育児で奮闘していたのは、夫が仕事で多忙だったためです。
仕事と子育てで必死な私と、連日の残業で疲れている夫。お互いを理解し合えない状況で、揉めたことは数知れず…。
たまに育児の愚痴をこぼしても、夫はテレビを見ながら適当な返事をしてくる。それが無関心に思えて、「仕事が忙しいのは仕方ない。でも、子育てにせめて関心は持ってほしいな」と伝えたこともあります。
そんなふうに、夫婦で何度も衝突しつつ協力方法を模索し、たどり着いたのが、夫の家事・子守りのルーティン化でした。
具体的には、勤務前後の家事と土日の子守りをルーティンとして、夫にひたすら毎日実行してもらうことにしたんです。そうすることで家事・育児に慣れ、徐々に自発的に行動してくれるようになりました。
夫は現在では、多忙な仕事から在宅の仕事に転職し、ますます協力的になってくれています。たまにツッコミどころはありますが(笑)、良きパートナーです。
保育園や幼稚園に通い始めた子どもあるあるかと思いますが、うちの子どもたちもよく熱を出します。そんなときに焦らないように、職場への連絡フローを事前に確認していました。
など、職場によってルールはさまざまだからです。
また、1人発熱すると残りの2人にもうつることが多いため、体調の悪化に気付いた時点で職場のスタッフへ伝えておいたり、休みを2、3日まとめてもらったりなんとかやりくりしています。
2つ目のポイントは断捨離です。
家事に時間を割けず、家の中はぐちゃぐちゃ…。そこであるとき思い立って、物を必要以上に持つことを止めました。たとえば、若い頃にオシャレさに惹かれて購入したラグとソファを思い切って断捨離したんです。子どもがおもらしや嘔吐をするたびに洗濯・掃除するのが大変で…。
断捨離によってモノの管理コストを削れたうえに、すっきり片付いた部屋で子ども3人が走り回れるようになり、今はとても快適です。
そして3つ目が趣味の時間です。
私は昔からイラストを描くのが好きで、今もインスタグラムで子育てや看護師の毎日を発信しています。自分の体験や感情をイラスト化することで、ストレスやもやもやを解消できる気がしています。

帰宅後は、子どもが遊びたがったり寝かしつけしたりとなかなか時間が取れません。そのため、比較的余裕がある朝にイラストを描いて自分と向き合うことで、毎日すっきりした気持ちで出勤できています。
やる気とパワーがあれば、いつでも復帰できると思っています。
ブランクが長いと採用されるか不安になる…私も同じでした。
でも、採血や注射といった手技、物品、注意点など、案外身体は覚えているものです。それに、カルテや薬の管理、委員会など、現場の仕組みも思ったほど変わっていません。

もし過去の私のようにワンオペ育児で医療現場への復帰に足踏みしている方がいたら、行動しないまま後悔するより、まずはアンテナを張ってみると良いかもしれません。私の場合は、空いた時間に転職サイトを眺めたり、ランチがてら復職した友人の話を聞いたりしていました。
過去にレバウェル看護のキャリアアドバイザーさんに相談したこともあるのですが、「どのような職場が良いですか?」などこちらの希望を詳しくヒアリングしてもらったことで、自分の価値観を整理し、言語化できたのを覚えています。
復帰するなら、短時間でのスタートがすごくおすすめです!
短時間で始めて、
などを、徐々に掴んでいったほうが続けやすいはずです。
それに、短時間勤務なら休んでも空いた穴は小さいし、もし無理だと思ってもフルタイム勤務よりも辞めやすいのかなと。
我が家は、今では次女も小学校に上がり、夫も在宅勤務に変わったことから、朝の時間がとても楽になりました。
私の病院での働き方も、週4日の短時間勤務から週5日のほぼフルタイム勤務に伸ばし、ハードながらも充実した日々を送っています。
復職を迷う看護師さんと数多く向き合ってきた、レバウェル看護のキャリアアドバイザーからもメッセージをお伝えします。
出産や育児でブランクがある場合は、元々のご経験が活かしやすい職場や、緊急入院が少なく周囲に質問しやすい慢性期、ケアミックスなど、穏やかめな職場がおすすめです。
本記事の秋山さんのアドバイスにもあったように、最初からフルタイムにこだわらず、まずは最低限の勤務時間から始め、慣れてきたら徐々に日数や時間を増やしていくのも良いですよね…!
子育てとの両立を叶えられる職場として、看護師さんの在籍人数が多い病院や、時短勤務や正社員でも土日を休める訪問看護、またその他でも、ご自宅近辺で子育て理解がある職場が考えられます。
そういった事業所を一緒に探していければと思っていますので、復職のお悩みや希望条件は、お気軽に私たちにお聞かせいただければ幸いです!

看護師専門の転職支援サービスです。特徴は以下のとおりです。
連載「働くママナースの子育てトーク」のほかの記事は以下から読めます。
▼バナーをTAP❤

▼あわせて読みたい
看護師ブランク10年で未経験の小児科クリニックに挑戦したら、案外なんとかなった話

病院でパート勤務のアラフォー看護師。小5、小2、年長さんの三姉妹のママ。
ワンオペ育児をしていたため、看護師ブランクは計8年と長め。
クスッとしたり共感したり、ちょっと参考になる漫画をInstagramで発信中!
慌ただしい毎日でも「自分をまず大事に」「自分に丁度いい」 をモットーに家庭と仕事の両立を目指して日々奮闘しています。
Instagram:@999floweryukka(2023/12/22現在1万人フォロワー)
記事の制作について
「レバウェル看護 看護師さん向けお役立ち情報」では、
記事の制作・公開にあたってのポリシーを定めています。
詳細は下記よりご確認いただけます。
キャリア
働く場所
選考対策
資格
その他
読みもの
連載