
私が前職の市中病院を退職した理由はいくつかあるのですが…その1つがまさにこれです。
「ペイシェントハラスメント!!」
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看護師の私がこれまで辞めたいと思った瞬間と、いざ転職した後に避けるべき行動
世間では医療従事者へのペイシェントハラスメントが社会問題として取り上げられ、テレビでも頻繁に報道されているのに、現場では守ってもらえないこともまだまだ多いです。
実は私…新卒から5年間働いた病院では一度もペイシェントハラスメントを受けたことが無かったんです。(今思えば凄いですよね!?笑)
本当に治安の良い(患者層の良い)病院でした。言葉が悪くてすみません。患者層って言葉はあまり使いたくないけど…実際ありますよね。
新卒で入職した病院のあと、2つ目に経験した市中病院。これがまた…いわゆる治安の悪い病院だったのだ。
確かに当時転職相談に乗ってくれたキャリアアドバイザーの方は私へ言った。
「もしかしたら働き始めてからさまざまな部分でカルチャーショックを受ける場面はあるかもしれない」って。
しかし…初めての転職だったし、何なら慢性期領域に携われることが楽しみだった私。
「職場でそんなに変わるものなのかなぁ…看護師の仕事は同じでしょ。」ぐらいにしか思っていなかった。
就職初日、挨拶もそこそこにオリエンテーションが始まり、翌日には早くも病棟に配属。これだけで面食らっていた私だったが、就職して3日目には日勤人数としてカウントもされていた。カルテの見方や指示の見方も分からないのに検温に行かされて動揺している中、「緊急入院が来るから一緒に入院対応してみよう」とまで言われた。
そして、転職先で初めて出会った緊急入院患者。
師長さんからは呼吸器疾患での入院と聞いていたので、「さぞや苦しいだろう」「酸素とか用意しなきゃかな?」「もう病棟上がってきてるしとりあえず挨拶へ行こう」と思いながら病室へ行った。
よっしー「入院担当します、よっしーです。」
患者「おい、タバコは何処で吸えば良いんだ?」
(何だって??この人呼吸器疾患では…??)
患者「おい、タバコは売ってないのか?ここ」
私は衝撃を受けた。初対面の患者から「おい」と呼ばれる世界線があるなんて…
思わず立ち尽くしていると、ヘルプに入ってくれる予定の先輩看護師が来た。先輩看護師は騒ぐ患者を適当にあしらいつつ入院説明を進めていく。時折「てめぇ」とか「知らねぇよ」などと横柄な態度を取る患者。
怯まない先輩看護師。

しかし…この出来事は序章に過ぎなかったのである。
翌日、脱水や栄養不良の診断で緊急入院になった患者が来た。
実際は身寄りが無く、大人の事情で入院するために、名ばかりの診断名がついただけの患者。
床頭台を蹴ったり、気に入らない!と看護師に枕を投げつけたり、常に暴言や暴力行為。「こんなのおかしい!!」と思って師長に言っても看護部長に言っても
「…」
「相手は患者さんよ!?」
だーーーかーーーらーーー!?相手は患者さんという前に、私たちだって人間である。
あれ?日本って「基本的人権の尊重」って言葉が無かったっけ?
もはやサンドバッグ状態である。まぁね…職場の人間関係も良かったし休みも取りやすかった。
しかし、相手は患者さんだから看護師が何をされても仕方ないみたいな部分は許せなかったのだ。
それに、この経験から気付いたのは看護師たちがペイシェントハラスメントを容認しているわけではなく、患者に対して無関心になっていただけということ。
そこに看護の心は無かった。ただただ、めちゃくちゃなことを言ってくる患者に対して必要な業務をこなすのみ。まるで日本独特の、臭い物に蓋をする文化のようだった。
患者への悪い意味での無関心は、職場全体の生産性をも失わせていたと思う。さらに許されたと勘違いした患者たちによって、ますますペイシェントハラスメントは加速したとも思う。
私はそんな環境に耐えられなかったので入職して3ヶ月目には退職願いを出した。しかし引き止めてくる師長。
それなら外来に降りてほしい、そう言われて外来配属となった。しかし…私は知るのだ。
入院患者層と外来患者層は…ほぼほぼリンクしているってことを。
外来配属初日のこと。
診察室では、医師に対してペコペコしていた某疾患の患者。
私は思った。(外来患者さんはまともに会話出来るのかぁ…)
診察のあと、某医療器具の受け渡しや指導があったのでそのまま外来処置室へご案内したところ…患者の態度が急変!!
患者「もっと医療器具の数増やせよ!」
患者「アルコール綿便利だから欲しがる人多いんだよ。」
患者「針は家に余ってるから要らない!」
患者「血糖測定?やったりやらなかったりだよ」
診察室で医師へ言ってたことと、私たち看護師へ話す内容がまったく違う!!

ちなみに…こんなケースは多々ありました。
診察室では大人しく、しかし看護師に対しては横柄な態度。大声を出して看護師をおどし、椅子を蹴る、机を叩く。
そうなると、被害を受けている看護師側は、その患者を怒らせないようにしようってなる。許したわけではなくて、単に面倒だから。
ちなみに私は、自己注射の指導中に「こんなの面倒くさい」と言われ、針のついた自己注射針を患者に投げつけられたことがあります。
流石にこれは犯罪だろ!!と思って、患者の暴力行為発生時用の内線に電話してみたら、実際は名ばかりの内線番号だったらしく、医療事務さんに繋がっただけでした。
恐らくそれなりの規模の病院だったら、ペイシェントハラスメントに対してはきちんと対策や対応をする病院は増えていると思います。
私が今働いている病院はそれなりの規模ですが、働く医師や看護師、そのほかの医療従事者も、ペイシェントハラスメントは許さないって風潮で働いているので、極稀に現れるハラスメント系患者や家族に対しても上司がしっかり対応してくれます。
今の職場で1度ちょっとしたセクハラ発言を患者から受けたことがあるのですが、その場で主治医が患者に口頭で注意してくれました。
ほかにも、受付窓口で怒鳴り散らした患者にも、主治医が診察室で注意をしてくれて、そのあと患者が直々に謝罪しに来るってこともありました。
「ペイシェントハラスメントは許さない」って風潮の医療現場では、やはり患者側も医療従事者を下に見ていないんだなと肌で感じています。
ペイシェントハラスメントが横行してる現場で働いてると、ビックリするぐらい自己肯定感が削がれません…?
あー。もうやってられないわ。って気持ちになって、患者に対しても何に対しても無関心になっていって無気力になっていくの。
看護師人生で1番看護師の仕事が嫌いになったのは、前の職場で働いてるときだった。
ペイシェントハラスメントを受けても我慢するって、自分で自分にハラスメントしてるようなものだったなと今では思います。

でもね…基本的に相手は患者さんだからって部分は分かる。まともな患者さんの話ね。
本当に病気やら何やらで辛くて「辛いんです!!」とか「悲しいんです!!」って感情を看護師にぶつける。それは良いと思う。そこは私たち看護師が受け止めてあげるべきことだと思うから。
医師と患者の橋渡し役だったり、患者の意思決定場面に携わるとか、看護師にはさまざまな役割があるけれど、私たちだって人間だし感情もあります。これらの聞こえの良い言葉のせいで我慢を強いられてるな…と辛くなるときがある。
私は基本的に看護師の仕事は好き。でも、1度は看護師の仕事が嫌いになりかけた理由は紛れもなくペイシェントハラスメントだった。
ほかの看護師の友達に聞いても、ペイシェントハラスメントで看護師の仕事を辞めたくなったと答える子は少なくない。
この部分に関しては、早急に国レベルで動いて欲しいと願うばかりです。
本記事の感想やご自身のご経験、「こんな内容の記事が読みたい」など、コメントお待ちしています!
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kein
2024年8月7日 09:41
ペイハラねー看護師は経験者多いかも、医者の前ではいい顔するのもあるある
藤井
2024年8月15日 16:13
病院側がどう動くか、対応するかがいちばん大事だと思う。病院によっては訓練をしたりするみたいですよー!!患者から暴力受けるのが日常茶飯事とかおかしいので本当になんとかしてほしい。。