
「看護師の夜勤手当は時給換算するといくらくらいなの?」「職場の夜勤手当は相場より高い?」など、気になっている看護師は多いのではないでしょうか。
ここでは、時給換算した看護師の夜勤手当や夜勤専従看護師の給与相場などについて詳しく紹介します。
この記事を最後まで読み終えてもらえたら、職場と気になる求人の夜勤手当を比較するのに役立つでしょう。
夜勤で効率よく収入アップしたい方は、ぜひ参考にしてください。
日本看護協会の「2024 年度 看護職員の賃金に関する実態調査報告書(P9)」によると、勤続10年の非管理職看護師の平均的な基本給は、25万2,450円としています。
1カ月あたりの就業時間を160時間とすると、基本給から時給を約1,563円と算出することが可能です。
「労働基準法 第37条」によると、「午後十時から午前五時までの間において労働させた場合においては、その時間の労働については、通常の労働時間の賃金の計算額の二割五分以上の率で計算した割増賃金を支払わなければならない。」としています。
深夜割増賃金が適用される時間帯の時給に25%を上乗せすると「約391円」と算出でき、深夜割増が適用された時給は1,954円となるでしょう。
ここでは、労働基準法に基づく看護師看護師の深夜手当について、分かりやすく解説するのでご覧ください。
3交代制は準夜勤と深夜勤の2種類があり、割増賃金から算出される深夜手当はそれぞれ下記のとおりです。
| 夜勤種類 | 通常時給の勤務時間 | 深夜割増の適用時間 | 深夜手当 |
| 準夜勤 | 16:00~22:00(うち1時間は休憩時間) | 22:00~1:00 | 1,173円 |
| 深夜勤 | 5:00~9:00 | 0:00~5:00(うち1時間は休憩時間) | 1,664円 |
実際には準夜勤の夜勤手当は4,000円前後、深夜勤だと約5,000円が相場であり、労働基準法に基づいた深夜手当より高いことが分かります。
2交代制も3交代制と同様に、労働基準法に基づいた深夜手当を下記のように算出できます。
| 夜勤種類 | 通常時給の勤務時間 | 深夜割増の適用時間 | 深夜手当 |
| 2交代 | 16:00~22:00/5:00~9:00 | 22:00~5:00(うち2時間ほど休憩時間 | 1,955円 |
実際には2交代制の夜勤手当は11,000円前後が一般的となっており、3交代制と同じく割増賃金よりも高い金額が支給されています。
看護師が夜勤に入ると1回ごとに夜勤手当が支給されますが、時給換算するといくらくらいになるのか気になるところです。
そこで、看護師の夜勤手当を時給換算するといくらになるのか、下記のとおりに紹介します。
先述した労働基準法に基づく看護師の深夜手当・時給や、職場で支給されている夜勤手当と比較してみましょう。
3交代制の準夜勤は、16時〜1時ごろまでの勤務が一般的ですが、深夜労働にあたるのは22時以降となります。
一般的な準夜勤の夜勤手当である4,000円から算出した時給は下記のとおりです。
| 労働時間 | 時給 |
| 16:00~22:00(うち1時間は休憩時間) | 約1,563円 |
| 22:00~1:00 | 約1,563円+約1,333円=約2,896円(通常時給+夜勤手当÷3) |
また、準夜勤全体の平均的な時給を換算すると、「(通常時給×8+夜勤手当)÷8」から「約2,063円」と算出できます。
3交代制の深夜勤は、0時〜9時前後の勤務が一般的で、深夜労働に当たるのは早朝5時までです。
深夜勤の夜勤手当は5,000円前後が相場であり、準夜勤よりもやや高くなります。
| 労働時間 | 時給 |
| 0:00~5:00(うち1時間は休憩時間) | 約1,563円+1,250円=約2,813円 |
| 5:00~9:00 | 約1,563円 |
準夜勤全体の平均的な時給を換算すると、「(通常時給×8+夜勤手当)÷8」から「約2,188円」と算出できるでしょう。
2交代制の夜勤は勤務時間が16時〜翌9時までと長く、夜勤手当は11,000円ほどと3交代制の夜勤よりも高く設定されています。
| 労働時間 | 時給 |
| 16:00~22:00 | 約1,563円 |
| 22:00~5:00(うち2時間ほど休憩時間) | 約1,563円+2,200円=約3,763円 |
| 5:00~9:00 | 約1,563円 |
夜勤全体の平均的な時給を換算すると、「(通常時給×16+夜勤手当)÷16」から「約2,251円」と算出できます。
夜勤で効率よく収入アップしたい看護師の中には、夜勤専従へのシフトを検討している方もいるでしょう。
夜勤専従看護師の給与相場として、年収と時給について詳しく解説するので、参考にしてください。
夜勤専従の常勤看護師は、夜勤のみで月8〜10回前後勤務する働き方です。
勤務日数は少ないものの、1回あたりの夜勤手当が高いため、年収は500万〜600万円前後と高水準となります。
生活リズムが夜型になりやすいデメリットはあるものの、「効率よく稼ぎたい」「日中に自由な時間を確保したい」という看護師から人気が高いです。
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夜勤専従の非常勤看護師の時給相場は2,500〜3,500円前後と、日勤の非常勤よりもかなり高く設定されている職場がほとんどです。
常勤の夜勤専従に比べて福利厚生は限定されますが、勤務日数を調整しやすく、プライベートも重視しながら働くことができます。
「短期間でまとまった収入を得たい」という看護師にぴったりです。
多くの求人票に夜勤手当が記載されていますが、中には夜勤手当が分からない求人票もあります。
おおよその夜勤手当は求人票に記載されている条件から算出することが可能です。
夜勤手当を算出しておけば、転職先を選択する際の判断基準として役立ちます。
ここでは看護師が求人票から夜勤手当を計算する方法を紹介するので、気になる求人がある方は計算してみましょう。
月給や各種手当、夜勤回数から、おおよその夜勤手当の支給額を算出することが可能です。
モデル月収が300,000円と記載されている場合、基本給や記載されている各種手当を引いた金額が夜勤手当の総支給額となります。
例えば夜勤手当の総支給が90,000円で、夜勤回数が6回/2交代制であれば、夜勤1回あたりの手当が15,000円だと分かるでしょう。
求人票に夜勤手当の総支給額と夜勤回数が記載されていれば、夜勤1回あたりのおおよその手当が分かります。
「夜勤手当36,000円(準夜勤4回+新夜勤4回)」と記載されている場合、準夜勤1回あたり4,000円、新夜勤1回あたり5,000円だと予想できるでしょう。
ただし、いずれの計算方法もおおよその金額しか分からないため、正確に知りたい場合は実際に問い合わせてみるのもおすすめです。
看護師にとって夜勤のある働き方は定着していますが、「夜勤のある職場で働くと、どのようなメリットがあるの?」と気になっている看護師は多いでしょう。
夜勤のある職場で働く看護師のメリットは下記のとおりです。
具体的にどのようなメリットが期待できるのか紹介するので、今後の働き方に役立ててみましょう。
夜勤手当は日勤よりも高く設定されており、中には1回あたり1~2万円支給される職場もあります。
そのため、夜勤を月4~6回こなすだけで年間数十万円の収入アップが期待できるでしょう。
努力が給与に反映される点は夜勤を続ける大きな魅力の一つです。
夜勤中は、日中に比べて人員が少ない分、看護師一人ひとりの判断力や対応力が求められ、アセスメント力やリーダーシップ力が鍛えられます。
また、緊急入院や容体変化への対応など、幅広いケースを経験できるため、臨床スキルの向上につながるでしょう。
責任は重いものの、夜勤で得た経験は転職時にも高く評価され、キャリアパスにおいて大きな強みになりやすいです。
夜勤を通じて得た急変対応力やチームマネジメントスキルは、主任・副師長など管理職への昇進や認定看護師資格の取得にも役立ちます。
そのため、積極的にキャリアアップしたいと考えている看護師におすすめの働き方です。
夜勤は単に収入を得るための働き方ではなく、キャリアを磨く実践の場としても価値があると言えるでしょう。
夜勤明けの日中は勤務がないため、自由に使える時間が増えるのも大きなメリットです。
平日の昼間に役所・銀行・美容院などの用事を済ませたり、子どもの行事に参加したりと、柔軟な生活スタイルを実現できます。
特に夜勤専従であれば出勤日数が少ない分、プライベートや副業、資格勉強に時間を使うことも可能です。
夜勤のある働き方はメリットが多い一方で、心身への負担が大きい働き方と言えます。
そのため、「夜勤が合わない」「日勤中心で働きたい」と感じる看護師も少なくありません。
夜勤のある職場で働く看護師の注意点を紹介するのでチェックしてみましょう。
夜勤のある職場で働く看護師は、生活リズムの乱れに注意が必要です。
昼夜逆転の生活が続くと、睡眠の質が下がり、体調を崩しやすくなります。
特に夜勤と日勤が混在する3交代制では、体内時計の調整が難しく、慢性的な疲労を感じる看護師も少なくありません。
夜勤明けの休息は仮眠程度にとどめ、夜にしっかり睡眠時間を確保することで、生活スタイルを崩さない努力が大切です。
夜間は急変対応やナースコール対応、記録業務などを限られた人数でこなさければなりません。
一人あたりの業務負担が大きく、経験の浅い看護師にとってプレッシャーを感じやすい時間帯です。
チーム内で連携を取りながら、無理のないペースで働くことが夜勤を長く続けるコツと言えます。
看護師に支給される夜勤手当は、職場によって大きく異なるため、全国一律ではありません。
夜勤手当が高い看護師の職場の特徴は下記のとおりです。
夜勤手当が高い職場への転職を検討している方は参考にしてみましょう。
ICUや救命救急センター、HCU、NICUなどでは、夜間も患者様の容体変化に迅速に対応する必要があり、看護師の判断力と技術力が求められます。
そのため、夜勤手当は1回あたり1万5,000円〜2万5,000円前後と高めに設定されているケースが多いです。
業務負担は大きいものの、スキルアップと高収入の両立を目指す看護師には向いているでしょう。
病床数の多い大規模病院では、資本力があることから夜勤手当も高めに設定される傾向があります。
また、経験年数や職位に応じて基本給も増えていく場合が多く、長く働くほど収入アップが期待できるでしょう。
安定した給与とキャリアアップを重視する看護師から人気のある職場です。
都市部で働く看護師は下記のような理由から負担が大きく、地方よりも夜勤手当や基本給が高めに設定されています。
効率よく稼ぎたい看護師にとって、都市部勤務は有利な選択肢と言えるでしょう。
看護師はなかなか昇給が難しい職種なので、「長年勤めていても給与が上がらない」と感じることもあるでしょう。
一方、夜勤は夜勤手当が支給されるため、日勤帯よりも高時給が期待でき、効率よく収入アップを目指しやすいです。
看護師が夜勤で効率よく収入アップする方法を紹介するので、給与面に悩んでいる方は早速取り入れてみましょう。
夜勤に入る回数を増やせば、回数に応じて夜勤手当が支給されるため、効率よく収入をアップすることができます。
ただし、夜勤の回数が多いと疲労感やストレスによって、心身の不調が起こりやすくなるでしょう。
夜勤を増やす場合、無理なく続けられる回数にとどめるほか、休息をしっかり確保し、心身のバランスを保ちながら働く工夫が大切です。
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勤務先によって支給される夜勤手当の額に大きな差があります。
夜勤の負担が同じであれば、手当が高い職場に転職するだけで年収アップが期待できるでしょう。
転職エージェントの公式サイトで求人を比較すると、夜勤手当の金額を明記している病院も多いため、転職前に確認しておくと安心です。
短期間で効率よく稼ぎたいなら、夜勤専従看護師の求人を検討するのもおすすめです。
夜勤専従は、月8〜10回程度の勤務で年収500万〜600万円を得られるケースもあります。
勤務回数が少ないため日中の自由時間を確保しやすく、プライベートと収入を両立できるのが魅力です。
常勤として働きながら、夜勤のバイトやスポット勤務を掛け持ちするのも選択肢の一つです。
1回の夜勤で2万〜3万円前後稼げる案件が多く、月1〜2回の勤務でも数万円の副業収入が得られます。
ただし、勤務先によっては副業禁止の規定があるため、事前に就業規則を確認しておかなければなりません。
また、収入を増やそうとしてバイトのシフトを増やしすぎると、心身の不調をきたしやすくなるため、無理のない範囲で働くことがポイントです。
ここでは夜勤ありの看護師の時給についてよくある質問を紹介します。
夜勤手当は正看護師と准看護師で金額が異なるのが一般的です。
多くの医療機関では、基本給を基準に夜勤手当や深夜割増が計算されるため、基本給の高い正看護師のほうが夜勤手当の支給額も高くなります。
ただし、職場によっては資格区分に関係なく一律の金額を支給しているところもあるため、面接時に確認しておくと安心です。
夜勤は「日勤の残業」という扱いではなく、夜間も勤務時間としてみなされるため、勤務時間を超過しなければ時間外手当は支給されません。
そのため、基本的には夜勤手当のみ支給されることとなります。
ただし、勤務時間を超過して業務を行った場合、夜勤手当とは別途に超過した時間分の時間外手当が支給されるでしょう。
看護師の夜勤手当を時給換算すると、およそ2,800~3,700円ほどになり、労働基準法に基づく深夜手当・時給よりも高く設定されているケースがほとんどです。
一方、夜勤専従看護師の時給相場は2,500~3,500円ほどであり、月8~10日の勤務で年収500~600万円前後が期待できます。
ただし、夜勤のある働き方はメリットが多いですが、夜勤による不規則な生活が合わない方も少なくありません。
収入やキャリア、スキルのバランスを保ちながら、長く活躍できる働き方を選ぶことが大切です。
夜勤で効率よく収入アップしたいなら、レバウェル看護にお任せください。
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