看護師の夜勤回数上限とは?交替制や専従の問題点を働き方も踏まえて解説

看護師の夜勤回数には上限が定められている?のイメージ

看護師として活躍している人のなかには、「夜勤の回数に上限はあるの?」と気になる方もいるのではないでしょうか。実際のところ、法律で定められてはいませんが、公的な目安は存在しています。

この記事では、看護師の夜勤回数はどれくらいが適切なのか、交替制ごとの平均回数はどうなっているのかを解説。夜勤回数の負担が少ない職場へ転職する際のポイントにも触れているので、ぜひご一読ください。

※1※2 調査方法:インターネット調査/調査期間:2024年2月7日~2月13日/調査概要:「看護師転職サイト」を対象としたユーザー満足度調査/調査対象:男女、全国、看護師・准看護師資格保有者かつ対象看護師転職サイト利用経験者、20~29歳 107s(※1)、20~34歳 175s(※2)/調査実施:株式会社エクスクリエ/比較対象サービス:「看護師転職サイト」主要10サービス(専用サイトのあるサービスのみ・求人結果の表示ページは除く)

看護師の夜勤回数に上限はある?

看護師の夜勤回数の上限は、法律上で定められていません
日本看護協会の「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン(p.13)」によると、1956年に出された「看護職の夜勤は8時間3交代勤務において、2名、月8回以内を基本とする」という2-8判定が公的な目安として存在しています。なお、この判定が出されてから約70年経過し、働き方の変化が生じている昨今においても、上限の目安に変動がないのが現状です。

出典
公益社団法人日本看護協会「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」(2025年11月14日参照)

▼関連記事
看護師の夜勤の実態は?労働時間やスケジュール例、交替制勤務のメリットも

今の病院で満足していますか?

3交替制と2交替制における夜勤回数の問題

3交替制の場合は月9回以上、2交替制の場合は月4.5回以上の夜勤をすると、看護師確保法の基本指針に抵触します。しかし、医労連の「2024年度夜勤実態調査結果」によると、約3~4割の看護師がその回数を上回っていることがわかりました。詳細を以下で確認してみましょう。

3交替制で働く看護師の平均夜勤回数

同資料の「(8)『3交替』の夜勤実態(p.9)」によると、3交替制で働く看護師の平均夜勤日数は7.85日となっています。月9日以上の夜勤をした看護師の割合は26.9%です。
夜勤が特に多い診療科は、ICU・CCU等(40.4%)や急性期一般(31.5%)、回復期リハ(26.6%)、地域包括ケア(24.5%)などが挙げられます。平均の日数だけで判断すると公的な目安以下にみえますが、回数がオーバーしている職場もあることが伺えます。

▶3交替の看護師求人一覧

2交替制で働く看護師の平均夜勤回数

同資料の「(9)『2交替』の夜勤実態(p.10)」によると、2交替制で働く看護師の平均夜勤回数は4.09回でした。月4.5回以上の夜勤をしている割合は38.5%となっています。
具体的な診療科は、ICU・CCU等(57.9%)や急性期一般(37.9%)、地域包括ケア(36.6%)と、3交替制と似た結果になりました。3交替制よりも2交替制のほうが、目安を上回っている割合の高いことが分かります。

▶2交替の看護師求人一覧

出典
日本医療労働組合連合会「2024年度夜勤実態調査結果」(2025年11月14日参照)

▼関連記事
看護師の夜勤は月何回が平均?新型コロナによる勤務時間や回数の変化も解説

次のステージに挑戦してみませんか?

夜勤専従の看護師における労働時間の上限

夜勤回数の上限については明言をしていませんが、日本看護協会では夜勤専従看護師の労働時間上限を月144時間程度としています。診療報酬改定によって夜勤専従者の月144時間制が廃止されている反面、日本看護協会では負担軽減の観点から推奨を続けているのが現状です。なお、夜勤専従の場合は夜勤の72時間ルールから除外されます。

出典
公益社団法人日本看護協会「労働に関するよくあるご質問」(2025年11月14日参照)

▼関連記事
看護師の夜勤専従の働き方を解説!平均年収やシフト例、メリットも紹介

夜勤専従への転職ならお任せください

看護師が適切な夜勤回数で働ける求人を探す際のポイント

現在の職場で夜勤回数の負担を感じる場合は、転職を検討するのも手です。この項では、看護師が適切な夜勤回数で働ける求人を探すときのポイントをまとめました。

十分な人員体制で1人あたりの夜勤回数が少ない

転職の際は、看護師が十分に配置されており、1人あたりの夜勤回数が少ない職場を選ぶのがおすすめです。人員体制に余裕があるところなら、万が一体調不良になってしまった場合も代わりの職員を調整しやすい傾向にあります。また、夜勤時も十分な配置を行っている職場なら、業務の役割を分散できる可能性も考えられるでしょう。

勤務間インターバル制度が導入されている

適切な夜勤回数で働くなら、勤務間インターバル制度が運用されている医療機関を探すのも手です。看護師が活躍する職場においては、「勤務と勤務の間を11時間空ける」「勤務の拘束時間は13時間以内とする」という基準を設けているのが望ましいでしょう。また、夜勤後の休息についても、1回の夜勤の場合は24時間以上、2回連続の場合は48時間以上を確保できるように調整している環境がおすすめです。

出典
公益社団法人日本看護協会「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」(2025年11月14日参照)
厚生労働省「勤務間インターバル制度をご活用ください」(2025年11月14日参照)

求人情報に月の夜勤回数が明記されている

求人によっては、募集要項に月の夜勤回数が記載されている場合があります。あくまでも目安とはなりますが、現在の職場より夜勤回数が少ないときは挑戦してみるのも手です。求人よりも具体的な回数を知りたい場合は、職場見学や採用面接時に詳細を確認できるかもしれません。

高給与の非公開求人多数!

看護師の夜勤回数の上限に関してよくある質問

ここでは、看護師の夜勤回数の上限に関するよくある質問に対し、Q&A形式でお答えします。

看護師の夜勤は連続で何回できる?

日本看護協会の「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン(p.43)」によると、夜勤は連続で2回までと定められています。2回連続で夜勤に入ったあとは、2日間(48時間以上)の休息を確保し、深夜勤務明けの夜間睡眠ともう1回の夜間睡眠が必要です。なお、基本的には夜勤を連続しないほうが望ましいとされています。

出典
公益社団法人日本看護協会「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」(2025年11月14日参照)

転職せずに夜勤回数を減らす方法はありますか?

看護師が転職せずに夜勤回数を減らすなら、「夜勤の少ない部署に異動を願い出る」「上司に悩みを相談して調整してもらう」といった方法が挙げられます。診療科によっては、月の夜勤回数が少なく自分なりの生活スタイルを確保しやすくなるかもしれません。上司に相談するときは、どのような状況に困っているかを具体的に説明できると、シフト調整につなげやすいでしょう。

常勤と非常勤で夜勤回数に違いはありますか?

職員の労働時間にもよりますが、常勤のほうが夜勤を任されやすい傾向にあります。理由としては、非常勤よりも責任の重い業務を担当すること、正社員が患者さんの変化を知っておく必要があることが挙げられるでしょう。非常勤の場合は、夜勤なしの求人も見つけやすいといえます。

まとめ

法律上は看護師の夜勤回数の上限が設けられていませんが、3交替制の場合だと月8回以内、2交替制の場合だと月4回以内が望ましいとされています。夜勤専従の場合は、月144時間以内を上限と推奨されているようです。夜勤の負担が大きいと感じる場合は、適切な回数で働ける環境に転職する選択肢もあります。

夜勤の回数が理由で職場を変えたい場合は、看護師に特化した転職支援サービスを利用するのがおすすめです。転職エージェントのレバウェル看護では、あなたのお悩みに適したサポートを提供します。
エージェントを通して労働環境についての質問ができるので、「実際の夜勤回数はどれくらいか」「夜勤回数の調整はできそうか」といった内容を確認することが可能です。採用ページや求人サイトにはない情報提供で、ミスマッチを避けられますよ。ぜひお気軽にご相談ください。

看護師転職サイト 相談のしやすさNo.1
20代 相談のしやすさ(※1)20~34歳 連絡の取りやすさ(※2)
※1※2 調査方法:インターネット調査/調査期間:2024 年2 月7 日~2 月13 日/調査概要:「看護師転職サイト」を対象としたユーザー満足度調査/調査対象:男女、全国、看護師・准看護師資格保有者 かつ 対象看護師転職サイト利用経験者、20~29 歳 107s(※1)、20~34 歳 175s(※2)/調査実施:株式会社エクスクリエ/比較対象サービス:「看護師転職サイト」主要10 サービス(専用サイトのあるサービスのみ・求人結果の表示ページは除く)
この記事を書いた人
「レバウェル看護」編集部
「レバウェル看護」は累計利用者数47万人(※)を超える看護師専門の転職支援サービス。 編集部の制作体制には看護師経験者や現役看護師を交え、これまでに1,000記事以上(※)を執筆。看護師にとっての悩み・不安・疑問を一番に相談する"相談窓口"になることを目指し、医療・介護の現場で尽力している方々をサポートするためのコンテンツを発信中。 (※)2023年6月時点
お読みいただきありがとうございました!
いいね・シェアで編集部が喜びます

記事の制作について

「レバウェル看護 看護師さん向けお役立ち情報」では、
記事の制作・公開にあたってのポリシーを定めています。
詳細は下記よりご確認いただけます。

看護師さん向けお役立ち情報 コンテンツ制作ポリシー

看護師の転職で「レバウェル看護」が選ばれる理由

レバウェル看護の新着求人

編集部Pick up

人気記事ランキング

タグから記事を探す

キャリア

働く場所

選考対策

資格

その他

読みもの

連載

失敗事例_追従バナー

LINE

レバウェル看護は相談からでもOK!

\ 登録はカンタン1分! /

無料まずは相談してみる