
女性が多い職場で働く男性看護師は、女性患者さんへの対応に悩んだり居場所がないと感じたりすることがあるようです。ほかにも、男性看護師に共通する悩みは多いでしょう。この記事では、苦労していることや努力していること、患者さんからの反応など「男性看護師のあるある」を紹介。また、女性看護師からどう見られているのかにも触れています。病院などの医療施設で頑張っている男性看護師さんは、読んでみてください。
日本看護協会の調査(p3)によると、男性看護師の割合は6.5%とあります。一方の女性看護師の割合は93.5%。このデータから、男性看護師が圧倒的に少ないことが分かります。職場によっては、男性看護師がいないところもあるでしょう。
近年、ジェンダーギャップが問題視されるようになり、「看護師=女性」という考えも少なくなってきています。しかし、看護職に男性看護師が定着していないと感じる「あるある」はまだ多いようです。
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女性が大多数を占める看護職は、ほかの職種と比較して男性が働きやすい環境が整っているとは言い切れません。男性看護師にとって、肩身の狭さや働きにくさを感じることもあるようです。ここでは、男性看護師が苦労していることを紹介します。
男性看護師のなかで、「女性患者さんからケアを拒否されてしまう」といった経験がある方は多いようです。さらに、処置を代わってもらうことに対して、肩身の狭さを感じることも多々。人手が少ない夜勤では処置を代えられず、対応に困ることもあるでしょう。
そのほか、女性患者さんから直接拒否されなくても「不快に感じていないか」と常に気を使って処置をしています。
男性看護師が増えてきているとはいえ、休憩室やロッカー、仮眠室など男女で分かれていない病院もあります。男性看護師が利用できる場所だとしても、女性が多いと入りにくい雰囲気を感じることもあるでしょう。また、男性看護師の仮眠室がないケースもあり、居場所がないと悩む男性看護師もいるようです。なかには、自分の車で休憩するという方も多数。
就職・転職の際に見落としがちな男性専用のスペースですが、男性専用の休憩室やロッカー、仮眠室があるかをチェックしておくのがおすすめです。
男性看護師が自分しかいない場合、男性看護師ならではの悩みや業務の相談ができない、共感してもらえないといった声もあります。また、これまで男性看護師がいたことがない職場では、女性看護師も「どこまでの処置を代われば良いのか分からない」「男性看護師もすべての処置をした方が良いのでは」など、対応に悩んでしまうことも。
先輩の男性看護師がいない場合は、ほかの病棟の話を聞いたり、院外の研修などに参加したりして、悩みを共有・相談するのも良いでしょう。
女性患者さんの処置をする前は、声かけを丁寧にしたりプライバシーに関わる処置は女性看護師に代わって貰ったりと、男性看護師ならではの努力や工夫をしている方が多いようです。ここでは、男性看護師が頼られるシーンや周りからの期待にこたえられるように努力していることを紹介します。
男性看護師は、移乗介助や酸素ボンベの片付けなどの力仕事に呼ばれがちです。また、体格の良い患者さんや、せん妄などで暴れる患者さんの担当になりやすいと感じている男性看護師も多いでしょう。
さらに、患者さんからの理不尽なクレームは男性看護師の方が解決しやすいといった声があるため、クレーム対応に呼ばれることもあるようです。
病棟で使っている電子機器の調子が悪くなると、声を掛けられるのも男性看護師あるあるだといえます。男性は機械に強いという思い込みがある故に、声を掛けられるようです。とはいえ、「男性だから機械に強いと思わないでほしい」という方も。女性にも機械に詳しい人はいるので、現代では「男性は機械に強い」といった思い込みは減ってきているようです。
男性が少ないためか、男性看護師同士は仲間意識や結束力が強い傾向にあるようです。男性看護師同士でシフトが被ると、ホッとするという声もよく聞かれます。
ほかにも、男性看護師同士だけではなく、検査技師や臨床工学技士といった他職種の男性職員との団結が強い病院も。サークル活動のある病院では、男性スタッフが集まってスポーツをしているところもあるようです。
患者さんのなかには「看護師は女性、医師は男性」と思っている方もいます。そのため、医師に間違われる男性看護師も。ここでは、男性看護師と患者さんのあるあるを紹介します。
男性看護師はまだ人数が少ないため、患者さんから顔や名前を覚えて貰うのが早いのも男性看護師あるあるです。年配の方は特に男性看護師ということに驚かれることもありますが、孫のように接してくれるという声も聞かれます。患者さんから覚えて貰いやすいため、男性看護師で良かったと思う方も多いようです。
年配の方の中には「看護師=女性」「医師=男性」と思っている方も多く、病室に行くと「先生」と呼ばれることも多々あるようです。そのため、「看護師の○○です」と何度も説明することも。「先生」と呼ばれたときに、近くに本当の医師がいると気まずい…なんてこともあるようです。
女性看護師からの視点も気になる男性看護師も多いでしょう。ここでは、女性看護師から見た男性看護師のあるあるを紹介します。
女性看護師から男性看護師は、「風向きを変えてくれる存在」と見られています。「力仕事やトラブルに積極的に対応してくれる」ことや「男性ならではの目線からの提案が問題解決の突破口となることがある」などを評価されているようです。男性看護師がいるだけで雰囲気が変わるといった声が多く聞かれます。
とはいえ、女性が多い職場で円滑に業務を進められるように、きつい言い回しを避けたり看護師同士の仲介役を担ったりと、男性看護師側の努力も大きいでしょう。
男性看護師が多い職場に多いようですが、女性看護師同士と変わらないという声もあります。また、近年では男性の看護学生も増えてきているため、学生時代から男性看護師・女性看護師の差を意識していない人も多くなっているのでしょう。今後、看護職における「男性看護師だから…」という意識がより少なくなっていくかもしれません。
とはいえ、男性看護師がなれない職種もあります。詳しくは「男性は助産師になれる?医療資格とその条件について」の記事をご覧ください。
日本看護師協会のデータによると、2010年度は約5万人だった男性看護師は、2020年度には約10万人になっており、過去10年で2倍ほど増えています。割合はまだ少ないものの、男性看護師は増加傾向にあるようです。
| 年次 | 年度末時点の男性看護師の就業人数 |
| 2010年度 | 53,820人 |
| 2012年度 | 63,321人 |
| 2014年度 | 73,968人 |
| 2016年度 | 84,193人 |
| 2018年度 | 95,155人 |
| 2020年度 | 104,365人 |
引用:日本看護協会「(5)保健師、看護師、准看護師(男性、年次・就業場所別)」
上記で述べたとおり、身体介助などの力仕事や男性患者さんのケアなど、男性看護師に期待されている役割は多くあります。そのため、男性看護師を積極的に採用する病院も増えているようです。男性看護師は、今後大きく増えていくでしょう。男性看護師が活躍している科については、「男性看護師の割合はどのくらい?感じる悩みや活躍できる職場も紹介」の記事を参考にしてみてください。
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男性看護師の割合は6.5%と少ないため、「男性職員の休憩室がない」「相談できる男性看護師の先輩がいない」といったあるあるが多いようです。また、男性看護師は女性患者さんから担当を拒否されることもあるため、代わってもらうことに肩身の狭さを感じることもあるでしょう。男性看護師がはじめて配属された職場では、女性看護師も「処置を代わった方が良いのか」など、対応方法が分からず仕事にやりにくさを感じることも。
男性看護師は10年で約2倍になるなど増えては来ているものの、まだ割合は少なく休憩室や仮眠室などの設備が整っていないところもあります。男性看護師が上司の職場で仕事をしたい、男性看護師が活躍しやすい職場を探している方はレバウェル看護がおすすめです。
レバウェル看護は求人先に直接話を聞いて情報収集をしているため、求人票では分からない内部事情を含めた求人の提案が可能。転職前に、スタッフの男女比や男性看護師が活躍しやすい環境かなども把握できるので転職後のミスマッチを減らせます。
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