辛い出来事を経ての復職…ブランクの不安を解消するために取り組んだこと

介護施設のイメージ

「ブランクがあるけど復職したい」ご家族の看病で退職したNさん(52歳/女性)の場合

ご主人の看病で長期的に仕事を離れていたNさん。長い闘病の末、ご主人が亡くなられてしまい、しばらく失意の中で過ごしていましたが、看護師として復職することを決意しました。しかし、ブランクが長いことや年齢的に体力面に不安があることに悩み、ご相談くださったのでした。ご希望は、「医療行為のある現場で看護の感覚を取り戻したい」とのこと。レバウェル看護のアドバイザーは、Nさんの現状や希望をふまえて復職先を探しました。

ご主人の看病を経て、施設か訪問看護で復職を希望

クローバーの根っこはつながっているので、四つ葉のクローバーがひとつ見つかると、その周辺にも四つ葉のクローバーを見つけられるそうです。

クローバーのように人の優しさだったり、苛立ちも周囲に伝染します。できることなら優しさが広がっていくといいですよね。

52歳のNさんは、ご主人の看病で仕事を離れていた准看護師さんでした。

残念なことにご主人は長い闘病の末、亡くなられてしまい、Nさんはしばらく失意の中で過ごされていたそうです。しかし、「いつまでもそうしてはいけない」と思ったNさんは、看護職への復職を思い立ち、今回ご相談下さったのです。

Nさんは有床クリニックで5年、精神科病院10年の経験があり、その後、看病と並行して一般病院の外来2年、訪問看護2年を非常勤で勤務していました。しかし、ご主人の病状が悪化し、この6年は仕事をせず看病に専念されていたとのことです。

まだ失意から立ち直れないNさんは、ブランクからの復職ということもあり、かなり不安を持たれているようでした。

Nさんはご自身の年齢や久しぶりであることも気になり、病棟勤務ではなく、施設か訪問看護での仕事を希望されていました。

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介護関連の就業先はさまざまな種類がある

一口に施設看護といってもさまざまな施設があります。同じ老人ホームでも、特別養護老人ホーム、有料老人ホームなどがあります。

特別養護老人ホームは、介護を必要としており、自宅での生活が困難な方が入所しています。このため、日常生活の介護サポートがメインで、健康管理や投薬管理を行うのが仕事です。

一方、有料老人ホームは介護サポートも行いますが、“入居者側のニーズに柔軟に応じて支援する”という目的があるので、入居者さまの思いを重視して動くことになります。

ほかにも、老人保健施設という施設もあります。こちらは病院を退院後、在宅生活に不安のある方に対して、自宅で安心して生活できるためにサポートする施設です。いわば、病院と自宅の中間施設で、医療的な要素が強いかもしれません。

高齢者が長期入所する施設としてグループホームもあります。介護認定を受けた認知症の高齢者が、ユニットと呼ばれる集団生活の場で、入居者が自分でできることは自分でする”ためのサポートを行っています。
こうした高齢者施設では、入所以外にも昼間だけ通ってくるデイサービスのケアや、短期だけの入所するショートステイなども行っているケースがあります。

また、訪問看護にも事業所ごとに特徴があり、在宅療養の訪問看護・終末のケアをする緩和ケア・精神看護・訪問入浴など、その需要により幅広い看護のシーンがあります。利用者のご自宅でご家族の前でケアを行うため、病院や施設とは勝手が違うこともあります。

施設看護も訪問看護も、利用されるご本人の尊厳やご家族の精神的、肉体的負担の軽減を目的に医療行為から体力のいる介護サポートまで、実に様々な内容がありますので、選ぶ際には、しっかり確認することが大切になります。

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今の状況を優先して求人を探した

Nさんは多少の医療行為があるところで、看護の感覚をつかみたいとおっしゃいました。

しかし、訪問看護では、准看護師の求人は多くはありませんでした。

6年のブランクから久しぶりに復帰されることや、今後の体力面のことも考えると、Nさんには夜勤勤務ではなく、オンコール対応のみの特別養護施設が一番、合っているのではないかと思いました。

久しぶりに社会と関わるというのは勇気のいることです。悲しい出来事から前を向こうとしているNさんの転職を安心で満足のいくものにしたい!

職場見学によってぴったりの転職先を見つけた

そこで「まずは見学をしてみませんか」とご提案をし、同行させて頂きました。

見学へ向かう途中、Nさんには不安なことや知りたいことを質問してもらい、できるだけ詳細にお答えしました。特別養護施設の敷地に入るまではNさんは緊張されていましたが、中に入ってみると、温かな雰囲気やゆとりのある看護環境に安心されたようで、「復帰できそうな気がします!」と笑顔を見せてくださいました。
その施設に無事、入職されたNさん。入職後半年くらいたった頃、Nさんからお手紙を頂きました。ご本人にご了承頂き、ここに一部、掲載させて頂きます。

「長い看病生活から大切な身内をなくし、ご相談させて頂いたあの頃は、社会から取り残されたような不安を感じていました。あの時、熱心に私の話を聴いてくださり、真剣に職場探しをして頂いたことは、そんな私にとって、本当に心が温められることでした。お世話して頂いたこちらの施設でも、ブランクのある私にみなさんが大変優しくして頂き、今はとても楽しく働かせて頂いております。主人を亡くし、生きていく意味などあるのかと思うこともありましたが、今は、お世話になった方々から受けた温かさを、看護の仕事を通して、社会に恩返ししていきたいと思っております。本当にありがとうございました」

この手紙から、私も温かいものを頂きました。この温かさを、次の誰かにしっかりつないでいけたら、と思っています。Nさん、ありがとうございました。

誰かに聞いて欲しい悩みはありませんか

転職成功のポイント

ここでは、家族の介護や看病などでブランクがある方に向けて、転職を成功させるポイントを紹介します。「スムーズに復職できる職場が見つからない」「じっくり看護の感覚を取り戻したい」という方は、ご覧ください。

現状と希望条件にマッチした職場を探す

ブランクがあって不安な方は、今の状況と望む条件どちらも重視して、職場を探しましょう。たとえば、体力面も心配な方は夜勤のない職場がおすすめです。「じっくり看護スキルを思い出したい」とお考えの方は、ゆとりを持って看護にあたれる職場が良いでしょう。久しぶりの復職の場合、不安が大きいもの。まずは自分に合っている職場環境を考え、見極めることが大切です。

職場見学をしてみる

長期間のブランクを経て復職する方は、「看護業務がしっかりできるか」「人間関係も上手くやっていけるか」など悩みは尽きないでしょう。転職への不安を解消するためには、職場見学がおすすめです。実際に看護師が働く姿を見たり職員と話したりすることで、「雰囲気が合っている」「協力しながら働けそう」など前向きになれるかもしれません。見学時には、仕事の流れや看護方針なども含めて、気になることは質問しましょう。

レバウェル看護に相談する

「ブランクがあるけどまた看護師の仕事がしたい」「久しぶりなので無理なく働ける環境が良い」とお考えの方は、看護業界専門の転職エージェントの「レバウェル看護」をご活用ください。レバウェル看護なら、お悩みをヒアリングしたうえで、一人ひとりの現状や希望条件に沿った求人をご紹介します。必要に応じて職場見学も可能ですので、事前に雰囲気を確かめてから決められるのもポイントです。じっくりと職場選びができるため、不安を一つひとつ解消しながら転職活動を進められますよ。

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