会社員から看護師になるも、労働環境が疑問で早期退職。見つけた打開策とは

病院の廊下に放置されているストレッチャーのイメージ

「改善できない労働環境は間違っている」急性期病院を5カ月で退職したTさんの場合

一般企業に勤めながら救急救命士を目指していたTさん。公務員試験に合格できなかったことから、救急分野の看護師を目指すことになりました。急性期病院に就職するものの、サービス残業が当たり前で有給休暇も取りにくい労働環境に疑問を抱えるように。相談しても改善されないことに納得ができず、5カ月で病院を退職。次の職場を探して私たちにご相談くださいました。看護師として理想の働き方を実現したいTさんのため、アドバイザーが懇意にさせていただいている病院に相談してみることにしました。

納得できる労働環境で働きたい

Tさんは、一般企業に勤めながら救急救命士を目指していました。公務員試験を30歳までに合格できなかったため、看護師として救急の分野を目指すことに切り替えました。

32歳で3年制の専門学校を卒業すると、急性期病院に就職。実際に働きだしてみると、サービス残業は当たり前で、有給が取れなくても仕方ないという労働環境に疑問を抱くようになりました。その疑問を上司に話してみたところ、「病院で働くことをわかっていない」と一蹴され、同じ看護師仲間にも「みんな同じだから」と相手にされなかったそうです。

どうしても納得がいかないTさんは、わずか5ヶ月で退職。そこから転職を決意し、ご相談くださったのでした。しかし、看護経験が浅く、短期退職されたTさんには、面接へ進める事業所自体がなかなか見つけられませんでした。

看護師の労働環境の実態

日本看護協会では、看護師の労働環境の改善を推進するため、業務上必要な仕事(申し送りや看護記録の作成など)も残業手当を支給するように促しています。しかし、現場の改善には至っていないのが実情です。

また、職場によっては「患者のため」という名目でサービス残業を美化する傾向があり、始めは不満を持っていた看護師も「自分がそうだったから」という理由で、良くない慣習を受け継いでしまうことがあるのです。

労働基準法では、1日8時間・週40時間(事業所人数による差あり)しか労働できません。届出があれば時間外労働は可能ですが、時間外労働にも可能な時間数が決まっています。また、時間外労働にも賃金が発生すると定められており、サービス残業は当たり前ではなく違法行為なのです。

看護師の労働環境改善には、看護師一人ひとりが、「サービス残業は間違っている」という認識を持ち、当たり前にしないことが必要なのです。

参考

「求職者さんの熱意を活かせる環境はきっとあります」

私は、「看護師の労働環境を良くしたいという熱意をもつTさんが存在意義を発揮できる場所はきっとある」と思い、普段から懇意にしていただいている350床のケアミックス病院に事情を話してみました。

看護部長さんは「ひとまず面接で話してみましょう」とおっしゃられ、Tさんと面接で理想の看護師の労働環境について正直に語りました。看護部長さんは「うちの病棟ではあなたの理想通りにはできません」と正直に伝えてくださり、出来ない理由を丁寧に説明されました。そして、始めだけ短期研修で病棟に入ったのちに、救急外来に移動するという働き方を提案してくださいました。

Tさんはそんな看護部長さんに、「自分のために真摯に話してくれている」と感激されたようでした。Tさんはその病院で働くことを決心し、内定を得られました。

ケアミックス病院に転職して労働環境の改善に努める

入職後の病棟勤務では、急患で残業になってしまうこともありましたが、職場の雰囲気が良く、周りの先輩の助けも受けられたそうです。Tさんからは、「できれば研修後も病棟勤務を引き伸ばしたい」という申し出がありました。

看護部長さんの許可を得て病棟に残ったTさんは、少しでも労働環境の改善ができるよう周囲の看護師さんに呼びかけたり、業務に支障を出さず残業をなくす方法を作成して看護部長さんに提案したりと、前向きに取り組んでいます。

その後、看護部長さんからは、「今のままでは看護師不足は解消できないと思っていたけれど、 実際に大きな変化を求めるには Tさんのような人が必要なのかもしれないですね」とおっしゃってくださいました。
Tさんからも「一般社会と違う面ばかりを見て文句を言うのではなく、実際の現場をよく知ってから実現できる提案をすることが大事なのだと気づきました」と伝えてくれました。
私も転職サポートを通して、看護師さんの労働環境の改善を少しでもお手伝いしていきたいと思っています。

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お悩み解決のポイント

一般企業で働いていた方が看護師にキャリアチェンジする場合、理想と現実のギャップが大きいかもしれません。そのため理想の働き方を確実に実現できると考えず、理想に寄せるための取り組みをする姿勢が求められます。ここでは、そのようなお悩みを抱える看護師さんのお悩み解決のポイントをまとめました。

理想と現実の違いに向き合う

看護現場は多忙な傾向にあるため、理想と現実のギャップに悩む看護師も多くいらっしゃいます。どうしても休みが取りにくかったり、残業が発生してしまったりすることもあるのが現状です。
他職種から看護師へ転職する場合は、まず看護師の一般的な働き方がどうなっているのかを知りましょう。そして、少しでも理想に近づくためにはどのような働き方が自分に向いているのかを分析することが重要です。

理想に近づくために行動をする

看護師として理想とする働き方があるなら、それに向けて行動しましょう。現職では難しくても転職をして環境を変えれば、休暇を取りやすくなったり、仕事とプライベートのメリハリをつけやすくなったりします。自分に向いている職場環境なら、看護師の理想の姿に近づけるのではないでしょうか。

レバウェル看護に相談する

現職では自分が理想としている看護師像で働くことができないとお考えの方は、レバウェル看護の転職支援サービスを活用してみませんか?
レバウェル看護のアドバイザーは、あなたがどのようなお悩みを抱えているのか、どのような働き方を実現したいのかをヒアリングし、最適な求人をご提案。少しでも不満を解消できるよう、理想に近づくお手伝いをいたします。サービスはすべて無料なので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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