
普段からコンタクトを使用している看護師のなかには、「夜勤中はコンタクトでない方がいいの?」などと夜勤中の対応について悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
今回は、夜勤中のコンタクト装着の可否や、注意点について解説します。
コンタクトを使用していて夜勤のある看護師は、ぜひ参考にしてみてください。
結論からいうと、夜勤中にコンタクトを装着していても問題はありません。ただし、仮眠の際には、目を守るために必ずコンタクトを外さなければならないことを覚えておきましょう。
コンタクトを装着する角膜という部分には、細菌など外部からの刺激から目を守るバリア機能が備わっています。このバリア機能は、空気中から取り込まれる酸素がなければ上手に機能できないため、瞼を閉じて眠っている間には取り込める酸素の量が減ってしまいます。
コンタクトを装着したまま眠ってしまった場合、角膜が取り込める酸素の量はさらに減少し、バリア機能が果たせなくなってしまいます。細菌感染のリスクが高まるだけでなく、目が乾燥することによって角膜が傷ついてしまう可能性もあり、危険です。
コンタクトを装着したまま寝ることを繰り返していると、最悪の場合失明してしまう可能性もありますので、仮眠時には必ずコンタクトを外す習慣をつけましょう。
「仮眠時にコンタクトを外すのは面倒だから眼鏡を使おう」と思った看護師もいるかもしれません。しかし、コンタクト・眼鏡両方にメリットとデメリットがあります。
看護師が夜勤中にコンタクトを使用するメリットは、フレームがなく邪魔にならない点、マスクを装着しても曇らない点です。
看護師は、感染症対策の観点から勤務中にマスクの装着が義務付けられていることも少なくないため、眼鏡が曇ってしまうことでわずらわしさを感じる場合にはコンタクトの方が快適でしょう。また、看護師は処置などで勤務中に下を向く機会も多いため、コンタクトの方が邪魔になりにくいです。
一方、デメリットは、仮眠前に外さなければならない点、長時間の装着により目が乾燥しやすい点、勤務中に紛失してしまう可能性がある点です。
仮眠前に外すとなると、使い捨てレンズでない場合には衛生用品の持参が必要となり、さらに手間がかかってしまいます。また、長時間にわたってコンタクトを装着していると目が乾燥するため、ドライアイや感染などのトラブルのリスクもあり、乾燥により気付かぬうちにコンタクトが外れてしまい困ることもあるでしょう。
看護師が夜勤中に眼鏡を使用するメリットは、付けはずしが簡単である点、目に優しい点、目のトラブルの有無に関係なくいつでも使用できる点です。
付けはずしの際にコンタクトのようなわずらわしさはありませんし、長時間装着しても目への負担が少なく、疲れにくいです。また、目にトラブルがある際にも使えます。喀痰吸引時などにはアイシールドの役割も果たすため、感染予防の観点からも眼鏡は優れているといえるでしょう。
しかし、眼鏡にもデメリットがあります。コンタクトより重たく耳や鼻に負担がかかる点、マスクと一緒に装着すると曇りやすい点、下を向いた際に外れてしまう可能性がある点です。
特に、曇りを気にする看護師が多いです。マスクを装着している際は呼吸によってその都度レンズが曇ってしまうため、視界がぼやけ不便さを感じやすいのが眼鏡の問題点です。
看護師が夜勤中にコンタクトを使用するのには多少の手間がかかりますが、それでもやはりコンタクトを使用したいと希望する人も少なくないことでしょう。ここからは、看護師がコンタクトを装着したまま快適に夜勤を乗り切る方法を5つご紹介します。
仮眠前には必ずコンタクトを外さなければならないのは先述のとおりです。短時間の仮眠であるからといってコンタクトを装着したまま眠ってしまうと、角膜が傷ついたり、感染を起こしてしまったりする可能性があり危険ですので、避けましょう。
夜勤は長時間勤務となることが多いため、定期的に点眼し、目を保護しましょう。目薬は、コンタクト装着中でも使用できるものを選ぶことを忘れないでください。
一般のコンタクトと比較すると値段が高くなってしまいますが、ブルーライトカットのコンタクトレンズもおすすめです。看護師は勤務中にパソコンなどの画面を見る時間が長く、ブルーライトによる影響を受けやすい状態です。ブルーライトカットのコンタクトレンズを使い、目を守るようにしましょう。
仮眠中や休憩中にホットアイマスクで目の疲労を軽減させることも大切です。
コンタクトを装着中に目が疲れる人は少なくないことでしょう。疲れ目を放置すると、眼精疲労の状態に陥ってしまう可能性があります。眼精疲労では、目の症状だけでなく、頭痛やめまい、吐き気などさらに苦痛を伴う症状が出現してしまうことがあります。目の周囲の血流を良くすることにより疲労回復に努めましょう。目の周りの筋肉のマッサージも効果的です。
コンタクトと眼鏡それぞれの特徴を活かし、使い分けることもおすすめです。
患者さんと接する機会が多い時間帯や、採血などの細かな処置が多い時間帯にはコンタクトを、患者さんが入眠している時間帯には眼鏡を、というように、シーンに合わせてコンタクトと眼鏡を使い分けることで、快適に勤務できます。
「どうしてもコンタクトしか使用したくない」という人は、取り外しの手間が省ける24時間使用に対応しているコンタクトレンズを使うのも、一つの手かもしれません。
今回は、看護師の夜勤中のコンタクト使用について、注意点や眼鏡との比較、快適に勤務を乗り切る方法を解説しました。
コンタクトは、付けていることを忘れるほど目になじみやすく勤務中にも邪魔になりにくいですが、夜勤の仮眠の際には必ず外しましょう。
シーンによってコンタクトと眼鏡を使い分け、目へのケアをしっかり行うことで、快適に夜勤を乗り切りましょう。
夜勤は目だけでなく身体的にも精神的にも負担が大きい仕事です。「夜勤がない仕事がいい」「夜勤で疲れ果ててしまった」という看護師は、夜勤のない職場への転職もおすすめします。
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