
「夜勤中の朝ごはん、何を食べれば元気に働ける?」「これから夜勤が始まるけれど、朝ごはんはいつ食べればいい?」などと、夜勤中の朝ごはんに関して疑問や不安を抱いている看護師もいることでしょう。
夜勤は、本来であれば寝ている時間に働かなければならない大変な仕事。体力や精神力、集中力をたくさん使うからこそ、夜勤中の食事は非常に重要です。
そこで今回は、看護師の夜勤中の朝ごはんに関して、おすすめの摂取タイミングや食べ物について詳しく解説します。
特に、夜勤の中でも疲れが出てきやすい朝方以降に体力を残しておくためには、朝ごはんがポイントとなります。働きやすさや夜勤後の疲労度にも影響が出ることがありますので、夜勤に関わる看護師はぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
<ライター>看護師:佐野 美和
「変な時間に食べると太るから食べたくない」「忙しすぎて何かを食べる時間がない」などという理由で夜勤中に食事を摂取することを嫌がる看護師もいますが、それは体にとって大変危険なことです。
夜勤中の看護師は、必ず朝ごはんを摂るようにしましょう。その理由について解説します。
夜勤中に朝ごはんを摂らないと、エネルギーが補給されないため、勤務の最後まで体力がもたない可能性が高まります。
これは筆者自身の経験なのですが、食事制限中心のダイエットをしていた看護師2~3年目の頃に、夜勤中は水分のみ摂取し、食事を一切摂らないようにしている時期がありました。
すると、夜勤中は常に空腹感があり、勤務後には車を運転して自宅まで帰る気力さえなくなるほどグッタリとした疲労感が襲ってきました。夜勤後に「ドカ食い」してしまうことも。
それだけでなく、仕事への集中力が持たないようになってしまいました。特に、朝方は頭がボーっと働かなくなり、ミスをしてしまうことも増えました。
私のように、夜勤中に朝ごはんを摂らないと、自分自身の体力が持たないだけでなく患者さんにも迷惑をかけてしまうことに繋がりかねません。
夜勤が終了し無事帰宅できるまでしっかりと体力を残すために、夜勤中の看護師は必ず朝ごはんを摂るようにしましょう。
▼関連記事
看護師の夜勤中のご飯は何を食べるべきですか?夜勤前や明けにおすすめの食事や眠気対策も知りたいです。
夜勤中に朝ごはんを食べないと、単に体力が出ないだけでなく、貧血や低血糖などが引き起こされる可能性も高まります。その結果、職場のスタッフや患者さんに迷惑をかけてしまうこともあるかもしれません。
必要な栄養が十分に摂取されないと低血糖が起こることがあります。頭痛やめまい、動機や冷や汗、手の震えなどの症状が出てしまい、勤務に支障を来しかねません。
また、貧血にも注意が必要です。女性の場合、特に月経前後は貧血が起こりやすい状態にあるため、夜勤中の食事制限は大変危険です。
夜勤中の看護師が朝ごはんを摂取することは基本ですが、朝ごはんを食べるタイミングも重要となります。
夜勤中の朝ごはんは、休憩時間に合わせて摂取することをおすすめします。「帰宅後にゆっくり食べたい」という人もいるかもしれませんが、先述のとおり、夜勤の最後まで体力をもたせるためには夜勤中に朝ごはんを摂る必要があることを忘れないでください。
夜勤中の休憩の取り方は職場や部署によってさまざまですが、例えば16時~翌日の9時など、16時間程度の長時間勤務となる場合には、スタッフが交代しながら複数回の休憩を取ることが一般的です。その場合には、前半の休憩で夕食または夜食を、後半の休憩で朝食を摂るようにしましょう。
一方、21時~9時までの勤務のように12時間程度の夜勤の場合には、休憩が1回のみしかないこともあるかもしれません。たまたま朝方に自分の休憩時間があればよいのですが、そうではない場合には、記録などをしながらでもかまいませんので、必ず何かつまむようにしましょう。夜の休憩で食事を摂ったきり何も食べない状態では、体も頭も働きません。
新人看護師で夜勤に慣れていない場合には、どのタイミングで朝ごはんを摂取すればよいか迷ってしまうこともあるはずです。そんな時には、我慢せず先輩に相談してみてください。
夜勤中の朝ごはんは休憩時間に合わせて摂りますが、可能であれば、脂肪を蓄積させるホルモンの分泌量が減る朝4時以降の摂取がおすすめです。
人間の体では、「BMAL1(ビーマルワン)」という細胞が、摂取した食事をエネルギーとして消費するか、脂肪として蓄積するかを判断しています。このBMAL1は、増えれば増えるほど、食事が脂肪として蓄積されやすくなり、22時~4時までの間に最も増加することがわかっています。
「夜中に食べると太る」のは、BMAL1の影響だったのですね。
夜勤中にエネルギーを蓄えることはもちろん重要ですが、自分自身の体の健康も大切にしたいもの。そのためには、できるだけ朝4時以降に朝ごはんを食べるようにしましょう。
「夜勤中は何かしら朝ごはんを食べればいい」と思ってしまうかもしれませんが、食事の質や内容も非常に重要です。ここからは、夜勤中の看護師におすすめの朝ごはんについて解説します。
まずおすすめしたいのが、おにぎりです。炭水化物はエネルギー補給に最適な食材ですが、白米はパンや麺類と比較すると糖質量が抑えられるため、夜勤中の食事に不安がある人でも安心して食べることができます。
腹持ちの良さや、短時間でパパっと食べられることも、夜勤中の朝ごはんに向いているポイント。
コンビニで買ってもよし、自宅で好きな具材を使って作って持参してもよし。夜勤にはぜひおにぎりを用意していきましょう。
味噌汁も、夜勤中の朝ごはんにピッタリです。味噌には塩分が含まれるため、夜勤中の塩分チャージに最適。
また、味噌汁を飲むことで体があたたまり代謝も改善されます。代謝と関わりの深いビタミンB群の働きも活性化されるため、エネルギーもしっかりとチャージできます。
おにぎりと同様、調理が簡単なのも嬉しいポイント。カップ味噌汁や即席味噌汁であればお湯を注ぐだけですぐに食べられますので、おにぎりと合わせて用意してみてはいかがでしょうか。
バナナも、夜勤のある看護師の強い味方です。
バナナもおにぎりと同様炭水化物ですが、炭水化物の中でも低カロリーであるといわれています。それにも関わらず、でんぷんやブドウ糖、ショ糖など、体内に吸収される時間が異なるさまざまな糖質が含まれるため、腹持ちがよく、エネルギーチャージに適している食材であるといえるでしょう。
夜勤中の朝ごはんのデザートには、ヨーグルトがおすすめです。ヨーグルトは牛乳から作られているため、たんぱく質やカルシウムが豊富に含まれており、必要な栄養素を効率よく摂取することができます。
ゆで卵も、たんぱく質やビタミン類が豊富に含まれるため、夜勤中の朝ごはんにおすすめです。コンビニで買うこともできますし、自宅で準備するのも大変ではありませんよね。
こちらも、おにぎりなどと組み合わせて摂取するようにしましょう。
▼関連記事
体のエネルギー源!「糖質」の摂取量についてわかりやすく解説します【ナースのための栄養学講座】
夜勤中の朝ごはんには、おすすめできない食事もあります。
例えば、カップラーメンやスナック菓子。夜勤中のお腹が空いている時には、ついカップラーメンなどジャンクフードが食べたくなってしまいますが、どうしても塩分やカロリー過多となってしまいやすく、注意が必要です。
また、サラダだけというのもおすすめできません。野菜は体によいのですが、炭水化物が含まれずエネルギー源にはなりにくいため、夜勤中のメインの食事としては向きません。
今回は、看護師の夜勤中におすすめの朝ごはんについて解説しました。
夜勤は体力的にも精神的にも負担が大きい勤務ですので、炭水化物を含むご飯をしっかり摂取し、最後まで乗り切りましょう。
夜勤による疲労を軽減させるためには、今回解説した食事や、それ以外に質のよい睡眠やストレスケアなども重要となりますが、どうしても夜勤自体が負担になり、ストレスが溜まってしまうこともありますよね。
そんな時には、夜勤がない仕事に目を向けてみるのも一つの選択肢です。看護師専用転職エージェント「レバウェル看護」は、求人情報が豊富で、丁寧な対応に定評のある転職サイトです。夜勤がない仕事もきっと見つけられるはず。ぜひチェックしてみてください。
記事の制作について
「レバウェル看護 看護師さん向けお役立ち情報」では、
記事の制作・公開にあたってのポリシーを定めています。
詳細は下記よりご確認いただけます。
キャリア
働く場所
選考対策
資格
その他
読みもの
連載