
子どもが小学生のとき、看護師になりたてのわたしはとても忙しく、
ほとんど子どもに構えない日々でした。
残業は当たり前、休みも少なくて。
小学校低学年ってまだまだ母親を恋しがる年齢。
わたしの帰りが遅いことで、子どもは小学生の頃よく泣いたりしていました・・・。
今思えば、本当に申し訳ないことしたなぁ。
今となってはなんであの時、あんなに必死に働いてたんだろーって後悔しています。
もっと子どもとの時間を作ってあげたらよかった。
今になって「あのとき、寂しかった」って言われて、
「あぁ、小学校低学年の子どもでもしっかり一緒に過ごす時間を作ってあげることって大切だなー」って実感しました。
正社員の仕事ってどこも忙しい。
だから余計に、
子どもが小学生でも時短勤務って必要だよなーと思うんですよね。
時短制度があるのは知っていたし、使えるものなら使いたかったけど、
そもそも時短は2歳くらいまでしか使えない。
何より社会には
「そういう子育て制度使うやつウザイ」みたいな見えない空気が
まだまだあるし(わたしの主観)、
「子どもとの時間を大切にしたい」なんて声を出して言えなかった。

小学生と言えど、入学時はまだ6歳とか7歳。
今日学校であったことを話したり、ごはんを一緒に食べたり。
家族構成にもよるんだろうけど、
小学校低学年ってお母さんが十分関わる時間が必要な年齢だと思う。
女性が社会にでることが当たり前になった今だからこそ、
小学生の母親の労働環境と子育てサポートってすごく見直しがいると思うんですよね。
小学生でもママは時短を使いたい。
そう思ってるひとはたくさんいるはず。
せめて、小学生でも時短を使うかどうか、選択できるようにしてほしい。
むしろ今後そういう制度ができていかないと、
少子化も改善しないんじゃないの?って思うのよ。
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時短制度(短時間勤務制度)は、3歳未満(つまり2歳まで)の子どもを育てるお母さんが、1日の労働時間を原則6時間にすることができる制度のこと。
この時短制度を受けられる条件はこんな感じ。
1)3歳に満たない子を養育する労働者であること。
2)1日の所定労働時間が6時間以下でないこと
3)日々雇用される労働者でないこと。
4)短時間勤務制度が適用される期間に現に育児休業をしていないこと。
5)労使協定により適用除外とされた労働者でないこと。
参考:TUNAG「育児短時間勤務とは?条件・給与・期間などの基本をおさらい」
なにを根拠に2歳で区切ったのかは謎だけど、
なんかこの制度って、
「3歳以降保育園も入りやすいし、子育て余裕ですよね」
って言いたいのがよくわかる。
いや余裕じゃねーよって思うけど。

子どもって小学生になっても大変なことはたくさんある。
小学校に入ると、低学年のあいだは
昼過ぎくらいには家に帰ってくるんだけど、
もちろん正社員で働いていたら、そんな時間に母は帰れない。
仕事によっちゃ、家に着くのが19時や20時になるのが当たり前の業界だってある。
もちろん学童に入れたらいいけど、
待機児童で入れない子は、
親が帰ってくるまで一人で過ごすこともある。
私の子は待機児童が多い地域で学童に入れなかったので、
子どもが家にいることが多かった。
この頃、小学生になったばかりの息子と、
夕飯を一緒にする時間がなかなかとれなかったことも多々ありました。
そんなとき、
「小学生の母親も時短が使えたらなー」なんて何回も思ったんです。
海外では、13歳や14歳に満たない子どもを一人で留守番させることが違法な国だってある。それは、この年代の子どもを一人にすることがすごく危険だからって背景もあるわけで。
いくら日本が治安がいいにせよ、家庭によっては
6歳7歳の子どもが一人で家にいるのが当たり前になっている現実。
そこに十分な支援策もない。
それって大丈夫か?って思ったりもする。
さっきも書いたけど、私の子どもが小学校に入る頃、子どもを家に1人で過ごさせたくなくて、学童を申し込んだけど、結果としては申込みすら受け付けてくもらえない状況でした。
当時役所が提供していた学校の学童は待機児童が20人以上もいて。
役所から「学童は待機児童だらけで入れない」っていうことを言われ。
おばあちゃんがいるなら、おばあちゃんに見てもらってください、って言われました。
小学校に入ったら、学童があるから・・なんて思ってたのが甘かった。
学童にも待機児童があったなんて。
学童も入れないし、かといって時短も使えない。
でも一人で家にいさせるにはまだ不安な年齢。
もう八方ふさがりでした。
小学校に入ると突然、行政の子育てサポートが切れてしまったようにも思えたりして。小学生、まだまだ手はかかるんだけどなぁ・・。

自民党の桜田義孝前五輪相が女性に対し
「子供を最低3人くらい産むようにお願いしてもらいたい」
と発言したのは最近の話。
炎上していたけど、少子化を懸念している政治家たちからすれば本心なんだろうと私は思う。
でも多くの女性は、
「子どもをたくさん産むのがいや」なのではなく、
「子どもを育てるマンパワーとお金が心配」で、
産みたくてもなかなか産めないひとが多いんじゃないか。
政治家もまずそこ察しろよ、って思うんだけど。
「保育園落ちた、日本死ね」の社会問題を皮切りに、
保育園や子ども園、民間学童とかが今は乱立して、
「女性が社会に出るから子どもを預かりますよ!」
っていう制度が充実しつつあることはありがたい話。
だけどちょっと待って。
働きまくって子どもを預けてばかりでは、
母と子がともに過ごす時間はどんどん減っていく一方。
それって違う視点から見たら、母親がする「子育て」という大事な文化がないがしろにされているようにも思うんです。
誰かに子育てを協力してもらえることはありがたいけど、
働きつつ「家族が出来るだけ一緒に過ごす時間」だったり、
「母親の役割を果たせる時間」を応援する制度がもっと必要だと思う。
つまり、
子ども預かるから働いてよ!っていうより、
働きながら子育てできるように、働く時間短くしますよ!
のほうが個人的には嬉しい。
だって子どもとの時間を大切にしたいんだもの。
足りないのは保育園だけじゃない。
小学生の学童だって足りていない。
だからなおさら、
時短って小学校くらいまで取得するか、
選択できるような制度がほしいのよね。
まだまだ日本の子育て支援は、
ママ・パパたちのニーズを十分くみ取れていないように思う。
もっと真の「子育てを考えた政策」を打ち出していってほしい。

「子育て四訓」
1.乳児はしっかり 肌を離すな
2.幼児は肌を離せ 手を離すな
3.少年は手を離せ 目を離すな
4.青年は目を離せ 心を離すな
わたしは子育てのうえで、この子育て四訓をとても心に刻んでいます。
四訓は、少年(小学校)時代は目を離さないように論じてます。
言い換えれば、
お母さんは働きつつも、子どもから目を離さないように
「子育てのペースに合わせて働けることが大切」ってことだと思う。
だって仕事ばっかりな生活で、
子どものささいな変化や、非行に気づけなかったら
本末転倒じゃないですか。
もっと子どものそばにいてあげたいけど、
仕事をやめたくないママはきっとたくさんいると思う。
ワーママたちがもっとワークライフバランスをとりやすい
子育て制度が増えたらいいなと思う、この頃です。
〈編集部より〉
「誰かに子育てを協力してもらえることはありがたいけど、(中略)
『母親の役割を果たせる時間』を応援する制度が欲しい」
というマリアンナさんのコメント。
「よくぞ言ってくれた」と膝を打ちました。
そう!収入的にも、スキルアップ的にも、女性は働きたいんだけど、
何よりしっかり子どもとの時間も欲しいんですよね!
読者の皆さんにも、気づきや共感が生まれていればとてもうれしいです。
次回の「マリアンナのナースが物申す」もお楽しみに!
マリアンナさんの公式ブログもぜひ読んでみてくださいね。
〈マリアンナさん公式ブログ『看護師になったシングルマザーのブログ』〉
https://nurse-singlemother.jp/?page_id=11
〈イラスト:Kaoll〉
https://kaoll0719.wixsite.com/illustrator

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