
助産師の仕事を辞めたいと悩んでいる方もいるかもしれません。助産師は業務の忙しさや責任の重さから、心身の辛さを感じて退職を検討する場合もあるようです。この記事では、助産師が仕事を辞めたいと思う理由と対処法、退職を迷ったときの判断基準を解説します。助産師に向いている人の特徴や転職のポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
助産師は1人前になるまでに時間が掛かる職種だといわれています。仕事がうまく進められず、「自分は助産師に向いていないのでは」と不安になる方も多いようです。以下で詳しく見てみましょう。
分娩介助や緊急対応のときに、焦って的確な対応ができないという新人助産師もいます。母子の命を預かっている責任の重さや緊張感で苦しくなることもあるかもしれません。頻繁に分娩介助に入れず、なかなか慣れないという悩みもあるようです。
先輩や医師の指導が厳しく、プレッシャーを感じて辛いことが、助産師を辞めたい理由になる場合もあります。きつい言葉に萎縮してしまい、仕事に集中できなくなることも。なかなか独り立ちできず、周囲の目が気になるという助産師もいます。
残業が続いたり、オンコール当番で気が休まらなかったりして疲れが溜まることもあります。落ち着かない状況が続くと体力・精神力ともに消耗し、この先仕事を続けていけるか不安になる助産師もいるようです。
助産師は多くの知識や技術を学び続ける必要があるため、「勉強が追いつかない…」と感じる方もいるかもしれません。特に出産に立ち会ったときは、事例を詳しく振り返って学ぶ必要があります。プライベートの時間を勉強に費やすことが多く、休んだりリフレッシュしたりする時間を十分に取れない助産師もいるようです。
日々の業務量が膨大で、自分が目指しているケアを実践する余裕がないこともあります。理想と現実の差が大きく、悩んでいる助産師もいるでしょう。思ったように仕事ができず、やりがいを感じられなくなったことが、助産師を辞めたい理由になる場合もあります。
出産はスタッフが力を尽くしても無事に終わるとは限らず、流産や死産などに立ち合う場面もあります。悲しむお母さんやご家族の方々を見て感情移入してしまったり、救えなかったことに落ち込んだりするときも。分娩介助の限界に無力さを感じる助産師もいるようです。
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ここでは、助産師を辞めたいと思ったときの対処法を紹介します。できそうなことから試してみてください。
疲れが溜まって辛いときや気分が落ち込んでいるときは、可能なら休みを取って仕事から離れることも大切です。無理をして働き続けると、体調を崩してしまう可能性もあります。勉強で忙しい助産師さんも、休みの日は仕事のことを忘れてリラックスする時間をつくるようにしましょう。
仕事のあとや休日に気軽にできるストレス解消法を見つけておくと、疲れたときに役立つでしょう。手軽なストレスケアの方法としては、以下のようなものが挙げられます。
どんなストレス解消法が合っているかは人によって異なります。楽しみながらできることを複数見つけておき、状況に合わせて使い分けるのがおすすめです。
辛いことや悩みがあるときは1人で抱え込まず、上司や先輩に話してみましょう。普段厳しい先輩も、改めて相談すると親身になってアドバイスしてくれることがあります。先輩や上司が忙しくて話し掛けにくい場合は、夜勤の落ち着いている時間帯に相談してみるのも良いかもしれません。
前述の対処法を試しても辞めたい気持ちが変わらない場合は、自分にとって働きやすい職場に転職することも考えてみましょう。職場によって教育体制や人間関係、残業時間などが異なるので、自分に合った職場を選べば助産師として力を発揮できる可能性があります。
まだ助産師になったばかりで、仕事を辞めるかどうか迷っている方もいるでしょう。助産師になるのが夢で努力してきた方は、諦めたくないという思いも強いはずです。ここでは、新人助産師さんが退職の判断をする際のヒントをまとめたので、参考にしてみてください。
仕事が辛くて心身の不調が出ているときは、体調の回復を優先することが大事です。お休みを取って受診し、診断結果によっては休職や退職を検討しましょう。体調が整ってから転職を考えるのも一つの方法です。
また、職場でいじめや嫌がらせを受けている場合も、早めに転職を検討した方が良いかもしれません。ハラスメントのある職場で仕事を続けるのは精神的な負担が大きく、助産師としてスキルを発揮するのも難しいと考えられます。
助産師の仕事をなかなか覚えられず、スムーズに業務を進められなくて悩んでいる方は、退職を急ぐと後悔してしまう可能性があります。特に、分娩介助は高度なスキルや判断力が必要なので、1人前に仕事を任されるまで3年以上掛かる場合も。「仕事が遅くて職場に迷惑を掛けているかもしれない」と悩んでいる新人助産師さんは、先輩のサポートを受けながら徐々に成長し、のちに職場に貢献することを目指してみましょう。
仕事を続けるのが辛い一方、助産師の業務内容にやりがいを感じる場合は、職場環境が変わると前向きな気持ちで働ける可能性もあります。助産師として働くことは諦めず、無理なく仕事ができる転職先を探すのも1つの手です。
ここでは、助産師の仕事に向いている人の特徴を解説します。自分が助産師に向いているかどうか気になる方はチェックしてみてください。
助産師は、妊娠中から出産後まで母子のサポートを行う職種です。「妊娠・出産で心も体も大きく変化するお母さんを支えたい」という熱意のある方や、思いやりがあり世話好きな方が向いているといえます。
助産師は悲しい場面に立ち会うこともあるため、辛い出来事があっても上手に気持ちを切り替えられる人が向いているといえます。幅広い経験をすることで、助産師としてのスキルを高められたと前向きに思えると、成長していけるはずです。
助産師は時間の読めない出産に携わるため、長時間忙しく動き回ることも多く、体を動かすのが苦にならない方に向いているといえます。残業や夜勤も多い傾向にあるので、体力に自信のある方が有利かもしれません。
実際に助産師の業務に携わったうえで、自分には向いていないと感じる人もいます。出産の現場を離れても、助産師の知識や資格を活かせる仕事はあるため、以下で確認していきましょう。
助産師の資格を持っていても、病院やクリニックの看護師として働いている方は大勢います。職場によっては、曜日固定休みや日勤のみの働き方も可能です。お産を扱わない産婦人科クリニックでは、助産師として働いた際に得た経験や知識も活かせます。
産業看護師は、企業の健康管理室や医務室に所属し、従業員の健康診断や保健相談、怪我・体調不良の際の応急処置などを行います。子育て中の社員の相談に応じることもあるので、助産師の知識も役立つ機会があるかもしれません。
行政が実施している産前・産後サポートや、民間の子育て相談窓口などで活躍する助産師もいます。主な仕事内容は、体調管理や育児に関する指導・相談対応です。医療処置よりも相談業務に関心がある方に向いているといえます。
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ここでは、助産師が転職に成功するためのポイントを説明します。「職場を変えて助産師を続けたい」もしくは「助産師以外の仕事に転職したい」という方も、参考にしてみてください。
仕事を辞めたいと思った理由を振り返り、紙に書き出してみましょう。辞めたい理由を整理すると、自分に合った職場を考える手掛かりになります。誰かに見せるものではないため、自分の正直な気持ちを吐き出すことが大切です。
退職したいと思った理由を踏まえて、転職先に望む条件を付けます。すべての条件を満たす職場を探すのは難しい場合も多いため、優先順位をつけておくことが大事です。転職後の具体的な働き方をイメージしながら、希望条件を絞り込んでみてください。
求人票や公式Webサイトなどをよく確認し、応募先に関する情報をなるべく多く集めましょう。気になる職場で知り合いの助産師・看護師が働いている場合は、仕事の忙しさや大変なところ、人間関係などについて話を聞いてみるのがおすすめです。
また、職場見学も可能な限り行いましょう。面接の前後に職場見学を行える場合もあります。見学の際は、スタッフの表情や会話の様子に注目すると、職場の雰囲気を掴みやすいでしょう。業務にゆとりのある職場では、職場見学にも丁寧に対応してくれる傾向があります。
「今の仕事で精いっぱいで、なかなか転職活動に手が回らない」という方は、転職サイト・転職エージェントの利用がおすすめです。キャリアアドバイザーが希望条件に合った求人を紹介してくれるため、職場選びがしやすくなります。また、応募書類や面接の準備なども無料でサポートしてもらえることがほとんどです。
転職する際は、できる限り転職先を決めてから退職するようにしましょう。退職後に焦って転職先を決めるとミスマッチを起こす恐れもあるので、早めに転職活動を始めておくのがおすすめです。
とはいえ、体調不良などで在職中に転職活動を進められない場合もあるかもしれません。ここでは、転職先が決まらないまま退職するときの注意点をお伝えします。
退職することが決まったら、賞与や退職金に関する就業規則を確認しておきましょう。なかには、賞与支給日に在籍しているスタッフにのみ賞与を支給する職場もあるため、就業規則の規定を確認してから退職日を決めることが大切です。賞与や退職金を受け取ってから辞めるようにすると、退職後の生活にゆとりを持てます。
退職後は、失業保険や健康保険、年金などの手続きを忘れないようにしましょう。詳細は「看護師の転職に必要な書類とは?応募書類や退職手続きに必要なものを解説!」をご確認ください。
失業保険とは、雇用保険に加入していた人が失業時に受け取れるお金のことで、正式には「基本手当」と呼ばれます。条件を満たした場合は受給できるので、ハローワークで確認してみてください。
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ここでは、助産師を辞めたいと思っている方からよく寄せられる質問に、Q&A形式で回答します。
プライベートの時間を大事にできるようになったときや、人間関係に悩むことが少なくなったときに良かったと感じる場合が多いようです。緊急対応がない仕事に転職し、気持ちが穏やかになったという人もいるかもしれません。
助産師は母子の命を預かる仕事なので、責任感やプレッシャーにより叱責が厳しくなる場合もあります。また、忙しいときは周囲のスタッフを気遣うゆとりがなく、言い方がきつくなったり、イライラしやすくなったりすることも。本来の性格は人によって異なりますが、助産師の仕事の性質上、「性格がきつい」と捉られることもあるかもしれません。
助産師を辞めたいと思う理由には、分娩介助や緊急対応のプレッシャー、先輩の指導の厳しさ、業務量・勉強量の多さなどがあります。疲れて辛くなったときは、自分に合った方法でストレスケアを行ったり、上司や先輩に相談したりすることが大切です。心身の不調が出ている場合や、ハラスメントを受けている場合は、退職・転職を検討しましょう。仕事を早く覚えられずに悩んでいる方は、長い目で見て成長することを目標にするのがおすすめです。
転職を決意した場合は、早めに転職活動を始めましょう。辞めたいと思った理由を振り返り、転職先に求める条件を整理しておくのが重要です。応募先の情報を多く集め、職場見学を行うこともおすすめします。
「レバウェル看護」では、転職するかどうか迷っている方からの相談も承っています。本当に辞めるかどうか、辞めるとしたらどんな転職先が向いているか、キャリアアドバイザーがあなたと一緒に考えます。求人を紹介する際は、経歴や適性、キャリアに関する希望、生活の状況などを理解したうえで提案するのでご安心ください。
仕事が忙しくて転職活動にあまり時間を掛けられない方は、初回の電話ヒアリングのあと、メールやLINEでキャリアアドバイザーとやり取りしていただくことも可能です。空いた時間に少しずつ転職のことを考えていけますよ。
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