
「看護師は休憩がとれない?」と不安になることもあるのではないでしょうか。病院をはじめとする医療現場は、忙しい日や人手不足の職場だと、思うように休憩がとれないこともあるようです。休憩できず状況が変わらない場合、環境を変えることも視野に入れましょう。この記事では、看護師が休憩をとれない理由や、休憩をとらないとどうなるかなどをまとめました。今の職場環境にお悩みの方は、ぜひご覧ください。
一般的に看護師は忙しいというイメージがあり、「休憩がとりにくいのでは」と捉える人も多いでしょう。以下では、看護師が休憩をとれない状況になる理由を解説します。
急性期病棟や救急救命センター、手術室をはじめとする看護師の職場は緊急対応が多く、仕事に追われることで休憩がとりにくい場合もあるようです。また、急患が少なめな一般病院やクリニックでも、状況によっては緊急対応をする必要があるでしょう。たとえ休憩がとれたとしても、「通常よりは短い時間しかない」「現場が気になって早めに休憩を切り上げてしまう」というケースも考えられます。
少子高齢化による医療ニーズの多様化や労働人口の減少により、看護師不足な傾向にあります。ギリギリの人数で業務をこなしている場合、「なかなか休憩をとるタイミングがない」という状況も考えられるでしょう。
同じ病院でも、「日勤帯は足りているが夜勤帯は人手不足」という場合もあります。夜勤中も看護師の人数が少ないと、仮眠がとりにくいと感じる看護師もいるようです。
看護師の職場で休憩をとりにくい雰囲気があると、「自分だけ休憩とるのは後ろめたい…」と感じるかもしれません。たとえば新人看護師の場合、同じ部署の先輩や上司が休憩をとらずに働いていると、なかなか休憩をとりにくいでしょう。
また、職員が少ない小規模な勤務先では、休憩中に来院患者の対応や電話対応をすることも。そのような場合、落ち着いて休憩をとりにくいはずです。
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「ナースに法律通りの休憩を!忙しすぎて気づけば「休憩ほぼ無し」の実態と改善策『ナースが物申す』【第79回】」
日本看護協会の「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン(p35)」によると、勤務編成の基準として「休憩は夜勤の途中で1時間以上、日勤時は労働時間の長さと労働負荷に応じた時間数を確保する」と記載があるものの、実際は十分にとれていない職場もあるでしょう。看護師の休憩時間に関しては、就業先が改善すべき課題といえます。
レバウェル看護公式Instagramストーリーズアンケート「勤務中、休憩は取れている?」(回答数1,711)の結果は以下のとおりです。
上記のように、忙しいときは休憩をとれていないと感じる看護師が多いことが分かりました。また、「休憩がしっかりとれているか」については、看護師によって感じ方の違いがあるといえます。実際規定の休憩時間が丸々とれなくても、「毎日休憩があるだけ良いのかも」と不満がないケースも考えられます。
看護師の休憩は労働基準法第34条によって「6時間を超える場合においては少なくとも45分」「8時間を超える場合は少なくとも1時間」と定められているため、休憩なしは法律違反です。たとえ忙しい日であっても、時間をずらしてでも休憩をとる必要があります。基本的に休憩中の時間の使い方も自由であり、職場側に制限されるものではありません。
夜勤帯の休憩時間に関しては、法律上で明確に「何時間」とは定められていません。そのため、職場によって差があるでしょう。日本看護協会の「夜勤時の休憩」を参考にすると、16時間程度の長時間勤務では、2〜3時間の休憩時間をとるのが望ましいとされています。
ただし、夜勤の働き方が2交代制や3交代制によって、休憩時間も異なるようです。詳しくは「看護師の夜勤の勤務時間は交代制でどう変わる?スケジュールやシフトも紹介」をご確認ください。
看護師が休憩をとれない職場で働き続けると、仕事でミスをしてしまったり、プライベートに悪影響を及ぼしたりする場合があります。どのようなことが起きるのか以下で詳しくまとめているので、ご一読ください。
休憩がとれずリフレッシュできないと、集中力が途切れてしまい、ミスをしやすくなります。ゆっくり休めないことで、疲れたり、イライラしたりすることが原因かもしれません。仕事でミスが起きると患者さまへ適切なケアが行えなくなるだけではなく、同僚や先輩、医師との信頼関係に傷がつく恐れもあります。
日中の休憩や夜勤の仮眠などが十分にとれないと、疲労やストレスが溜まり、体調を崩しやすくなります。具体的には「風邪をひきやすい」「持病が悪化した」「腰痛が治らない」「精神的にしんどく感じる」などが挙げられます。最初は休憩がとれないことに何も感じなくても、同じ状況が続く場合は徐々に心身への負担は増えてしまうでしょう。
休憩がとれないと疲れが抜けなかったり、精神的にスッキリしなかったりして、プライベートにも悪い影響を及ぼす恐れがあります。具体的には、「退勤後の時間を有意義に過ごせなくなる」「休みの日も体がダルくてやる気が起きない」といったことが挙げられるでしょう。私生活が充実していないと、仕事へのモチベーションが下がり、意欲的に働けなくなるという悪循環に陥るかもしれません。
休憩をとれない状況がなかなか改善されないと、不満が溜まり「仕事を辞めたい…」と感じることも考えられます。人によっては「転職して職場が変わっても同じ状況なのでは」と、看護師という職業自体にマイナスイメージを抱く可能性も。看護業務が好きでこれからも携わりたいと考える方も、過酷な労働環境に嫌気が差すこともあるでしょう。
ここでは、休憩がとれない看護師に向けて対処する方法を紹介します。今の状況を良くしたいとお悩みの方は、ぜひチェックして参考にしてください。
休憩がとれず不満やストレスが限界になる前に、上司に相談することをおすすめします。今の状況や気持ちを整理したうえで、正直に伝えてみてください。直接上司には話づらいという方は、職場の総務課や相談窓口などに話してみても良いでしょう。
誰かに相談することで、職場のルールや働き方が見直され、良い方向に変わる可能性があります。
自分の仕事への取り組み方を含め、周りの意識改善を行うなど職場全体の労働環境を考え直すのも一つの方法です。たとえば、効率的に業務へ取り組むことで、仕事を持ち越さず休憩がとりやすくなります。また、多少現場が忙しくても休憩するよう声をかけたり、休憩時間が上手く回るようタイミングや順番を調整したりすることで、解決するかもしれません。
休憩をとれるように意識や行動を変えても、なかなか状況が変わらない場合は、転職を視野に入れても良いでしょう。先述したように、疲労やストレスは体調不良を起こすきっかけになるものです。看護師として長く働き続けるためには、無理せず勤務できる環境に身を置くことは大切です。求人を探す際は仕事内容以外にも、残業の有無や看護師の人数、職場の雰囲気などをチェックすることをおすすめします。
人員配置に余裕があったり、看護師専用の休憩室がある所は、休憩がとりやすい職場といえます。以下で休憩がとりやすい職場の特徴を詳しく解説しているので、転職時にお役立てください。
看護師の人手が足りている現場は、「常に仕事に追われて一息つく暇もない」という状況になりにくいでしょう。人員体制にゆとりがあれば、落ち着いて業務に専念できます。一人ひとりが能力を発揮できるため、仕事も円滑に進むはずです。その結果職場の雰囲気も良くなり、休憩もスムーズにとれるといえます。
急変対応や緊急手術といった緊急性の高い業務が少ない職場は、勤務時間が予想しやすく、休憩もとりやすい傾向にあります。たとえば、直接患者さまの命に関わらないような精神科や眼科、検診センター、デイサービスなどが挙げられます。また、看護業務が少ない産業看護師も休憩がとりやすいでしょう。ただし、就業先や日によって状況は異なるので、参考程度に留めておいてください。
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病院の方針や規則として、看護師のワークライフバランスを大切にしている職場は、休憩もとりやすいはずです。休憩に関してもしっかりルール化されていれば、転職したばかりであっても、仕事量が多い日でも「休憩がとりにくい…」と悩むことも少ないでしょう。
また、看護師を大切にしている職場であれば、労働環境に悩みがある際も相談しやすく、改善されやすい傾向にあります。
看護師専用の休憩室が設けられている職場は、他職種を気にせず休憩しやすいといえます。周りを気にすることなくゆっくり休める環境があると、「また頑張って働こう」と思えるでしょう。一般的に、比較的規模の大きな病院では、専用の休憩室があるようです。職場によってはクリニックや施設でも看護師専用の休憩室があるので、求人探しの際にチェックしてみてください。
看護師は緊急対応による忙しさや人手不足といった理由で、休憩がとりにくいこともあるようです。看護師の休憩は法律によって定められているため、休憩なしは法律違反であるものの、「十分にとれていない」と感じる看護師も多いといえます。休憩できない状態が続くと体調を崩してしまう恐れがあるため、労働環境が変わらないのであれば、転職するきっかけかもしれません。
しかし、休憩時間をはじめ、働きやすい職場かどうか一人で判断するのは難しいものです。看護師専門の転職エージェントである「レバウェル看護」では、キャリアアドバイザーが働きやすい環境かどうかだけではなく、その他希望条件や適性にも合った求人をご紹介します。今は転職するかどうかまだ決めていないという方も、まずは相談のみの利用も可能です。相談後、気になる求人があればすぐに転職活動を始められますよ。
ここでは、休憩がとれない看護師に関してよくある質問をQ&A方式で紹介します。
夜勤時に休憩がしっかりとれないとお悩みの方は、おおよその業務スケジュールを立てて、休憩時間を確保できるように工夫しましょう。自分に業務が集中してしまっているときは、周囲に協力を仰いでください。仕事が円滑に進み、休憩もとりやすくなるかもしれません。詳しくは、「看護師が夜勤で仮眠を取る方法は?上手に疲労を軽減させるコツをご紹介!」の記事をご覧ください。
看護師の休憩時間の過ごし方は、「仮眠をとる」「ほかの同僚と話す」「飲食する」など人それぞれです。基本的に過ごし方は自由ですが、休憩時間に関して規則がある場合は、ルールに従ってください。外出は、勤務先の規則上OKであれば可能です。思うように休憩がとれないと不満に感じる場合は、転職を考えた方が良いかもしれません。
休憩時間について、病院のWebサイトや求人サイトに記載されている場合もあります。確認できず気になる方は、応募時や面接時に質問してみましょう。その際、「できるだけ長く休憩をとりたい」といったニュアンスにならないよう、気をつけてください。休憩時間だけにとらわれず、働き方や業務が合っているか、職場の雰囲気は良いかなどもチェックすることが大切です。
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