
夫婦ともに看護師として働いているってどんなイメージですか?
「大変そう…」「家でも仕事の話になりそう…」「気持ちを分かりあえそう!」などというイメージを持っている方もいるでしょう。
実は、夫婦ともに看護師として働くことにはメリットもたくさんあります。
看護師同士の夫婦だけではなく、薬剤師や理学療法士同士の夫婦のほかに、看護師と医師、看護師と理学療法士など僕の周りでも組み合わせはさまざま。
僕自身は看護師で、妻も看護師です。実際に、僕の周りでも看護師同士で結婚している方が多いです。
そこで、夫婦ともに看護師として働く上での良いことや悪いこと、子育てについてなど、僕の実体験を伝えます。夫婦ともに看護師の方はもちろんのこと、看護師と結婚したい看護師さん、看護師以外のパートナーを持つ方もぜひ見てみてくださいね。
夫婦ともに看護師だと良いことが多いです。ここでは、僕の実体験をもとに普段の生活で感じる良いことを詳しく紹介します。
「お互いの気持ちが分かる」
これが、夫婦ともに看護師として働く大きなメリットではないでしょうか。というのも、一般の会社員とは異なり、看護師の働き方はやや特殊だからです。
たとえば、
▼参考記事
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このような看護師の働き方は、ほかの会社員の方にとってはイメージできないでしょう。
僕も例に漏れずお正月も普段通りに働くため、家族みんなで実家に帰省したのは数えるくらい。パートナーも看護師でないと「なんで正月に家族で過ごせないの?」と関係がギクシャクしたかもしれません。
ほかにも、人間関係に悩む看護師は少なくありません。

「この前、看護師長さんが…」「最近、医師がさ…」といった会話をよく聞きます。
厚生労働省の「看護職員就業状況等実態調査結果」によると、看護師が退職する理由のひとつが「人間関係」。
厚生労働省「看護職員就業状況等実態調査結果」(2024年5月4日参照)
看護師は次のような状況で働いているためストレスを感じやすく、人間関係がこじれやすいです。
実際に、僕が勤めていた職場は看護師が30名いるなかで、毎年4~5人が人間関係を苦に辞めていました。さらに、毎年部署異動もあるため、2、3年で部署内のスタッフの多くが入れ替わる状況でした。
一般の会社員の方に仕事の相談をしても、このような医療業界の特殊な事情までは分からないでしょう。
夫婦ともに看護師だと、医療業界の特殊な事情をわかっています。お互いの状況を理解しやすいため、支え合いながら生活できるでしょう。
「この間、ラパコレの術後に…」
「ギネの先生がさぁ…」
夫婦ともに看護師だと、日常の会話で専門用語が飛び交います。
夫婦のよくある暗黙のルールに「仕事のことは家で話さない」「ケンカになるから仕事は家に持ち込まない」というのがあるかもしれません。
ただし、看護師夫婦だと仕事の会話を家でも車の中でもします。ときには、出かけ先ですることも。
医療の情報を交換できますし、一緒に学会や研修に参加することもあるため、夫婦で高め合えるでしょう。
「ご飯をしっかり作らなくて良いからラク」「平日の昼間に思いっきり寝れる」
僕の周りには、パートナーが夜勤でいないときに、こういった方法でリフレッシュする看護師もいました。
看護師の夜勤は、身体的・精神的な負担からネガティブなイメージを持たれがちです。
ですが、ひとりの時間を持てるというメリットがあります。
夜勤前や夜勤明けの時間、またはパートナーが夜勤に行っている時間は、ひとりでゆっくり過ごせます。
いくら夫婦と言えど、ずっと一緒にいると息がつまりケンカが増えたりするもの。ひとりの時間でゆっくりできるとリフレッシュできますよ。
夫婦ともに看護師だと、お金に困ることはあまりありません。
例えば、外食するときは家族でいきたいところにいって食べたいものを何でも食べたり、子供の習い事の費用は惜しまず出したりします。
厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、看護師の平均年収は約508万円(平均年齢41.9歳)です。
厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」(2024年5月4日参照)
看護師同士の夫婦であると、なんと世帯年収1,000万円。しかも、経験年数が上がると昇給します。
ただし、価値観が合うかは別問題。ブランドのバッグや装飾品への興味に理解ができないことも。
看護師はめちゃくちゃ稼げるわけではありませんが、贅沢しなければ困らずに生活できるでしょう。
次に、僕が子育てをするなかで感じた、看護師夫婦の良いところを紹介しますね。
「保育園に入れなかった…」という経験をしたことがある方もいるでしょう。
子育て中の共働きの夫婦にとって、子どもの預け先がないことは死活問題。
ただし、看護師夫婦だと、大きな病院の場合は併設されている保育園があるため子どもを預けて仕事がしやすいです。
ほかにも
このような状況のため、子育てしやすいです。
しかも、病院併設の保育園は病児保育に対応しているところや、子どもを長い時間預かってくれるところもあるため、仕事と子育てを両立しやすいと言えます。
一般的に、会社員の場合は子どもが発熱したときは、ママが無理やり仕事を切り上げて迎えに行くことが多いのではないでしょうか。
「子どもが体調不良のときはママが迎えに行く」が暗黙の了解となっている家庭もあるでしょう。
ですが、夫婦が看護師で働いている場合は、子どもの体調不良のときにパパが迎えに行くことも珍しくありません。僕の職場ではパパが迎えに行ったり、パパが休んで子どもに付き添ったりしていました。
僕の家庭は「子どもが体調不良のときには順番で迎えに行く」というルール。
どうしても抜けられない会議があったり、周りのスタッフの状況などもあったりするので相談することもありましたが、基本的には交代で迎えに行っていました。2日連続で休まなければならないときももちろん順番です。
ただ、僕が休めるのはスタッフがたくさんいる病棟に勤務していたからかもしれません。休んだあとにはいつもよりたくさん働いて、休んだ分を少しでも取り戻そうとしていました。
子どもが病気のときに「夫婦のどちらが迎えに行くか相談する」という状況は、看護師の夫婦だからこそかもしれませんね。
看護師で働いていると子どもが「すごい!」と思ってくれます。
実際に、僕も「パパって注射できるの?病気の人を助けているの?すげー!」って何回も言われました。

子どもは仕事の内容はおそらくわかっていないと思います。
でも、病院のなかで働き注射したり病気の患者さんを守ったりする人は、子どもは純粋にすごいと感じるようです。
子どもがすごいと感じてくれることに喜び「また明日からも頑張ろう」「看護師しててよかった」と思うパパやママの看護師は多いでしょう。
もちろん、良いことばかりではありません。夫婦ともに看護師だと悪いこともあります。
看護師は、病気で苦しむ患者さんを普段から多く目にします。
そのため、軽い発熱や頭痛などでは親身になれないことも。さらに熱で苦しむパートナーの姿を目の当たりにして「それくらいの症状ならしっかりしてよー!」「子どもがきついならまだしも…」とガッカリすることも。
風邪の症状できついのに、親身になれないことは夫婦ともに看護師のデメリットかもしれません。
夫婦ともに看護師だと、ママ友やパパ友から「病院で働いているから、病気のことは何でも知っている」とよく言われます。
だから、子どもの体調が悪いときやケガして困ったときに相談を受けることもしばしば。
たとえば、子どもの友達と公園に来ているときに転んでケガをすると「ちょっとこれ見てよ!大丈夫?病院に行ったほうがいい?」と聞かれることもありました。
とはいえ、分かっていても責任は取れないしトラブルを避けたい。それに病気のことは分かっても子どものささいなケガのことはよく分からないから、はっきりとは答えられないのが正直なところです。

「ごめん、よくわからない。病院に行ったほうが良いかもね」と当たり障りのないことを伝えると、ガッカリされることもあるので少しモヤモヤします。
夫婦ともに看護師だと、普段の生活でも、子育てでも夫婦で協力できたり相談できたりと良いことがたくさんあります。
子どもから「すごい」と思われるため、仕事へのモチベーションが上がります。。
看護師同士で結婚することも良さそうと思ってもらえるとうれしいです。ぜひ、参考にしてくださいね。
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