美容看護師は将来性がある?クリニックでのキャリアプランや転職の注意点

美容看護師の将来性は? キャリア形成の方法を解説のイメージ

「美容看護師に興味はあるけど、将来性に不安を感じ一歩を踏み出せない」という方もいるのではないでしょうか。美容クリニックは、看護師にとって働きやすい職場環境が整っているものの、特殊性の高い業務が多いため、転職に不安を持つかもしれません。本記事では、美容看護師の将来性やキャリア形成の方法を詳しく解説。美容看護師に挑戦する際の注意点も紹介しますので、転職活動やキャリアビジョンを考える際にお役立てください。

※1※2 調査方法:インターネット調査/調査期間:2024年2月7日~2月13日/調査概要:「看護師転職サイト」を対象としたユーザー満足度調査/調査対象:男女、全国、看護師・准看護師資格保有者かつ対象看護師転職サイト利用経験者、20~29歳 107s(※1)、20~34歳 175s(※2)/調査実施:株式会社エクスクリエ/比較対象サービス:「看護師転職サイト」主要10サービス(専用サイトのあるサービスのみ・求人結果の表示ページは除く)

美容看護師は将来性がある?

結論からいうと、業界・職種の2つの視点から考察して、美容看護師の将来性は高いといえるでしょう。SNSの普及で美容医療に対するイメージが変化しつつある今日、美容クリニックの存在を身近に感じる人も少しずつ増えてきています。市場成長率としては、美容への意識や価値観の変化によって、男性市場が大きく伸びている傾向にあり、今後はよりジェンダーレスな美容を提供・発信するクリニックの増加が予想されるでしょう。また、美容看護師は働き方の選択肢も幅広く、年齢を重ねても活躍できるという特徴があります。

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美容看護師に将来性がある理由

前述では、美容業界の動向から見た市場全体の将来性について触れましたが、ここではよりミクロな視点で、看護師の職種から見た働き方の将来性を解説します。美容看護師は看護師の職場の中でも、採用倍率が高い求人の一つですが、なぜ人気を集めているのか、その理由を探ってみましょう。

年齢制限がなく幅広い年代で活躍できる

美容医療は、お客さまごとにさまざまなニーズや治療内容が存在します。年齢を重ねるにつれて、気になる部位や悩みも変わるため、対象とする年齢層によって40〜50代になっても活躍できるのが美容看護師の特徴です。特に、再生医療によるエイジングケアを目的とした美容クリニックでは、より気持ちに寄り添うことができる同年代の看護師が求められる傾向にあるでしょう。

ただし、美容クリニックの中には、長期勤続によるキャリア形成を目的として、35歳未満の看護師を募集していたり、予約数が多く体力の負担が大きかったりする職場もあるため、求人を探す際は、自身の適性にマッチした勤務先を選ぶことが大切です。

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産休や育休制度を取得しやすい

美容看護師に将来性があるもう一つの理由としては、産休や育休制度を取得しやすく、妊娠・出産後も働きやすいという点が挙げられます。美容クリニックは、病院をはじめとするほかの医療機関に比べて、看護師の充足度が高いため、職場の理解を得やすいという点が特徴です。特に、大手の場合は、産休や育休制度を長期間取得することも可能でしょう。

職場復帰後は、勤務時間や土日祝日・大型連休の勤務に考慮しながら、自身が希望とする働き方をしっかりと検討することが大切です。融通の利きやすさでいうと、個人の美容クリニックのほうが柔軟な働き方を実現できるかもしれません。

将来性を考える美容看護師がキャリアを形成する5つの方法

美容看護師のキャリア形成には大きく分けて5つの方法があります。下記では、働き方を変更したり、転職をしたりと、次のステージへ進む方法を中心に解説しますが、もちろん、プレーヤーとして現場で活躍し続けることも選択肢の一つです。また、成長スピードが速い業界のため、その時々のニーズに応じて、新たな役割を担うこともあるでしょう。

1.昇進して役職に就く

1つ目の方法は、昇進して役職に就くことです。個人経営の美容クリニックでは基本的に役職はないものの、運営本部がある中規模以上の場合は、運営幹部に昇進して、組織運営や、成長戦略、マネジメント業務などに携わることが可能です。また、先頭に立って運営本部との橋渡し役を担いたい場合は、現場幹部を目指すのも手でしょう。

美容看護師は、一般的な病院よりも昇進のスピードが速い傾向にあるため、頑張り次第で早めの年収アップも期待できるといえます。

2.マーケティングや教育を担当する

2つ目の方法は、マーケティングや教育分野の担当者になることです。上記同様、中規模以上の美容クリニックでは、充実した教育制度が導入されていることも多く、入社後のスタッフに対して、今までに培った技術や知識を活かしながら、指導を行えるチャンスがあります。また、集客や知名度アップに貢献したい場合は、広報としてマーケティング施策を考えたり、クリニックや美容医療の知識を発信したりするのも良いでしょう。

3.フリーランスに転向する

3つ目の方法は、フリーランスに転向することです。美容施術の中でも、特にアートメイクは競争が激しい分野のため、新規開拓をしやすいエリアに的を絞ったり、SNSの運用スキルを身につけたりと、戦略的なアプローチが重要です。

フリーランスは、「努力が収入に直結する」「働き方の自由度が上がる」といったメリットもありますが、その分、集客力や自己管理能力も必要とされるため、リスクを想定した上で、向き不向きを見極めることが大切でしょう。

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4.美容医療の関連企業に転職する

4つ目の方法は、美容医療の関連企業に転職することです。現場で施術するのではなく、異なる形で美容医療に携わりたいと考える場合は、美容医療の機械・製品の関連企業や、美容医療業界のマーケティングを行う企業に転職するという方法もあります。また、美容看護師向けの転職エージェントでキャリアアドバイザーになるのも一つの道でしょう。

どの職場を選ぶにしても、看護スキルが低下するリスクがあるため、慎重な判断を行うことが大切です。

5.病棟看護師として病院へ転職する

5つ目の方法は、病院へ転職することです。美容看護師として満足のいく経験を得られたり、仕事やキャリアに対する優先順位が変わったりした場合は、病棟看護師になるのも一つの選択肢です。ただし、美容クリニックの勤続年数が長ければ長いほど、病棟で働く際にブランクを感じる可能性があるため、場合によっては、復職支援研修の受講も視野に入れたほうが良いでしょう。

反対に、現在病棟看護師として働いているものの、長い間美容看護師への関心を持ち続けているという場合は、病棟へ戻ることを前提に、一度美容クリニックで働いてみると後悔を防げることも。転職を判断する際は、看護技術が薄れることや、美容クリニックでの勤務が臨床経験年数にカウントされない可能性があることも念頭に置いた上で、メリットとデメリットを天秤にかけることが大切です。

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美容看護師として勤務し続ける人の特徴

美容看護師として勤務し続けている人の中には、「美容が好き」という気持ちが原動力になっている人もいれば、収入面や転職後の不安から、現状を維持したい気持ちが強い人もいます。ここでは、美容看護師として勤務し続ける人の特徴を紹介しますので、転職後の自分の姿をイメージしてみてください。

美容に関わる業務に興味がある

美容看護師として活躍する人に共通するのは、美容に興味があり、学ぶことを楽しめるということです。お客さまが自信や笑顔を取り戻したり、喜んだりする姿を見て、大きなやりがいを感じられる看護師は、高いモチベーションを保つことができるでしょう。なお、クリニックによっては、社員割引が適用され、自身もお得に美容医療を受けられるというメリットも。美容が趣味の看護師には、特に魅力的に感じやすいポイントのようです。

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美容看護師の年収を維持したい

美容看護師の中には、保険診療の医療機関へ転職することによって、収入が下がったり、ライフスタイルが変化したりするのではないかとの懸念から、働き続ける人も一定数いるようです。美容クリニックは、自由診療のため給与水準が高く、インセンティブや指名料によって高収入を目指せるという特徴があります。また、夜勤がなく、残業もほとんどないため、待遇や労働条件に大きなメリットを感じている看護師も多いといえるでしょう。

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臨床経験が浅く看護スキルに不安がある

美容クリニックの業務内容は特殊で、ほかの医療機関で求められるスキルとは大きく異なります。それゆえに、新卒で美容クリニックに就職したり、臨床経験が浅かったりする看護師の中には、保険診療の分野に対する不安から働き続けている人も一定数いるようです。また、現在の職場で役職に就いていたとしても、習得した知識や技術を保険診療の分野で応用するのは難しいため、転職先で評価されにくいというのも懸念点の一つだといえます。

美容看護師の仕事の将来に役立つ資格

美容看護師を目指すにあたって関連資格の取得を検討している場合は、自身が希望するクリニックの特徴やニーズを掴んだ上で選ぶことが大切です。

たとえば、医療脱毛専門のクリニックに転職を希望している場合は、日本医学脱毛学会の「認定レーザー脱毛士」や、インバウンド対応が必要なクリニックの場合は「語学力を証明する資格」を視野に入れると良いでしょう。また、美容看護師にはきめ細やかなホスピタリティが求められるため、「接客に関する資格」も選択肢の一つです。

資格の取得が採用に直接的な影響を与えるとは限りませんが、ほかの看護師との差別化に繋がったり、優遇されたりする可能性はあるでしょう。上記以外にも、「日本化粧品検定」や「認定エステティシャン」といった資格もあるため、気になる方は調べてみてください。

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美容看護師に挑戦する際の注意点

ここでは、美容看護師に挑戦する際の注意点を2つ紹介します。これから就職・転職活動を始める予定の方は、下記の内容を参考に、適切なタイミングを見極めてみてください。

一定の臨床経験を積む

前述でも触れたとおり、美容看護師は美容業界から離れる決意をした際に、不安を覚えやすい傾向にあります。その状況を防ぐには、美容看護師になる前に臨床経験を5年以上積んでおくのがおすすめです。たとえ病棟に復帰するつもりはなくても、一定の臨床経験を積んでいたほうが、後々の選択肢を広げやすくなるといえます。

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美容業界でのキャリアプランを明確にする

美容業界で働く際は、労働条件のみに重きを置くのではなく、美容看護師としてどのような働き方を目指したいか、また、何を達成したいのかを明確にすることが大切です。一口に美容クリニックといっても、施術内容は職場によって異なるほか、医療脱毛専門のクリニックでは、脱毛以外の施術がほとんどないという側面もあるため、理想の看護師像と乖離がないかを冷静に判断するようにしましょう。

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美容看護師の将来性についてよくある質問

ここでは、美容看護師の将来性についてよくある質問を紹介します。

美容外科や美容皮膚科の人気求人を受ける際の面接のコツは?

美容看護師はお客さまと接する仕事のため、服装やメイク、髪型などの身だしなみに気を配り、清潔感を意識するようにしましょう。また、姿勢や表情、アイコンタクトなども、好印象を与えるのに重要な要素です。詳しくは、「美容外科の看護師は容姿で採用が決まる?面接で見た目より重視する点を解説」で解説しています。

男性と女性の美容クリニックの職場環境に違いはある?

男性の美容クリニックは、男性特有の悩みに応じた治療を行うのが特徴です。提供する治療メニューは、女性向けの美容クリニックよりも少ない傾向にあります。職場環境としては、男性看護師が多く、比較的リラックスした雰囲気であるようです。男性目線を意識してシックな内装にしているクリニックがあるのも、女性向けとの違いかもしれません。

臨床経験なしの新卒が美容看護師に採用されるのは難しい?

研修制度が整備されている大手の美容クリニックでは、新卒採用を実施している所もあるようです。ただし、多くの美容クリニックでは、臨床経験を有した中途採用者が優先される傾向にあるため、新卒から美容看護師になるのは難易度が高いといえるでしょう。

美容看護師を辞めたあとに病棟に戻る人は多い?

美容看護師として働く期間を決めていたり、入社前後のイメージギャップが大きかったりする場合は、病棟に戻る人もいます。ただし、数は多くないといえるでしょう。なお、美容看護師としての勤続年数が長ければ長いほど、病院への復帰時にブランクを感じる恐れがあるため注意が必要です。

まとめ

美容看護師は、「年齢制限がなく幅広い年代で活躍できる」「産休や育休制度を取得しやすい」といった理由から、長期勤務が可能な将来性の高い仕事です。また、美容医療の市場規模は、男性市場を筆頭に拡大傾向にあり、活躍の場も広がりを見せています。

美容看護師に挑戦する際は、「美容が好き」という興味や関心だけではなく、一定の臨床経験を積んだ上で、美容業界でのキャリアプランを明確にしておくことが大切です。美容クリニックの求人は人気が高く、採用倍率が高いため、選考対策をしっかりと行った上で、内定を得るようにしましょう。

なお、「転職活動を1人で進めるのは不安」「美容看護師以外で自分に合う働き方はある?」とお悩みの方はレバウェル看護に相談してみませんか?レバウェル看護は、看護師専門の転職支援サービス。自分に最適な求人をキャリアアドバイザーに探し出してもらえるほか、客観的かつ的確なアドバイスも受けられるため、安心して転職活動を進めることが可能です。サービスはすべて無料のため、まずはお気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人
「レバウェル看護」編集部
「レバウェル看護」は累計利用者数47万人(※)を超える看護師専門の転職支援サービス。 編集部の制作体制には看護師経験者や現役看護師を交え、これまでに1,000記事以上(※)を執筆。看護師にとっての悩み・不安・疑問を一番に相談する"相談窓口"になることを目指し、医療・介護の現場で尽力している方々をサポートするためのコンテンツを発信中。 (※)2023年6月時点
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