
献血看護師の給料について気になっている方は多いでしょう。献血ルームの看護師は基本的に日勤帯で働くため、日勤の看護師と同程度の給料額といえます。しかし、献血看護師の業務範囲は限られているため、日勤の看護師より給料が低い可能性も。この記事では、献血看護師の給料が病院勤務に比べて低めである理由を解説。仕事内容やメリット、デメリットも紹介しますので献血看護師への転職をお考えの方はぜひお読みください。
レバウェル看護の独自調査によると、日勤のみで働く看護師の平均月給は29万5,622円であり、賞与や年収は以下のとおりです。なお、年収は月給×12か月+ボーナス金額で計算しています。
| 平均月給 | 賞与(ボーナス) | 年収 |
| 29万5,622円 | 62万9,580円 | 417万7,044円 |
※2024年3月時点のデータ
献血ルームの看護師の仕事も同様に日勤のみのため、月給も近い額といえるでしょう。ただし、医療行為の少ない献血ルームは業務範囲が限られているため、日勤の看護師全体の月給よりさらに低い可能性があります。なお、月給や賞与(ボーナス)は、転職時期や入職タイミングによっても異なりますので、あくまで目安としてください。
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献血看護師の給料が病院勤務に比べて低めな理由には、「基本的に日勤のみで夜勤手当がない」「急患対応がなく残業時間が少ない」「業務範囲が限られていて充実した手当や大幅な昇給が見込めない」が挙げられます。それぞれの理由を詳しく解説しますので、参考にしてみてください。
献血看護師の給料が病院勤務に比べて低めである一因には、夜勤の有無が関係しています。献血看護師の仕事は、日勤帯で行われるのが通常であり、夜勤が発生しません。入院患者のケアが必要な病棟に比べると、夜勤手当がない分、病院勤務の看護師より給料が下がる傾向にあります。
急患対応がなく残業時間が少ない点も、献血看護師の給料が病院より低い理由の一つです。献血看護師が献血をするのは、献血ができる一定の基準を満たした健康な方です。急患対応による残業がないと残業手当が発生しないため、給料が病院より低くなるでしょう。
献血看護師は、病院と比べると「手術手当」「職務手当」「危険手当」などがなく、また管理職にも就きにくいといえます。業務に関する特別な手当や管理職の役職手当により、年収アップを目指す方は不満に感じやすいかもしれません。
ここでは、献血看護師の勤務先となる「献血センター」「献血ルーム」「献血バス」に分けて仕事内容をまとめました。献血看護師の仕事に興味のある方はぜひご覧ください。
献血看護師の勤務先は、献血センター、献血ルーム、献血バスでの仕事に分かれます。それぞれの仕事内容は、以下のとおりです。
| 献血センター(赤十字血液センター) | 献血ルーム | 献血バス | |
| 勤務地 | 都道府県ごとに配置された本部 | 施設内や駅付近などの献血会場 | 施設や教育機関、会社などの出張先 |
| 所属先 | 日本赤十字社 | 各地の献血施設 | 日本赤十字社 |
| 仕事内容 | ・血液検査 ・血液管理(献血後の血液の保管や供給) ・献血の計画立案 ・血液製剤の管理と製造 | ・採血業務(全血献血や成分献血) ・献血した人の健康管理 ・献血の啓蒙活動 | ・採血業務(全血献血) ・実施会場での献血の啓蒙活動 |
献血センターは、日本赤十字社が運営する献血施設の本部で、献血バスは遠方での献血に対応するためのものです。献血ルームでは、一般的な全血献血(血液中の全成分の献血)のほか、成分献血(特定の成分のみの採血)の採血を行うこともあります。
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献血看護師はどのようなスケジュールで1日を過ごすのでしょうか。ここでは一例として、献血ルームの看護師の1日の流れをご紹介。献血ルームの看護師は、一般的に以下の流れで1日を過ごす場合が多いでしょう。
| 時間 | 仕事内容 |
8:30 | 出勤 資材の準備 採血で使用する機器の消毒や起動 |
| 9:00 | 午前の受付開始 問診や注意事項、副作用の説明 献血前の検査 献血業務 |
| 12:00 | 休憩 |
| 13:00 | 午後の受付開始 問診や注意事項、副作用の説明 献血前の検査 献血業務 退勤 |
| 17:00 | 退勤 |
献血ルームでは主に日勤が多いため、残業はほとんどありません。なお、献血ルームから出発する献血バスは、センターに戻って片付けをする場合もあるため、残業が発生することも。
献血看護師に転職するメリットはどういったものがあるのでしょうか。ここでは、献血看護師として働くうえでメリットに感じやすい点をご紹介します。
献血看護師として働くメリットには、プライベートと両立しやすい点が挙げられるでしょう。献血看護師は主に日中の時間帯に働きます。残業もほとんど発生しないため、子育てや介護とも両立しやすいといえます。
献血看護師は命に直結する看護を行わないため、精神的な負担が少ない状態で働ける仕事でしょう。献血は健康な方しかできないため、急変や急患患者の対応をする機会は基本的にないためです。精神的なプレッシャーを避けながら看護の仕事を続けたい方には、適した職場かもしれません。
接遇のスキルが自然と鍛えられる点も、献血看護師が得られるメリットの一つ。献血の会場には、さまざまな年齢層や性別の方が訪問します。一般的な医療機関とは訪れる方の状態や年齢層などが異なるため、相手のタイプに合わせた高いコミュニケーション能力が求められるでしょう。
メリットがある一方、献血看護師にはデメリットとされる点もあります。ここでは、一般的にデメリットと感じやすいポイントをまとめました。
献血看護師は、土日祝日に勤務が発生する場合があります。献血看護師の勤務地には、土日も営業している場所が含まれるためです。献血ルームに所属して働く看護師であれば、ショッピングモールや駅前などの場所が勤務地となるでしょう。そのため、献血者数の見込める土日祝日に業務を行う場合があるのです。
献血看護師のデメリットには、働き方によっては勤務地を自身で選べない点も挙げられるでしょう。献血ルームや献血バスは、センターに出向けない方でも手軽に献血ができるよう配慮されたものです。献血センター本部で固定勤務する場合を除き、献血看護師は利便性を重視した施設に展開された会場や、教育機関に直接出向く必要があるでしょう。
献血看護師は、キャリアアップの機会が少ないといえます。問診や採血などのルーティンワークが主となり、急性期の疾患に触れる機会がないためです。高度な医療技術の学習機会や管理職のポジションがないため、業務をとおしたキャリアアップの機会は少ないかもしれません。
職場の人間関係が固定化されやすい点も、献血看護師のデメリットといえるでしょう。献血看護師が働く現場は、病棟に比べると多職種のスタッフの出入りは多くありません。業務自体も少ない規模のスタッフで対応します。特定の看護師とシフトが重なることも多くあるため、人によってはストレスが溜まる可能性も。
献血看護師の場合、未経験者だと転職しにくい場合も。勤務中の状況によっては、献血中や献血後に、貧血や血圧低下など体調が悪化する方もいます。そうした緊急時には、看護師として冷静に対処する必要があるためです。
急変対応に不慣れな新卒看護師や若手の看護師は、プレッシャーに感じるかもしれません。自身の向き不向きが不安な場合は、転職サイトの相談窓口や転職支援サービスに相談するのも一つの手です。
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献血看護師に向いている人の特徴には、以下のような項目が挙げられるでしょう。
献血看護師の勤務形態を考慮すると、キャリアアップよりもプライベートとの両立を優先したい方に向いているかもしれません。また、1日に多くの方に対し問診や説明を行うため、人との会話が好きな方も適性があるといえます。
献血看護師に向いていない方の特徴は以下のとおりです。
献血看護師は、その仕事の特徴から夜勤手当が付加されたり、管理職への昇進したりする機会が基本的にありません。そうしたキャリアアップの機会を重視する人は物足りないと感じるかもしれません。ルーティンワークが苦手な方も、向いていないと感じる可能性があります。
ここでは、献血看護師の給料について知りたい方に多い質問をQ&A形式でご紹介します。
必ずしもすぐ辞める人が多いとはいえません。しかし、「想像していたよりも給料が低くて困った」「献血センター内の人間関係が閉鎖的で大変だった」など、さまざまな不満から辞める人もいるでしょう。「献血看護師が辛い」と感じる理由について詳しくは「看護師が献血ルームをすぐ辞める理由は?転職に迷ったときの対処法を解説」をご覧ください。
献血室や献血ルームの看護師求人は、複数の求人サイトや転職エージェントを活用すると良いでしょう。なお、献血センターや献血ルームで働くうえで、献血ルームや口コミを調べきれず不安な場合は、転職エージェントへの相談もおすすめです。
献血看護師に限定したデータではありませんが、日勤のみで働く看護師の平均月給は29万5,622円。献血ルームの看護師の勤務形態も日勤のみのため、献血看護師の月給も近い額といえるでしょう。ただし、医療行為の少ない献血ルームは業務範囲が限られているため、日勤の看護師より給料が低い可能性も。
病院勤務に比べて給料が低めな理由には、「基本的に日勤のため夜勤手当がない」「急患対応がなく残業時間が少ない」ことが挙げられます。また、業務範囲が限られていて充実した手当や大幅な昇給が見込めないのも理由です。
働くデメリットには、「看護師としてキャリアアップする機会が少ない」「職場の人間関係が固定化されやすい」といった点があります。
しかし、献血看護師は、「献血センター」「献血バス」「献血ルーム」において、さまざまな人と触れ合うため、接遇のスキルが鍛えられるでしょう。また、日勤帯のため「プライベートと両立しやすい」「精神的な負担が少ない状態で働ける」などのメリットも。
献血看護師に応募する際に、「1人では献血看護師の求人に応募しても受かるか分からない」と不安な方もいるかもしれません。看護経験の浅い方が献血看護師になるには、ほかの応募者と差別化したアピールが必要です。レバウェル看護では、キャリアアドバイザーが履歴書の書き方や、面接対策のアドバイスをいたします。献血看護師の詳しい仕事内容や向き不向きの相談も対応可能です。利用は無料ですので、転職活動で不安な点はお気軽にご相談ください。
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