病棟看護師の役割や1日のスケジュールとは?診療科目別に仕事内容を紹介

2024.1.12

病棟で働く看護師
診療科目別の仕事内容
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「病棟看護師にはどんな役割があるの?」「病棟ごとに特徴や業務内容は異なるの?」と疑問に感じている方は多いのではないでしょうか。
ここでは、診療科目別に病棟看護師の仕事内容や、一般的な病棟看護師の役割・勤務形態などについて詳しくご紹介していきます。
最後まで本記事を読み終えていただけたら、病棟看護師の働き方が分かり、スムーズな転職に役立てることができるでしょう。
病棟看護師への転職を視野に入れている方は、ぜひ参考にしてください。

この記事を書いた人
村山 夕梨恵
看護師ライター
看護学校卒業後、公立病院の循環器内科・脳神経内科の混合病棟に配属。特別養護老人ホームやデイサービス・訪問看護の事業所への転職を経験する。 現在はフリーランスの看護師ライター/Webディレクターに転向。看護師転職/美容医療/審美歯科/介護分野に関するコンテンツ作成に従事。

病棟看護師とは

病棟看護師は入院している患者様に対して、24時間体制で看護や医療を提供する看護師です。
ここでは一般的な病棟看護師の役割やスケジュール例をお伝えしていくので、希望に合った働き方ができるかチェックしてみましょう。

病棟看護師の役割

病棟は疾患・外傷を治療するほか、苦痛を緩和しながら患者様が生活する場となります。
そのため、病棟看護師の主な役割は、患者様への日常生活のサポートやケアの提供です。
また、生活環境の変化や疾患によって不安を感じている患者様やご家族は多いでしょう。
安心して入院生活を過ごしてもらうために、患者様・ご家族の意思を尊重したケアや看護は欠かせません。
そこで、多職種連携の要となり、多職種と患者様の橋渡しをするのも病棟看護師の重要な役割の1つです。

病棟看護師のスケジュール例

病棟看護師のスケジュールは日勤・夜勤で異なります。
それぞれのスケジュール例をご紹介していくので確認してみましょう。

日勤の場合

ここでは、一般的な病棟看護師の日勤帯スケジュールをご紹介していきます。

8:00・出勤
・受け持ち患者様の情報収集
8:30・夜勤帯スタッフからの申し送り
9:00・ラウンド・バイタルサイン
・測定清潔ケア
11:30・交代で昼休憩に入る
12:00・昼食の配膳・配薬
13:00・カンファレンス
14:00・ラウンド
16:00・看護記録の作成
16:30・夜勤スタッフへの申し送り
17:00・退勤

診療科目によっては、検査の介助やオペの出し・迎え、リハビリのサポートなどを行います。
多忙な職場では業務時間内に看護記録の作成までできず、残業になることも少なくありません。

夜勤の場合

一般的な病棟看護師の夜勤帯スケジュールは以下のとおりです。

16:00・出勤
・受け持ち患者様の情報収集
16:30・日勤帯スタッフからの申し送り
17:00・ラウンド・バイタルサイン測定
18:00・夕食の配膳・配薬
19:00・トイレ介助や点滴の交換など就寝前の準備
21:00・消灯
・受け持ち患者様の看護計画の修正
23:00・ラウンド
1:00・交代で休憩に入る
4:00・ラウンド
・看護記録の作成
6:00・採血・バイタルサイン測定
7:00・朝食の配膳・配薬
8:30・日勤帯看護師へ申し送り
9:00・退勤

介助量の多い患者様が多く入院している病棟では、夜間の体位交換やおむつ交換も行います。
また、高度急性期病棟や急性期病棟では積極的に救急搬送を受け入れていることが多く、夜間でも緊急入院の対応が必要となるでしょう。
夜間に配置されている看護師の人数は病棟によって異なるので、あらかじめ確認しておくと安心です。

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【診療科目別】病棟看護師の仕事内容

病棟看護師は診療科目ごとに仕事内容が異なるため、転職前に把握しておくことが大切です。
そこで、下記の診療科目別に病棟看護師の仕事内容を解説していきます。

  • 高度急性期病棟
  • 急性期病棟
  • 在宅復帰を目指す病棟
  • 慢性期・療養型病棟
  • 緩和ケア病棟
  • 精神科病棟
  • 産婦人科病棟
  • 小児科病棟

それぞれの病棟の特徴の違いを確認してみましょう。

高度急性期病棟

高度急性期病棟は、急性期の患者様の中でも特に緊急度が高く、重篤な患者様に対して最先端かつ高度な医療を提供する病棟です。
看護ケアや処置のほか、医師による検査や診察の補助を行います。
高度急性期病棟に該当する病棟は以下のとおりです。

  • 救命救急病棟
  • 集中治療室(ICU)
  • ハイケアユニット(HCU)
  • 新生児集中治療室(NICU)
  • 新生児回復治療室(GCU)
  • 小児集中治療室(PICU)
  • 母体胎児集中治療室(MFICU)

容体急変のリスクが高い患者様に対応するため、高いアセスメントスキルや判断力などが求められるでしょう。

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急性期病棟

急性期病棟とは、重症度や緊急度の高い患者様に対して、高度な医療を提供する病棟です。
救急搬送の受け入れ状況に応じて、二次救急、三次救急の病院に分けられます。
特に三次救急の病院では、二次救急の病院では治療が難しい患者様も入院しており、ハイレベルかつスピーディな医療や看護ケアが求められる傾向にあるでしょう。

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急性期病院とは?救急病院とは違う?特徴や看護師の役割・働き方も解説

在宅復帰を目指す病棟

在宅復帰を目指す病棟には「回復期リハビリテーション病棟」と「地域包括ケア病棟」があります。
ただし、在院日数や入院の目的などが異なるため、違いを把握しておきましょう。

回復期リハビリテーション病棟

回復期リハビリテーション病棟とは、急性期で治療を終えた後、在宅復帰を目指す回復期の患者様にリハビリや医療を提供する病棟です。
発症前の状態で退院できるように、看護師は機能訓練の補助を行います。
理学療法士や作業療法士といったリハビリスタッフとの連携が欠かせません。
ただし、対象となる疾患が定められており、入院日数の上限は180日までと定められています。

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回復期リハビリテーション病棟で働く看護師とは?仕事内容やメリットを解説

地域包括ケア病棟

地域包括ケア病棟は、回復期リハビリテーション病棟同様、回復期の患者様が在宅復帰を目指す病棟です。しかし対象疾患が定められておらず、より幅広い患者様を受け入れています。
リハビリを必要としている方だけでなく、入居中の施設で体調が悪化した方やレスパイトケアを希望している方も入院できるのが特徴的です。

また、安心して地域で暮らしていくことに焦点を当てており、住まい・医療・介護・予防・生活支援が提供されます。
在院日数の上限は最長60日までで回復期リハビリテーション病棟より短いですが、急性期病院のような慌ただしさはないでしょう。

慢性期・療養型病棟

慢性期・療養型病棟は、急性期病棟での治療が終わった後も長期的に療養が必要な患者様が入院する病棟です。
「介護療養型医療施設(介護療養病床)」は2023年度末に廃止されるため、療養型病棟は「療養型病院(医療療養病床)」を指します。
寝たきりの方や意識障害の方も多く、全身介助が必要となる場面も少なくありません。
介護職員や他の医療スタッフと連携しながら、日常的ケアや看護や介護、リハビリなどを提供します。
長期的入院となるため、患者様・ご家族とじっくり関わりたい方に向いているでしょう。

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緩和ケア病棟

緩和ケア病棟は、生命を脅かす疾患を抱えている患者様に対して、身体的・精神的苦痛を緩和し、QOLの向上を目指す病棟です。
積極的に治療が行われるケースはほとんどなく、疼痛や症状を和らげるケアを中心に提供します。
また、患者様だけでなくご家族のメンタルケアも緩和ケア看護師の重要な仕事です。

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精神科病棟

精神科病棟では、統合失調症やうつ、双極性障害といった精神疾患の患者様が入院する病棟です。
薬物療法の他、認知行動療法、疾患別のプログラムなどを行い、疾患を治療します。
患者様の気持ちに寄り添った傾聴も重要なメンタルケアの1つであり、他の病棟に比べてコミュニケーションスキルが求められるでしょう。

また、採血やルートの確保、筋肉注射などは行われますが、経管栄養や呼吸器管理といったケアはほとんど提供されません。
そのため、一般病棟に比べて基本的な看護技術を習得しにくいです。

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産婦人科病棟

産婦人科病棟では周産期の女性が入院する「産科」、女性ならではの健康問題を抱える「婦人科」が対象となる病棟です。
特に婦人科疾患の女性は、子宮や卵巣の摘出術などによって自身の将来に対する心的負担も大きく、精神的なケアが必要となることもあります。

また、産科では予定通り順調に出産が進む方が入院しているとは限りません。
切迫流・早産によって長期安静が必要な方や、緊急帝王切開で出産した赤ちゃんがNICUに入院している方なども入院しています。
一人一人に合った看護計画を立案し、適切なケアを行っていく必要があるでしょう。

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小児科病棟

小児科病棟は新生児~15歳までの子どもが対象の病棟で、小児の発達・成長に応じたケアを提供します。
川崎病や小児喘息、先天性疾患など、小児特有の疾患に関する知識が求められるでしょう。

また、対象年齢だけでなく疾患も幅広いため、入院している目的は患者様によって異なります。
検査のために短期入院している患児もいれば、治療のために長期入院している患児も少なくありません。
自分で痛みや症状をうまく伝えられない年齢の患児も多く、小児病棟看護師は非言語的な情報を読み取るスキルが必要です。

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病棟看護師の勤務形態

病棟看護師は、職場や雇用条件などによって勤務形態が異なります。
病棟看護師の勤務形態の勤務形態は以下のとおりです。

  • 3交替制(夜勤あり)
  • 2交替制(夜勤あり)
  • 日勤常勤
  • パートタイム勤務
  • 夜勤専従

それぞれの勤務形態における勤務時間や勤務の特徴を解説していくので確認してみましょう。

3交替制(夜勤あり)

3交替制とは、1日を「日勤」「準夜勤」「深夜勤」の3つに分けている勤務形態です。3交替制のシフトの例は、下記のとおりです。

シフト名勤務時間
日勤8:30~16:30
準夜勤16:00~24:30
深夜勤0:00~8:30

8時間勤務となり、夜勤の勤務時間が短くて済むため、人によっては「夜勤が楽」と感じることもあるでしょう。
ただし、1ヶ月あたりの夜勤回数が8回ほどと多く、「日勤→深夜勤→準夜勤」をベースにシフトが組まれます。
生活が不規則になりやすいので、負担が大きいと感じる看護師も少なくありません。

2交替制(夜勤あり)

2交替制は、1日を「日勤」「夜勤」の2つに分けている勤務形態です。シフトの一例は、下記のとおりです。

シフト名勤務時間
日勤8:30~17:30
夜勤17:00~9:00

1ヶ月あたりの夜勤数は4~5回ほどと少ないですが、1勤務16時間となります。
勤務状況によっては仮眠休憩を取れないこともあり、夜通し起きて活動するのが苦手な人は負担に感じやすいです。

ただし、夜勤が終わった当日は「明け」と呼ばれ、翌日は休みになるので、しっかり身体を休められます。
日本看護協会の「2022年病院看護・助産実態調査(p18)」によると、「2交替制(夜勤1回あたり16時間以上)」という夜勤形態が適用されている看護職員は、全体のうち53.8%です。
2交替制の看護師の夜勤回数は4~5回が最も多く、31.4%、次いで5~6回が18.9%という結果が出ています。
夜勤回数を少なく済ませたいのであれば、3交替制よりも2交替制の方が向いているでしょう。

出典
公益社団法人日本看護協会「2022年病院看護・助産実態調査」(2023年9月20日)

日勤常勤

日勤常勤は、日勤帯のみ働く常勤看護師です。
夜勤に対応する必要がないので、身体への負担が少なく済みます。
プライベートを優先させながら働きたい看護師や、身体への負担が少ない勤務形態を希望している看護師に適しているでしょう。

ただし、常勤看護師は委員会や係、看護研究も行わなければならないことが多いです。
また、夜勤のある看護師よりも基本給が下がることもあり、給与面を重視している看護師には不向きと言えます。

パートタイム勤務

パートタイム勤務は日勤帯のみ働き、委員会や係の担当から外されるため、少ない負担で働けます。
子育て中のママ看護師や、シニア世代の看護師でも無理なく働けるのでおすすめです。
また、常勤に復帰することもできるので、キャリア面でも安心感があります。
ただし、給与形態は基本給ではなく、時給で計算され、賞与は支給されないことがほとんどでしょう。

夜勤専従

夜勤専従の看護師は夜勤のみ出勤する看護師です。
同じ病院で可能な労働時間は休憩時間を含めて144時間と定められており、1カ月に勤務できる日数は9~10回となっています。
正社員ではなく、非常勤の募集がほとんどですが、少ない勤務日数で高収入を目指せるでしょう。
プライベートな時間を充実させたい看護師から人気が高いです。

病棟看護師の給与

「病棟看護師の給与が気になる」という方は少なくありません。
病棟看護師の給与について以下の通りに解説していきます。

  • 病棟看護師の平均給与
  • 病棟看護師が給与アップする方法

転職を機会に積極的に給与アップを目指したい方はチェックしてみましょう。

病棟看護師の平均給与

厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、看護師の平均給与は「351,600円」、平均賞与は「862,100円」と報告されており、平均的な年収はおよそ「5081,300円」です。
夜勤のある病棟看護師であれば、平均給与よりも大きく下回るケースはほとんどないと言えます。

ただし、日勤常勤やパートタイム勤務の看護師は、夜勤手当が支給されないため、平均給与よりも少ないことが想定されるでしょう。
病棟看護師のリアルな給与を知りたい方は、「「総合病院」の看護師求人・転職・募集」を読んでみてください。

病棟看護師が給与をアップさせる方法

給与アップを目指すには、より好条件な職場に転職するのがおすすめです。
また、規模の大きい首都圏の病院は高給与を目指しやすいでしょう。
その他にも運営母体の経営が安定している病院や、全国展開しているグループ病院などは福利厚生が充実している傾向にあります。

また、認定看護師や専門看護師や、診療科目に合った資格取得も選択肢の一つです。
資格手当が支給されるので、給与アップが見込めます。
ただし、資格取得の要件に実務経験や学会の会員であることなどを求められることもあるので、あらかじめ確認しておきましょう。

病棟看護師のメリット・やりがい

病棟では最新の医療技術が提供されており、入院中の患者様に対して積極的に治療が行われている場合が多いです。
そのため、看護師としてさまざまなメリットややりがいが期待できるでしょう。
ここでは、病棟看護師のメリット・やりがいについて詳しく解説していきます。

  • 基本的な看護スキルや知識が身に付く
  • キャリアパスの選択肢が広い
  • 緊張感のある職場で働ける

病棟看護師として勤めた場合、どのようなメリットがあるのか確認してみましょう。

基本的な看護スキルや知識が身に付く

病棟看護師は、基本的な看護技術や知識・スキルについて学べます。
また、患者様・ご家族や、多職種とのコミュニケーションスキルも習得できるでしょう。
ただし、病棟によって身に付く看護スキルや知識はばらつきがあります。
複数の病棟で勤務経験を積み重ねることで、現場で活躍するジェネラリストとしてステップアップできるでしょう。

キャリアパスの選択肢が広い

病棟看護師は様々な診療科目で経験を積むことができるので、キャリアパスの選択肢が広いです。
より好条件な他の診療科目に異動・転職したり、勤務経験を活かして介護施設や保育園に転職したりすることもできます。
また、勤務経験が長い看護師は管理職や認定看護師、専門看護師を目指すのもおすすめです。
看護師としてのキャリアパスが明確に定まっていない人が、キャリアパスを模索しながら働くのも良いでしょう。

緊張感のある職場で働ける

特に高度急性期病棟や急性期病棟は、重症度や緊急度の高い患者様が多く入院します。
急変リスクが高いため、常に緊張感を持ちながら注意深く患者様を観察する必要があるでしょう。
看護師としてのやりがいを感じながら、積極的に最新の医療に携わりたい看護師にぴったりです。

病棟看護師のデメリット・注意点

病棟看護師はメリットが多い反面、いくつかデメリットもあります。
病棟看護師のデメリット・注意点は以下のとおりです。

  • 生活が不規則になりやすい
  • 病棟によって雰囲気や仕事内容が異なる

先述したメリットと比較して、病棟看護師は希望に合った働き方ができる職場なのか検討してみましょう。

生活が不規則になりやすい

夜勤がある病棟看護師は生活が不規則になりやすいです。
そのため、以下のような支障をきたす可能性があります。

  • プライベートな時間を確保できない
  • しっかり身体を休められない
  • 夜間に起きていることで体調を崩してしまう

また、委員会や研修、病棟カンファレンスなどのために休日出勤しなければならないことも少なくありません。
ワークライフバランスを重視したいなら、日勤常勤やパートタイム勤務の病棟看護師がおすすめです。

病棟によって雰囲気や仕事内容が異なる

自立した患者様が多い病棟や産婦人科病棟、小児科病棟などは活気があります。
一方、緩和ケア病棟や血液内科病棟、呼吸器内科病棟などは落ち着いた雰囲気であることが多いです。
希望に合った雰囲気の職場で働けるように、あらかじめ転職希望先の内部情報を把握しておくと良いでしょう。

また、入院している患者様の疾患や状態、年齢層も異なるため、仕事内容も病棟によってそれぞれです。
転職先に求める条件をあらかじめ明確にしておき、希望に合った雰囲気や仕事内容の病棟へ転職を進めましょう。

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病棟看護師を辞めたい…その本当の理由と後悔しないための選択肢を解説!

病棟看護師に関するよくある質問

ここでは、病棟看護師に関するよくある質問について詳しくご紹介していきます。

病棟看護師と外来看護師の違いは何ですか?

総合病院の外来に通院する患者様は、地域のクリニックよりも専門的な治療や検査を必要としていますが、入院するほど重篤な症状ではないことがほとんどです。
退院後の経過観察のために通院していることもあるでしょう。
外来看護師は病棟看護師に比べて介助量が少ないため、身体的な負担が少なく済みます。
また、外来の受付時間は決まっており、病棟のように残業が発生しにくいです。

忙しいのはどの病棟ですか?

検査や処置数が多い病棟や、介助量の多い患者様が入院している病棟では忙しくなりやすいです。
特に循環器内科や脳神経内科では重篤な病状の患者様の急変リスクが高く、緊張感をもって働く必要があります。

また、産婦人科では計画的に出産が進むとは限らないため、勤務時間内に業務が終わらず、しっかり休憩をとれないことも珍しくありません。
できるだけゆったりと働きたいなら、患者様の容体が落ち着いている慢性期病棟や療養型病棟のほか、精神科病棟がおすすめです。

まとめ

病棟看護師は、診療科目ごとに病棟の雰囲気や仕事内容が異なります。
そのため、病棟看護師として転職したい場合、希望に合った働き方ができる職場を選ぶことが大切です。
また、病棟看護師は基本的な看護技術やスキルを学べるため、転職後のキャリアパスも幅広いほか、緊張感をもって働けます。
積極的に給与アップを目指したい方は、より好条件な職場に転職するほか、資格取得も視野に入れてみましょう。

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この記事を書いた人
村山 夕梨恵
看護師ライター
看護学校卒業後、公立病院の循環器内科・脳神経内科の混合病棟に配属。特別養護老人ホームやデイサービス・訪問看護の事業所への転職を経験する。 現在はフリーランスの看護師ライター/Webディレクターに転向。看護師転職/美容医療/審美歯科/介護分野に関するコンテンツ作成に従事。

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