眼科で働く看護師のやりがいは?仕事内容や1日の流れ、メリットなども解説

眼科看護師のやりがいは? 仕事内容も解説のイメージ

眼科で働く看護師には、どのようなやりがいがあるのか気になる方もいるでしょう。眼科の看護は、専門性が高く特有の業務も多いという特徴があります。

この記事では、眼科の看護師のやりがいや仕事内容、キャリアプランを解説。看護師が眼科で働くメリット・デメリットも紹介していますので、転職を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

※1※2 調査方法:インターネット調査/調査期間:2024年2月7日~2月13日/調査概要:「看護師転職サイト」を対象としたユーザー満足度調査/調査対象:男女、全国、看護師・准看護師資格保有者かつ対象看護師転職サイト利用経験者、20~29歳 107s(※1)、20~34歳 175s(※2)/調査実施:株式会社エクスクリエ/比較対象サービス:「看護師転職サイト」主要10サービス(専用サイトのあるサービスのみ・求人結果の表示ページは除く)

眼科で働く看護師のやりがいとは?

眼科病棟看護師の眼科看護におけるやりがい 中堅以上の看護師に焦点を当てて(26p)(國貞 はるか, 城丸 瑞恵, 木村 恵美子)」によると、眼科で働く看護師のやりがいは、「症状の改善を実感できる」「患者さんに合わせた工夫ができる」「眼科看護の専門性を高められる」などが挙げられます。

治療によって症状が改善する達成感がある

眼科の看護師は、治療によって患者さんの見え方や症状が改善したと実感しやすいでしょう。眼の症状が改善し、生活動作の自立ができるようになることを、患者さん・ご家族と一緒に喜べたり、感謝されたりすることは大きなやりがいに繋がります。

患者さんの状態に合わせた看護の工夫ができる

眼科の看護師のやりがいには、患者さんの状態に合わせたケアや関わりを工夫した看護ができることもあります。眼の症状に関連する生活上の困難さに対するサポートや相談対応は、専門性を発揮できる機会になるでしょう。幼い子どもの患者さんは検査だけでも怖がってしまう場合があるので、恐怖を和らげるやり方の工夫や声かけも眼科看護師の大切な役割です。

眼科領域で看護の専門性を高められる

眼科では、専門的な看護知識やスキルが身に付けられます。眼科は特有の業務や検査が多い傾向にあるため、眼科領域に関心がある看護師はやりがいを持って仕事ができるかもしれません。眼科は入職後からスキルを磨いていけるため、眼科看護師としてキャリアを築いていきたい方におすすめです。

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出典
國貞 はるか, 城丸 瑞恵, 木村 恵美子「眼科病棟看護師の眼科看護におけるやりがい中堅以上の看護師に焦点を当てて」『日本視機能看護学会誌』2023年8巻号(2023年10月)
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眼科で働く看護師の仕事内容

この項では、眼科に勤務する看護師の仕事内容についてふれていきます。眼科看護師が担う業務は、手術を行う職場か、視能訓練士は在籍しているかによっても異なるでしょう。

医師の治療・手術補助

眼科外来は限られた時間で多くの来院者に対応するため、診療がスムーズに進むようにサポートすることは看護師の役割です。病院やクリニックによっては、白内障・緑内障・網膜剥離・レーシックなどの手術を行う所も。その場合、看護師はオペの介助を行います。使った器具や機器の消毒・洗浄・片付けも看護師の仕事です。

検査の実施や眼鏡・コンタクトレンズの処方

眼科では、さまざまな種類の眼の検査を行います。必要なら、眼鏡・コンタクトの処方も同時に実施するでしょう。眼科で行う検査の例は以下のとおりです。

  • 視力検査
  • 眼底検査
  • 蛍光眼底造影検査
  • 眼圧測定
  • 視野検査
  • 網膜検査

眼科によっては、幅広い視能検査・視能矯正を行うスペシャリストとして「視能訓練士」の国家資格を保有しているスタッフもいます。視能訓練士が在籍している職場の場合、看護師はそのサポートにまわるケースが多めでしょう。

患者さんへの説明・指導

眼科の看護師は、検査・手術前後の説明や処方に関する指導を行う役割も担います。眼科は、幼い子どもから高齢者まで幅広い年齢層の患者さんが受診する診療科のため、患者さんに合わせた関わりや声かけが求められるでしょう。工夫次第で患者さんに安心を与えられることは、やりがいに繋がるかもしれません。

採血・注射・点眼

ほかの診療科に比べると頻度は少ないものの、眼科の看護師も検査のために採血する機会はあります。眼科では日帰りで行う外来処置が多い傾向で、抗生剤投与のためにする注射は看護師が行うことになるでしょう。また、点眼の処置も看護師の仕事の1つです。

出典
日本視能訓練士協会「視能訓練士とは?」(2025年4月17日参照)

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眼科外来の看護師の1日のスケジュール例

ここでは、眼科外来で働く看護師の1日のスケジュール例を紹介します。実際に働くイメージをつかむ参考にしてみてください。

眼科看護師の1日の業務スケジュールの例のイメージ

眼科の外来は、多くの患者さんを限られた時間の中で診療していきます。特に混みあっている日は、対応に追われ慌ただしく感じる場合もあるでしょう。ただし、残業は発生しにくい傾向にあるため、ワークライフバランスは取りやすい職場だといえます。

眼科でやりがいを感じられる看護師の特徴

眼科看護師の業務はほかの診療科と異なる部分も多いため、向き・不向きを感じる場合もあるでしょう。以下は、眼科に向いている・眼科の業務にやりがいを感じられる看護師の特徴です。

  • 患者さんとのコミュニケーションに自信がある
  • 医療機器を扱うのが得意
  • 他職種とスムーズに連携できる
  • 子育てと仕事を両立したい

眼科ではさまざまな眼の検査を行うため、扱う機器も幅広くあります。医療機器の操作方法を覚え、扱うのが得意という看護師は向いているといえます。また、医師や視能訓練士との連携も不可欠のため、他職種と協力しながら仕事をしたい方はやりがいを感じられるでしょう。

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看護師が眼科でやりがいを感じながら働くメリット・デメリット

この項では、前述した眼科看護師のやりがい以外の点で、働くメリットとデメリットを紹介していきます。転職の際に気になる勤務条件の特徴もおさえましょう。

看護師が眼科で働くメリット

眼科の看護師は、日勤のみで働くケースがほとんどです。ルーティンワークが多めで残業も発生しにくいため、仕事とプライベートを両立させたい人には働きやすい職場でしょう。また、眼科クリニックで働く場合は、休診日に合わせて看護師の休みも曜日固定の傾向にあります。スケジュールが事前に読めるため、予定を立てやすいのもメリットです。

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看護師が眼科で働くデメリット

眼科は専門的な特有の業務が多いため、診療科全般に活かせるスキルが高めにくい可能性があります。眼科看護師としてキャリアを積む予定の方は問題ないですが、ほかの診療科へ転職する場合はブランクに感じてしまうかもしれません。

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眼科に勤務する看護師の給料・年収事情

眼科クリニックで働く看護師の給料は、24~35万円ほどといわれています。日勤のみで働く看護師の中では、一般的でしょう。総合病院に入っている眼科の場合、ほかの診療科の外来看護師の給料とほとんど差はないと考えられます。
以下は、レバウェル看護の独自調査(2024年3月)より、クリニック・外来・日勤のみで働く看護師と、看護師全体の給与と年収です。

勤務先・勤務形態平均月給平均賞与平均年収
(月給×12+賞与)
クリニック31万4,448円50万5,450円427万8,826円
外来27万7,380円65万8,750円398万7,310円
日勤のみ29万5,622円62万9,580円417万7,044円
看護師全体32万9,817円77万4,069円473万1,873円

参考:レバウェル看護の独自調査(2024年3月)

日勤のみで働く場合、夜勤手当の支給分で看護師全体よりも、平均年収は少なくなるでしょう。詳しくは「【2024年最新版】眼科クリニックに勤務する看護師の給料を解説!平均年収や転職のコツも」をご覧ください。

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眼科看護師がやりがいを感じながらキャリアアップする方法

専門性の高い眼科に転職し、キャリアを築いていきたいと考えている看護師さんもいるでしょう。眼科看護師のキャリアアップ例は、以下のとおりです。

眼科看護師として高いスキルを身に付ける

眼科は、職場によって看護師が担う業務・必要なスキルや対象とする治療手術が異なるため、より高度な眼科医療を担う職場への転職を目指す道もあるでしょう。
眼科で働く看護師は、眼科臨床技術研究会が主催する「眼科コメディカル講習」を受講できます。眼科で働くスタッフの責務や基本業務・問診・マナーから眼疾患の基礎知識、検査についてといった内容の講習です。眼科未経験から転職する人も、受講することで眼科看護に必要な専門知識を身に付けられます。

視能訓練士の資格を取る

視能訓練士の資格を得るには、指定の養成施設を修了し、国家試験に合格する必要があります。視能訓練士の資格を取得すれば、眼科のスペシャリストとしてより専門的で幅広い業務を担えるようになるでしょう。また、眼科看護師として転職でキャリアアップを図る際にも、有利に働く資格だといえます。

出典
厚生労働省「視能訓練士国家試験の施行」(2025年4月17日参照)

眼科看護師のやりがいが気になる方によくある質問

ここでは、眼科で働く看護師に関するよくある疑問について。Q&A形式でお答えします。

眼科ナースの「あるある」を教えてください!

眼科外来の患者さんは待ち時間が長くなってしまいがちです。そのため眼科の外来・クリニックのナースは、事前にかかる時間を説明し、スムーズに受診が進むよう気配りが求められます。目が見えにくい状態の患者さんもいるため、細やかな声かけやサポートも重要な役割です。

眼科の看護師は採血スキルが必要ですか?

眼科の看護師が採血する頻度は、ほかの診療科と比べると少なめです。視力検査が中心の眼科クリニックでは、採血の機会はほとんどないでしょう。ただし、手術をする病院では採血スキルが求められます。採血が苦手な方は「クリニックの看護師は採血ができないと不採用?苦手を克服する方法を解説!」も参考にしてみてください。

看護師が眼科に転職する際の志望動機はどう書く?

眼科に転職する際の志望動機は、さまざまな診療科がある中でなぜ眼科で働きたいのかについてしっかりと書くことが大切です。眼科で自分が行いたい看護や身に付けたいスキルを、具体的に伝えましょう。その際、応募先の理念や特徴を踏まえると、より説得力のある内容になります。詳しくは、「眼科に転職したい看護師の志望動機は?例文と履歴書に役立つ書き方の解説」をご覧ください。

まとめ

眼科で働く看護師のやりがいは、治療によって症状が改善されることを実感でき、それを患者さんやご家族と一緒に喜べることや、工夫によって患者さんに合わせた看護ができることが挙げられます。また、眼科の看護業務は特有のものも多いため、専門性を高めていけることもやりがいに繋がるでしょう。眼科の看護師は、基本的に日勤のみで残業も少なめの傾向にあります。そのため、眼科看護師としてキャリアを築いていきたい、ワークライフバランスも重視したい方におすすめの職場です。
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この記事を書いた人
「レバウェル看護」編集部
「レバウェル看護」は累計利用者数47万人(※)を超える看護師専門の転職支援サービス。 編集部の制作体制には看護師経験者や現役看護師を交え、これまでに1,000記事以上(※)を執筆。看護師にとっての悩み・不安・疑問を一番に相談する"相談窓口"になることを目指し、医療・介護の現場で尽力している方々をサポートするためのコンテンツを発信中。 (※)2023年6月時点
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